奈良デートおすすめスポット21選！夜や雨の日を楽しめる場所もご紹介

奈良県や京都府は、世界に誇る日本の古都ですね。筆者個人の印象では、デートスポットとしては京都より奈良の方が向いているように思われます。しっとり落ち着いた印象があるからです。今日は、そんな奈良でも、東大寺や法隆寺といった定番のスポットは外して、デートに最適の穴場的スポットをご紹介します。

大神神社（おおみわじんじゃ）は、奈良県桜井市にあって日本最古の神社と言われています。有名なパワースポットで、恋愛成就の神社なんですよ。ここで悠久のロマンを感じるデートをしてみれば、最高の恋愛パワーが吸収できるかも！御神体である三輪山はハイキングに人気のあるスポットです。

この神社は、スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之が最強のパワースポットとして紹介した神社です。この大神神社は、「本殿がない」ことが大きな特徴です。なぜかと言うと、神社の背後に広がる「三輪山」がご神体になるからです。これは日本神道の原初的な姿だと言われています。

慈光院は奈良県の三名園の1つとなっている枯山水の庭があることで有名です。しとしと雨の日にこの庭を見ながらデートすると、何とも言えない時間を過ごせるでしょう。洗練された和の空間と、眼下に広がる奈良盆地の景色は最高です。石州流のお抹茶をいただきながら、至福の時間を過ごしてみましょう。

禅宗様式の庭が見られるお寺です。禅宗様式は奈良では珍しいです。この寺は観光ルートから外れているので観光客も少なく、落ち着いた雰囲気で「和」を楽しめます。境内全体が一つの茶席として造られていて、ゆったりした静かな空間の中で、お抹茶を独り占めできるのは何とも味わい深いものです。

桜井市の長谷寺は「花の御寺」とも言われています。本堂がある初瀬山には7000株もの牡丹が咲き誇る寺です。本尊は重要文化財にもなっている十一面観音で、源氏物語や枕草子、更級日記にも登場する有名なお寺です。源氏物語に出てくる「二本（ふたもと）の杉」は現在も残っているので、ぜひ拝んでおきましょう。

舞台造の本堂(国宝)は徳川家光によって再建されたものです。寺の宝は、本尊十一面観音像をはじめ、約千点にも及んで所蔵されている文化財です。仁王門を抜け、本堂へと続く登廊は399段に渡る石段で、重要文化財になっています。天井に吊られている楕円形の灯籠も趣があります。

奈良観光の定番スポットですね。公園の広さは660ヘクタール。有名な奈良公園の鹿は、東大寺参道の南大門あたりに沢山います。何と言っても奈良公園のデートは夜がおすすめ！興福寺五重塔や東大寺大仏殿などがライトアップされ、幻想的な雰囲気が見事です。特に雨上がりにライトアップされた五重塔や、鏡池に映る大仏殿は感動的です。

浮御堂というのは、浅茅ヶ原の鷺池に浮かぶお堂のことです。奈良公園内のデートスポットとして有名ですよ。雨が降っても、ここに入れば大丈夫。鷺池でボートに乗ることもできます。8月には「なら燈花会」が行われ、夜のデートにおすすめの演出が見られます。燈籠に照らし出される浮御堂のロマンチックな雰囲気が最高ですよ。

生駒山は大阪と奈良県の県境にそびえます。この山頂にあるのが生駒山上遊園地」。入園料は無料で、乗り物ごとの料金しかいりません。子ども向けの遊園地ですが、大阪平野を一望できる絶景が見られるので、カップルにも人気があります。夏場は夜9時まで営業しているので、雨でない限り、デートで見事な夜景が見られます。

通常営業時間は10時から17時までですが、8月31日までの夏場はナイター営業していて、夜２１時までです。9月1日から9月 23日までの土・日・祝日は、20時までやっています。定休日は木曜日です。入園料は無料ですが、駐車料金は乗用車が1200円と高いです。周辺には、格安のコインパーキングが多数ありますよ。

