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大阪造幣局の桜の見頃は?通り抜けできるお花見スポットを紹介!

大阪造幣局の桜の見頃は?通り抜けできるお花見スポットを紹介!
投稿日: 2017年12月7日最終更新日: 2020年10月8日

大阪市北区にある大阪造幣局は硬貨や勲章、褒章などの製造を行っている機関です。また桜の名所として知られ「造幣局の桜の通り抜け」として人気を集め、毎年多くの見物客が訪れます。造幣局で見られる桜の種類や見頃など、大阪造幣局の桜の通り抜けについて紹介します。

大阪造幣局とは?見出し

大阪造幣局は硬貨や勲章・褒章の製造を行っている独立行政法人です。本局は大阪市北区にあり、広島市佐伯区とさいたま市大宮区に支局があります。大阪造幣局には134品種もの桜が植栽されていて日本さくら名所100選に認定されている桜の名所です。毎年ヤエザクラの時期に敷地の一部を一般の花見客に公開していて「桜の通り抜け」として人気がある行事になっています。

大阪造幣局へのアクセス見出し

大阪造幣局へのアクセスはいくつかの方法がありますが、桜の通り抜けの時期には周辺の駐車場もほとんどなく通り抜けが一方通行になることから、車でのアクセスより公共交通機関でのアクセスがおすすめです。最寄りの駅は京阪本線、地下鉄谷町線の天満橋駅、またはJR東西線の大阪城北詰駅です。どちらも大阪造幣局までは徒歩15分程です。

桜の通り抜けでは南門(天満橋側)から北門(桜宮橋側)までの一方通行になるために、徒歩では天満橋駅からが最短となります。駅から造幣局までは少し距離がありますが、通り抜けの時期に天満橋駅で降車する人は、通り抜けに行く人が多いので、道に迷うことはありません。車でのアクセスはおすすめではありませんが、自転車での来場もできませんので、注意してください。

大阪造幣局の桜の通り抜けとは?見出し

大阪市北区にある大阪造幣局では、毎年4月中旬に構内に植えられている桜を一般公開していますが、構内の通路に沿って一方通行で通り抜けることから「通り抜け」と言われています。このため、一般的に行われている花見のように、飲食をしながらの花見はできません。桜はよく見られる「ソメイヨシノ」よりも開花時期が遅いヤエザクラを中心にしていて、あまり見かけることがないような桜も多いです。

大阪造幣局の桜の通り抜けの歴史は江戸時代にまで遡ります。造幣局がある場所は、かつて伊勢国津藩主藤堂家の屋敷があった場所で、屋敷には桜の木がたくさん植えられていました。毎年の花見時期には屋敷を開放していました。やがてその場所は明治時代に造幣局となり、桜の木もそのまま引き継ぐことになり「役人たちだけで花見をしてはいけない」ということで、一般に開放されるようになりました。

明治時代から本格的に始まった大阪造幣局の通り抜けは、空襲による中断はあったものの、今では花見の名所として知らない人はいないくらいの人気になっています。桜の下で宴会などはできず一方通行で見学のみの花見ですが、あまり他では見ることができない桜が一度で見れることで、高い人気があり毎年大勢の花見客が訪れます。また入場料などがかからないことも人気の理由の一つです。

大阪造幣局桜の通り抜けの見頃は?見出し

大阪造幣局で見られる桜は、街中で見られる桜よりは見頃が少し遅くなります。日本で桜と言えば主にソメイヨシノのことを指していることが多いのですが、桜の通り抜けで見られる桜は主にヤエザクラです。ソメイヨシノの見頃が終わったころに遅咲きのヤエザクラの見頃となります。ヤエザクラの見頃に合わせて桜の通り抜けの時期が毎回決定されます。

桜の通り抜けの時期は毎年3月の中旬頃に決定されて発表されます。一番見頃できれいに見れる一週間に限定して日程を決定するので、大体どの日に行っても見頃の桜を見ることができます。データによると毎年4月6日~12日から一週間の開催となることが多いようです。2017年度の日程は4月11日~17日でした。

大阪造幣局桜の通り抜けの所要時間は?見出し

桜の通り抜けに全長が560m程の距離ですので、普通に歩くのであれば、所要時間は15分位になるでしょう。しかし通り抜けの期間は、とても混雑するために自分の思うようなスピードで歩くことができません。途中で気になる花があれば立ち止まって写真撮影をすることもあるでしょう。混雑具合によって、何分くらいかかるのかは全く予想ができない状況であると言えます。

桜の通り抜けの所要時間を往復の時間も含むのであれば、かなりの時間がかかってしまうことを覚悟しなければなりません。最寄駅が地下鉄と京阪の天満橋駅であるため、ここを利用して徒歩で行く人がほとんどです。そのため駅からの道が混雑していて、大阪造幣局へ到着するだけでも時間がかかってしまいます。所要時間を短くしたい場合は、雨の日や平日など、空いている時に行ってみるといいでしょう。

