新千歳空港を観光しよう！ミュージアムや温泉にショップ街など見所が満載！

新千歳空港と言えば、言わずと知れた北海道の玄関口です。2016年に北海道新幹線が開通してもなお、札幌の中心地まで30分でアクセスできる新千歳空港はとても便利な空港です。また新千歳空港は空港としての機能だけでなく、観光スポットやショッピングなどを楽しめる複合観光施設でもあります。こちらではそんな新千歳空港を大調査します。

北海道の新千歳空港は1988年に開港した空港です。新千歳空港は国内線だけでなく、国際線も発着します。また新千歳空港は日本初の24時間営業の空港としても有名です。そして空港の名前を良く見てみるとなぜ「新」という名前が付くのか気になります。それは新千歳空港にはその前身である「千歳空港」があったからです。

千歳空港は航空自衛隊千歳基地で、戦後しばらくは民間機と自衛隊機が共同で使用する空港でした。しかしその後、民間機の発着数の増加や自衛隊の出動回数の増加などが重なり、現在の位置に「新千歳空港」が作られました。現在では新千歳空港は、年間7万回以上の着陸回数、2000万人以上の航空旅客数を誇る、日本有数の空港です。

新千歳空港はアメリカのダラス空港をお手本に作られた構造です。上空から見るとT字型の「T」の上部が半月状になっています。半月状のターミナルは利便性が良く、とても完成度が高い空港です。ターミナルビルには国際線ターミナルビルと国内線ターミナルビル、連絡施設があり、は地下1階、地上4階建ての建物になっています。

また新千歳空港の特徴的なところは雪への対策です。北海道といえば、「雪まつり」が行われるほど雪が降る地域としても有名です。新千歳空港は北海道でも雪の少ないところを選んで作られた空港です。さらに空港の滑走路は万が一大雪が降り積もっても約20分で降り積もった雪を除雪できる日本最大の除雪システムも有しています。

「どさんこ産直市場」は新千歳空港の国内線ターミナルビルの2階にあります。ここではその名の通り、北海道ならではの名産品の数々が売られています。北海道の名産として有名なカニ、鮭、ウニなどの新鮮な海産物からアスパラ、ジャガイモ、メロンなどの農産物も扱っています。観光でなかなかお買い物に充てる時間がなかった方にもおすすめです。

空港でお土産を選ぶのは時間の節約にもなりますし、配送などにも対応してくれますので、大変おすすめのショッピングスポットです。しかしながら、空港でお買い物をすると、市内でお買い物をするよりもしばしばお値段が割高になっているものもあります。便利さをとるかお値段をとるかになりますが、特産品を見ているだけでも楽しいです。

ちなみに「どさんこ」(道産子)とは北海道産の馬のことを指しています。どさんこは通常の馬よりも一回り小さな馬ですが、身体が強く体力があり、北海道の開拓の際に大変貢献した馬です。また、そんな我慢強い性質の馬と北海道の人を同様に考え、北海道出身の人を「どさんこ」と例えたりします。

北海道の人気グルメといえば、ジンギスカン、スープカレー、海鮮などに続いて人気があるのが「ラーメン」です。北海道には日本全国に名をとどろかせるような人気のラーメン店が何店舗もあります。しかしんながら、それらのラーメン店は札幌市内に点在しており、現地でレンタカーでもしなければ、なかなか食べ歩きをするというのは難しいです。

また人気のラーメン店は食事時になると行列ができますので、限られた時間での観光スケジュールでは選択しずらいスポットになってしまいます。そんな場合でも空港にある「北海道ラーメン道場」はとても便利です。北海道ラーメン道場では北海道でも人気のラーメン店約10店舗が1か所に集まったグルメスポットです。

またこちらの「北海道ラーメン道場」のラーメン店は営業時間が長く、少しお昼時を過ぎてしまったり、少し夕食には早いという時間帯でも美味しいラーメンをいただくことができます。ラーメン好きの方もこちらの「北海道ラーメン道場」ならば食べ比べなども気軽にできるのでおすすめです。場所は国内線ターミナルの3階です。

