トヨタ産業技術記念館が人気のわけは？営業時間や割引情報・アクセスも紹介！

愛知県名古屋市西区。ここには、モノづくりの大切さを学ぶことが出来る「トヨタ産業技術記念館」があります。このトヨタ産業技術記念館は、「テクノランド」「繊維機械館」と「自動車館」と3つのテーマがあり、今、大人も子供も楽しめる工場見学として人気の施設です。この工場の人気の理由とはいったいなんでしょうか?営業時間、アクセス方法を割引情報などを含め紹介します。

トヨタ産業技術記念館は、建築史的にも評価されている赤レンガの建物を、トヨタグループの歴史的遺産として保存しながら、トヨタのモノづくりを知ってもらう為に活用したいと、「旧豊田紡繊株式会社本社工場跡」設立されました。十大発明家に選ばれている豊田佐吉。モノづくりを織機の発明に一生をささげた人です。そのモノづくりについての空間が施設の中にあります。

そして、豊田佐吉の長男である豊田喜一郎。トヨタ自動車を設立し、自動車製造に情熱を注いだ人です。自動車館には、昔からの自動車の製造技術や現代の追求し続ける自動車を紹介している空間が施設内にあります。繊維関係や自動車関係に興味を持ってもらうような遊具がある「テクノランド」やイベントもあり、名古屋の観光地の中でも人気の、大人も子供も楽しめる「トヨタ産業技術記念館」です。

ちょっとだけ見てみようと、営業時間ギリギリに到着し見学となると、ちょっと後悔してしまう施設です。車だけ見るはずだったのに、繊維館が思わず楽しめたり、他の展示に見入ったりで時間が足らず、余裕をもって来た方が良かったという人が沢山います。ぜひ営業時間を確認し、余裕をもって「トヨタ産業技術記念館」へ訪れるのはおすすめです。

住所:愛知県名古屋市西区則武新町4丁目1-35 電話番号:052-551-6115

繊維館の中に入ると、タイムスリップしたかのような感覚に陥ります。ここは、大正時代に建てられた紡織(ぼうしょく)工場です。柱や梁、赤レンガの壁をそのまま使用していて、歴史的建造物を見る事が出来ます。紡ぐ(つむぐ)、織る(おる)為の道具から機械、現代のメカトロ装置の繊維機械まで約100台展示してあり、その機械が動いたり、実演があったりで、技術の進歩の様子を学ぶ事が出来る「繊維館」です。

繊維館の最初は、繊維のかたまりから繊維を引き出す事から始まっています。昔は簡素で、手と巻き付ける物だけでしたが、技術の進歩により、どのようになっていったかを、大人も子供も分かりやすいように、展示説明してあります。また綿花の事、繊維の事、国内外の織物などの展示もしてあり、興味が無い人でも興味が出てくるような工夫がしてあります。

また、昔の道具を使用して、綿(わた)から糸を作る糸紡ぎしたり、織ったりの実演もあります。私たちが身に着けているほとんどの服が関係している繊維について、学ぶ事が出来、自動車しか興味が無いからと自動車館だけ行くだけではなく、ぜひ繊維館の方にも足を運んでみて下さい。子供達も昔の機械に興味津々、また興味が無かった人が、見学でき楽しかった!と人気の場所へと変わる空間です。

繊維館と自動車館の間にある「金属加工コーナー」。モノづくりに欠かせない金属を加工する代表的な3つの技術が展示されています。まず金属を熱で溶かし鋳型(いがた)に流し込み器を作る「鋳造(ちゅうぞう)」。金属を加工する技術「鍛造(たんぞう)」。金属を削り切る「切削(せっさく)」。この作業の実演、説明が行われているコーナーです。とても興味深く楽しく実演を見る事が出来るので、このコーナーも人気があります。

大人にも子供にも大人気の「自動車館」。この自動車館を見るだけでも大満足という人がいるほど、人気の空間です。延べ79000平方メートルという広大な体育館に自動車工場が丸ごと入っています。いえ丸ごと入ったような展示がなされています。「自動車の仕組みと部品」「自動車の技術」「生産技術」について、展示されていて、楽しく学ぶ事が出来、人気です。

展示工場を見学するだけでも楽しく回れますが、元々あった繊維工場も安定していたのに、どのように自動車開発へと発展したのか、自動車の一番最初のスケッチ、モデリングの技術、新しい車が生まれるまでのアニメ、自動車内部の部品の展示、時代時代の車の展示、自動車が出来るまでの一つ一つの公邸の展示など興味深い展示が沢山なされていて人気があります。