最近人気が出てきた「ならまち」。ここの古民家を改修した洋食屋さんが「春」です。落ち着いた和室で洋食というのがおしゃれです。ここの絶品ハンバーグは特におすすめ！大和牛や大和ポークを使ったおもてなしたっぷりのハンバーグなんです。町と店の雰囲気と味が、2人のデートを最高のものにするでしょう。

奈良の特産品を使った、全て手作りの懐かしい洋食屋です。ハンバーグは昔ながらの鉄板で出されるデミグラスソースのハンバーグなので、子どもからお年寄りまで喜ばれています。しかもミンチは二度挽きしていて、約18センチの天然有頭海老を使ったエビフライも付いています。

このフレンチレストランは、石造りの建物が素敵です。南フランスをイメージしたもので、エントランスはヨーロッパの邸宅を思わせる雰囲気なので、お店に入るとここが奈良県だというのを忘れてしまいます。もちろん料理も最高なので、プロポーズする日や、記念日など、メモリアルな日のデートスポットにおすすめのレストランです。

大和郡山市にあるこのお店。昭和50年に、郡山城の武家屋敷地だったこの地に、レストラン「辨慶（べんけい）」がオープンし、その10年後に本格フレンチをメインにしたレストランになりました。平成12年には建物を全面リニューアル。今年で40周年を迎えるこのお店には、皇室や各国のVIPも訪れています。

奈良県のカフェでは草分け的存在のお店です。奈良以外の遠方から来る人も多い人気店です。ランチは混雑するので、事前に予約した方が良いようですよ。木々に囲まれた庭の中にあるカフェですが、雑貨屋が併設しているため、雑貨好きなカップルにはおすすめのデートスポットとなっています。雨の日など、ゆっくりくつろげるカフェです。

くるみの木は、雑誌やテレビ、書籍などでも多数紹介されている老舗カフェで、関西圏はもちろん、東京や北海道、沖縄からも多勢人がやって来ます。11時半の開店にそなえて、10時から人が並び始めますからすごいです。人々のお目当てはもちろん「ランチ」。定番メニューは週替わりランチプレートになってます。

奈良学園前周辺にある本格イタリアンのお店がベンベヌート。デートでランチやディナーをイタリアンで楽しみたいなら、ここの本格的なイタリアンがおすすめ。学園前の閑静な住宅街にあるので、環境も落ち着いたデートにピッタリです。店内ではレストランウエディングも開かれるため、店の雰囲気も最高です。

ここのお店はとてもおしゃれです。吹き抜けの高い天井、ぬくもりある石壁、広々としたテーブルなど、どれもセンスがあって、建物の木枠には150年前のアメリカ製古木が使われています。昼間は柔らかな日差しが店内を包み、夜にはライトアップされた大人の空間が演出され、料理を一層おいしくします。

デートスポットとして、ぜひ一軒家のレストランはチェックしておきたいもの。アヴォートルサンテは、特別な時間を演出する、おすすめの一軒家フレンチレストランです。ディナーではフレンチコースに2品のデザートが用意されていて、特にスイーツ好きなカップルにはおすすめのレストランと言えるでしょう。

店名の「アヴォートルサンテ」は、「あなたの健康のために」という意味。乾杯の時に使われる言葉だそうです。心身ともに健康な時を過ごしてもらいたいとの願いが込められた名前です。料理は、フランスの郷土料理が意識されていて、ワインもフランス各地方のものを取り揃えているようです。

生駒山の中腹にあるレストランで、テラスからは奈良市街を一望できるレストランです。そのロケーションが大人気なため、奈良県だけでなく、大阪からもデートで訪れる人が多いです。特に夜のディナーで利用すると、夜景を楽しみながらゆったりと食事を楽しめます。生駒山上遊園地の帰りに寄るといいでしょう。

