コンビニおでん各社を比較して紹介！味・値段や人気の種などまとめて調査！

寒くなってくるとおでんが恋しくなります。各コンビニではおでん鍋が並び、気軽に購入できるのでとても便利です。コンビニ各社ともおでんのだしや種にこだわり、それぞれコンビニごとに魅力があります。そんなコンビニのおでんの買い方や、「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ローソン」のおでんの特徴や値段などを比較してご紹介します。

おでんといえば秋から冬にかけて食べたくなりますが、多くのコンビニではおでんを8月下旬頃から販売開始します。お盆開け頃から少しずつ涼しくなるため、おでんの需要が高まっていきます。さらに夏は冷房の効きすぎで寒さを感じる人も多く、そんな人たちにとっては温かいおでんは夏にも食べたくなります。好きな分だけ購入できて、値段がお手頃なコンビニおでんは不動の人気があります。

コンビニでのおでん販売はだいたい8月下旬から3月中旬頃までです。販売開始直後にはおでんのセールを実施する店舗も多く、一気に注目が集まります。コンビニのおでんはコンビニ各社によっておでん種やおだし、値段や買い方にも違いがあります。また店舗によって売れ行き具合や補充具合によって、おでんの煮え具合が違うこともあります。

程よいおでんの煮込み具合をチェックするには、おだしが透き通っているかどうかや、はんぺんが煮込みすぎてないかどうかなど見るのがおすすめです。また、コンビニによっておでんの薬味が違います。和からしや柚子胡椒のほか、味噌ダレや生姜やねぎなど様々です。地域ごとに具材やだしを変えたりなど、コンビニおでんは常に進化し続けています。

初めてのコンビニでおでんを購入するとき、買い方に戸惑うことがあります。自分でおでんを容器にとってレジに持っていくのか、それとも店員さんに注文して取ってもらうのか、買い方に迷います。コンビニでのおでんの買い方はセルフ式と注文式とあり、お店によって異なります。セルフなのか注文するのかを店員さんに聞くのもいいですが、買い方を見分ける方法もあります。

自分で容器におでんを入れるセルフのお店では、おでん鍋の近くに容器とトングがお客さんが取りやすいように置いてあります。またおでん鍋がレジから離れて設置されている場合も同様です。その場合は自分で好きな具材を容器に入れ、おたまでおだしを好きなだけ入れ、レジにて支払います。セルフの買い方のお店でも店員さんに言って取ってもらうこともできます。

お店の人に注文して取ってもらう買い方の場合、トングや容器がレジ側の方に置いてあります。衛生的観点からこの注文式のお店が増えてきています。お店の人にお願いすれば、自分で特定の具材を指定したり、だし多めにしてもらうこともできます。おでんの買い方は気兼ねなく自分好みにとれるセルフが便利ですが、注文式の方が衛生面で安心ではあります。

ダントツで日本一の店舗数を誇るのがセブンイレブンです。そんなセブンイレブンのおでんのこだわりは、だしです。「昆布だし」と「かつお節だし」の合わせだしは、抽出方法にとことんこだわり、素材の美味しさを引き立てます。日本一の店舗数を全国に展開しているセブンイレブンでは、地方ごとにだしの味を変化させています。

地方ごとに味わいの異なるだしは、例えば関東地方なら「鰹節・昆布・宗田節」、関西や北陸地方では「昆布」に牛や鶏のだしがプラスされています。九州地方では「あご・椎茸」に鶏や牛のだしが加わっています。全国のだしを味わってみたくなるのがセブンイレブンのおでんの魅力です。旅行や帰省の際には是非お試しください。

セブンイレブンに続いて、全国での店舗数第2位なのがファミリーマートです。ファミリーマートのおでんの特徴は変化するだしです。以前は澄み切った「黄金つゆ」が人気で、地域ごとに味に変化がありました。そして2017年11月28日以降からは「塩ちゃんこ」に切り替わりました。白濁したスープは濃厚な鶏白湯がベースに、生姜やゴマが加わり、寒い冬にぴったりな新しいおでんです。

