キャピラノ吊り橋の行き方は？料金や所要時間など観光のポイントも紹介！

ノースバンクーバーにあるキャピラノ渓谷にかかる吊り橋がキャピラノ吊り橋です。この吊り橋は長さが約137m、高さが約70mもあり、歩いて渡れる吊り橋としては最大級のものだそうです。この吊り橋をメインに、さまざまなアトラクションが集まった公園が整備されています。多くの観光客で賑わうキャピラノ吊り橋はどのような場所なのでしょうか?

キャピラノ吊り橋への行き方は何通りかあります。ウォーターフロント駅からノースバンクーバーへの連絡船「シーバス」で所要時間約12分。ノースバンクーバー側のターミナルであるロンズデールキーから236系統のバスに乗ると、キャピラノ吊り橋まで所要時間約15分です。駐車場も用意されているので、レンタカーでの行き方もあります。

いくつかある行き方の中では、カナダプレイス前などから15分間隔で出ている往復料金無料のシャトルバスが便利です。バス乗り場のスタッフから、入場チケットを購入できます。カナダプレイスの会議場で国際会議などが開催されている期間はバスの乗り場が変わることがあるのでご注意ください。無料シャトルバスでの行き方だと、30分ほどで到着します。

チケット売り場からキャピラノ吊り橋公園に入場する際に、手の甲に赤いスタンプを押してくれます。このスタンプを見せると、帰りの無料シャトルバスに乗ることができます。帰りにシャトルバスを利用したいという方は、スタンプを消してしまわないようにご注意ください。

キャピラノ吊り橋の入場料金は、大人42.95ドル、学生33.95ドル（学生証が必要）、子ども14.95ドルとなっています。大人2人と子どもがセットになったお得なファミリーパスもあります。ホテルや観光案内所などにある割引券で4ドル程度は割引になるので、もらっておくと良いでしょう。チケット売り場には日本語版のパンフレットも用意されています。

営業時間は、通常9時から17時です。夏季は閉園時間が延長されたり、クリスマスシーズンには時間変更もありますので、公式サイトなどでご確認ください。キャピラノ吊り橋公園内では、トーテムポールや彫刻など、先住民アートの制作実演が行われていることもあるので、こちらも入り口で開催時間などを確認しておきましょう。

住所:3735 Capilano Rd, North Vancouver, British Columbia V7R 4J1, Canada 電話番号:604 985 7474

まずはメインのキャピラノ吊り橋を渡ってみましょう。高さ70mもある吊り橋は、高所恐怖症の方は足がすくんでしまうかもしれませんが、勇気を出して渡ってみると絶景が待っています。たくさんの観光客が一斉に渡ると、橋はかなり揺れます。しかし、しっかりとした造りになっているので安全に渡りきることができます。

吊り橋の上から眺める渓谷の風景はすばらしく、爽快な気分になれます。晴天ならさらにラッキーです。写真を撮る人の姿も多く見られ、観光シーズンには吊り橋の上が渋滞状態になることもあるようです。吊り橋を渡り切った先には遊歩道が整備されていて、池の周りなどを散策しながら森林浴が楽しめます。

11月末からのクリスマスシーズンには、「Canyon Lights」というイルミネーションイベントが開催されます。吊り橋はもちろん、散策路にも電飾が施され、とてもロマンチックです。Canyon Lights開催期間中の営業時間は、11時から21時までです。営業時間が通常とは違いますのでご注意ください。ライトアップは16時から始まります。

Canyon Lightsは1月下旬までの限定開催で、開催期間中は料金無料のシャトルバスも増発されるようです。池の水面上にまでイルミネーションが輝き、公園全体がクリスマスムード一色になります。園内は暖房が効いている場所もありますが、夜は冷え込むので温かい服装でお出かけください。12月25日は休園日となりますのでご注意ください。

