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今治市発祥の『焼豚玉子飯』はいま大人気のB級グルメ
現在の日本は空前のB級グルメブームです。全国のご当地B級グルメが一堂に集う大会が開催されるほどで、最近ではコンビニなのでも買えるなどかなり身近な存在になりつつあります。そんなB級グルメのなかでも特に高い人気を誇っているのが愛媛県今治市の焼豚玉子飯です。今回はこの今治市発祥の焼豚玉子飯の特徴や食べられる店舗等をご紹介します。
今治市発祥のB級グルメ『焼豚玉子飯』って何?
焼豚玉子飯(やきぶたたまごめし)は愛媛県は今治市でよく食べられている名物料理です。最近では「今治焼豚玉子飯」というB級グルメとして呼ばれることもあります。この焼豚玉子飯は白いご飯の上にまず薄くスライスしたチャーシューを乗せ、さらにその上に半熟の目玉焼きをのせます。最後にチャーシューの煮タレで味付けをすると完成です。
今治市発祥のB級グルメ『焼豚玉子飯』の歴史とは?
愛媛県今治市のB級グルメである焼豚玉子飯はいまから50年ほど前に誕生したと言われています。その当時に今治市内にあった『五番閣』と呼ばれる中華料理店が焼豚玉子飯の起源とされており、さらにもともとはお店のメニューだったわけではなくまかない料理として食べられていました。ちなみに発祥のお店とされる『五番閣』は現在閉店しています。
まかない料理に求められるのは限られた時間のなかで素早く食べられ、さらに疲れた身体を癒せるだけの栄養をきちんととれることです。焼豚玉子飯は見事にこれらの要素を抑えていて、まずご飯の上におかずがすべてのっているため準備をするのにも食事をするのにも時間がほとんどかかりません。さらに栄養面に関しても焼豚玉子飯はばっちりです。
料理人はかなり過酷な肉体労働を強いられる仕事のひとつであり、タンパク質やアミノ酸などは元気に働き続けるためには欠かせない栄養素です。今治市の焼豚玉子飯にはタンパク質とアミノ酸がたっぷりと含まれていますし、甘いチャーシューの煮汁をタレに使うことで糖分も補える仕組みです。一見すると豪快な料理ですがきちんと理由があるのです。
まかない料理だった焼豚玉子飯はその美味しさから厨房のなかではかなりの人気を誇っていたらしく、それが結果としてメニュー化へとつながりました。現在愛媛県の今治市内にはこの焼豚玉子飯を取り扱っているお店が60店舗以上もあり、地元の人はもちろん近頃はこの全国から観光客がやってくるほどです。まさに今治市のソウルフードなのです。
今治市発祥のB級グルメ『焼豚玉子飯』の正式な食べ方とは?
愛媛県今治市発祥のB級グルメである焼豚玉子飯は基本的には各々が好きなスタイルで食べればいいのですが、一応普及委員会が推奨している食べ方というものもあります。ここではこれまでに今治市発祥の焼豚玉子飯をまったく食べたことのない初心者でもまわりから「あの人は焼豚玉子飯の通だな」と思ってもらえるような食べ方を簡単に解説します。
まず焼豚玉子飯の上には2個分の玉子を使った目玉焼きがのっているのですが、まずはレンゲを上手に使って黄身が1個ずつになるとうに焼豚玉子飯を半分にします。この時にレンゲが当たって黄身が崩れないようにするのがポイントです。レンゲを少し傾けて縁の部分を使うようにして焼豚玉子飯に力を加えると黄身を傷つけることなく半分つにできます。
焼豚玉子飯を半分にすることができたら次に片方の黄身を今度は豪快に潰します。トロッと出てきた玉子の黄身とご飯と焼豚をレンゲでぐちゃぐちゃに混ぜます。一見するとぐちゃぐちゃに混ぜる行為はマナーが悪いように感じますが焼豚玉子飯に関して言うとこれが正式な食べ方です。普及委員会もおすすめしていますから人目を気にせず混ぜましょう。
いい具合にご飯と焼豚と玉子が混ざったらあとは一心不乱にかぶりつくだけです。ちなみに焼豚玉子飯はお箸ではなくレンゲで豪快に食べるのが通のやり方です。お箸で食べると見た目こそ上品になりますが、どうしてもご飯と焼豚と玉子を同時に口へ運ぶのが難しくなります。一方、レンゲならその心配がないため最高の状態で焼豚玉子飯を楽しめます。
最初の半分を間食したらここで残しておいたもう半分に初めて手を付けます。そのままもう一度同じ要領で食べてもいいですし、今治市内のお店によっては独自の調味料などがテーブルに並んでいることもあるのでそれらを使って味変させるのもおすすめです。最初半分に分けるのは少し面倒に感じますが、こうすることでいろいろな味を楽しめるのです。
今治市で『焼豚玉子飯』が食べられるおすすめ店舗1:チャイナダイニング白楽天
