栗粉餅は中津川の名物グルメ！賞味期限や購入できるお店・通販サイトは？

岐阜県中津川市は全国的にも有名な栗の産地です。そのため毎年秋になると美味しい栗がたくさんとれ、産地だけあって中津川市には絶品の栗スイーツも目白押しです。そのひとつが「栗粉餅」です。今回はこの栗粉餅の特徴や賞味期限、さらに購入可能な岐阜県の店舗等をご紹介します。

おそらく「栗粉餅」と聞いてもどんなスイーツなのかすぐに想像できる人は少ないのではないでしょうか。この栗粉餅はお餅を使ったスイーツで、モチモチのお餅の上にそぼろ状にした栗粉をまぶしたものになります。ちなみに栗粉餅は「くりこもち」と読みます。「くりこなもち」ではありません。

栗粉餅は実はとても歴史の深い由緒ある栗スイーツです。調べてみると室町時代の茶会で栗粉餅がふるまわれていたという記録があるほどです。

さらに栗粉餅には少し変わった逸話があります。あまりの栗粉餅の美味しさにほれ込んだ公家の近衛家が中津川市内のいくつかの和菓子店に「茶会の前日までに栗粉餅を納めてくれ」とお願いをしました。

しかしながらすべてのお店が「前日の納品では品質を保てないので無理だ」と言って断ったそうです。それほどに栗粉餅は鮮度が重要な栗スイーツなのです。

中津川グルメの栗粉餅はかなり美味しいスイーツなのですが全国的な知名度はお世辞にも高いとは言えません。その最大の理由が賞味期限の短さです。

作り方にもよりますが基本的に中津川で作られている栗粉餅は賞味期限が当日中です。そのため通販等で地方に発送することがほぼできません。

それを踏まえると栗粉餅を食べるためには岐阜県の中津川市まで足を運ぶしかありません。さらに栗粉餅はほとんどのお店が毎朝手作りしており、それ故に大量生産が難しいため店頭に並ぶ数にも限りがあります。

栗粉餅は中津川市民からも大人気なので午前中に売り切れてしまうことが多いのもハードルを上げています。

岐阜県の中津川市周辺には栗粉餅を取り扱っている店舗がたくさんありますが、そのなかでも特に人気の高いお店が『新杵堂』です。

ここ『新杵堂』の特徴のひとつが栗粉餅を毎日丁寧に手作りしている点でしょう。熟練の職人さんたちが毎日朝早くから栗粉餅を作ってくれています。

ただし真心を込めて手作りしていることから『新杵堂』の栗粉餅は大量生産ができません。そのため店頭に並ぶ栗粉餅は数量限定となります。

そして絶品グルメである『新杵堂』の栗粉餅を求めて地元だけでなく岐阜県外からもお客さんが来るので早い時には午前中に売り切れます。

ちなみに『新杵堂』にはオンラインショップがあります。これを聞くと「通販で栗粉餅を買える」と思うかもしれませんが結論から言うとそれは不可能です。

栗粉餅は賞味期限があまりにも早いため通販では取り扱っていないのです。栗きんとんなどは通販で買えますが栗粉餅はダメです。

岐阜県中津川市にある『新杵堂』は立地も悪くありません。中津川市は岐阜県の地方都市のひとつなので自動車で行こうと考える人が多いでしょう。

中津川の『新杵堂』にはお客様専用の駐車場が用意されているのでわざわざコインパーキング等を探す必要もなく、お手軽に栗粉餅を買えます。

また『新杵堂』は中央本線の中津川駅からも近いです。最寄り駅の中津川駅から『新杵堂』の店舗までは距離がだいたい550mくらいなので十分に徒歩圏内です。

ですから例えば遠方から中津川に遊びに行ってもふらっと歩いて『新杵堂』まで栗粉餅を買いに行くことも普通に可能です。

中津川にある『七福』も栗粉餅が美味しいグルメスポットのひとつです。ここ『七福』がほかのお店と違うのは栗の自家農園を持っている点です。

しかも栗が好き過ぎて自家農園を作ってしまったほどのお店で、その並々ならぬ情熱から生み出される栗粉餅はかなりレベルが高いです。

絶品の栗粉餅が買える『七福』は最寄り駅が中津川駅になるのですが、店舗までの距離が約1500mと少し離れているので歩いていけないこともないですが可能ならば車かタクシーがおすすめです。

ちなみに『七福』はちょうど中津川市役所のすぐ横にあるのでそこを目印にすると迷わずに行けるでしょう。

岐阜県中津川市にある『恵那福堂』は昭和5年創業の老舗の和菓子店です。このことからも『恵那福堂』は中津川の人たちに長年愛され続けていることがわかります。

そして『恵那福堂』の人気メニューのひとつが栗粉餅です。ここ『恵那福堂』の栗粉餅はとにかく安心安全です。

中津川の『恵那福堂』では栗粉餅に使っている餅米や栗をすべて国産にこだわっています。そしてそれを毎日ひとつずつ丁寧に手作りしており、小さい子どもでも年配のおじいちゃんおばあちゃんでも安心して食べられます。お餅の上にたっぷりかかった栗粉がホロホロで絶品です。