吊り橋を渡って森の中を進むと、「ツリートップアドベンチャー」というアトラクションがあります。樹齢250年以上にもなる木々の間に7つの橋が架けてあり、その橋の上を歩いて渡ります。30mの高さから、まるでリスなどの小動物になった感覚が味わえる楽しいアトラクションです。

ツリートップアドベンチャーは、高い場所にありますが、揺れやアップダウンなどはないので、お子様連れでも安全に楽しむことができます。普段とは違う目線で森を眺めることができ、新鮮に感じます。体験料金は入場料金に含まれていますので、ぜひ挑戦してみてください。

キャピラノ吊り橋の入り口の奥手にあるのが「クリフウォーク」というアトラクションです。渓谷を望む絶壁を囲むように設置された歩道を歩きます。全長は213m、高さは約91mで、ビルの30階に相当します。遊歩道はところどころガラス張りになっていて、下が丸見えの状態。高所恐怖症の方は、覗かないほうがいいかもしれません。

崖から大きく張り出した形の歩道はからの眺めは絶景そのもの。切り立った岩肌や熱帯雨林など、バンクーバーの大自然を間近に感じることができます。歩道は頑丈に作られていて揺れることもないので、スリルは味わえますが、安全なアトラクションです。こちらも、体験料金は入場料金に含まれています。

キャピラノ吊り橋公園は、バンクーバーのダウンタウンからさほど離れていないとは思えないほど、自然豊かで心癒されるスポットです。マイナスイオンたっぷりの熱帯雨林や渓流、池などをゆっくりと散策するだけでも、心身がリフレッシュしていくのが実感できます。

スタッフが公園の歴史や自然について説明しながら園内を案内してくれるガイドツアーもあるので、時間が合えば参加してみるのも良いでしょう。自然がいっぱいのキャピラノ吊り橋公園では、フクロウやリス、ニジマスなど、いろいろな動物や魚たちにも出会えます。時にはタカが飛んでくることもあるそうです。

「ファースト ネーションズ カルチャー センター」という民俗資料館では、先住民の文化が紹介されています。キャピラノ吊り橋公園のエントランスにあるトーテム公園の歴史などについても学ぶことができます。公園内のいくつかの場所にスタンプが置いてあり、スタンプをすべて集めると日付入りの証明書がもらえるので、旅の記念になりそうです。

キャピラノ吊り橋公園には、お土産屋さんやレストランもあります。チケット売り場の横にある建物の他、吊り橋を渡った先の場所にも休憩所があり、ソフトクリームなどを販売しています。カナダのお土産の定番であるメイプルシロップやスモークサーモンの他、民芸品などいろいろな商品が販売されているので、覗いてみると楽しそうです。

ログハウス風のレストランも何店かあり、ランチタイムに訪れても安心です。レストランではカナダ産の食材を使ったハンバーガーなどがおすすめです。コーヒーショップでは、バンクーバーの地元で焙煎されたオーガニックコーヒーの他、地ビールなどを味わうことができます。

キャピラノ吊り橋公園は近代的に整備されているので、普段着と同様の服装で訪れる人も多いようですが、高い場所に架けられた吊り橋などを散策することを考えると、やはり運動に適した服装で出かけることをおすすめします。軽いハイキングができる服装がベストです。スニーカーなどの履き慣れた靴と、リュックなどの両手が空く服装が良いでしょう。

山中で寒さを感じることが多いので、一枚はおれるものがあると便利です。体温を調節しやすい服装で出かけましょう。雨の日は滑りやすいので、服装だけでなく足元にも注意が必要です。傘を差すと手がふさがってしまうので、無料で配布されるポンチョを利用しましょう。寒さ対策にも使えます。

カナダの雄大な自然を感じられるキャピラノ吊り橋。バンクーバーの中心地から近く、行き方も簡単なので、オプショナルツアーを申し込まなくても個人で気軽に行ける点も魅力です。バンクーバーに旅行するなら、ぜひキャピラノ吊り橋で癒しのひとときを過ごしてみてください。