愛媛県今治市内にあるお店のなかでまずおすすめしたいのが『チャイナダイニング白楽天』です。ここ『チャイナダイニング白楽天』は約40年前から焼豚玉子飯を提供し続けている老舗中の老舗です。焼豚玉子飯の発祥地であり聖地である今治市へ行くのであれば『チャイナダイニング白楽天』は外せません。歴史を感じつつ焼豚玉子飯を味わえます。
今治市にある『チャイナダイニング白楽天』の営業時間は2部構成になっています。1部目が午前11時から午後15時までで、2部目が午後17時から午後22時までとなっています。ちなみに『チャイナダイニング白楽天』では毎週火曜日を定休日としています。この『チャイナダイニング白楽天』には駐車場がありますが、台数は少な目なのでそこは注意です。
今治市で『焼豚玉子飯』が食べられるおすすめ店舗2:大黒屋飯店
焼豚玉子飯の応援店に加盟している今治市内お店のなかで2番目に老舗なのが『大黒屋飯店』です。ここ『大黒屋飯店』の焼豚玉子飯は少し普通のものとは変わっていて、敷き詰められているチャーシューが細かく刻んであるのが特徴です。これによりご飯と焼豚と玉子をバランス良く口に運べ、さらにタレが染みやすいので味付けもパンチがあります。
ほかにも『大黒屋飯店』ではトッピングが充実していたり、少し変わった味付けの焼豚玉子飯があったりと飽きずに何度も楽しめる工夫が凝らされています。営業時間は午前11時から午後14時までと少し短めですが、美味しい焼豚玉子飯が味わえることを思うと足を運ぶ価値は十分にあります。ちなみに『大黒屋飯店』では毎週水曜日が定休日です。
今治市で『焼豚玉子飯』が食べられるおすすめ店舗3:MOTSUNABEYAつぼ吉
今治市内にある応援店のなかで少し変わった焼豚玉子飯を提供しているのが『MOTSUNABEYAつぼ吉』です。オーソドックスな焼豚玉子飯では目玉焼きを乗せるのですが、ここ『MOTSUNABEYAつぼ吉』の焼豚玉子飯には煮玉子と錦糸玉子がトッピングされています。さらに自家製のチャーシューも絶品で、一度は訪れておきたいおすすめのお店です。
この『MOTSUNABEYAつぼ吉』にはもうひとつ大きな特徴があり、それが深夜遅くまで営業している点です。『MOTSUNABEYAつぼ吉』の営業時間は午後17時から午後26時です。愛媛県今治市のような地方都市では午後22時前後を堺に飲食店がぱったりと閉店してしまうのですが、『MOTSUNABEYAつぼ吉』では遅くでも焼豚玉子飯が食べられます。
今治市で『焼豚玉子飯』が食べられるおすすめ店舗4:道の駅よしうみいきいき館
愛媛県今治市と広島県尾道市を結んでいる『しまなみ海道』は瀬戸内海でも特に人気の高い観光スポットです。今治市からこの『しまなみ海道』を渡って最初に通過するのが大島ですが、この場所にも焼豚玉子飯を食べられる場所があります。それが『道の駅よしうみいきいき館』で、広島県側から向かうのであれば非常にアクセスのしやすいお店です。
この『道の駅よしうみいきいき館』で大人気なのがイクラをたっぷりと乗せた焼豚玉子飯です。最初にこの料理を見た時に多くの人が「焼豚玉子飯とイクラは合わないのでは?」と感じますが、食べてみると意外や意外これがよく合うのです。たくさんの人が頼む『道の駅よしうみいきいき館』屈指の人気メニューで、インスタ映えにも最適な一品です。
住所:愛媛県今治市吉海町名4520-2
電話番号:0897-84-3710
今治市で『焼豚玉子飯』が食べられるおすすめ店舗5:汐の丸レストランデトロア
朝早くからガッツリと焼豚玉子飯を味わいたい人に人気なのが『汐の丸レストランデトロア』です。ここ『汐の丸レストランデトロア』の魅力は何と言ってもオープンの早さで、毎朝7時から開店しているので仕事や学校の前に焼豚玉子飯を食べたい人にはもってこいのお店です。さらに定休日がないのも『汐の丸レストランデトロア』の良さのひとつです。
住所:愛媛県今治市湯ノ浦30
電話番号:0898-47-0707
今治市で『焼豚玉子飯』が食べられるおすすめ店舗6:瀬戸内ちゃんぽん菜めん
今治市発祥のB級グルメである焼豚玉子飯はガッツリ食べられることから男性には大人気ですが、その一方で「食べ切れるか不安」と感じる女性がいるのも事実です。ただ今治市内の焼豚玉子飯の応援店にはそんな女性でも安心のお店があり、それが『瀬戸内ちゃんぽん菜めん』です。『瀬戸内ちゃんぽん菜めん』にはヘルシーなサラダ玉子飯があります。
焼豚玉子飯の唯一の欠点と言えば野菜を十分にとれない点ですが、ここ『瀬戸内ちゃんぽん菜めん』のサラダ玉子飯はそれを見事に補ったメニューです。女性からの人気は上々で、さっぱりと食べられることからあえてこちらを選ぶ人もいるほどです。この『瀬戸内ちゃんぽん菜めん』の営業時間は午前11時から午後15時と、午後17時から21時半です。