自動車館の中には、トヨタ自動車の生みの親、「豊田喜一郎」に関しての展示もあります。ここでは、彼がどんな人だったのか、彼の情熱を感じる事が出来る格言のような文章が、沢山吊るされています。この格言が素敵で、大人に人気のコーナーです。漢字があるので、小さい子供は、大人の人に読んでもらう必要があるかもしれませんが、ぜひ子供達にも教えてあげたい言葉が沢山あります。

自動車館にある、土日祝日、長期休み限定で催されている「ワクワク体験コーナー」。小中学生対象で、車を作る機械を使い、プレス、穴あけ、樹脂成型の3種類の加工を目の前で見て、その時に出来たパーツでストラップ、プルバックカー、アルミメダルを作るコーナーです。モノづくりで楽しい時間を過ごす事が出来、子供達に人気があります。営業時間を確認し、余裕をもって訪れる事をおすすめします。

子供達に人気がある「テクノランド」。子供達が、遊びながらモノづくりについて学ぶ事が出来る場所で、とても人気があります。繊維機械や自動車に使われている原理や仕組みを取り入れたオリジナル遊具で運転したり、自転車をこいだり、人力ふみ車を回したりなど、たくさんの体験コーナーがあり、子供達に大人気です。ここではいくら時間があっても足りない程。営業時間を確認し、余裕をもって訪れましょう。

小さい頃はただ遊んでいるだけでも、その遊びの中から仕組みを覚え、モノづくりに繋がっていく、そういう意図が隠されていますので、子ただ楽しんでもらうだけでもおすすめです。乳幼児向けのキッズコーナーもあります。このコーナーは、繊維や自動車には関係なく作られていますが、体と頭を使った遊びが詰まっていて、お父さんやお母さん、また乳幼児に人気のコーナーとなっています。

繊維館、金属コーナー、自動車館共に、ガイドが分かりやすく丁寧で、興味がなかったのに興味がわいたのはこのガイドのおかげと言われるほど、この施設の人気の理由は「ガイド」にあります。ただ機械がおいてあるだけでも興味深く見る事が出来るかもしれませんが、機械の横には必ず係の人がいて、丁寧に解説、実際に使ってみる実演で、耳で聞いて目で体験できる素晴らしい施設です。

時には、触らせてくれるものもあります。その解説がとても上手で、全く興味が無かった人でも、ついつい聞き入ってしまう程の解説力です。機械横で解説してくれるガイドでも十分楽しめますが、更に楽しめる方法として、当日展示場入口で申し込む事が出来る各45分のガイドツアーが実施されています。英語ガイドツアーもあり、国内外問わずどんな人でも楽しむ事が出来る素晴らしい施設です。

大人も子供も楽しめると言えば、「自動車館」にある車の展示です。昔のクラシックカーの展示から最新の車まで展示されて、特に男の人や男の子は大興奮。実際に触ったり乗ったりできませんが、ここでも係の人がいて、丁寧に解説してくれ、ただ見るだけでなく、学ぶ事が出来ます。ここの展示も楽しく過ごす事が出来、人気の理由が分かります。

繊維機械館入口近くにある「レストランBrickAge(ブリックエイジ)」。営業時間は、11時から17時です。定休日は施設と同じです。このレストランは、イタリアンのプロのシェフが作る美味しいランチメニューをいただく事が出来ます。このお店は、本格的なイタリアンがリーズナブルな料金で美味しく食べる事が出来ると、大人にも子供にも人気のレストランです。

おすすめは、「記念館シェフランチ」。リーズナブルな料金なのに、絶品!と人気のランチメニューです。また、しっかり食べたい人は、赤煉瓦ランチもおすすめです。メインも3点盛り合わせ、デザート盛り合わせ、ドリンクまでついておなかいっぱいに食べる事が出来ます。美味しくてゆっくり食べていたら見学の時間が無くなった!と言う人もいます。ランチにかける時間はよく考えて利用しましょう。

自動車館出口近くにある「ミュージアムカフェ」。営業時間は9時半から17時です。定休日は、施設と同じ毎週月曜日(祝日の場合は翌日)です。ソフトドリンクや軽食、スイーツも楽しめるセルフカフェです。9時半からオープンしていますので、見学前にモーニングでちょっと体力を温存してから、見学、そして見学後にこのカフェでランチでもいかがでしょうか?

