阿憨鹹粥はサバヒー粥の名店！地元民の集う人気店で朝食を頂こう！

台湾は絶品グルメの宝庫です。定番の小籠包や麺類、屋台などを思い浮かべる方も多いと思いますがサバヒー粥というものはご存知ですか？台湾の定番グルメとして地元の方から愛され観光客からも年々注目が高まっています。台湾の朝食といえばサバヒー粥とまで言われる人気グルメです。今回はサバヒー粥の名店である阿憨鹹粥をご紹介します。

そもそもサバヒー粥とはどのようなものなのか、日本人ではあまり聞きなれない方も多いと思います。その名の通りお粥なのですがサバヒーとは魚のことです。サバかと勘違いしてしまいそうですがサバとはまったく別のミルクフィッシュという魚を使用しています。見た目はイワシによく似た魚で台湾ではよく食べられる魚なんだそうです。

台南は台湾の中でもグルメな方が集う街と言われており台湾グルメの発祥となった名店も多くあります。また台南ではサバヒーの養殖も多く行われており鮮度も良いことからサバヒー粥を食べるなら台南との声も多く聞かれます。サバヒー粥が食べられるお店はたくさんありますが最も人気が高いのはサバヒー粥の名店とも言われる阿憨鹹粥です。

阿憨鹹粥は台南で50年以上も続くサバヒー粥の名店です。中国から伝わった伝統的な製法で作られており新鮮で美味しいと地元の方からも高い人気を集めています。朝食として阿憨鹹粥のサバヒー粥を食べるために毎朝訪れる常連も多いんだとか。サバヒー粥は朝食の定番ですがどの時間帯に行っても絶えず地元の方がいるほどの人気店です。

地元の方が集まる名店として観光客からも注目を浴び地元の方だけでなく観光客も訪れる名店となっています。その人気はガイドブックにまで掲載されるほどです。日本でもその人気や知名度も年々高まっており定番の台湾グルメもいいけど地元の方が愛するサバヒー粥が食べたいと名店阿憨鹹粥を訪れる方も増えています。

そんな阿憨鹹粥の店内は倉庫のような作りになっています。空いている席に自由に座り口頭で注文するようになっています。メニュー表は壁にかけられたものしかありませんが指差しでも注文できます。ほぼすべての方が名物であるサバヒー粥を注文するそうです。店員には日本語を話せる方もいるようでその方との雑談も人気となっています。

阿憨鹹粥の営業時間は6時10分から22時までです。朝食にちょうどいい時間にはすでに開店しているのでホテルで朝食を食べずに阿憨鹹粥を訪れる観光客も多くいます。阿憨鹹粥のサバヒー粥は地元の方の朝食の定番にもなっているので開店してすぐに席が埋まることもよくあります。確実に食べたいなら開店時間に合わせて向かうのがおすすめです。

阿憨鹹粥へのアクセスは電車がおすすめです。台南市街地の北側に位置しており台湾鉄路管理局縦貫線の台南駅から歩いて13分ほどの場所にあります。台南公園の近くにあるためその前の公園南路を通るルートがわかりやすくなっています。また阿憨鹹粥の前には駐輪スペースもあるのでレンタル自転車やレンタルバイクでのアクセスも可能です。

住所：台南市公園南路169号

阿憨鹹粥に来たのならサバヒー粥は絶対に外せません。阿憨鹹粥の看板メニューでもあり今や台南だけでなく台湾全土の名物グルメです。阿憨鹹粥を訪れた方ほぼすべてがこのサバヒー粥を注文するほどの人気メニューでこれを目当てに訪れる観光客も多くいます。サバヒー粥はお粥の上に大きなサバヒーがドンと乗せられていることが特徴です。

阿憨鹹粥では臭みのないサバヒーを使用することをモットーにしているので見た目に反して臭みなどはまったくありません。大きな骨から小骨まですべて取り除かれておりスプーンでほぐしながら食べていきます。サバヒーの身はとても柔らかく脂乗りも抜群です。コラーゲンたっぷりなことで美容に関心がある女性からも注目を集めています。