「スイーツアベニュー」は国内線ターミナルの2階にあります。こちらでは有名店の人気のスイーツや新千歳空港限定のスイーツなども販売されています。北海道は日本でも有数のグルメスポットです。それはスイーツに関しても同様で、北海道のスイーツはお土産用のものでさえとてもレベルが高いので大変おすすめです。

北海道のスイーツがレベルが高いのはやはり北海道でとれた上質な材料を使用しているからでしょう。新千歳空港の「スイーツアベニュー」には様々な種類のスイーツが扱われていますが、中でもおすすめなのは、北海道の新鮮な牛乳や生クリームを使用したチーズケーキや生チョコレートがおすすめです。場所は国内線ターミナルビル 2階です。

新千歳空港の「スマイルロード」でも北海道の絶品スイーツが楽しめます。こちらでのおすすめは十勝平野でのびのびと育った乳牛の上質で新鮮なミルクを使用して作られたソフトクリームです。ソフトクリームなら飛行機の出発の時間まであまり時間がなくても気軽に食べることができます。場所は国内線ターミナルビル3階です。

「シュタイフディスカバリーウォーク」は連絡施設の2階部分にあります。シュタイフというのはドイツのぬいぐるみ会社です。シュタイフのぬいぐるみは特にクマのぬいぐるみが有名で、世界でも最高級のぬいぐるみとして人気があります。さらにこのクマのぬいぐるみはドイツからアメリカに輸出され、当時のアメリカで大ヒットしました。

そしてその大ヒットしたぬいぐるみは、その時のアメリカ大統領がセオドア・ルーズベルトであったことから、彼の愛称であるテディを使用し、「テディーベア」と呼ばれるようになりました。そんなシュタイフ製の高級ぬいぐるみの数々に実際に触ったり、一緒に記念撮影をしたりできるのが「シュタイフディスカバリーウォーク」です。

新千歳空港内にはまるで観光スポットのような人気のスポットがまだまだあります。こちらの「ロイズチョコレートワールド」では、北海道のお土産として人気のロイズの工場を見学できるスポットです。工場の見学と言ってもガラス越しに製造過程を見ることができるというものですが、そのほかにもチョコレートに関する展示もされています。

「ロイズチョコレートワールド」はまるでミュージーアムのようですが、もちろん美味しいチョコレートを購入することができます。通常お土産でいただくロイズのチョコレートは四角い箱に入った生チョコレートが定番ですが、こちらではそれ以外にも動物をかたどったロリポップチョコや、動物の立体的なチョコレートもあります。

またこちらの「ロイズチョコレートワールド」には「ロイズベーカリー」というロイズのパン屋さんがあります。こちらではロイズのチョコレートを使用したパンやロイズの生チョコレートが入ったクロワッサンなどがあります。「ロイズベーカリー」は道内にも数店舗しかありませんので、是非立ち寄りたいです。

こちらはあのサンリオの人気キャラクターであるハローキティーの、小さなテーマパークのような場所です。ハローキティーの世界観がいっぱいの「ハローキティーハッピーフライト」は小さなお子様から、キティー好きの大人まで楽しむことができるおすすめのスポットです。

そして「ハローキティーハッピーフライト」のエリア内にある「ハッピーフライトカフェ」はサンリオのキャラクターが好きな方にはたまらないほど可愛らしいメニューたたくさんあります。特に「ハローキティーハッピーカレー」は食べるのがもったいないほどの可愛らしさで、インスタ映えを狙う方にもおすすめです。

「ハローキティーハッピーフライト」のエリア内にある「ハッピーフライトショップ」ではもちろんサンリオキャラクターの可愛らしい文房具や限定のお菓子などを買うことができます。北海道らしいお土産とサンリオキャラクターとのコラボレーションも見逃せません。場所は連絡施設3階です。

