野田阪神地獄谷を散策しよう！レトロな飲み屋街で食べ歩きもおすすめ！

大阪府野田阪神にある地獄谷は、大阪の中でもレトロな雰囲気を色濃く残す街として有名です。そんな地獄谷エリアにはグルメスポットにも出会えます。今回は、地元の人に人気のお店や食べ歩きにぴったりなお店、さらにレトロな街歩きが大好きな人に人気のところもご紹介するので、地獄谷エリアに訪れた際にはぜひ参考にしてください。

大阪野田といえば、梅田と尼崎のちょうど間に煮位置する「福島区」にある一角のことです。福島区は、第二次世界大戦において戦火を免れた土地であるため、現在も古い家や当時の雰囲気をそのままに残した雰囲気が目立ちます。その中でも特に野田地獄谷エリアは、昭和の雰囲気を最も濃く残したエリアとして有名なエリアです。

野田地獄谷は、戦後は闇市として発展し狭い路地ながらも活気のあるエリアでした。そして再開発が進み、大阪市内でも治安が良いことから、地元の人だけでなく観光で訪れる人も増えていったディープな街として変貌を遂げました。昭和の時代には、「吉野ミュージック劇場」があったりと、娯楽スポットも数多くあった土地でした。

野田地獄谷へのアクセスは、とても分かりにくいので初めて訪れる人は入り口を見つけることが難しいこともあります。まず阪神野田駅前の交差点を渡った左記にある「新橋筋商店街」には要ります。この商店街は、阪神野田駅とJR野田駅を結ぶアーケード街で、全長350メートルもあります。歴史も古く、道幅も狭いのが特徴です。

野田地獄谷への入り口は複数あって、見つけやすい入り口は商店街の北口から入ってすぐのところにあります。右側に一際狭い路地が見えます。ここが、野田地獄谷への入り口になります。道幅およそ50センチ程度なので、一人ずつ入っていくことしかできません。したがって、前から人が来た場合にはどちらかが後ろに下がるしかありません。

野田地獄谷の路地は、昼間でもどこか薄暗く商店街の活気のある雰囲気とは表情が全く異なります。しかし、商店街を含め、福島区は大阪市の中でも治安がかなり良いエリアなので、治安面を心配する必要はありません。女性が一人出歩いていることも多く、路地裏が好きな人や隠れ家的なお店を探している人には是非訪れてほしいエリアです。

路地を歩いて2分ほどのところにある「酒縁 ゆるり」は、店内に4人か5人しか入れない小さなお店ですが、ご常連も多い地元では知る人ぞ知る人気のお店。マスターの人柄と、美味しいおつまみ、そして豊富な種類のお酒が評判です。時間帯によってはご常連さんたちで満席ということも少なくないこちらのお店では、お客さん同士の談笑も名物です。

お店一番人気は「一寸豆の網焼き」です。鞘ごとじっくりと焼き上げるので、中の豆は香りをそのままに閉じ込めた風味が美味しいです。そのほかにも、「畳いわし」や「ハムエッグ」など、これぞ飲み屋！といった感じのメニューもたくさんあります。お店が小さいということと、店主の人柄からすぐにお客さん同士が仲良くなります。

1階は5人ほどしか入れないお店ですが、2階部分にも席は用意されています。2階部分は個室になっていて、宴会を開くこともできます。そしてお手洗いお同じく2階にあります。お店の雰囲気はバーのような居酒屋のような不思議な空間ですが、とても居心地の良い雰囲気があります。入手困難なお酒も置いてあるので、お酒好きの人にもおすすめです。

野田地獄谷エリアを代表するカフェバー「茶居珈」は、このお店のためだけに足しげく通う常連さんも多いお店です。店内に一足踏み入れると、商店街の喧騒とは無縁な落ち着きある雰囲気が漂っています。モダンな雰囲気が特徴で、とてもおしゃれ。地獄谷エリアの中でも異質の存在です。ドリンクメニューやフードメニューが充実しています。

カウンター席と2人くらいの少人数向きのテーブル席があって、お客さん同士の会話も楽しめるのが魅力です。ママさんがとても気さくな方で、常連さんだけでなく初めて訪れた人でも温かく迎えてくれます。こちらのお店一番人気は「ナポリタンスパゲッティ」です。昔ながらの喫茶店で提供される懐かしい味わいが特徴が美味しいと評判です。