この「塩ちゃんこおでん」に合わせ、おでん種にも工夫があります。鶏白湯スープによく合う「手揚げ風油揚げ」「4種野菜のしのだ揚げ」「焼豆腐」など、コンビニおでんの中でも個性が光ります。ファミリーマートは以前にも激辛チゲスープを使った「旨辛おでん」を販売したこともあります。飽きることなく新しいおでんを楽しめるのがファミリーマートのおでんです。

ローソンのおでんの特徴は、地域ごとに異なるだしです。3種類の削り方をしたかつお節と北海道産真昆布のだしをベースとしてます。全国を9地域に区分し、この地域ごとの嗜好に合わせて食材や醤油を加えています。地域ならではのおでん種では、近畿と中四国限定の「しょうが天」、沖縄限定「沖縄風ソーキ」「沖縄風テビチ」など、工夫されています。

ローソンのおでんでは、バラエティ豊かな串類も特徴です。「牛すじ串」「炭火焼つくね串」など定番の他、「豚角煮串」「ブラックスパイス鶏つくね串」「鶏と野菜のいなり串」など個性的な串が揃っています。またおでん種の素材へのこだわりも強く、大根は「ローソンファーム」、卵は「ヨード卵・光」など、ローソンのおでん用に作られた素材を使っています。

各コンビニではそれぞれに工夫を凝らし、独自のおでん種を販売し、おでん種の種類もバラエティに富んできています。そんな中でも「大根」「たまご」「しらたき」などの定番のおでん種がやはり人気です。定番の人気おでん種8品について「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ローソン」の特徴や値段を比較します。

おでんの一番人気といえば「大根」です。おだしの旨味が存分に染み込んだ「大根」は、やはり不動のナンバー1です。セブンイレブンの大根は「味しみ大根」です。隠し包丁に加え、さらに深めの切れ込みを入れることで、大根の中までしっかりと味が染み込んでいます。ファミリーマートの大根は「厚切大根」です。3cm以上の厚さの大根にだしが染み込み、食べ応えがあります。

ローソンの大根は「ローソンファーム大根」です。ローソンのおでんのために、ローソンファームで育てた、安心・安全な大根を使っています。大根の厚さは異なりますが、3社ともだいたい重量は80g前後で、中までだしがしみています。税込の値段は、セブンイレブンとファミリーマートが80円、ローソンは77円です。各コンビニの地域ごとの特徴のあるおだしを満喫できるのが大根です。

コンビニおでんの人気第2位は「たまご」です。セブンイレブンのたまごは「こだわりたまご」です。パックの卵として販売している「逸品こだわりたまご」を使用しています。だしがしみたプリプリの白身と色鮮やかな黄身がしっとりホクホクしていて人気です。ローソンは「ヨード卵・光のたまご」です。ローソンでは卵もおでん用に開発されたものを使っています。

ローソンのたまごは、卵自身のコクが活かされているのが特徴です。ファミリーマートのたまごは「こだわり味付けたまご」です。黄身の色が鮮やかで、白身はプリッとしています。コンビニ各社のたまごの値段は、セブンイレブンとファミリーマートが90円、ローソンが93円です。卵自体の美味しさとともに、しみ込むだしによってコンビニ各社の違いが味わえます。

定番の人気おでん種の第3位は「しらたき」です。プリプリの食感とともに、おだしの美味しさが味わえます。セブンイレブンのしらたきは「つゆだく白滝」です。おだしによく絡んだしらたきは弾力があって食べ応えがあると人気です。ファミリーマートのしらたきは「国産結び白滝」です。ファミリーマートのしらたきは細いながらもプリプリとしっかりとした食感があります。

ローソンのしらたきは「国産こんにゃく粉の白滝」です。細めのしらたきにさらに切れ目を入れることにより、より一層だしが染み込んでいます。しらたきの値段は、セブンイレブンが75円、ファミリーマートとローソンは80円です。ローカロリーでヘルシーな食材であるしらたきは、年齢を問わずに人気があります。特にダイエット中の方にもおすすめです。

