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美濃焼の皿や茶碗は愛用者も多くて人気!ミュージアムや陶器市で魅力を探ろう!

 美濃焼の皿や茶碗は愛用者も多くて人気!ミュージアムや陶器市で魅力を探ろう!
投稿日: 2017年10月21日最終更新日: 2020年10月8日

美濃焼は非常に人気が高い焼き物のひとつです。毎年春に行われる陶器祭りには多くのファンが足を運び、数十万人もの動員があるという大盛況ぶりです。今回は美濃焼の基本情報をはじめ、ミュージアムやアウトレット、陶器市など、美濃焼を楽しめるスポットをご紹介します。

美濃焼が密かなブーム見出し

美濃焼が人気を集めているそうです。美濃焼と聞いても、デザインなどの特徴がパッと思い浮かばないという方も多いかと思いますが、実は美濃焼の皿やマグカップはどこのご家庭にもあると言われているほど日本では身近な焼き物です。今回は美濃焼の特徴や魅力をはじめ、ミュージアム・アウトレット・陶器市など美濃焼を楽しめるスポットをご紹介します。

美濃焼の特徴見出し

美濃焼は、岐阜県の東濃地方(土岐市・多治見市・瑞浪市)で作られている陶器の総称です。1300年もの長い歴史がありますが、特に茶の湯が流行した安土桃山時代に隆盛しました。現在では日本全体で作られている陶器のうち半数以上のシェアを占めており、普段何気なく使っていた茶碗が実は美濃焼だったということもよくあるほど、日本人の生活に馴染みが深い焼き物です。

美濃焼は、特徴がないのが特徴だと言われています。他の焼き物産地では産出される土の色によって焼き物の色が決まってしまうことが多いのですが、東濃地方では白・黒・赤など様々な色の土が産出しているため、美濃焼は多様な色や形で作ることが可能だそうです。特定の色・形・絵柄などが決まっておらず、自由度が高いのが美濃焼の特徴です。

美濃焼の魅力とは見出し

美濃焼は色・材質・デザインが豊富なため、誰でも自分の好みに合う作品が見つけやすいのが大きな魅力です。高級な抹茶茶碗から手頃な日用品に至るまで幅広い作品がありますが、特に茶碗・皿・マグカップは普段使い用にちょうど良いところが人気を集めています。東濃地方という広いエリアで作られているため、各地域によって特徴が異なるのも面白いところです。

焼き物というとお堅いイメージがありますが、キャラクター商品が多く作られているのも美濃焼の魅力です。中にはキャラクター食器を専門に製作している業者もあるので、お子さん用の食器はもちろん、大人用の食器としても遊び心を感じる作品が多くあります。価格についても、高級志向のものから手頃なものまで幅広くありますので、高級品には手が出ないという方でもお気に入りの逸品を見つけることができるかと思います。

多治見市美濃焼ミュージアムに行ってみよう見出し

美濃焼のことを詳しく知りたい!という方におすすめなのが、多治見市美濃焼ミュージアムです。美濃焼の歴史から現代の作品に至るまで、美濃焼の魅力を幅広く紹介しています。ただ見学するだけではなく、桃山時代に作られた陶器の陶片を手にとって観察できるハンズオンという展示法を取り入れるなど、新しい展示方法にも取り組んでいるミュージアムです。

多治見市美濃焼ミュージアムで人気なのが、人間国宝など美濃を代表する作家さんが手掛けた茶碗で抹茶を500円で頂くことができる「立礼茶室」というコーナーです。多治見市の地元のお菓子とともに茶碗を愛でるひとときは、心静かな時間を過ごすことができます。月替わりの「今月の茶碗」は、多治見市美濃焼ミュージアムのホームページにて紹介されています。

土岐市美濃陶磁歴史館へ行ってみよう見出し

美濃焼の歴史について詳しく知りたいという方には、土岐市美濃陶磁歴史館がお勧めです。土岐市は美濃焼の窯跡が多い場所で、古墳や窯跡から出土した陶片などが展示されています。常設展では、黄瀬戸・志野・織部など桃山時代の陶器が展示されています。16世紀の茶碗が当時の形のまま現存している姿は、歴史好きにはたまらないことと思います。様々な角度から美濃焼の魅力と歴史に迫る企画展も開催されています。

土岐市美濃陶磁歴史館のすぐ近くにある織部の里公園には「元屋敷陶器窯跡」があります。こちらは約400年前の桃山時代に使われていた窯で、最古の連房式登窯と言われています。当時の面影をしっかり残しており、国指定史跡にも指定されています。かなりの大きさがあり、見る人を圧倒すると言われる窯跡です。土岐市美濃陶磁歴史館へ行く際には、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

