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奈良公園に鹿を見に行こう!餌は鹿せんべいをあげるのがマナー!注意点など紹介

奈良公園に鹿を見に行こう!餌は鹿せんべいをあげるのがマナー!注意点など紹介
投稿日: 2017年8月18日最終更新日: 2020年10月7日

奈良公園には野生の鹿が約1200頭ほど生息し、国内のみならず海外から訪れる観光客にも大人気です。なぜこんな観光地に鹿がいるの?と不思議かもしれませんね。そんな奈良公園の鹿にまつわる豆知識や餌をあげる時のマナー、おすすめの観光情報などをお伝えします。

奈良公園の鹿について知ろう見出し

奈良公園を訪れると、そこかしこで鹿が悠々と闊歩していたり、昼寝をしていたり、初めて見ると驚くような光景が広がっています。鹿との触れ合いを求め、今や国内のみならず海外から訪れる観光客に大人気の場所です。そこで奈良公園の鹿の生態や餌をあげる時のマナーなど、観光に役立つ情報をお伝えします。

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奈良公園周辺のランチおすすめスポット11選!オシャレなカフェなど紹介 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
奈良県屈指の観光名所「奈良公園」は、とにかく広く見応えあり。観光していると、歩き疲れてどこかで足を休めたくなることもあるでしょう。そんなときにぴったりのランチの人気店やおしゃれカフェ、おすすめランチメニューなど、奈良公園周辺グルメをご紹介します。

奈良公園の鹿はいつ頃からいるのか見出し

そもそもなぜ奈良公園にあんなに沢山の鹿がいるのでしょうか。その歴史は奈良・平城京への遷都が行われた710年にまで遡ります。平城京の遷都にあたり、当時権力を握っていた藤原氏ら貴族が、平城京鎮守のため春日大社を建て、神様を祀ることにしました。この時神様として迎え入れられたのが、武甕槌命(たけみかづちのみこと)。

鹿島神宮にいた武甕槌命は、鹿島の森に住む純白の鹿にまたがって奈良へとやってきました。この時、乗ってきた“神鹿”と呼ばれる一頭の白い鹿が、春日の森で子孫を増やしていったと伝えられています。神の使いとして大切に守られてきた鹿が、今もこうして奈良公園で人々に癒やしを与えています。

奈良公園の鹿は国の天然記念物見出し

奈良公園の鹿は国の天然記念物に指定されている野生の鹿であり、県や市といった特定の管理者がいるわけではありません。しかし、一般社団法人奈良の鹿愛護会が、巡回パトロールや負傷した鹿の保護などを行い、保護のための調査研究や環境教育に力を入れ、大切な鹿を守る活動をしています。

野生ではありますが、人に慣れており、とても穏やかな鹿ばかり。近づいて写真や動画を撮ったり、鹿に餌をあげて触れ合うこともできるので、大人にも子供にも大人気です。野生の鹿とここまでフレンドリーに関わり合うことができる奈良公園は、全国でも唯一無二の場所です。

奈良公園の鹿の餌は「鹿せんべい」見出し

奈良公園で鹿が食べるものといえば、「鹿せんべい」が有名です。米ぬかと小麦粉が主成分の鹿せんべいは、観光客が唯一あげることのできる餌になっています。普段は奈良公園に生えている芝などを主食に生活していますが、この鹿せんべいが大好きなので、喜んで食べてくれますよ。

鹿せんべいは鹿にとっておやつのようなもの。お腹を空かせた鹿は、鹿せんべいを持っている観光客を見つけ、どんどん近寄ってきます。可愛いと思ってついつい油断してしまいがちですが、奈良公園の鹿は野生だということを忘れないでくださいね。しっかりマナーを守って接するようにしましょう。

奈良公園の鹿と触れ合う時のマナー見出し

鹿と触れ合う際の基本的な注意事項があります。鹿は場合によって、かむ・たたく・突くなどの攻撃をする可能性があります。ただし、こちらから驚かせたり怒らせたりしなければ、むやみに攻撃してくることはないので、マナーを守り、適度な距離感を持って優しく接するようにしましょう。

鹿せんべいをあげる際に気をつけるべきマナーもあります。鹿せんべいを買って鹿が寄ってきたら、もったいぶらずに早くあげることです。なかなか渡さないと鹿も怒って、カバンを噛んだり、頭で突いくることがあります。一度に複数の鹿が寄ってくるので、できる限り皆に行き渡るように、素早くあげるように注意しましょう。

鹿せんべいがなくなったら、両手を広げてあげて、持ってないことが分かるようにしてあげてください。もたもたしていると、早く出せと言わんばかりにまた鞄をつついたりしてきます。プラスチック袋やゴミ袋なども、ゴソゴソと触っていると、餌をもらえると思って離れません。鹿せんべいを持っていないことが分かると、執拗に追いかけてくることはありません。これらのマナーに気をつけてくださいね。

奈良公園の鹿せんべい販売所見出し

鹿せんべいは、奈良の鹿愛護会が許可したお店のみで販売されており、売り上げの一部は、鹿の保護活動に役立てられます。公園内の茶屋や参道脇のお店など、様々な場所で気軽に買うことができます。10枚1束になった鹿せんべいは、どの場所でも同じ150円で販売されています。