ちなみに『恵那福堂』の栗粉餅は通販で買えます。通販の『恵那福堂』の栗粉餅は毎年9月から2月までの期間限定です。

ただし栗粉餅は前述した通りかなり賞味期限が早い生菓子なので通販は冷凍になります。とは言え『恵那福堂』の通販用の栗粉餅は賞味期限が約1か月と長いので遠方の方にもおすすめです。

中津川で人気のグルメスポットである『恵那福堂』はちょうど国道19号線沿いにあります。この『恵那福堂』の店舗は最寄り駅の中津川駅からも1100mちょっとなので歩いて行こうと思えば行けます。

ただし『恵那福堂』の栗粉餅は大人気なので買いに行く場合には早めに来店することをおすすめします。

小さいお子さんや年配の方に特におすすめの栗粉餅を取り扱っているのが中津川の『満天星一休』です。

ここ『満天星一休』の栗粉餅はかなり小ぶりなお餅を使っているのが特徴で、1箱のなかに15個ほどのお餅とたっぷりの栗粉がかけられています。

お餅系のお菓子と言うと喉に詰まらせるリスクがどうしてもあるわけですが、ここ『満天星一休』はその心配が比較的低いです。

栗粉餅が美味しい『満天星一休』は中津川市内に全部で3つ店舗があります。そのなかでも特にアクセスしやすくておすすめなのが駒場店です。

この『満天星一休』の駒場店は中津川ICを降りてそのまま国道19号線を長野方面へ進み、「手賀野」の交差点を左折するとその突き当りにあります。

中津川の和菓子店『信玄堂』の栗粉餅もかなりおすすめ度が高いです。ここ『信玄堂』の栗粉餅は上にまぶされている栗粉がかなり粗めに裏ごしされており、独特のツブツブした食感が非常に楽しい逸品に仕上がっています。また下に敷かれているモチモチのお餅の層との相性も抜群です。

ただし『信玄堂』の栗粉餅は賞味期限がとても早いです。中津川『信玄堂』の賞味期限は当日中です。

この賞味期限を過ぎるとお餅が硬くなってしまうのでその日のうちに食べることをおすすめします。賞味期限は結構シビアですがそれを守ることで絶品グルメにありつけるわけです。

中津川の『信玄堂』では熱い要望に応える形で栗粉餅を通販でも販売しています。しかもここ『信玄堂』では冷凍せず生の状態で通販をしています。

ただし『信玄堂』の通販の栗粉餅は賞味期限が2日です。もちろん出荷日から2日です。そのため『信玄堂』の栗粉餅を通販で購入できるのは中津川市から2日以内で届けることのできるエリアのみとなっています。

ですから北海道や九州の一部など配送に時間のかかる地域では『信玄堂』の栗粉餅を通販で買えません。

ここ『信玄堂』の栗粉餅は観光客に人気のグルメスポットです。その理由は最寄りの中津川駅から200mちょっとというかなり好立地に店舗があるからです。

そのため歩いてアクセスしても5分とかかりません。観光のついでにふらっと立ち寄って中津川グルメを味わいたい人に特におすすめです。

中津川で栗スイーツを味わいたい人にぴったりのお店が『佐和家』です。ここ『佐和家』も老舗の和菓子屋さんで美味しい栗粉餅が購入できます。

一般的な栗粉餅は箱全体にお餅を敷き詰めてそこに栗粉をまぶすのですが、ここ『佐和家』の栗粉餅は1個ずつ個別に分かれています。

1個ずつ丁寧にアルミの容器に包まれているのでとても食べやすく、それこそ電車のなかで食べたりお土産として買って帰って家族や友達とシェアしたりするのにもおすすめです。

地元の人たちだけでなく観光客にも大人気の『佐和家』は中津川駅から歩いてすぐの場所に店舗があります。

最寄り駅の中津川駅から距離が250mもないので本当にあっという間にアクセスできます。それこそ電車の待ち時間に少し足を伸ばして栗粉餅を味わうということも可能です。

中津川で栗粉餅を食べたい場合にはひとつだけ注意点があります。それは栗粉餅が季節限定のスイーツである点です。

ほとんどのお店が栗粉餅の作り置きをしないため、栗が旬である秋にしか栗粉餅は店頭に並びません。遠方から中津川へ栗粉餅を食べに行く際はシーズンに注意です。

「栗粉餅」は栗の産地である岐阜県中津川市の名物グルメです。最近では中津川市以外の地域、例えば岐阜市などでも買えますがやはり本場で食べると一味違います。賞味期限が早く、通販だと冷凍になってしまうのでぜひ中津川まで足を運んで絶品の栗粉餅を味わってみてください。