奈良の博物館・美術館特集！子供も楽しめるところや2017年のイベント情報紹介

奈良には子供から大人まで楽しめる博物館、美術館が数多くあります。博物館や美術館と聞くと、大人向けの印象がありますが、子供にも嬉しい楽しいイベントがいくつも開催されています。2017年の楽しいイベント情報も合わせてご紹介しますので、ぜひご家族で訪れてみてください。きっと鹿がお出迎えしてくれますよ！

仏教美術が中心に展示されている博物館で、建物は重要文化財に指定されています。国立博物館でありながら、庭園に鹿が訪れるなど、のんびりと楽しい雰囲気が味わえると評判です。木造薬師如来坐像や日本書紀と言った、国宝も数多く貯蔵されており、中には展示されているものもあるので、確認して訪れてみてください。

常設展示だけでなく、期間ごとに特別展示も行っています。2017年の特別展は「源信地獄・極楽への扉」が7月15日から9月3日の期間開催されます。公開講座なども開かれますので、より知識を深めたい方にはおすすめです。イベントによっては子供も参加できるワークショップなども開催していますので、子供から大人までが楽しい気分を味わえそうですね。

名前の通り、遺跡発掘調査などを行う奈良県立橿原考古学研究所に併設されている博物館です。奈良県内の遺跡から発掘された出土品が展示されています。常設展の他にも年に2回特別展を開催しています。展示室ではボランティアの方々が、展示に関して説明をしてくれるそうなので、説明を受けながらゆっくり展示を見たいものですね。

奈良県立橿原考古学研究所附属博物館のHPでは、子供向けに「小・中学生の勉強室」と題して、ワークシートがダウンロードできるようになっています。博物館を見学しながら、土器をスケッチしたりできるシートなので、楽しい時間が過ごせるのではないでしょうか。2017年の展覧会は「新作発見！弥生絵画-人・動物・風景-」が4月22日から6月18日まで開催中です。

子供から大人まで、全ての年代の方々が楽しい参加型の科学施設です。身体を使って、科学について学びながら楽しく遊ぶことができます。様々なイベントが開催されており、多くの人で賑わっています。シアタールームでは、子供にもわかりやすい科学や宇宙についての映像が上映されるため、楽しい気持ちで学ぶことができると好評です。

光と音の性質を学ぶゾーンや、力の働きを学ぶゾーン、電気と磁石の働きを学ぶゾーンなど数多くのゾーンで科学を身近に触れることができます。ニュートンひろばと呼ばれるゾーンでは、季節ごとに様々なイベントが開催されるので、何度行っても楽しい時間を過ごせそうですね。夏休みの自由研究などにも役立ちそうです。

美術の振興のために、日本画家の吉川観方氏によって収集された日本画や浮世絵、工芸品が寄贈され開館された美術館です。奈良にゆかりのある作家の作品も収集されており、地域に根付いた美術館と言えるでしょう。展覧会やイベントも随時開催されており、非常に見ごたえのある美術館です。

展示について説明をしてくれるギャラリートークや、ミュージアムコンサートなどイベントを数多く開催しています。企画展示期間中以外は、作品入れ替えのために休館になるそうなので、HP等で日程を確認してからお出掛けください。現在は「書の源流企画展榊莫山と紫舟のシンフォニー（交響）」企画展が7月23日までの期間開催中です。

奈良に都があった「平城京」を詳しくわかりやすく解説する施設として、できた施設です。発掘調査の様子や、発掘によって出土した出土品の展示、平城京内の様子を再現したコーナーなどがあり、子供も大人も勉強になること間違いなしです。歴史の勉強にもってこいの資料館と言えますね。

2017年のイベントは企画展として、平城宮跡資料館春期企画展「永野太造作品展-草創期の奈文研を支えた写真家-」が開催されます。4月29日から5月31日までとなるので、ぜひお出掛けになってみてください。復元された第一次大極殿や朱雀門なども見ることができるので、平城京の雰囲気をより味わえるはずです。