このカフェのランチの一番人気でおすすめは、プレミアムカレーです。スパイスがよく聞いていて、美味しく、手軽に食べる事が出来るのでおすすめです。またエビピラフやチリドッグ、ソーセージの盛り合わせなどのランチメニューもあり、軽くランチタイムを過ごしたい人におすすめです。ソフトクリームやケーキセットもあり、ランチの前でも後でも、疲れた時の休憩におすすめです。

「トヨタ産業技術記念館」には、大人も子供も楽しめるミュージアムショップがあります。ここは、お土産店です。トヨタコレクション図録や産業技術記念館ガイドブックは、お土産におすすめです。また、このミュージアムショップ限定の「トヨタ喜一郎」の漫画は、このショップでしか買えない物で、この施設を見学し、豊田喜一郎のモノづくりに感銘を受けた人たちに人気があります。

また、食器類も人気です。観光名所でその名産がよく柄になっているスプーンなどがありますが、このトヨタ産業技術記念館でもあります。スパナのスプーンなどです。車以外で観光に来ると、荷物の事を考えてしまう人も多いですが、そこまで荷物にならない物なので、人気があります。またバラマキ土産用にロゴと車のイラストが入ったステンレス製のブックマーカーはおすすめです。

営業時間は、午前9時半から午後5時まで(入場は4時半まで)です。1年中営業時間は変わりません。休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始です。雨でも楽しめる施設なのですが、暴風警報が発令されたりで悪天候の場合は、臨時休館となる場合もありますので、台風のように悪天候の場合は、確認してから行く事をおすすめします。

「トヨタ産業技術記念館」の料金は、変わる事もありますので、公式サイトで確認するのが確実です。博物館にしては、リーズナブルな料金で見学する事が出来ます。元々の料金もリーズナブルですが、更にお得になる日があります。「トヨタ産業技術記念館」は、6月11日が開館記念日となっていて、毎年6月11日付近の土日、常設展示場が入場無料になるのでおすすめです。

開館記念日以外のアクセスでも、名古屋観光なら、「ノリタケクラフトセンター」や「トヨタ博物館」との共通券があり、この施設と合わせて各施設のチケット窓口で購入する事が出来、割引率もお得なので一番のおすすめです。また名古屋まつりの日なら、名古屋まつりガイドブックを提示するだけで割引されます。観光文化施設優待割引券を持っているなら、それを提示するだけで割引されます。

公共交通機関である地下鉄や市バスの「1日乗車券」「ドニチエコきっぷ」「なごや観光ルートバス「メーグル」1DAYチケット」を利用しアクセスするなら、チケットを提示すると本人のみ割引されます。また、チケットぴあから前売り券は、割引価格で購入出来ます。またチケット購入窓口でトヨタのクレジットカード「TS CUBICカード」で支払うと割引料金が適用されてお得です。

ちなみに、トヨタ産業技術記念館入場での割引はありませんが、JAF会員証を提示すると施設内レストランで会員を含む5人まで飲食代金が10％割引されます。またミュージアムショップでも会員のみ商品購入代金が5％割引されます。提示物で、お得に食べたり飲んだり、またお土産を買ったり、また割引を利用しお得に入場しましょう。

車でアクセスする場合、名古屋第二環状自動車道からアクセスするなら、清須東インターで降り、国道22号線へ。15分で到着です。名古屋高速6号清須線からアクセスするなら、明道町JCT出口から約5分で到着です。名古屋高速都心環状線からアクセスするなら、丸の内出口から約10分で到着です。何より嬉しいのが、無料駐車場が完備されていますので、車でアクセスしやすくおすすめです。

公共交通機関でアクセスする場合、一番近くておすすめなのは、地下鉄東山線「亀島駅」で、徒歩約5分で到着です。名鉄名古屋本線「栄生駅」からも徒歩約15分で行く事が出来ます。またJR名古屋駅からも徒歩約15分で行く事が出来ます。少し散策しながら訪れても良い施設です。また名古屋観光ルートバス「メーグル」のルートの中にも入っていて、他の観光地と一緒に観光出来るので、おすすめです。

繊維の事、自動車の事を学ぶ事が出来る「トヨタ産業技術記念館」。興味がある人はもちろんですが、興味が全くなかった人も、あまり期待していなかった人も、帰りには、とても面白かった!また行きたい!という気持ちになるような、大人も子供も楽しく学べる施設です。ランチ出来る場所も2か所あり、名古屋観光に来た際には、ぜひトヨタ産業技術記念館に行きましょう!