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極楽寺の御朱印や見どころをご紹介!ドラマなどのロケ地としても有名!

極楽寺の御朱印や見どころをご紹介!ドラマなどのロケ地としても有名!
投稿日: 2017年11月23日最終更新日: 2020年10月8日

極楽寺と聞いてすぐに極楽寺駅が思い浮かぶ方はかなりの映画・ドラマ通です。鎌倉市にある極楽寺周辺は映画やドラマのロケ地としても使われ、北条重時が呼んだ奈良の僧が建立しました。極楽寺には重要文化財である釈迦如来坐像があったりと歴史ある極楽寺をご紹介していきます。

ドラマのロケ地としても有名な極楽寺とは見出し

北条泰時の三男、北条重時は、奈良で修行をしていた忍性(にんしょう)を鎌倉に呼びました。重時が亡くなった後、1267年に忍性が極楽寺を建立したことにより真言律宗に改宗し、鎌倉市内では珍しい真言律宗の寺院となりました。全盛期には49もの院を所有していた大寺院として名を馳せていた極楽寺の歴史と見どころをご紹介していきます。

ドラマのロケ地としても有名な極楽寺の歴史見出し

極楽寺が建立されたのは1267年です。奈良の西大寺で戒律を学んでいた僧、良観房忍性(りょうかんぼうにんしょう)が北条重時に呼ばれ鎌倉に開山しました。今も現存し重要文化財に指定されている「清凉寺式釈迦如来立像」を安置したとも言われています。忍性は真言律宗を広めたことから、極楽寺が鎌倉で唯一の真言律宗の寺院となりました。

忍性は、極楽寺内に悲田院・療病院・癩宿・福田院を作り、貧しい人々やハンセン病患者を支援した僧としても有名です。「救済に生涯を捧げた僧」として語り継がれています。87歳で亡くなった後、その功績から後醍醐天皇より「菩薩」号を与えられています。2017年は忍性の生誕800年にあたり、生誕地の奈良国立博物館にて記念展が開催されました。

ドラマのロケ地としても有名な極楽寺駅見出し

極楽寺駅の画像を見て「見たことある!」と思った方はかなりのドラマ通です。江ノ島電鉄極楽寺駅は1904年の開業です。駅構内は古い木造の建物で非常に歴史を感じさせます。1999年10月には関東の駅百選にも選定されました。日中は駅員が常註しているものの夕方以降は無人駅となります。桜の季節には改札口を出た所にある桜の木が美しくとても癒されます。

極楽寺駅をロケ地としたドラマや映画と言えば、ドラマ「最後から二番目の恋」の中で中井貴一と小泉今日子が改札口で会うシーンやホームで電車を待っているシーン等で使用されていました。映画「海街Diary」では綾瀬はるか、広瀬すず姉妹が通勤、通学で利用するシーンで使用されていました。今でも映画やドラマを振り返って訪れる方がいます。

ドラマのロケ地としても有名な極楽寺へのアクセス見出し

極楽寺へのアクセスですが極楽寺境内にも周辺にも駐車場はありませんので車以外のアクセスをオススメします。公共交通機関を利用して行きましょう。通称「江ノ電」と呼ばれる江ノ島電鉄でのアクセスが一番便利です。鎌倉駅から乗車して極楽寺駅まで約7分程の乗車時間です。江ノ電に揺られながら海岸線の美しい景色を楽しんでください。

極楽寺駅からのアクセスは徒歩です。改札を出て左に歩くと線路を渡る桜橋が見えます。その桜橋を渡って左側に見えるのが極楽寺です。駅から徒歩約2分程ですのでアクセスは非常に良いです。極楽寺境内は撮影禁止なので極楽寺駅のホームから撮影されている方もいます。駅のホームから見る山門は歴史を感じさせ風情があります。

ドラマのロケ地としても有名な極楽寺の御朱印見出し

極楽寺の御朱印は、なんと7種類もあります。①極楽寺の御本尊である「釈迦如来」②「大日如来」③「導地蔵尊」④「月影地蔵尊」⑤「弘法大師」⑥「霊山殿」⑦「如意輪観世音」です。本堂の左側にある御朱印所でいただくことができます。御朱印帳以外(半紙等)への御朱印はしていただけないので忘れずに御朱印帳を持参しましょう。

極楽寺の御朱印はどこのものよりも美しい。と感動されている方もいます。御朱印をいただく際のマナーとして、スタンプラリー感覚ではなく必ず参拝をした後にありがたい感謝の気持ちを持っていただきましょう。初穂料はそれぞれ300円です。極楽寺オリジナルの御朱印帳もあります。

極楽寺の見どころ1:釈迦如来坐像見出し

極楽寺の本堂横には宝物館があり、宝物館には「釈迦如来坐像」が安置されています。釈迦如来坐像は鎌倉時代に作製されたもので、説法をしている姿を現す「転宝輪印」という手印を結んでいるのはとても珍しいと言われています。国の重要文化財に指定されている、歴史ある貴重な像です。