食事は、和、洋、中折衷料理で、季節によって変わる創作料理が出されます。ロハスなものが多く、有機栽培の野菜や食材・調味料を厳選した料理を出しているので、安心していただけます。お店は多目的レンタルスペースにもなっていて、カルチャースクールやパーティルームなどに利用できるようです。

斑鳩と言えば、日本最初の世界遺産である法隆寺がある地域ですね。ここは、世界遺産巡りが好きなカップルには外せないおすすめのデートスポット。斑鳩でランチデートをしたいなら玄米庵がおすすめです。店内には大きな釜があって、それで炊く玄米と自然素材にこだわったランチが絶品ですよ。

法隆寺の夢殿敷地の南通りを少し東に進んだ場所にある精進料理のお店です。ベージュの建物が板塀で囲まれていて、門をくぐると素敵な庭があって和のテイスト十分なお店です。店内は木を存分に使った作りで、自然な雰囲気が素敵です。スタッフの細やかな接客は、まさに「おもてなし」精神に溢れてます。

「明日香」って、とても美しい日本名ですね。奈良県にある明日香村は、レンタサイクルでの散策が人気のデートスポットです。その明日香で、ランチやティータイムにおすすめのカフェがcafe ことだま。店内は古民家を改装した落ち着いた雰囲気です。地元産の野菜を使ったランチや、和風スイーツが楽しめます。

cafe ことだまは、有名な石舞台古墳からも近い明日香村岡にある、築200年弱の元酒蔵の建物です。素敵な雰囲気の中で食べる「ことだまランチ」も美味しさ抜群。ギャラリー・物販スペースもあって、品揃えが充実しているので、雑貨店として楽しむこともできます。飛鳥観光の際には絶対立ち寄りたいカフェです。

奈良県の明日香村は、自然と歴史が感じられる、散策デート向きのスポットです。明日香村と言えば、有名な「石舞台古墳」があります。今から1700年～1300年前の古墳時代後期に作られた、蘇我馬子のお墓ではないかと言われていますが、確かなことは分かっていません。明日香村はしとしと雨でも散策したくなる歴史的スポットです。

石舞台古墳はわが国最大級の方墳です。方墳は、墳丘の平面が正方形になる古墳のことですが、石舞台古墳は、墳丘の盛土が全く残っていなくて、巨大な横穴式石室が露呈している形になっています。30数個の岩の総重量は約2300tですから、かなりの重量になりますが、造られた当時の土木運搬技術はかなり優れていたのでしょうね。

吉水（よしみず）神社は、源義経が頼朝に追われて逃げる際、妻の静御前と別れた神社として有名です。また、後醍醐天皇や豊臣秀吉とも縁がある神社です。静御前は義経との永遠の愛を信じて、人質となった鎌倉の鶴岡八幡宮で、義経を思う見事な舞を見せました。そんな2人の愛や歴史的宝物を確かめられる神社です。

吉水神社は、もとは金峯山寺の格式高い僧坊でした。明治の神仏分離によって神社となったのです。ですから、元はお寺的だったものが神社になったということですね、源義経が弁慶らと身を隠したことや、後醍醐天皇の行宮だったこと、豊臣秀吉が花見の本陣としたなど、いろいろな歴史的逸話が残っています。

毎年10月～11月に開催されている「正倉院展」を開催しているのが、この奈良国立博物館です。ここに展示されている仏教に関する美術工芸品は、国宝や重要文化財のものがほとんどで圧巻です。奈良公園に入ったすぐのところにあるので、奈良公園を中心とするデートの待ち合わせ場所に最適です。

本館には彫刻を中心とした平常展があります。飛鳥時代から鎌倉時代にいたる優れた仏像が数多く展示されています。パキスタンや中国、朝鮮半島の仏像も展示しされていますので、国内の博物館では最も充実した仏像が展示されている博物館と言えるでしょう。大人520円、大学生260円、70歳以上の方・高校生以下無料。

