高雄で小籠包！紅陶上海湯包や永和小籠湯包などおすすめの人気店を紹介！

台湾第二の都市「高雄」は、台北から台湾高鉄(新幹線)とMRTを使って2時間弱で行くことができる、台湾の南部に位置する港町。高雄には、高雄市立美術館や蓮池潭、龍虎塔、仏光山仏陀紀念館ほか、見どころがいっぱい。港町ならではの新鮮な魚介を使ったお料理も楽しむことができます。今回は、高雄で美味しいと人気の小籠包のお店をご紹介します。

高雄までは、日本から飛行機の直行便が出ているほか、台北からのアクセスには何種類かの方法があります。台湾高鉄(新幹線)を利用する場合、「左営」駅で下車し、MRTに乗り換えて高雄まで。合計2時間弱ほどで到着可能です。台湾鉄道の自強号(特急)を利用する場合、高雄まで直通で行くことができますが、4時間から5時間かかります。

長距離バスを利用することもできます。数社のバス会社が運行しており、乗車時間は約5時間。バスはトイレ付ですが、日本のようにバス休憩の時間がないのでご注意ください。台北発のバスツアーを利用する方法もあります。チケットの手配に不安がある方や、長距離バスが心配な方は、バスツアーを利用してみても良いかもしれません。

高雄で人気の小籠包店と言って、まず名前が挙がるお店のひとつが「永和小籠湯包」でしょう。MRT橙線の鹽埕埔站で下車、2番出口または3番出口から歩いて数分という好立地に位置する、屋台のような小籠包店です。軒先で営業しているので、雨のときは濡れてしまうかもしれないことを覚悟で向かいましょう。

メニューは、「小籠湯包」60元、「酸辣湯」25元、「猪血湯(豚の血を固めたものが入ったスープ)」25元。「小籠湯包」は、小籠包が9個入って60元とかなりリーズナブルです。薄い皮の中には、お肉の餡とたっぷりのスープが入っており、旨味あるジューシーな美味しさ。高雄で一番美味しいという口コミも多数。美味しくて安いので、食べ過ぎに注意。

住所:台湾高雄市鹽埕區鹽埕街33號

「紅陶上海湯包」は、日本人から人気を集める小籠包店。高雄にある小籠包のお店として数々のメディアに取り上げられるほど。漢來大飯店(グランドハイライホテル)の中にある高級感あふれる店内では、格式あるお料理をいただくことができます。なんとこちらのお店、「鼎泰豊」で長年修行を積んだシェフが腕をふるうお店なのです。

「鼎泰豊」でシェフとして働き続けるには数々の試験に合格し続ける必要があるため、「鼎泰豊」から引き抜かれたこちらのシェフは実力者。そんなシェフ自慢の一品「上海湯包」10個180元は、薄い皮に包まれたたっぷりのスープが美味しい小籠包です。「上海小湯包」20個280元(月曜日のみ注文可能)は、小さめの小籠包をスープの中に入れて味わうお料理。

小籠包のほか、「蝦仁蛋炒飯」150元や「排骨麺」140元、「菜肉蒸餃」10個180元、「豆沙小籠包」150元など。台湾の代表的な小吃のひとつ「油豆腐細粉」は、厚めの油揚げがゴロゴロと入った春雨のスープ。こちらも人気の一品です。1椀150元。

「原盅鶏湯」190元は、骨付き鶏肉が入ったスープです。骨から肉が簡単に外れるくらいまで長時間煮込んでいるので、鶏肉の旨味がたっぷりとスープに染み出して、深い味わい。「赤豆髭糕」2個60元は、固めのパンに小豆が入っている中国菓子らしいメニューです。

住所:台湾高雄市前金区成功一路266号(漢來大飯店)10F 電話番号:07-216-1766、07-213-5751

自強夜市のほど近く、自強三路にある「厚得福」は、地元の人に人気の庶民的なお店。40年の経歴をもつベテランシェフが腕をふるっています。高雄地元の人おすすめのメニューは「鮮蝦湯包」。ラードを混ぜ込んだ具材に海老が入った小籠包は、皮が薄く、スープたっぷりで大人気のお味。しょうがとお酢をつけていただきます。