サバヒー粥は日本人から見るとお粥というよりお茶漬けのようなグルメです。とろみのあるお米とサバヒーの旨みが凝縮されたスープは少し塩気があるもののあっさりとした味わいになっています。さらさらと食べられるので朝食にぴったりと大人気です。それだけでなく阿憨鹹粥のサバヒー粥には牡蠣も入れられており贅沢感も感じられます。

阿憨鹹粥のサバヒー粥をさらに美味しく味わいたいなら油條も一緒に注文することをおすすめします。油條とは揚げパンのようなものでサバヒー粥のスープを少し付けて食べるも良しひたして食べるも良しなアクセントとなる一品です。また各テーブルに置いてある豆板醤を足すと甘辛い味わいに変わるので途中で変化が欲しい方におすすめです。

阿憨鹹粥にはサバヒー粥以外にもおすすめのメニューがあります。まずサバヒー粥に次いで人気が高いのはサバヒーご飯です。これはご飯の上にサバヒーが乗せられているもので簡単に言えばルーローファンのサバヒーバージョンです。お粥特有のとろとろした食感のお米が苦手な方でもこのサバヒーご飯ならサバヒーの魅力を存分に味わえます。

サバヒーご飯のサバヒーは甘辛く煮詰めてありご飯との相性も抜群です。味はツナに似ているとも言われています。煮汁もたっぷりかかっており先にサバヒーを食べ尽くしてしまってもご飯だけでも美味しくいただけます。サバヒー粥とサバヒーご飯でそれぞれ味付けが違うサバヒーを食べたいと2つ合わせて注文される方も多い人気の一品です。

阿憨鹹粥名物のサバヒー粥とサバヒーご飯を食べ比べてみたいけどどちらもお米なのはちょっと、という方にはサバヒースープがおすすめです。こちらはサバヒー粥からお米を抜いたものになっており見た目のインパクトもそのままに大きなサバヒーがドンと乗せられています。あっさりさらさら食べられるのでサブメニューとしても人気です。

またとろとろしたお米が苦手でサバヒー粥が食べられない方でもこのサバヒースープならサバヒー粥と同じ味を味わうことができます。サバヒーご飯のお米をサバヒースープに入れてみたり油條と一緒に食べたりとさまざまな食べ方が楽しめます。お米は入っていないながらも量が多めなのでサバヒースープだけでも大満足のボリュームです。

次におすすめなのはサバヒーの皮です。阿憨鹹粥ではサバヒーの各部位を余すことなく提供しているのですが観光客からは皮が最も人気となっています。こちらもサバヒー粥と一緒に注文する方が多いメニューです。皮と言っても皮だけが出てくるわけではなく少し身も付けられています。味は塩気が濃くなっておりアクセントとして楽しめます。

サバヒーの身と皮の旨みをどちらも味わいたい方におすすめです。また地元の方から人気が高いのはサバヒーの腸です。地元の方がこぞって注文することで真似して注文する観光客も増えているそうです。こちらも塩気の濃い味付けになっており豆板醤を加えるとより美味しくいただけます。器が観光マップになっている遊び心もあるメニューです。

サバヒー粥より強いインパクトを求めるならサバヒーの頭がおすすめです。怖いもの見たさで頼む観光客も多いメニューで一度見たら忘れられないほどのインパクトがあります。サバヒーが好物という地元の方も注文される人気メニューです。見た目は少しグロテスクですが臭みはなくサバヒーの背中などの身とはまた違った味わいが楽しめます。

サバヒーの頭の部分はゼラチンがたっぷりで旨みがぎっしり凝縮されています。グロテスクな見た目からは想像できないような美味しさで病みつきになる方も多いそうです。注文したものの食べ方がわからないという方も多くその場合は地元の方が食べるのを見て真似することが食べ方のポイントです。熱いうちに食べるとより美味しくいただけます。

阿憨鹹粥はサバヒー粥の名店なだけあり地元の方からも愛されるお店です。さらさら食べられるので朝食に最適ですが昼食も夕食も多くの方が阿憨鹹粥を訪れています。人気店のため満席になることも多々ありますが回転が速いので待ち時間が少ないことも嬉しいポイントです。台南に行かれた際はぜひ阿憨鹹粥でサバヒー粥を味わってみてください。