阪神野田駅から徒歩4分ほどのところにある「大西亭」は、野田地獄谷エリアの中でもひときわオシャレなお店です。こちらでは、本格フレンチをカジュアルに楽しめるということで、若い女性にも人気のフレンチレストランです。特にランチタイムには多くのお客さんで賑わいます。事前予約も可能なので、特別な時間の利用にもおすすめです。

ランチにおすすめは「ランチセット」です。前菜の盛り合わせはボリューム満点。そし手お店特製の「アミューズ」もいただけます。アミューズとは、フランス産のブルーチーズにレーズンとタップリませこんだものをバゲットに乗せていただく一品。ワインとも相性が良いので、昼飲みにもおすすめ。メインは日によって異なります。

地獄谷エリアで最も有名かつ人気といわれる「地獄谷冥土バー」は、比較的若いお客さんも訪れるお店です。店内はブルーライトがオシャレな雰囲気を出していてカジュアルな佇まいが特徴。お店一番人気のカクテルは「ジントニック」です。透き通った見た目とキレの良い味が乾いたのどを潤します。その他、バーボンやテキーラも人気です。

少し面白いのがお酒のアテです。こちらにはなんと「チョコボール」が用意されています。味も、ピーナッツ・キャラメル・イチゴの3種類あります。遊び心もあるお店で、不定期ではありますがフェアなども開催しています。フェアの景品はお店特製の缶バッヂであったりと、盛り上がること間違いなしのお店。アットホームな雰囲気のあるお店です。

大阪のご当地グルメといえば「たこ焼き」。そんなご当地グルメを野田地獄谷エリアでもいただくことができます。こちらは地獄谷エリアでも食べ歩きにおすすめのお店で、小腹が空いたときに利用するのも良いです。たこ焼きの他にも、「ぺちゃ焼き」というお店オリジナルのメニューもあるので、ぜひ食べ歩きの際にはどちらも味わってください。

ぺちゃ焼きは280円ととてもリーズナブル。そのため何軒もハシゴをする食べ歩きをする上では最適なグルメといえます。色々な種類がありますが一番人気のぺちゃ焼きは、たこ焼きとチーズを玉子でふんわりとくるんだメニューです。ふんわりたまごの中にとろーりと溶けたチーズとたこ焼きがベストマッチです。一度食べればハマってしまいます。

大阪にはたくさんのたこ焼き屋がありますが、こちら「玉屋 天満駅前店」のたこ焼きは他のお店とは一味違います。なぜなら、あの高級食材「オマール海老」のダシを生地に使っています。一口入れると、オマール海老の豊かな香りが口いっぱいに広がって贅沢な気分を味わえます。中もとろっとしていて、柔らかい口どけです。

トッピングの種類も豊富で、オマール海老の味をしっかりと感じるなら醤油とネギのトッピングがおすすめ。少しパンチの効いたたこ焼きにしたい場合には、チーズと一味の組み合わせが美味しいです。なお、一度は試していただきたい食べ方として「すやき」があります。食べ歩きにちょうど良い量なので、観光客にも大人気のグルメです。

野田地獄谷エリアで立ち飲みといえばここ「酒の奥田」がおすすめです。レトロな外観と内装で活気のある雰囲気が特徴です。常連さんも多いお店では、女性一人でも入りやすいのが特徴。もちろん、初めて訪れる人でも気軽に立ち寄れます。こちらのお店は毎日朝10時から営業しているので、昼飲みをする人にも選ばれています。

どのメニューも大変リーズナブルで、大阪名物の「どて焼き」も200円という価格です。牛スジ肉がとろとろ・プリプリで味噌ベースの汁と相性バツグンです。さらにおでんも1品50円からとお財布を気にせずお腹いっぱい楽しめる価格帯がうれしいです。おすすめは「ごぼ天」と「大根」です。ダシがよく染みていて、お酒とよく合います。

野田阪神地獄谷エリアのオススメスポット特集はいかがでしたか。ひっそりと佇むレトロな街にあるディープなカフェバーや飲み屋、レストランなどまだまだ魅力的なお店がたくさんあります。また食べ歩き大好きな人にもおすすめのお店にも出会えます。今回ご紹介したスポット以外にも、お店や食べ歩きスポットがたくさんあります。