近世日本画や浮世絵、美術工芸品など、現在所蔵品は4200点を超え、間違いなく日本を代表する美術館です。東大寺別当などを務めた清水公照氏、平山郁夫画伯、杉本健吉らの素晴らしい絵画や彫刻などが楽しめます。アートが好きなカップルにとっては、ぜひ訪れたいスポットですね。

奈良に縁の深い富本憲吉をはじめとする作家の作品や、鎌倉時代から現代に至るまでの絵画、工芸、彫刻、書跡、風俗資料などを所蔵しています。これらの収集活動と作品の調査研究を基礎とした特別展は年3回、館蔵品展は年2回実施されています。一般400円、大高生250円、中小生150円。

｢ならまち｣とは、奈良時代に繁栄した元興寺の下に並んだ町家のこと。場所は、奈良県奈良市中院町辺りになります。歴史を感じながら情緒ある町並みが楽しめるので、奈良独特のデートが味わえる面白い場所だと思います。落ち着いた雰囲気とモダンなお店がコラボしている町なので、デートには最適ですよ。

「ならまち」は、奈良公園の脇にあって、世界遺産である興福寺のすぐ近く、猿沢池のほとりから南側に広がっています。通りの両側には、江戸時代に建てられた町屋や、明治時代の面影を残す町屋がずらりと並び、散策気分は最高ですよ。歴史ある家屋を改築した飲食店やカフェも多いので、デートには最適です。

「奈良きたまち」も最近人気のデートコースで、奈良市の奈良町より北側にあるの古い市街地です。ここには、「ワインの王子様」というおしゃれなワインセラーがあって、常時3000本以上のワインが取り揃えられています。ベルギービールの専門店でもあるので、ワインやビール好きのカップルにはおすすめです。

株式会社シマヤが奈良市で運営している、ワインとベルギービールの販売専門店が「ワインの王子様」。店内は、築200年以上の酒蔵をリノベーションしたものですから、レトロ感が半端なく出ています。ウォークインタイプのワインセラーや試飲機も備え、国内外3000本以上のワインとベルギービールが最適な状態で保管されています。

若草山と言えば、奈良のシンボル的なスポットなんですが、冬には登ることができません。ここにはハイキングコースがあります。高さは342ｍと小さな山ですが、山全体が芝生でおおわれていて、春は桜、秋は紅葉、ススキなど、四季折々の自然が楽しめます。デートには、奈良市内が一望できる展望台がおすすめです。

若草山は、山全体が芝生でおおわれていて、三つの笠を重ねたような形なので三笠山とも言われます。　高さ342m、広さが33haあり、山のあちこちで鹿を見ることができます。山麓、一重目、二重目、山頂（三重目）、鶯塚古墳周辺道といった場所に分かれていて、それぞれの場所で違った景観を楽めます。

奈良の吉野と言えば桜があまりにも有名ですよね。春には3万本もの桜が咲き誇ります。当然昼間に見る桜は圧巻ですが、ライトアップされた夜桜も見事ですよ。そして、秋になると桜木の紅葉が見事です。春や秋には、大好きな人とデートで訪れると、一生忘れられない思い出となるでしょう。

桜の名所は日本全国の数多くありますが、そのほとんどは近代になってから桜並木として整備されたものです。古木の保護や桜の植栽管理で整備されました。しかし、吉野の桜はそれらとは違い、昔から山岳宗教と密接に結びついた信仰の桜としてずっと大切に保護されてきたものです。ですから広大な桜林になったのです。

いかがでしたでしょうか？奈良県には、歴史を町全体で感じることができるスポットがあちこちにありますが、そこをデートスポットにできるおしゃれな町でもあるんですね。ここではご紹介できなかった素敵な所もまだまだありますので、ぜひカップルでいろいろチェックして訪ねてみてください。