奈良に住む人々が、郷土の風俗慣習や、改良を重ねながら使用していた生活用品などが展示されている博物館です。大和民俗公園の敷地内に建ち、公園では梅林やしょうぶ園など季節によって様々な植物を楽しむこともできます。また、江戸時代の民家が移築されているため、タイムスリップしたような気持ちで公園を散歩するのもおすすめです。

常設展では、稲作の様子や茶業、林業などについての展示がされています。2017年のイベントは5月2日から6月25日の期間で、「モノとくらしのデザイン-かたち-」が開催されます。古民家ではコンサートや絵本の語りなどのイベントも開催されるようなので、今後のイベント情報も要チェックですね。

近畿日本鉄道の創立50周年を記念して作られた美術館です。建物の壁は「海鼠壁（なまこかべ）」という城郭をイメージさせる造りになっているのが特徴です。日本や中国、朝鮮を中心とした絵画や彫刻、書蹟が貯蔵されており、国宝や重要文化財、重要美術品も多く含まれています。

2017年の展覧会は5月20日から7月2日までの期間「特別展没後300年画僧古磵」が開催されます。その後7月7日から8月20日の期間は「宴の器」、8月25日から10月1日は「文人のまなざし-書画と文房四宝-」と、企画展が目白押しです。何度訪れても楽しめると思いますので、ぜひ展覧会ごとに訪れてみてください。

巨大なカブトムシが出迎えてくれる橿原市昆虫館は、「見て、聞いて、触って、感じる昆虫館」をテーマにしています。昆虫の基礎知識や人との関わりなどを、標本等で学ぶことができます。放蝶温室では様々な種類の蝶が飛び交っていたり、生態展示室では生きた昆虫を見ることができるため、子供に大人気です。

特別企画として5月13日から6月4日まで、身近な皮革展」が開催されます。奈良の伝統産業である毛皮革産業について、歴史や製品作りの過程などを学ぶことができます。それに伴い5月28日には講演会「古代飛鳥時代の蹴鞠～鹿皮蹴鞠を現代に蘇らせる」が開催されますので、合わせて学んでみてください。

建築家の安藤忠雄氏によって設計、監理された建物が印象的な博物館です。地域の歴史に関する文化遺産が収蔵、公開されていますが、展示物目当ての方だけでなく、建築物が好きな方もこぞって訪れる博物館となっています。別館も安藤忠雄氏によって設計されており、現在は市民のための文化活動や研修活動の場として利用されています。

建物の中心にある円形広場の吹き抜けは「ごじょうばうむ」と呼ばれています。常設展は五條の歴史と文化がテーマとなっており、古文書や考古資料などが展示されています。しかし、2017年4月1日より1年間施設設備の改修や、展示の充実などのリニューアルのため、残念ながら休館中です。2018年4月以降に訪れる予定を立ててみてください。

上村松篁・淳之画伯からの作品の寄贈と、近畿日本鉄道からの基金出捐により開館されました。上村松園・松篁・淳之と三代に渡って収集された作品と、三代の画業を紹介することを目的としている美術館です。敷地内には近鉄名誉会長であった佐伯勇の旧邸があります。一般公開はされていませんが、土日祝日の11時から15時の間のみ内庭を開放しているので、必見ですね。

2017年の展覧会は「上村松園・松篁・淳之展 ～三代にみる日本画百年の流れ～」が6月25日まで開催中です。7月11日から9月24日までの期間は「鳥たちが教えてくれたこと～唳禽荘に暮らす鳥たち～」が開催されますので、ぜひお出掛けしてみてください。

奈良のおすすめ博物館、美術館をご紹介しました。奈良には楽しい博物館や美術館がたくさんあることがわかりましたね。子供でも楽しめるところばかりですので、ぜひご家族でお出掛けしてみてください。鹿と一緒に散歩しながら、博物館、美術館めぐりをしてみるのも楽しそうですね！