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葛井寺は千手観音が有名!駐車場やアクセス情報もまとめてご紹介!

葛井寺は千手観音が有名!駐車場やアクセス情報もまとめてご紹介!
投稿日: 2017年12月17日最終更新日: 2020年10月8日

大阪府藤井寺市にある西国五番札所紫雲山葛井寺は千手観音でその名を知られる名刹です。葛井寺と書いて「ふじいでら」と読みます。境内には千手観音の他にも古刹としての見所がたくさんあり、納経所で御朱印をいただくこともできます。寺院巡りをして心の安定を図るのもおすすめ。

大阪府藤井寺市の葛井寺見出し

大阪府藤井寺市にある聖武天皇勅願寺・西国五番札所・紫雲山・葛井寺は読み方を「ふじいでら」といいます。この葛井寺には1952年に国宝に指定された乾漆千手観音坐像(十一面千手千眼観世音菩薩)がありますが、この千手観音像は実際に千本の手を持っている観音像で同様の観音像は全国に三体しかありません。参拝してご利益を授かりましょう。

葛井寺の歴史や因縁見出し

葛井寺は真言系仏教宗派のひとつである真言宗御室派の寺院で、創建したのは行基です。一説では百済系の渡来人氏族の葛井連(ふじいのむらじ)によって創建されたとも言われています。すぐ近くに物部氏の同族の辛国連が祭祀の中心となった辛国神社があります。駐車場情報が少ないのでアクセスと駐車場の位置を確認してから行きましょう。

辛国神社

1500年ほど前の雄略天皇の御代に創建された神社です。この地方を治めることになった物部氏が祖神を祀ったのが始まりで、物部氏の同族の辛国連が祭祀の中心を担ったため辛国神社となったそうです。病気平癒、健康の守護神としてまた怠け除けの神として知られていて、美しい神社としての定評もあります。訪れてご利益を授かりましょう。御朱印もいただけます。

年の初めに歳旦祭が行われ、正月中は一年間の海運と厄除けの「丹塗神矢」及び「干支土鈴」が配布されます。年間を通して、家内安全、健康祈願、合格祈願、七五三などのご祈祷を受けご利益をいただくことができます。地元の人々の生活や年間を通しての行事などに密着してご利益を授け、地域で愛されている神社と言えます。

大阪・豊国神社の御朱印やお守りのご利益は?初詣情報なども紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
大阪・豊国神社の御朱印やお守りのご利益は?初詣情報なども紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
大阪にある豊国神社は大阪城の南にひっそりと佇んでいます。豊臣秀吉にあやかって出世祈願に訪れる参拝客や大阪城に観光にきた外国人が多く訪れる新たなスポットになっています。初詣や太閤祭でも多くの人が集まります。豊国神社はご利益のある神社と言われています。

葛井寺アクセス見出し

葛井寺へのアクセスの道順は、近鉄の藤井寺駅から歩いて小さな商店街を通り、時間にして数分で着きます。難波からのアクセスと時間は、地下鉄御堂筋線で天王寺まで8分、徒歩で近鉄の大阪阿部野橋まで行き、そこから近鉄南大阪線の準急で12分乗車すると藤井寺駅につきます。梅田からのアクセスと時間は、難波からの所要時間にプラス7分です。

葛井寺駐車場

お寺専用の駐車場はありませんが、通りに観光用の駐車場があります。しかしこの駐車場はバスのみの駐車で、個人用駐車場は寺の近くにコインパーキングがあります。アクセスに時間はかかりませんが、道はかなり細いです。寺院のアクセス案内に「近鉄藤井寺駅南側に市営もしくはコインパーキングが多数あります。徒歩3分。」とあります。

葛井寺では現在専用の駐車場がないため駐車場アクセス情報に欠けるところがあります。葛井寺の周辺にある駐車場へのアクセスを調べてみました。葛井寺から徒歩数分のところに、サンライトパーキング藤井や、 PEN藤井寺市藤井寺1丁目パーキング、予約制ですがB-Timesの藤井寺駅前第10などがあります。

住所:大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21 電話番号:072-938-0005(FAX:072-952-1111)

葛井寺本堂見出し

本堂は延享元年(1744)年に起首するも30余年の年月に及ぶ難事業の末、安永5年(1776年)に竣工しました。 蟇股や頭貫とかいう豪華な彫刻に時代を見ることができます。本堂は国の重要文化財に指定されていて、ご本尊の国宝の十一面千手観音像が祀られています。御朱印マニアの方、御朱印は本堂右手の納経所でいただけます。

葛井寺の線香の立て方

一般の線香の献じ方は立てるのが普通になっていますが、浄土真宗では線香を立てずに香炉の中に寝かせて使うのが作法になっているようです。真言宗の葛井寺でも線香を立てずに寝かせて献じます。線香がこういう形になったのは江戸時代以降だとか、それまでは香炉のなかの灰にくぼみをつけて香木の削ったものを入れて燻らせていました。