住所:愛媛県今治市中寺957-6
電話番号:0898-31-5561
今治市で『焼豚玉子飯』が食べられるおすすめ店舗7:レストランPepe
愛媛県へ働きに来たサラリーマンに人気のお店が『レストランPepe』です。この『レストランPepe』は今治市内にあるとあるホテルのなかにあるお店で、それ故にお昼時にもなると多くの会社員の方が焼豚玉子飯を注文します。なかには「焼豚玉子飯があるから」とあえて宿泊地を『レストランPepe』があるホテルにする人までいるほどの人気です。
今治市発祥のB級グルメ『焼豚玉子飯』は自宅でも簡単に作れる
本当に美味しい焼豚玉子飯を食べたいのなら発祥地である愛媛県今治市まで足を運ぶのが1番です。とは言え、愛媛県内に住んでいる人でもなければ頻繁に今治市まで行くのは難しいでしょう。東京などの都市部には愛媛県の郷土料理を扱っているお店もあるためそういった店舗を利用する方法もありますが、地方で暮らす人の場合はそれもほぼ不可能です。
そこでここでは自宅でもできる簡単な焼豚玉子飯の作り方をご紹介します。もちろん発祥地の愛媛県今治市で食べるものと比べると味は劣ってしまいますが、雰囲気を楽しむだけであれば自作する形でも十分です。ちなみに前述したように焼豚玉子飯はもともとはまかない料理だったことからササッと作れるため、覚えておくといざという時に便利です。
今治市発祥のB級グルメ『焼豚玉子飯』に必要な材料は4つ
今治市発祥の焼豚玉子飯を自分で作る時に必要になる材料は次の4つです。1つ目が白いご飯です。ご飯の量はそれぞれの好みに応じて変えるといいでしょう。基本的にはお茶碗1杯分くらいあれば十分ですが、ガッツリと食べたい人は山盛りでも構いません。2つ目がチャーシューです。チャーシューに関しても各々の好みで量を調節してもらって結構です。
ちなみに市販されているチャーシューには円形にスライスされたものや角切りにカットされたものなどいろいろな種類がありますが、どのタイプのチャーシューであっても焼豚玉子飯は美味しくできます。3つ目の材料は玉子です。これまでの素材と違って玉子の数は2個と決まっています。もちろん、多かったり少なかったりしても味自体は変わりません。
しかしながら、正式な焼豚玉子飯が2個であるのを考えるとここは同じにしておきたいところです。最後の4つ目がタレです。焼豚玉子飯の仕上げにかけるタレは基本的には甘辛いものなら何でもOKです。チャーシューの煮ダレでももちろん良いですし、焼き鳥などのタレで代用することも可能です。ちなみに味付け用に塩コショウがあるとなおいいです。
今治市発祥のB級グルメ『焼豚玉子飯』の作り方1:焼豚を並べる
ここからは今治市発祥のB級グルメである焼豚玉子飯の具体的な作り方です。まずは白いご飯を茶碗や丼ぶりに盛り、その上にチャーシューを敷き詰めます。次にここで1回タレを全体にかけます。目玉焼きを乗せたあとにかけるとタレのある場所とない場所のムラが大きくなってしまうため、このタイミングで1回かけておくのが美味しく作るコツです。
今治市発祥のB級グルメ『焼豚玉子飯』の作り方2:目玉焼きを作る
次はフライパンで目玉焼きを作ります。最初にフライパンに火をつけてからチャーシュー等の盛り付けをするといい具合に温まるのでスムーズに調理できます。この目玉焼き作りこそが焼豚玉子飯の美味しさを決める最も重要な工程となります。焼豚玉子飯の上に乗せる玉子2個が両方とも半熟になるように火の通りを加減しながら焼く必要があります。
今治市発祥のB級グルメ『焼豚玉子飯』の作り方3:盛り付け
普段から料理をよくする人なら玉子2個を同時に調理してもいいですが、自信がない人は玉子を1個ずつ目玉焼きにする形でもOKです。これなら目の前の1個だけに集中すればいいので火加減をミスしてしまう確率はぐっと減らせます。目玉焼きにはお好みで塩コショウをふりましょう。最後に目玉焼きをご飯の上に乗せ、タレをかけるとできあがりです。
今治市発祥の『焼豚玉子飯』は無性に食べたくなるB級グルメ
愛媛県の今治市内には発祥地だけあって焼豚玉子飯を取り扱っているお店が数え切れないほどあります。最もおすすめなのは現地へ行って焼豚玉子飯を食べることですが、もともとまかない料理であっただけあって作るのが簡単なので自宅でも再現することは可能です。今治市発祥の焼豚玉子飯は時々無性に食べたくなるとても美味しいB級グルメです。
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