天山湯治郷は割引クーポンでお得に行こう！気軽に入れる人気の立ち寄り湯！

天山湯治郷は箱根湯本にある温泉です。自然に囲まれた野天風呂を満喫できる温泉をはじめ、美味しい料理が楽しめる食事処や、緑に囲まれてリラックスできる休憩処など、日帰り温泉の魅力がたくさん詰まっています。通い湯治や湯治目的での宿泊にもおすすめな天山湯治郷の見どころをご紹介します。

天山湯治郷にはひがな湯治「天山」とかよい湯治「一休」の2つがあります。ひがな湯治「天山」は日帰りで温泉を満喫したい人のための施設で、かよい湯治「一休」は休憩処や食事処などはなく、温泉のみ利用する人のための施設です。天山湯治郷をじっくりと楽しみたい人には簡易宿泊施設である逗留湯治「羽衣」がおすすめです。

天山湯治郷では分あたり347リットル、時間あたり20820リットル、1日あたり499680リットルの湯量が湧き出ています。このお湯を各浴槽までパイプラインでつなぎ、溜め置きしないで直接浴槽に流し入れているそうです。天山湯治郷の温泉はアルカリ性泉、ナトリウム塩化物泉です。

天山湯治郷に湧き出る温泉のうち、アルカリ性泉は飲むことができるものもあります。ひがな湯治「天山」の入り口にアルカリ性の温泉水を飲める場所があるので、気になる人は飲んでみてください。まろやかで体に馴染みやすい水で、二日酔いにもおすすめの水だそうです。持ち帰りたい人向けにはペットボトルも販売されています。

天山湯治郷には男湯、女湯ともに自然の中で開放的に楽しめる野天風呂が5つあり、それぞれ温度と泉質が異なります。天山湯治郷の泉質は、冷え性、肩こりなどに効く塩化物泉と、美肌効果などが期待出来るアルカリ性単純泉の2種類となっています。全て源水のみ使用した正真正銘の天然温泉です。

天山湯治郷の魅力は何と言っても、自然の中で温泉に浸かることができる野天風呂というところです。日帰り温泉であるひがな湯治「天山」には男湯が5つ、女湯が6つあり、すべて自然を間近に感じることができるお風呂となっています。お風呂は厳密に温度管理されているので、温度をよく見てお好みのお湯に浸かることをおすすめします。

ひがな湯治「天山」の女湯には天井に藤の花が咲く露天風呂があり、藤の花のシーズンはとてもきれいと評判だそうです。洞窟風呂では、蒸気の効果で肌がツルツルになるのが期待できるかもしれません。男湯には漆塗りのヒノキのお風呂や窯風呂があります。お風呂から見える景観や照明は落ち着いていて、ゆっくりとお風呂の時間を過ごすことができるようになっています。

天山湯治郷には、合成化学物質を使っていない自然に気を遣ったシャンプーとリンスが備え付けられています。化学合成されたシャンプーやリンスが川に流れてしまうのを防ぐために、自然と親和性の高いシャンプーや、クエン酸をコンディショナーとして利用しています。添加物を含まないシャンプーなので、洗い上がりはさっぱりしているそうです。

天山湯治郷ひがな湯治「天山」の休憩所「ざしきぼっこ」は川の目の前にあります。窓から見える川沿いの景色は絶景です。川のせせらぎを聞いて緑を見ながら、休憩室ではうたた寝の時間を過ごすことができます。奥には読書室「あまやどり」があり、リクライニングシートとソファがあります。川のせせらぎを聞きながら読書タイムを楽しみたい人には、読書室がおすすめです。

ひがな「天山」には畳の休憩所「まちあいどこ」もあります。家族で湯上りを過ごすには畳の休憩所がおすすめです。1階と2階にあるテラスでは、湯上りに体が火照ってしまった時に利用出来るスペースです。夕方涼しくなった頃であれば、川沿いの涼しい風が吹いて心地よい空間になりそうです。

ひがな「天山」には川沿いにある7部屋の離れ座敷「貸座敷」があります。貸座敷の営業時間は午前10時から午後20時までで、最終受付は午後18時までです。通常料金は2時間3900円で、朝10時から昼の13時までは朝湯割引で3時間3900円で利用することができます。