さらに、葛井寺の線香はちょっと変わっています。一本一本に願掛けをする願い事が記されていますので、自分が何を仏さまにお願いしたいのか、考えて線香を選びます。火を点けて心の中で願い事を念じて静かに香炉に横たえます。じっくり時間をかけて煙があまねく周囲に行きわたり願い事が仏さまに届き、ご利益を授かるでしょう。

葛井寺の十一面千手千眼観世音菩薩像(国宝)見出し

葛井寺のご本尊は国宝の十一面千手千眼観世音菩薩像です。725年に行基菩薩により開眼せられて、実際に1043本の手を持っている観音像です。実際の構造上は合掌している手以外の手は、観音像の後背の形で後ろにある支柱2柱に左右に分かれてはめ込まれています。その美しさは信者の人々を魅了して観音信仰を支える礎となっています。

三大千手観音像

日本国内で実際に千の手を持つ千手観音像の三大名作に葛井寺の千手観音像が入っていますが、他の二体は、奈良県の唐招提寺(とうしょうだいじ)十一面三眼千手千眼観音菩薩立像(通称は唐招提寺の千手観音)と京都の寿寶寺(じゅほうじ)の千手観音です。唐招提寺の千手観音は木心乾漆造では最古最大の像と言われています。

ご本尊ご開帳

葛井寺では毎月18日にご本尊の十一面千手観音像が開帳されます。時間は、9時から16時30分です。そして、朝10時から境内で長寿大根煮が振舞われますのでご利益にあずかりましょう。新年の1月18日は初観音会法要が行われ、4月19日から5月7日までは寺の秘宝である涅槃図と金胎曼荼羅の特別拝観をさせてもらえます。拝見してご利益にあずかりましょう。

葛井寺護摩堂見出し

葛井寺の護摩堂は本堂の西隣に位置していてご本尊の不動明王を中心に向かって左手に役行者像、右手に大日如来像が安置されています。護摩堂とは、護摩をたき修法を行うための仏堂で大護摩供の時間は14時から15時です。護摩業は護摩木にお願い事を書いて炊き上げて煩悩を消滅させる業で、サンスクリット語から来ているようです。

葛井寺阿弥陀二十五菩薩堂見出し

阿弥陀二十五菩薩堂は東に面して建てられており、諸尊の立ち並ぶ西方浄土からの来迎を現わしたかのように見受けられます。等身の阿弥陀如来立像を中心にして、観音・勢至菩薩をはじめとする二十五菩薩像を安置しています。さらに両側のガラス張りの中に、左右それぞれ数躯の菩薩立像が安置されています。ご利益をいただきましょう。

葛井寺楼門(重要文化財) 見出し

葛井寺の南大門です。参拝には扁額(紫雲山)がかかっている南大門から入るのが礼儀とされています。寛政二年(1790)に完成しました。三間一戸の2階建ての楼門です。入母屋(いりもや)造り本瓦葺になっています。両脇の仁王像が像容を示していて寛政八年の陳札がまつられています。国の重要文化財に指定されています。

葛井寺の仁王像です。仏教の守護神である仁王像は二体が一対となって寺院の入口におられます。一体は口を大きく開けた阿形(あぎょう)像、もう一体は口をきつく結んだ吽形(うんぎょう)像で、寺院の表門である南大門に安置されて外敵から寺院を守ってくださっています。阿形像はそのままの怒りの表情であり、吽形像は口を結んで怒りを秘めています。

葛井寺四脚門(重要文化財) 見出し

国の重要文化財に指定されている葛井寺四脚門は旧くは南大門でした。切妻(きりづま)造り本瓦葺で、ダイナミックな造りになっています。慶長6年(1601)に豊臣秀頼により建立されました。頭貫の木鼻や実肘木(さねひじき)の繰形・絵要などに桃山時代の意匠に富んだ作風が見られるようです。葛井寺で現存する最古の建物です。

葛井寺旗掛の松(三鈷の松)見出し

楠木正成が戦勝祈願をして旗を掛けたといわれる松です。楠木正成と息子の正行・正時・正儀の三者は葛井寺の境内に陣を敷き細川顕軍に勝利しました。この故事により、松からは三人の息子に因んだと思われる三葉(通常の松葉は二葉)の松が出るようになったことで、不思議な力が授かる松とされています。ご利益にあずかりましょう。

葛井寺ヴィクリディタサマデ・キリク(休憩処)

葛井寺の境内にあるお洒落なカフェです。全面ガラス張りで池に面している癒しの空間になっています。ここの名物は本吉野の葛を使った葛井もち(くずもち)が有名で、お土産としてお持ち帰りもできますし、お参りの後の疲れを休めたり喉を潤したりするのに格好の場所です。お参りの後に立ち寄ってみたいです。

葛井寺烏枢沙摩閣(お手洗い) 