コンビニおでんの定番「厚揚げ」は、地域限定や地域ごとに異なる厚揚げを展開し、それぞれ種類によって値段が異なります。厚揚げはタンパク質豊富で食べ応えがあり、だしの旨味も存分に味わえるので人気です。セブンイレブンの厚揚げは地域ごとに違います。東北から関東や甲信越や静岡にかけては「濃厚絹ごし三角厚揚げ」90円です。中国以西では四角の「絹ごし厚揚げ」85円があります。

ファミリーマートでは「厚揚(絹)」100円が北海道と東北と関東地方限定で販売されています。四角形の丸ごと1個で、大豆の風味と旨味が感じられます。ローソンの厚揚げは地域限定商品です。北海道では北海道産の大豆を使用した「絹厚揚げ」103円、沖縄では「沖縄厚揚げ」93円があります。

ヘルシーで食べ応えがあって人気なのが「こんにゃく」です。セブンイレブンのこんにゃくは「味しみこんにゃく」です。三角形のこんにゃくの表面には、細かく隠し包丁が入れられ、しっかりとだしが染み込んでいます。北海道では「味しみ白こんにゃく」が代わりに販売されています。ファミリーマートの「国産こんにゃく」にも細かな切れ込みが入っています。

ファミリーマートでは専用の調理液で味付けし、つゆとの相性がさらによくなりました。ローソンの「こんにゃく」も格子状の切れ目が両面にあり、おだしの旨味がよく絡んでいます。北海道と東北では「こんにゃく(白)」、沖縄では「島こんにゃく」が販売されています。こんにゃくの値段は、セブンイレブン75円、ファミリーマート80円、ローソンが77円です。

関西風おでんの種として欠かせないのが「牛すじ」です。現在ではかなり全国で食べられるようになりました。牛すじが入ることでだしの味も深まります。セブンイレブンでは「味しみ牛すじ串」があります。九州など一部では「牛すじ串」となり、中国以西では「ビッグ牛すじ串」もあります。ファミリーマートの「牛すじ串」は、ボリュームがあって食べ応えがあると人気です。

ローソンの「牛すじ」は、歯ごたえのある食感が特徴です。コンビニ各社の牛すじの値段は、セブンイレブンとファミリーマートが130円、ローソンが120円です。牛すじ串は35Kcal前後で以外とカロリーが低く、コラーゲンやコンドロイチンなどの美容と健康によい栄養素が含まれています。手軽に「牛すじ」を食べられるのもコンビニおでんの魅力です。

定番おでんには「ちくわ」も欠かせません。セブンイレブンでは地域によってやや異なり、関東では「こだわりの逸品焼きちくわ」110円があります。綺麗な焼き目がついているのが特徴です。関東以外では「こだわり焼きちくわ」95円、中国や九州では「焼きちくわ」75円があります。

ファミリーマートでは「焼ちくわ(ぼたん)」105円が一部地域で販売されてます。生ちくわのような食感が特徴です。ローソンでは「焼ちくわ(鱧入り)」が100円です。各コンビニともちくわにはこだわりの魚数種類を練りあわせています。おでんのおだしを吸いつつ、食感も美味しいちくわは、おでんに加わることでさらにだしの味が深まります。

コンビニおでんでは「餅入り巾着」も人気です。セブンイレブンの「餅入り巾着(こがね餅)」は135円です。巾着にだしがしっかりと染み込んでいます。ファミリーマートの「餅入り巾着」もこがねもち米を使用しています。巾着は肉厚でジューシなのが特徴です。お値段は130円です。

ローソンの「国産もち米使用餅入巾着」は123円です。ふっくらとした巾着の中には、お米本来の甘みを感じるお餅が入っています。各コンビニとも「餅入り巾着」は子供から大人まで人気があります。お餅が入っているので腹持ちがよく、だしの美味しさが口いっぱいに広がります。

コンビニのおでんは、寒くなると途端に食べたくなります。コンビニごとに特徴があったり、地域によって味や具材に違いがあったりなど、飽きることなく楽しめます。初めてだと買い方などにも戸惑いがありますが、慣れてしまえばとても便利です。ごはんや軽食、おつまみとしても最適なコンビニのおでんで寒い冬を乗り切りましょう！