美濃焼をアウトレット価格で購入するには?見出し

土岐市内で美濃焼をお得なアウトレット価格で購入するのにおすすめなのが、美濃焼卸センター「織部ヒルズ」です。卸商社直営のショップが12店舗あり、その多くは通常価格の7~8割で購入できるという、まるで美濃焼のアウトレットモールのような雰囲気です。豊富な品揃えは陶器だけにとどまらず、漆器・木製品・ガラスなどの食器類や、園芸用品やインテリアを扱うお店まであり、見応えがあるショッピング施設です。

多治見市内で美濃焼をアウトレット価格で購入するには「美濃焼スクエア」がおすすめです。こちらは卸商社から入荷した美濃焼を、リーズナブルな価格で販売されています。日常使い用のカジュアル食器から、贈答品にふさわしいもの、オリジナリティあふれる作家物など、品揃えの多さが魅力です。

美濃焼の陶器市に出掛けよう見出し

美濃焼をもっと見たい、もっとお得に買いたいという方には、ぜひ陶器市に足を運ばれることをおすすめします。年に数回と開催日程が限られていますが、東濃地方の各地で陶器祭りが開催されています。中には数十万人規模の人が集まる人気の陶器祭りもあり、全国から美濃焼ファンが集まる一大イベントとなっています。ぜひ陶器祭りでお気に入りの皿を見つけたり、作家さんとのやり取りを楽しんでみてください。

美濃焼の陶器市に出掛けよう1:土岐美濃焼まつり見出し

日本三大陶器祭りの1つとされ、毎年約30万人もの人を動員しているのが「土岐美濃焼まつり」です。毎年GW頃に、土岐市の織部ヒルズで開催されています。詳しい日程や当日の混雑状況については、織部ヒルズのFacebookページにて情報が更新されています。大混雑が予想されるので、行かれる方は事前にチェックしておくと良いかと思います。

日頃からアウトレット価格で美濃焼を販売している織部ヒルズですが、陶器まつりの期間中はアウトレットどころか100円ショップさながらのお値段で美濃焼を購入することができます。中には、通常価格1000円以上するマグカップが100円セールに出ているといったこともあるそうです。特に開催日初日にはセール品が多く出ているそうなので、掘り出し物狙いの方は早めに行くのがおすすめです。

美濃焼の陶器市に出掛けよう2:たじみ陶器まつり見出し

毎年4月上旬に多治見市のオリベストリートで開催されている陶器祭りが「たじみ陶器まつり」です。こちらも約15万人を動員するという、大イベントです。道の両端には美濃焼の卸業者のテントがずらりと並び、見ているだけでもウキウキしてしまうような雰囲気です。こちらの陶器祭りでも、掘り出し物が多数放出されています。ぜひお得な逸品を探してみてはいかがでしょうか。

マグカップ・皿・茶碗など日常使いの食器類も、多数出品されています。会場であるオリベストリートの近くにある銀座アーケードでは作家物、ながせ商店街ではクラフト製品の展示販売イベントも開催されています。陶器祭りを訪れる際には、ぜひ足を延ばしてみてください。作家さんとコミュニケーションを取りながらショッピングをするのも、楽しいひとときになるかと思います。

美濃焼の陶器市に出掛けよう3:織部ヒルズオータムフェア見出し

土岐市で毎年9月に開催されているのが「織部ヒルズオータムフェア」です。こちらは春の「土岐美濃焼まつり」と同じ織部ヒルズが会場となっていますが、約30万人を動員する春に比べるとこじんまりとしたイベントです。それでも、美濃焼がお得に購入できるという点ではこちらもひけを取りません。人混みは出掛けにくいという、お子さん連れやお年を召した方でも比較的足を運びやすい陶器市です。

美濃焼の陶器市に出掛けよう4:たじみ茶碗まつり見出し

多治見市で毎年10月に開催されているのは「たじみ茶碗まつり」です。茶碗まつりという名前ですが、もちろん皿やマグカップなどの陶器製品も購入することができます。会場は、多治見美濃焼卸センターです。会場内の中心部に設置された「大廉売通り」や蔵出し商品を集めたコーナーが特に人気で、多くの人が訪れる秋の大イベントとなっています。

たじみ茶碗まつりでは子ども向けコーナーも設置されているので、お子さん連れにもおすすめです。キャラクター食器を集めた「こども陶器博物館」というコーナーでは、お子さん向けの食器やマグカップをお値打ち価格で販売しています。また、プレイコーナー「ちびっこ広場」も用意されていますので、陶器を見るのに飽きてしまったお子さんを遊ばせることも可能です。

美濃焼で毎日の暮らしに彩りを見出し

いかがでしたか。長い歴史を持つ美濃焼は、日本人の生活とは切っても切り離せないほど、身近な焼き物です。美濃焼は普段使い用の皿やカジュアルなマグカップから高級な抹茶茶碗まで、多種多様な作品が揃っています。ぜひアウトレットショップや陶器市でお気に入りの皿やマグカップを見つけて、日々の生活を彩りを加えてみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2017年10月21日最終更新日: 2020年10月8日

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