金沢のレンタサイクルなら「まちのり」がおすすめ！観光にも便利で人気！

金沢の主な観光スポットは、金沢駅からなんとか歩いてまわれる距離です。しかし、歩くのは疲れますし、車だと、駐車場を探したり有料駐車場だったりで時間とお金がかかります。バスも良いのですが、時間が気になり、ゆっくり観光できない場合もあります。金沢には、お得な移動手段があります。それは、金沢1日レンタサイクル「まちのり」です。いったいどんなレンタサイクルなのか、詳細をご紹介します。

金沢レンタサイクル「まちのり」とは、金沢市が実施していて、日本海コンサルタントが運営している1日レンタル自転車の事です。他にも個人や団体が支援し、運営補助を行っていて、街ぐるみで金沢レンタサイクル「まちのり」を応援しています。人気の観光スポットの近くには、金沢レンタサイクルを置く場所も設置してあり、コツさえつかめば、安く、観光に利用できます。

この金沢レンタサイクル「まちのり」、一般的な自転車レンタルのように、「1日貸し切りレンタサイクル」があります。電動アシスト付き自転車の1日レンタルは1400円、電動付きではない自転車は1日900円で借りる事が出来ます。金沢1日貸し切りレンタサイクルは、予約可能で、「まちのり」事務局で手続きし、9時から18時まで利用できます。

貸し切りも良いのですが、金沢レンタサイクル「まちのり」の一番のおすすめは、基本料金200円で利用可能な、シェアレンタサイクルです。この「まちのり」は、1日契約、1か月契約、1年契約と３つの選択肢がありますが、特徴として、1日1台ずっと貸し切りではなく、1日30分毎に追加料金が発生するシェアレンタサイクルです。

30分毎に追加料金が発生すると言っても、追加料金なしで、基本料金200円のみで乗るコツがあります。それは、「30分以内で自転車を返却して、また借りる」という流れを作る事です。詳しく説明すると、最初の手続きで必要な基本料金200円、これは、「まちのり」乗る権利を買う形となります。そして、観光スポット近くにある「まちのり」の駐輪場「ポート」で、30分以内で乗り継ぐという事です。

ちょっと面倒なようですが、基本料金200円で1日レンタサイクルできるなら、観光に便利!と人気で、「近いポートで自転車を借りて、30分以内に目的の観光名所の近くのポートへ返却し観光、また現在地近くのポートで自転車を無料で借り、次の観光に都合の良いポートに30分以内に返却し観光する」という流れで観光している人が多くいます。ひとり旅にもデートにもグループ旅にもおすすめの金沢1日シェアレンタサイクル「まちのり」です。

現金での手続きや、1日貸し切りレンタサイクルなどを行う事務局は、年末年始は営業していません。クレジット利用で、ポートの端末から申し込む場合のみ、基本1年中利用する事が出来ます。しかし、全てがお休みになる場合もあります。お祭りの交通規制の関係や、自転車の総点検、総入れ替え、台風や大雨洪水警報が出された時などです。公式サイトやTwitterのお知らせに記載されます。

金沢1日シェアレンタサイクル「まちのり」の手続きは、ポートの端末か事務局、提携窓口で行います。事務局、提携窓口の場合、スタッフがいますので、指示に従って申し込みましょう。ポートの端末の場合、端末機の指示に従って、操作しましょう。乗り継ぎの際に使うものを最後に決めます。パスワードが、ICカードか、まちのりICカード(買い取り500円)です。

支払いは、基本クレジットカードです。18か所のポートの端末機で手続き出来ます。その場合、必ずクレジットカードが必要です。1枚のクレジットカードで4台分手続き可能なので、家族で利用する場合、子供の分もクレジットで手続き出来ます。もちろん、事務局や提携窓口でも、基本クレジットカードです。基本料金と追加料金は、後日クレジットカードから引き落としされます。

事務局では、クレジットカード利用で、1日だけではなく、1か月、1年利用の手続きも可能です。例えば、1か月間毎日、200円のシェアレンタサイクルを利用をするとなると約6000円必要ですが、最初に手続するなら1か月1000円で利用出来、お得です。1か月、1年契約でも、借りっぱなしではありません。1回30分以内のルールが、適用されます。ポート近くに、1週間以上長期滞在したりする人に人気があります。