極楽寺では毎年2回、宝物館の仏像が公開されます。4月25日から5月25日と10月25日から11月25日の期間中は火・木・土・日曜日のみ公開していて拝観料は300円です (雨天時は休館)宝物館に安置されている仏像は「釈迦如来坐像」「不動明王坐像」「釈迦十大弟子像」「文殊菩薩坐像」で極楽寺を開山した忍性像や興正菩薩(叡尊・真言律宗の僧)像もあります。

極楽寺の見どころ2:清涼寺式釈迦如来立像見出し

極楽寺では、4月8日の花まつりに合わせ、毎年4月7日・8日・9日の3日間のみ、本堂の仏像が公開されます。山門をくぐった正面の本堂内にはご本尊である「清涼寺式釈迦如来立像」が安置されていて、京都にある清涼寺の「三国伝来の釈迦如来」を忠実に模刻したものと言われています。国の重要文化財にも指定されている歴史ある大変貴重な像です。

極楽寺では毎年4月8日に「花まつり」の行事が行われます。4月8日はお釈迦様の誕生を祝う日として中国から伝わったと言われています。お釈迦様が誕生した際に、天に現れた9頭の竜が香湯と言われる甘い水をお釈迦様に吐き、その甘い水を産湯にしたことが由来で、花まつりの際にはお釈迦様の像に甘茶をかけることになったと言われています。

極楽寺の見どころ3:忍性の墓見出し

極楽寺本堂の裏山の墓地に、極楽寺で亡くなり、亡くなられてから後醍醐天皇より菩薩の称号をいただいた忍性の墓があります。高さ3メートルを超えるどっしりとした立派な石造りの五輪塔です。塔の中には忍性の遺骨が納められています。鎌倉時代後期に作製された五輪塔の特徴を伝えているとして国の重要文化財に指定されています。

五輪塔へのアクセスは極楽寺裏口から徒歩ですが、かなり歩きます。案内通りにお進みください。五輪塔の横には北条重時の墓と言われている宝篋印塔もあります。毎年4月8日の花まつりの日には忍性菩薩五輪塔が特別に公開され、誰でも参拝できます。年に1度の貴重な日ですので、ぜひご都合を合わせて行かれてみてはいかがでしょうか。

極楽寺の見どころ4:導地蔵見出し

導地蔵は「極楽寺地蔵」とも呼ばれていて極楽寺付近にあります。1267年に忍性が地蔵像を安置したと言われ歴史ある鎌倉二十四地蔵の一つです。地蔵を作製したのは運慶だと言われています。子育てに神様のご利益があることから「導き地蔵」と言われ昔からこの地域では導き地蔵が見守る範囲では子ども達に災いが起きないと言われています。

当時の地蔵は焼失し、現在の地蔵は室町時代に作製されたものと言われていますが、この地域ではお宮参りの後は導き地蔵にお赤飯を供えて子どもの安全と成長を祈願するのが慣わしとなっています。一見すると民家のような、その縁側には子ども達が座っておしゃべりをしていたり、地域の方の語らいの場であったりと地域に根付いています。

極楽寺の見どころ5:桜見出し

極楽寺の桜は「八重一重咲分桜」と呼ばれ、北条時宗がお手植えされたとの歴史があります。また、後水尾天皇が桜の前を通った際、あまりの桜の美しさに御車を返して楽しまれたのが言葉の由来で「御車返し」とも言われています。八重と一重の花が1本の木に混在するとても珍しい桜で4月7日から9日の花まつり前後が桜の見ごろのピークです。

その昔、伊豆大島の大島桜が鎌倉材木座に持ち込まれ、突然変異して増殖した桜を桐ヶ谷桜と呼んでいます。普通、桜の花びらは5枚ですが桐ヶ谷桜は8枚の花びらも混在することから「八重一重咲分桜」とも呼ばれています。極楽寺の八重一重咲分桜を一目見ようと大勢の観光客が訪れ、普段は静かな極楽寺も賑わいます。

極楽寺の見どころ6:紫陽花見出し

極楽寺には約20種類の紫陽花があります。6月の初旬から紫陽花が色づき始め6月中旬には満開になり7月上旬頃までが紫陽花の見ごろと言われています。極楽寺の紫陽花には「十二単」と呼ばれているとても珍しい品種の紫陽花があり、その名のとおり花びらが何枚も重なっていてとても美しい紫陽花です。どれが十二単か探してみてください。

鎌倉には紫陽花の有名スポットが何ヶ所かありますが見ごろの時期には整理券が出る位混雑しているようです。その点、極楽寺は混雑もなく駅からのアクセスも良いので、ゆっくり紫陽花を堪能できます。境内には茶屋もあり、紫陽花を愛でながら休憩もできるので紫陽花の咲く季節には色鮮やかな紫陽花を見に行かれてはいかがでしょうか。

四季を彩る花も美しい極楽寺へ行きましょう見出し

いかがでしたでしょうか。極楽寺の歴史や見どころについてご紹介しました。極楽寺の山門前や境内には季節ごとにいろいろな花が咲き、行く度に咲く花の美しさに心癒されます。国の重要文化財に指定されている仏像も多く、年に数度しかない公開日に合わせて行かれるのもよいのではないでしょうか。歴史多い極楽寺を堪能してください。

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