葛井寺のお手洗い(烏樞沙摩閣)は仏さまがいらっしゃるお堂の一つだそうです。不浄を清す烏枢沙摩(うすさま)明王は炎の功徳によって身も心も清浄にしてくださいます。手を合わせて入るのが礼儀みたいです。烏枢沙摩明王は 炎をつかさどる仏さまですので、炎の功徳によって不浄の場所を清浄な場所に変えてくださるという信仰です。

葛井寺弘法大師お手堀井戸 見出し

葛井寺のこの井戸は弘法大師のお手掘りの井戸だという言い伝えがあります。悪行を尽した藤井安基が千手観音さまによって戒めを受け、この井戸によって蘇生させられたそうです。それ以降、寺門の興隆に力を注いだと言われています。そのような故事から、目の治療に効き心を開眼させる聖水の湧く井戸と言われています。

葛井寺千日まいり見出し

葛井寺では毎年8月9日に「千日まいり」が行われます。千日まいりは正式には「四万六千日まいり」で東の浅草寺・西の葛井寺と言われていて、約千年前から続いている行事です。葛井寺のご本尊である十一面千手千眼観世音菩薩像の最大功徳日のこの日にお参りすると4万6千日分の勝縁が授けられると言われています。時間は9時から20時です。

ご祈祷・供養・厄除け

葛井寺では厄除け・身体健全・安産などの祈願と、年忌・先祖供養などの回向を執り行ってもらえます。予約をして時間帯を決めておくと滞りなくご祈願いただけるでしょう。護摩堂では大護摩供を厳修していて、本尊御宝前で厄除けのご祈祷を随時行っています。ご本尊さまの千の手と千の眼で慈悲を賜ることができます。

ペット供養

葛井寺では家族の一員の存在であるペットのための供養もしています。日にちと時間は、10月16日で、時間は13時から13時40分です。動物も人と同じように極楽浄土へ送ってあげる事が必要だという気持ち、ペット達との大切な思い出に感謝する気持ちを伝えるための法要です。鳥獣の慰霊も兼ねているようです。

葛井寺の手づくり市見出し

葛井寺及び辛国神社の境内で手づくり市が行われます。開催日は割りとランダムな感じですので、興味のある方は担当の藤井市都市整備部まち創造課に問い合わせてみるといいでしょう。境内のあちらこちらで手づくり品のショップが出店して大変な賑わいになります。問合せ先を以下に記述しておきます。

住所:大阪府藤井寺市岡1丁目1番1号 市役所4階45番窓口 電話番号:(代表)072-939-1111 (まち創造担当)072-939-1199

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葛井寺の御朱印見出し

葛井寺の御朱印です。御朱印は本堂内納経所でいただきます。記念の印は金のスタンプで合掌に慈悲の道の文字の図柄です。もう一つの面に、「まゐるより たのみをかくる ふぢゐでら はなのうてなに むらさきのくも」という御詠歌が揮毫されています。大切にいたしましょう。

葛井寺の吉祥塩

葛井寺の吉祥塩を持つことによって家運が上昇するのだそうです。本来は鬼門の方角に撒くことで魔を除けるようです。1袋300円だそうです。良いご縁を導いてもらうために、また悪いご縁を避けるために、あるいはご縁のある方々へお配りしてさらなるご縁を深めるのもいいかもしれません。御朱印と共に求めるのもいいでしょう。

葛井寺万灯会

西国三十三所の第五番札所として親しまれている葛井寺ですが、お盆の8月16日には万灯会が行われます。参道の脇に並べられたロウソクと灯籠の燈火で参道が照らされて境内全体が幻想的で厳かな雰囲気に包まれます。燈火開始時間は、19時頃からとなっています。心を鎮めて仏さまをお見送りできます。

葛井寺の藤棚

葛井寺の境内はさまざまな美しい花に包まれていますが、なかでも4月下旬に開花する藤棚の美しさは多くの参拝客の認めるところです。およそ千年前から咲き続けている藤の花を見るためだけに来られる方も多いようです。約一千年前に花山法皇が来山された際に藤棚の美しさに感動して詠まれた歌が御詠歌として知られています。

葛井寺境内の美しい藤の花を愛でるために「藤まつり」が例年開花状況にもよりますが4月19日頃から5月3日頃まで、参拝客の福徳円満と藤の花の開花を祝うために開かれることになっています。アクセスと開花状況については、順次葛井寺のホームページで告知されていくようです。因みに、紫藤、白藤、赤藤の種類があるようです。

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歴史と美の宝庫の葛井寺見出し

葛井寺の千手観音像の正しい呼び名は「十一面千手千眼観世音菩薩像」と言います。このような呼称のわけは千本の手にも眼が付いているからなのでしょう。二千の眼で人々を見守り、ご利益を授けてくださいます。最近はさまざまの寺院の御朱印を蒐集している方もいますが、葛井寺の御朱印は本堂内納経所でいただくことになっています。なお、駐車場が境内にないため車でのアクセスに多少苦労するかもしれません。

投稿日: 2017年12月17日最終更新日: 2020年10月8日

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