小籠包のほか、「紅油抄手(四川風ワンタン)」や「牛肉捲餅(牛肉ロール)」、「甜烙餅(中華パイ生地スナック)」など美味しい人気メニューがたくさんあります。紅茶と豆乳で作った「紅茶豆漿」をセルフサービスでいただくことができますので、お試しください。

住所:台湾高雄市苓雅區自強三路156號 電話番号:07-269-2912

「龍袍湯包」のオーナーシェフは、「上海湯包小館・小籠湯包専門店」の名古屋店で修行し、台湾に戻ってお店をオープンした方。日本語のメニューもあるので安心です。看板メニューである小籠包「招牌籠包湯包」10個180元は、お肉の旨味がギュッと詰まったたっぷりのスープと、柔らかめの餡が入った納得のお味。

「龍袍湯包」は、小籠包とシューマイの種類が豊富。「龍袍湯包」5個100元、10個200元や、「蟹肉湯包(かに味噌小籠包)」5個150元、10個300元、「魚子湯包(カラスミ小籠包)」5個200元、10個400元など。

デザートには、甘い小籠包「芝麻小包(ゴマペースト入り蒸し団子)」5個90元、10個180元がぴったり。あったかいゴマペーストが中に入った珍しい小籠包です。「南京排骨(南京風とんかつ)」80元も美味。通常、台湾のとんかつに下味はついていませんが、「龍袍湯包」のとんかつは醤油ベースの下味がついています。サクサクで旨味があり美味しい!

住所:台湾高雄市前金區新田路375號 電話番号:07-251-0562

1954年創業の老舗「興隆居」は、高雄の朝ごはんで有名なお店です。中でも、皮が厚めの小籠包のような、肉汁たっぷりの「湯包」15元は看板メニュー。強く持つと熱々の肉汁が飛び出してくるので要注意です。「湯包」のほか、「焼餅」や「豆漿」、「蛋餅」などをいただくことができます。

住所:台湾高雄市六合二路184、186號 電話番号:07-261-6787

「世界の人気レストラン10店」のひとつに選ばれた、日本人も大好きな「鼎泰豊」が、高雄にも登場しました。地下鉄巨蚕駅から歩いて5分ほど、漢神デパートの地下に位置する「鼎泰豊」高雄店。日本語も英語も通じます。お味は他店と変わることなく、安心の美味しさです。小籠包以外のメニューも美味しいという口コミ多数。

住所:台湾高雄市左営區博愛二路777號B1F(漢神巨蛋購物廣場)

地元の人にも人気の「蒸餃(蒸し餃子)」と「捲餅(肉巻き)」の名店です。高雄に2店舗を構える「北平楊揚寶寶蒸餃」は、味は抜群でコストパフォーマンスも良いものの、ローカル感があり日本人にはあまり知られていないようです。本店は、台湾鉄道の楠梓駅から徒歩10分ほど。「豚肉蒸餃」60元、「牛肉蒸餃」70元、「花素蒸餃」70元。店内は広々として清潔。

【本店】 住所:台湾高雄市楠梓區朝明路106號 電話番号:07-351-3332 【德賢店】 住所:台湾高雄市楠梓區德賢路151-1號 電話番号:07-365-0136

地元の人に大人気の「小籠湯包」と「生煎湯包(焼き小籠包)」のお店です。小籠湯包は8個で50元とリーズナブル。皮は薄く、肉汁たっぷり、荒く挽いた豚肉が食べ応えある一品です。焼き小籠包の「生煎湯包」は、小籠包をプライパンで焼いたもの。肉汁たっぷりで絶品。

「上海生煎湯包」へは、高雄駅から歩いて15分前後です。バスでもアクセス可能。高雄駅のバスターミナルから28、92、53Bのバスに乗車、三民國中で降りて徒歩5分ほどです。

住所:台湾高雄三民區熱河一街208號 電話番号:07-322-0702

台湾・高雄の美味しい小籠包のお店をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。台北から高雄までは、台湾高鉄(新幹線)とMRTを使って2時間弱ほど。食の王国「台湾」は、台北だけでなく、高雄にも美味しいお店がたくさん。高雄にしかない美味しい小籠包のお店を訪ねて、高雄まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。