中学生など子供のみの場合は、現金でしょう。現金の場合、ICカードをレンタルする事になります。デポジットとしてプラス800円で合計1000円必要です。きちんと返却後、800円返金されます。ICカードがレンタルなので、手続きした窓口で、返却する必要がありますので、返却時間を確認しましょう。中学生など子供だけの観光にも便利で、人気の金沢1日シェアレンタサイクル「まちのり」です。

金沢レンタサイクル「まちのり」は、レンタル自転車なので、大人や子供に関係なく、自転車の交通ルールが適用されます。自転車は車道通行が原則なので、自転車通行可の道路標識や自転車通行指定エリアの道路標示がある歩道以外は車道を走りましょう。自転車通行可の歩道でも、歩行者優先です。歩道を走る時は、ベルを鳴らして歩行者に避けてもらう事は出来ません。降りて歩行者を避けてから、また乗りましょう。

飲酒運転、並進運転、2人乗り運転、傘さし運転は違反です。信号無視の禁止はもちろん、子供など突然飛び出しに注意し、交差点での一時停止と安全確認を必ず行いましょう。子供だけでのレンタサイクルの利用の場合は、事前に親が注意しておく必要があります。しっかりとルールを守り、楽しい自転車の旅にしましょう。自転車スタンドはそのままにして返却するルールもあります。

金沢には、ライトアップが綺麗な場所がありますので、せっかくなら夜まで観光したいと思う人も多くいます。ポートへの返却は、クレジットカードでレンタルした場合のみ、7時から22時半まで利用でき、夜のライトアップを見る事が可能です。ポートによっては、22時までの場所もあるので、22時を過ぎそうな場合は、予定返却ポートの時間を確認しておきましょう。

もし事務局や窓口で、現金で「まちのり」をレンタルしている場合は、ICカードがレンタルとなっていますので、手続きした場所に返却する必要があります。事務局は、18時までに返却しないとデポジット800円が返金されませんので、時間の注意が必要です。他の窓口の場合は、時間が違う場合がありますので、借りる時に、返す時間の確認をしておきましょう。

旅で得する「まちのりクーポン」が発行されています。誰でも使える金沢巡りクーポンで、チラシや公式サイトでクーポン内容を確認する事が出来ます。ポートの端末機やLINEで発券できますので、対象店舗で、そのクーポンを使うと、ちょっとお得に金沢観光が出来ます。「まちのり」を利用しなくてもクーポンが使えますので、ぜひおすすめです。

金沢レンタサイクルは、年齢制限はなく、子供でも大人でも利用可能です。しかし、金沢レンタサイクルには、子供用自転車も、小さな子供用チャイルドシートもなく、全ての自転車は20インチです。サドル(いす)の高さを調節する事で、大人でも子供でも利用可能な自転車です。子供の場合、身長およそ140cmあるなら利用可能です。事務局でヘルメットを借りる事が出来ます。子供の場合、ヘルメット着用はおすすめです。

金沢1日シェアレンタサイクル「まちのり」は、30分以内にどこかのポートへ返却する必要がありますので、最初にルートを考えておくとスムーズに観光出来ます。ルートを予定しないなら、自転車をとりあえずポートへ返却し、借りる前に、次に駐輪するポートの場所の確認はおすすめです。借りた後に、ポートの場所で悩んでいたら、30分超えてしまったという事にもなりかねません。

自転車をポートへ返却する時の注意点として、ガチャンと自転車をはめた時に、ランプが「赤」ならまだ返却となっていませんので、はめ直しましょう。ランプが「青」になるのを確認してから観光しましょう。赤のまま置いておくと、追加料金が発生していきますので、注意が必要です。この場所から乗りたいのに、シェアレンタサイクル「まちのり」が1台も無い場合もあります。待つか他のポートへ移動しましょう。

また、パスワードやICカードを紛失した、盗難にあった、事故に遭ったなどトラブルが起こった場合は、必ずまちのり事務局に連絡し、指示に従いましょう。無料で再度登録は出来ないようですので、十分気を付けて利用しましょう。時間を気にしないで良い1日貸し切りレンタサイクルもあり、予約できます。休日の場合は、早めの予約をおすすめします。

金沢駅から一番近い、有名な観光スポットとして、「近江町市場」があります。近江町市場を観光するなら、「ポート3・十間町」に返却するのはおすすめです。ポート3は、「下堤町」の信号の三井住友信託銀行とJTBの間の道を進むとあります。「近江町市場」は、金沢の台所と言われていて、地元の人達に愛されている市場です。