「貸座敷」の奥の竹やぶの中には、「貸座敷」の利用者のみ入浴することができる「奥の湯」というのがあります。「奥の湯」はシャワーや洗い場などはなく、ただお湯に浸かるのみの温泉です。自然の奥に佇む「奥の湯」は秘湯感があって、静かに温泉のみを楽しみたい人におすすめです。

天山湯治郷のひがな「天山」の魅力は温泉だけではありません。気になるお食事処が3つとカフェが1つあります。天山湯治郷の温泉水を使ったメニューもあるので、せっかく天山湯治郷の日帰り温泉に来たなら、温泉だけではなく食事も楽しんでいくことをおすすめします。個性豊かな天山湯治郷の食事処、カフェをご紹介します。

湯治と言えば滋養料理です。天山湯治郷には滋養料理がいただける食事処「山法師」があります。半テラスのようになっている開放的な店内です。山うなぎと呼ばれる自然薯・とろろ料理は箱根でよく食べられるおすすめの料理です。ふっくら焼き上げた川うなぎは人気のメニューです。エネルギーをつけたい人にはスッポン鍋と雑炊がおすすめです。

「山法師」では天山湯治郷の宿泊施設である逗留湯治「羽衣」で提供されている晩ごはんのメニューを食べることもできます。「山法師」の営業時間は午前11時から午後15時まで(ラストオーダー14時)と、午後18時から22時まで(ラストオーダー21時)です。定休日は木曜日です。

「楽天」は湯くぐり料理と呼ばれ、天山湯治郷のアルカリの湯を遣ったしゃぶしゃぶを食べることができる食事処です。湯治にふさわしいヘルシーな料理で人気の食事処です。箱根山麓豚を使ったしゃぶしゃぶを天山湯治郷の温泉で湯くぐりする「箱根山麓豚の温泉湯くぐり」は、天山湯治郷でしか食べられないおすすめのメニューです。締めには嬉しいラーメンがついています。

「山のにぎり」や「心にやさしいうどん」、「麦とろ定食」などのお肉以外のメニューも揃っているので、しゃぶしゃぶの気分でない人にもおすすめの食事処です。ビールや冷酒などの湯上りの一杯にぴったりのドリンクメニューもあります。営業時間は午前11時から午後22時まで(ラストオーダー21時)で、定休日は金曜日です。

そば処の「すくも」は、自然の中でじねん蕎麦が食べられる食事処で、日帰り施設のひがな湯治「天山」から少し離れた場所にあります。「すくも」では温泉水を使ってそばを手打ちしています。超軟水の温泉水を使って打ったという蕎麦は、風味があると評判になっています。

じねん蕎麦「すくも」の営業時間は午前11時30分〜午後15時30分まで(ラストオーダー15時)と、18時〜20時(ラストオーダー19時30分)で定休日は木曜日と2週目、4週目の金曜日です。川のせせらぎを聞きながら天山湯治郷のとっておきのじねん蕎麦をいただく時間は、贅沢です。

喫茶「うかれ雲」は落ち着いた雰囲気のカフェです。「うかれ雲」では、飲むことができる湧きたての源泉でコーヒーを淹れています。天山湯治郷の源泉のうちの一つは超軟水のため、まろやかな美味しいコーヒーが出来上がるそうです。営業時間は午前10時から午後20時で、定休日はありません。

天山湯治郷に来たら日帰り温泉のひがな湯治「天山」だけでなく、かよい湯治「一休」にも立ち寄ってみましょう。平日であればひがな湯治「天山」の入場料に100円するだけで、かよい湯治「一休」にも入れるはしご湯券を購入することができます。天山から一休へ行き、再度天山へ戻ってきたい人は300円のはしご湯券を購入しましょう。

日帰り温泉施設のひがな湯治「天山」と異なって、かよい湯治「一休」には休憩所やお食事処がありません。しかし、その分温泉のみに集中して入ることができると評判です。かよい湯治「一休」には川沿いの露天風呂があります。川のせせらぎを聞きながら湯船に浸かることができ、リラックスすることができるはずです。

天山湯治郷には、8部屋の簡易宿泊施設の逗留湯治「羽衣」があります。逗留湯治「羽衣」は3泊4日以上の利用のみ可能で、湯治で温泉に通う人におすすめする宿泊施設です。朝食は野菜を中心とした料理で、マクロビオティックの考え方に基づいたとてもヘルシーなものです。オプションとなる夕食も野菜中心で、3日間献立を変えてくれるそうです。