大阪造幣局桜の通り抜けのおすすめの時間帯見出し

桜の通り抜けの期間中は、夜の9時まで花見をすることができます。ライトアップされた桜を見たい場合は、夜の時間帯がおすすめです。ただし夜の8時半には閉門されてしまいますので、夜桜を見るにはできるだけ早い時間に行くほうがおすすめです。混雑が苦手な人は夜のほうが比較的混雑が緩和されることが多いので、夜桜見物がおすすめと言えるでしょう。

明るい時間帯に花見をしたいのであれば、平日の昼間がおすすめです。ただし平日であっても昼間は大変混雑します。またとても暑いことがあったり、寒いことがあったりと、その年の気候によって気温がかなり違うことがあります。天気予報などでその日の天候を確認してから、服装などに注意して出かけるようにしましょう。夜桜を見たい時は羽織るものを持って行くことをおすすめします。

大阪造幣局桜の通り抜けの珍しい桜見出し

桜の通り抜けでは、たくさんの珍しい桜を見ることができます。「天の川」という桜は天に向かって枝が垂直に伸び、花も上向きになっていることから、この名前で呼ばれています。花の色は白に近いピンクです。横に枝を張らないので狭い場所でも楽しめる桜です。

小さい手毬のような花をつけるので「小手毬」と呼ばれている桜です。とても可愛らしく人気がある桜です。小手毬より少し赤い色の花をつける「紅手毬」、大きな手毬のようになっている「大手毬」と呼ばれている桜もあります。

「雨情枝垂」は詩人の野口雨情氏の邸内にあったとされることから、この名がついた枝垂桜です。淡紅色の花が咲く見事な枝垂桜で、その美しさが花見客の目を惹きつけます。開花期は4月中旬なので、ちょうど通り抜けの時期と合うために、見頃の雨情枝垂を見ることができる確率が高いでしょう。

「楊貴妃」も人気がある桜です。優雅な姿が中国の楊貴妃を連想させるので、この名前がつけられました。もともとは奈良地方にあった桜です。つぼみは紅色ですが、開花時には淡紅色になります。花は大輪で人の目を惹きつける美しい花です。

大阪造幣局桜の通り抜けの「今年の花」とは?見出し

大阪造幣局の桜の通り抜けでは、多くの種類の中から一種を「今年の花」として選んでいます。2017年度の「今年の花」は「鬱金」(うこん)でした。ショウガ科の「ウコン」の根の色に似ていることから名前が付けられました。江戸時代に京都の知恩院で植えられていたとされる桜です。

2016年度の「今年の花」は「牡丹」でした。開花時の花の色が牡丹の花に似ていることから、この名が付きました。淡紅色の優雅な大輪の花で、白とピンクのコントラストが美しいです。花はやや下向きに咲きます。大島桜系の里桜で開花期は4月中旬です。

2015年度の「今年の花」は「一葉」でした。東京荒川堤にあった里桜です。葉化した雌しべが一本だけ突き出ているので、この名が付けられました。江戸時代から関東を中心に植栽されていた品種で、関西では見ることができない桜です。花は淡紅色で開花期は4月上旬から中旬です。

大阪造幣局を見学してみよう!見出し

桜の通り抜けでは造幣局の中に入ることはできませんが、予約をすることで大阪造幣局の見学をすることもできるのです。造幣局の見学は工場と博物館です。工場では硬貨を製造している様子を見ることができます。工場は桜の通り抜けの期間中と年末年始は見学できません。工場見学の予約は電話で受付を行っていますが、空きがあれば当日受付も行っています。

造幣博物館は明治時代に建てられたレンガ造りの洋風建物にあります。造幣局の歴史を知ったり、珍しい貨幣の展示を見ることができる他、金塊に触ってみたりパズルにチャレンジしたりすることもできます。博物館の見学は特に予約は必要なく、正門詰所で手続きをすれば見学をすることができます。工場見学も博物館見学も無料で見どころが多いので、静かな人気があります。

造幣局広島支局の「花のまわりみち」とは?見出し

造幣局の広島支局では「花のまわりみち」が毎年開催されています。こちらは大阪造幣局の桜の通り抜けの広島版だと考えることができます。見頃のヤエザクラ61品目220本を楽しむことができます。飲食をすることができませんが、あまり見ることができない珍しいヤエザクラを楽しむことができます。ライトアップされた夜桜を楽しむこともできます。

2017年の「花のまわりみち」は4月12日から18日までの7日間、開催されました。毎年、ヤエザクラの見頃に合わせて時期が決定されるので、3月中旬頃に日程が決定されます。期間中は造幣展示室が公開になり、昔の貨幣や外国の貨幣、勲章やメダルなどが展示されるので、立ち寄ってみるのをおすすめします。最寄駅は五日市駅で、期間中は臨時バスが運行します。