そして北海道新千歳空港内の観光スポットとしても人気なのが子供から大人まで大人気の「ドラえもん わくわく スカイパーク」です。こちらではドラえもんの世界に自分が入ったような気分になれるエリアやライブラリー、ワークショップ、カフェ、ショップなど様々なエリアでドラエもんの世界を楽しめるテーマパークです。

「ドラえもん わくわく スカイパーク」でもカフェスペースは人気があります。カフェスペースではここでしか食べることのできない「ドラえもんたい焼き」を食べることができます。また他の限定メニューとしてはドラえもんの顔と、「DORAEMON WAKUWKU SKYPARK」の刻印がされているどらやきもあります。

ショップもとても魅力的で北海道の人気チョコレートメーカーのロイズが手掛けたドラえもんのチョコレートや書籍やアクセサリーなどが数多く取り揃えられていますので、ドラえもんマニアにはたまらないショッピングスポットとなっています。ここでしか買えないものもたくさんありますのでお土産にもおすすめです。場所は連絡施設の3階です。

「大空ミュージアム」では飛行機の模型や、部品などが展示されています。子供はCAのお仕事体験や、パイロットの制服を着て記念撮影をすることもできます。フライトシュミレーターは有料になりますが、本格的なフライトシュミレーターで、実際に飛行機を操縦している気分が味わえます。場所は国内線ターミナルビルの3階になります。

国内線ターミナルビルのフードコートを挟んで「大空ミュージアム」の向かいにあるのが「エアポートヒストリーミュージアム」です。その名の通り新千歳空港の歴史が学べるパネルの展示や歴代のCAの制服などが展示されています。「大空ミュージアム」と併せて見学するのがおすすめです。

「新千歳空港スタンプラリー」は、新千歳空港内のいくつかのポイントにあるスタンプを専用の台紙に集める遊びです。スタンプラリーのスタンプを集めていると、自然と新千歳空港の見どころや観光スポットを回ることになりますし、ゲーム性があるところも子供たちに大人気です。

スタンプラリーの台紙は新千歳空港のウェブサイトで、パソコンなどからあらかじめダウンロードすることもできます。すべてのスタンプを集めたら、国内線ビル4階の「フライヤーズ」に台紙を持って行きましょう。するとミネラルウォーターと景品をもらうことができます。

そして北海道の新千歳空港には映画館もあります。こちらの映画館「ソラシネマちとせ」にはシアターが3もあり、随時人気の作品や話題の作品を7本ほど上映しています。もちろん映画鑑賞を目的に新千歳空港を利用するのもよいですっし、飛行機の時間を待つ際に利用することもできます。

また「ソラシネマちとせ」では通常料金(大人)1700円の他にモーニングショーという午前中の第一回目の上映や、レイトショーといって夜8時以降の上映作品が1200円で見られるという割引のほか、月曜日はメンズデー、水曜日はレディースデイとして1000円で映画が見られます。「ソラシネマちとせ」は国内線ターミナル4階です。

そして極めつけは「新千歳空港温泉」です。新千歳空港内には「遊び」のスポット、「お買い物」のスポットの他に「癒し」のスポットまであります。新千歳空港に到着した際、飛行機での長旅の疲れを癒したり、帰り際には北海道の観光で疲れた体を癒したりしてくれます。

そしてこの「新千歳空港温泉」は朝10時から翌朝9時までの23時間営業です。温泉施設だけでなく宿泊施設まで完備されていますので、早朝便などを利用する場合にはとても便利です。いわゆるスーパー銭湯のように食事処もありますので、この「新千歳空港温泉」だけのために新千歳空港を訪れても良いほどです。

いかがでしたでしょうか。北海道の新千歳空港の見どころをご紹介しました。新千歳空港はもはや空港だけの機能を利用するのはもったいないほどの複合施設といっても過言ではありません。新千歳空港にはここでしか味わえないものや体験できないものがたくさんあります。新千歳空港を利用する際は新千歳空港内を観光してみてはいかがでしょうか。