この市場には、市場らしく、魚介類、海産物、野菜などのお店もあり、飲食店も色々入っていて、迷路のように入り組んでいます。見てるだけでも楽しくなる市場です。一番のおすすめは、食べ歩きできる「近江町コロッケ」です。素材の味で勝負している近江町コロッケは、雑誌にも取り上げられるほどの人気店で、ホクホクで美味しいコロッケです。

金沢駅より北にある「にし茶屋街」は、金沢で有名な観光スポットの1つです。金沢には茶屋街が3つあり、その中の1つです。この「にし茶屋街」は、3つの中でもっとも芸妓(げいぎ)さんが多い事で知られています。今もまだ一言さんお断りのお店が多い「にし茶屋街」で、街並みが美しいのに加え、観光客が少ないので、癒しの時間を過ごす事が出来ます。

一番のおすすめは「料亭 華の宿」です。200年以上の歴史を持つ建物で、朝からお昼12時半ごろまでは、観光客もお茶を楽しむ事が出来ます。1階で和菓子とお抹茶をいただいた後に、2階のお座敷を見学出来ます。夜はお茶屋でお座敷遊びも体験できます。この「にし茶屋街」の観光なら「ポート10・にし茶屋街」に返却する事が出来ます。「野町西」の信号の近くにあります。

金沢の美術館と言えば「21世紀美術館」が有名です。誰でも気軽に立ち寄れて、老若男女楽しめる美術館です。自然が多い敷地内にあり、とても静かです。この21世紀美術館は、野外展示もいくつかあり、晴れの日は、外でくつろいでいる人が多くいます。屋内は、無料エリアが広くあり、21世紀美術館の作品の中でも人気の「スイミング・プール」の地上から見る部分は、無料で楽しむ事が出来ます。

「スイミング・プール」の水中の方は、有料展示エリア内にあるので、21世紀美術館を十分に満喫したい人には、有料展示エリアもおすすめです。ミュージアムショップもあり、美術館関係のお土産や、金沢で人気の和菓子「甘納豆かわむら」の甘納豆も販売されています。21世紀美術館を観光するなら、「ポート14・広坂」に返却する事が出来ます。21世紀美術館の敷地内の金沢市役所側の駐輪場にあります。

21世紀美術館の隣には「兼六園」があり、そのまま歩いて観光する事が出来ます。もし、自転車に乗って移動したいなら、兼六園北東の方にある「ポート15・兼六園」に返却出来ます。この兼六園は、日本三名園の一つで、江戸時代の代表的な大名庭園として形作られてきた庭園です。ゆっくり歩きながら風景を楽しむ事が出来る庭園エリアで、癒しの時間を過ごす事が出来ます。

兼六園は、有料ですが、初代兼六園菊桜が天然記念物に指定されたり、成巽閣が国宝に指定されたり、重要文化財に指定されたりと、歴史的に重要な物を見る事が出来る素晴らしい場所で人気があります。この一帯には、21世紀美術館や兼六園の他にも、金沢城、石川県立美術館など観光スポット、香林坊と、見どころがありますので、金沢観光名所を堪能するのもおすすめです。

金沢の茶屋街の3つの中の1つ、「ひがし茶屋街」は、昔の雰囲気をそのままに、お土産屋、お食事処や和カフェが沢山ありますので、ランチやティータイムにおすすめの場所です。にし茶屋街と少し違い、ひがし茶屋街には、観光客が利用できる店舗が多くあるので、観光客が多いエリアとなっています。ひがし茶屋街を観光するなら、浅野川大橋のひがし茶屋街側にある「ポート18・東山」に返却出来ます。

このひがし茶屋街には、安江金箔工芸館があり、金箔の事を楽しく知る事が出来ます。またひがし茶屋街の歴史を感じる建物が並ぶエリアには「箔一(はくいち)」があり、ひがし茶屋街一番のおすすめ「金箔ソフトクリーム」があります。まるまる1枚の金箔が乗って、見た目が煌びやかで、ソフトクリームの味は美味しいので、人気があります。ぜひ食べてみて下さい。

金沢は、自然を楽しみ、アートに触れ、歴史を感じる事が出来る観光スポットがあります。晴れの日はもちろん、雨の日の金沢もまた素敵で、少しの雨ならレインコートを利用し、レンタサイクル「まちのり」で観光する人もいるほどです。金沢観光は、レンタサイクル「まちのり」で、体力と時間を上手に使い、思う存分楽しみましょう。