長瀞通り抜けの桜とは?見出し

埼玉県の長瀞不動寺では「通り抜けの桜」が開催されます。時期は4月中旬から下旬ごろで、開花具合によって延長になることがあります。会場には30種500本のヤエザクラがあり、ライトアップされた桜を楽しむこともできます。大阪造幣局の都会の風景とは異なり、周辺の自然も楽しむことができます。

通り抜けの桜の最寄駅は秩父鉄道長瀞駅で、会場までは徒歩15分位です。周辺には駐車場がありますので、車で行くこともできます。通り抜けの桜に入場するには協力金として200円が必要です。会場は約20分で一周することができます。17時半から21時までライトアップされます。

柴島浄水場桜並木通り抜けとは?見出し

大阪市の桜の通り抜けは柴島浄水場でも開催しています。こちらのメインはソメイヨシノですので、見頃は少し早く3月終わり頃から4月初め頃です。樹齢50年以上のソメイヨシノをはじめとした160本の桜のトンネルを楽しむことができます。ぼんぼりでライトアップされた夜桜もおすすめです。

2017年度の桜並木通り抜けは3月29日から4月9日まででした。最寄駅は阪急京都線崇禅寺駅です。桜のトンネルは崇禅寺駅から淡路駅間の線路沿いにあるので、崇禅寺の駅を降りたらすぐに桜が楽しめます。会場には駐車場や駐輪場がありませんので、公共交通機関を利用して行くようにしましょう。

大阪造幣局近辺の桜の名所~大阪城公園見出し

大阪市の花見の名所と言えば、造幣局の通り抜けの他に大阪城公園が人気です。毎年ソメイヨシノの見頃の時期にはもたくさんの花見客で混雑します。大阪城公園には2000本の桜があり、敷地もとても広いので一日中でも過ごすことができます。お弁当を食べながらのお花見も楽しむことができます。見頃は4月初旬になることが多いです。

大阪城公園の中でも、特に桜の時期に人気があるスポットは西の丸庭園です。夜にはライトアップされた桜と大阪城の幻想的な風景を見ることができます。公園内の大阪城ホールでイベントがある日には、観覧客が花見をすることがあるので、一層の混雑になることがあります。最寄駅はJR大阪城公園駅ですが、JR・地下鉄の森ノ宮駅、地下鉄天満橋駅、谷町四丁目駅、大阪ビジネスパーク駅などから徒歩でアクセスすることができます。

大阪城公園の桜の見頃は?ライトアップの時間帯・屋台情報も調査 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
大阪城公園の桜の見頃は?ライトアップの時間帯・屋台情報も調査 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
3000本の桜を見れる大阪城公園桜の見所は夜のライトアップ。夜桜の向こうには雄大な大阪城がご覧になれます。そして公園内には美味しい屋台もたくさん出ているので最高のお花見になること間違いなしです。今回はそんな大阪城公園の桜の見どころをご紹介します。

大阪造幣局近辺の桜の名所~毛馬桜之宮公園見出し

毛馬桜之宮公園は大阪市にある桜の名所で、大川沿いに咲く桜並木が見事です。造幣局の桜とは見頃が異なりますが、造幣局の行き帰りに立ち寄って川沿いを散歩するのもおすすめです。天満橋から桜之宮橋あたりまで4800本の桜が植えられていて、遠くからでもその様子が見えます。桜の種類はソメイヨシノ、ヤマザクラ、サトザクラなどで夜桜も楽しむことができます。

毛馬桜之宮公園の見頃は3月下旬から4月中旬頃です。明治初期に建てられた建築物を見ながら川沿いの桜並木を見るのがおすすめですが、水上バスに乗って川から桜を見るというのも、いいものです。公園までのアクセスはJR桜ノ宮駅、大阪城北詰駅からすぐ、また地下鉄谷町線・京阪本線の天満橋駅から徒歩5分です。造幣局や大阪城公園と距離が近いため、桜の時期には人気があり混雑します。

大阪造幣局の桜の通り抜けで珍しい桜を楽しもう!見出し

大阪造幣局の桜の通り抜けは全国的にも有名になっていき、ますます人気が出てきて、毎年たくさんの花見客が訪れます。たとえどんなに混雑していても、普段はあまり見ることができない珍しい桜を目の前にすると、その美しさに癒されます。大阪市に仕事先や学校がある人なら、帰りに立ち寄ることも可能な場所にあります。桜の通り抜けの見頃は少し遅いので、桜の見納めに造幣局の通り抜けはおすすめです。

投稿日: 2017年12月7日最終更新日: 2020年10月8日

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