野生動物に餌をあげていいのか?と思うかもしれませんが、鹿せんべいが作られた理由はきちんとあります。人が食べるようなお菓子や誤ってビニール袋などを食べてしまうと、鹿の身体に悪影響が出てしまいます。観光客が不要なものをあげないように、鹿せんべいを推奨しているようです。きちんと守りましょうね。

奈良公園の鹿は礼儀正しい?見出し

奈良公園の鹿はお辞儀をすることでも知られています。鹿せんべいをあげる時、こちらからお辞儀をすると、律儀にお辞儀を返してくれます。一説では、お辞儀をしているように見えるが、実際は威嚇している姿だとも言われていますが、いずれにしても奈良公園は、頭を下げる鹿を見ることができる珍しい場所です。

奈良公園の鹿スポット見出し

奈良公園は敷地が広く、東大寺や春日大社など含め広範囲に渡って、そこかしこに鹿がいます。木陰で居眠りしていたり、芝を夢中になって食べていたり、まだ幼い子鹿もいたり、可愛い姿をあちこちで見ることができます。その可愛さに、観光客も夢中で写真や動画を撮影しています。

奈良公園エリアで特に鹿が多く見ることができるのは、大仏様で有名な東大寺周辺や参道あたりです。ここは観光客も多く、鹿せんべいの販売店も揃っている場所なので、鹿もたくさん歩いています。時には横断歩道を渡って、人と一緒に道を横断する鹿がいる姿も見かけます。

奈良公園の鹿イベント見出し

奈良公園では、鹿ならではの様々なイベントが開催されています。まず、代表的なものが「鹿の角切り」です。江戸時代から300年以上続く伝統行事として毎年秋に行われ、神宮により雄の立派な角を切る様子が見学できます。角を切るのは人や鹿同士で傷つけないようにするためであり、大切な行事となっています。

また、ナチュラルホルンの音に鹿が大勢集まってくる「鹿寄せ」も、奈良公園の朝の風物詩となっています。鹿寄せは年に数回開催されています。他にも、鹿苑に保護されている生まれたばかりの子鹿を見られる特別イベント「子鹿公開」では、公園デビュー前のとても可愛い子鹿を眺めることができます。奈良公園に訪れる際は、こうしたイベントがないかもチェックしてみてください。

奈良公園が抱える問題見出し

奈良公園の鹿は大切に守られ、人・街と共存して生きていますが、共存しているがゆえに起こる問題も発生しています。例えば、一般道を通る車と鹿の接触事故が毎年多く起きています。また、鹿せんべいをあげている最中や前後で鹿との接触でケガをするケースもあります。観光に行く際には、十分に気をつけましょう。

また、問題と思われそうな奈良公園中に落ちている鹿のフン。誰も掃除をしていないため、放置されたフンはどうするのかと思いきや、ここでは自然のサイクルが上手く作用しています。実はコガネムシが多くの鹿のフンを掃除し、残ったフンは土に返って栄養となり、鹿が食べる芝が元気に生えるという良い循環が起こっています。

鹿モチーフの人気キャラクター見出し

奈良県には、代表する2つの人気マスコットキャラクターがいます。なんとそのどちらも、鹿をモチーフとしています。奈良県を観光していると、あらゆる場所で見かけるほどPRされ、人気のキャラクターになっています。それぞれのキャラクターを紹介します。

せんとくん

2010年の平城遷都1300年事業で生まれた公式キャラクター「せんとくん」。翌年の2011年からは奈良県のマスコットキャラクターとして、さらに広く広報で使用されることになりました。せんとくんは鹿の角が生えた男の子の姿をしており、今や奈良のあちこちでその可愛い姿を見かけます。せんとくん関連のお菓子やグッズも揃っています。

しかまろくん

奈良市観光協会のマスコットキャラクターとして、せんとくんの後を追うように人気上昇中の「しかまろくん」。癒し系の顔がなんとも愛くるしい、鹿のキャラクターです。しかまろくんもお菓子やグッズが豊富に揃い、奈良のおみやげとして大人気です。

奈良公園で買える鹿のお土産見出し

奈良公園にあるお土産屋さんでは、鹿にちなんだお菓子やグッズが豊富に揃います。可愛い鹿のストラップや置物の他、しかまろくんデザインのクッキーや和菓子など、その種類は豊富にあります。自分へのお土産としても、プレゼント用としても喜ばれます。

数あるお土産の中でも、少しユニークなお菓子が「鹿のふん」。鹿のふんに似せた、コロコロとしたおかきやチョコレート菓子が人気です。インパクトのある名前に思わず笑ってしまいますが、種類もいろいろあり、美味しいのでおすすめです。奈良公園観光の際は、この場所でしか買えないお土産をぜひ手に入れてくださいね。

奈良公園に鹿を見に行こう見出し

いかがでしたでしょうか。奈良公園の鹿にまつわる豆知識やその魅力は、知れば知るほど奥が深いですね。奈良公園では、東大寺や春日大社などの寺社仏閣の参拝と合わせて、ぜひ鹿との触れ合いも楽しむことをおすすめします。そして、守るべきマナーをしっかりと守りながら、楽しい思い出を作りましょう。

投稿日: 2017年8月18日最終更新日: 2020年10月7日

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