天山湯治郷では四季折々の自然の姿を見ることもできます。春には梅や桜の花が咲き、天山湯治郷をかわいらしく飾ります。初夏の時期(6月初め頃)の一週間は、夜の19時以降にホタルの姿を見つけることができるそうです。温泉に浸かりながらホタルの姿を拝むなんて幻想的です。6月にはあじさいも天山湯治郷を飾り始めます。

秋の天山湯治郷は素晴らしい紅葉に染まります。ひがな湯治「天山」の入り口から赤く染まった木々がお目見えし、美しさにワクワクすることでしょう。温泉に浸かりながらの紅葉も贅沢です。冬の天山湯治郷は焚き火が実施されている時があります。湯上りに焚き火を眺める時間も、リラックスできそうな時間です。

天山湯治郷ではところどころに手書き風のかわいいメッセージを見つけることができます。内容は「いま ほたると 出会えます」や「祝 梅雨明け」など。季節限定でしかこれらのメッセージは見られないので、偶然見つけたら記念に写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

天山湯治郷の温泉は42度から44度と全体的に高温の設定になっています。子供の入浴も可能ですが、温泉が熱いため温泉に慣れていない子供は考慮が必要です。天山湯治郷にはタオルの販売があります。箱根旅行の最中に急にふらっと日帰り温泉に行きたくなっても対応できます。

天山湯治郷のひがな湯治「天山」の入浴料金は大人が1300円、子供が650円で、入湯税と消費税が含まれています。かよい湯治「一休」の入浴料金は、大人1100円、子供650円で、平日はひがな湯治「天山」の入浴料にプラス100円すれば、かよい湯治「一休」へのはしご券を購入することができます。天山から一休へ行き、また天山へ戻る場合の料金は300円です。

箱根には「温泉クーポン」という割引クーポンがあります。小田急線と箱根登山鉄道の往復割引乗車券と、各温泉施設の割引入場券がついた割引クーポンで、天山湯治郷は「箱根野天風呂クーポン」という名前で販売されています。この割引クーポンは、ひがな湯治「天山」またはかよい湯治「一休」のいずれか1回が利用可能となっています。

天山湯治郷の割引クーポンの値段は出発する駅によって異なります。新宿から乗車の場合の割引クーポンの値段は3290円、町田からは2790円、本厚木からは2570円、小田原からは1870円、藤沢からは3090円です。割引クーポンは子供向けの価格もあります。クーポンの提示により割引となるお土産ショップや施設もあるので、便利です。

日帰り温泉であるひがな湯治「天山」の営業時間は朝の9時から午後23時までで、22時受付終了です。ひがな湯治「天山」の定休日はありませんが、12月中旬に5日程度休館するそうです。かよい湯治「一休」は午前11時から午後20時までで、19時受付終了です。ただし、土日祝日は営業21時まで、20時受付終了です。かよい湯治「一休」の定休日は毎週木曜日です。

天山湯治郷は箱根湯本にある日帰り温泉で、比較的車でのアクセスが便利な場所にあります。車を利用する場合は、箱根湯本駅から県道732号線を利用して15分程度で天山湯治郷へアクセスできます。車で天山湯治郷に来る人のために、天山湯治郷では無料の駐車場が140台分用意されています。

電車で箱根湯本に来る場合は、箱根湯本駅から箱根登山バスまたは旅館送迎シャトルが利用できます。箱根登山バスは旧街道方面に乗り、「奥湯本入口」で下車すると天山湯治郷までバス停から徒歩3分です。乗車料金は220円です。旅館送迎シャトルを利用する場合は、3つある箱根湯本の旅館を巡回するバスのうち、Bコース早雲通り線を利用します。乗車料金は100円です。

住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋208 電話番号:0460-86-4126

天山湯治郷には日帰りでたっぷり楽しめる温泉や、ユニークな食事処、贅沢にくつろぐことができる休憩所があります。日頃の喧騒を離れ、携帯をオフにして、天山湯治郷の温泉にゆったりと身を任せてみてはいかがでしょうか。極上のくつろぎタイムを過ごすことができるはずです。