地獄蒸しプリンは別府の名物グルメ！おすすめの理由や購入できる販売店はどこ？

別府にある岡本屋の地獄蒸しプリンは、別府にプリンブームを巻き起こしたほどの人気のプリンです。味、製法、材料など全てにこだわって丁寧に作られた地獄蒸しプリンは、別府まで足を運ばないと食べることができません。今回はこの人気の地獄蒸しプリンの賞味期限や販売店、そして別府のおすすめのお土産などについてご紹介していきます。

別府といえばプリン、と言われるほど別府では人気のあるスイーツですが、その地獄蒸しプリンが有名になった要因の一つには、別府が日本トップの温泉地ということがあげられるでしょう。この地獄蒸しプリンの「地獄」は、温泉の噴気を1箇所に集めて調理する釜のことを「地獄釜」と言って、昔から調理する際に使われていた釜の名前から取られた言葉です。

ですから、この地獄蒸しプリンが出来て、別府を代表するお土産やスイーツになった要因には、別府が日本有数の温泉地であることが外せない理由なのです。また別府の温泉は、日本有数と言うだけではなく、世界でも2位の温泉湧出量を誇るほどの温泉地です。その別府の温泉観光でもやはり「地獄めぐり」は欠かせない観光スポットとなっています。

血の池地獄や海地獄、といった何かと地獄にまつわる温泉が多い別府ですが、別府の温泉郷は全部で8箇所あります。その中でも地獄蒸しプリンがある岡本屋が所在するのは明礬(ミョウバン)温泉という地域で、この明礬温泉が別府の温泉郷の中でも人気のある温泉地になっています。もし別府の温泉を楽しみに行くなら、まずは明礬温泉へ行くのがおすすめです。

別府の明礬温泉にある岡本屋は地獄蒸しプリンを昭和63年から作り続けています。その製法は、もちろん地獄釜で蒸して作る「地獄蒸し製法」で、一つずつ丁寧に作り上げられています。なかなか生産が追い付かなくなってしまうほど人気が出た現在でも、その製法は変わることなく美味しい味を守り続けています。地獄蒸しでしか味わう事のできないプリンです。

岡本屋の地獄蒸しプリンは、昭和63年に「別府ならではのお土産を作る事はできないものか」という事から生まれた商品です。お土産といえばやはりその土地の特性を生かしたものを販売店側としてもおすすめしたいものです。ですからこの温泉の噴気を利用して作られたプリンはどこの観光地でも作れるものではありません。日本有数の温泉地のなせる技です。

そして作られた岡本屋の地獄蒸しプリンは余計な材料は一切入っていません。原材料は苦味の効いたカラメルと卵、牛乳、生クリームに砂糖と至ってシンプルです。それを地獄釜で蒸し上げる事によってこの独特の美味しさが生まれるのです。通常は賞味期限を伸ばすために防腐剤などを使用しますが地獄蒸しプリンは硫黄の効果があり、防腐剤は必要ありません。

別府の明礬温泉にある岡本屋が作る地獄蒸しプリンは、別府に大きな影響を与えました。「別府のお土産といえばプリン」と言われるほどになるまで、別府でのプリンブームは広がりました。様々なお店で、そのお店独自の自慢のプリンを販売しており、その数の多さは食べ比べてみたくなるほどです。街のパティスリーから有名なホテルまで販売店は様々です。

地獄蒸しプリンと銘打って、プリンを販売している販売店は別府温泉中にたくさんあります。もちろんどのプリンもそれぞれの特徴があり美味しいのですが、やはりまずは元祖の岡本屋の地獄蒸しプリンを味わってみない事には始まりません。この岡本屋の地獄蒸しプリンが美味しくて人気になったのですから、他のお店のプリンより先に食べてみてください。

動物が好きな人は旅先で出会う色々な動物たちとの出会いも楽しみの一つになっている、という方も多いでしょう。別府の岡本屋では、タイミングが合うと看板犬のセントバーナードやブルドッグのわんちゃんに会うことができます。セントバーナードは一緒に暮らしていたりしないとなかなか出会うことのない犬種なので目の前にくると嬉しくなってしまいます。

逆に犬が苦手な方もいるかもしれません。セントバーナードはとても利口でおとなしい犬ですが、その大きさは相当なものです。普通の犬が怖いという方には、とても恐ろしく映ってしまうかもしれません。万が一犬が苦手な方は、一緒に行った方などに確認してもらってから販売店に入るといいかもしれません。でもとても気の優しい可愛い看板犬たちです。

別府でおすすめのお土産といえば岡本屋の地獄蒸しプリンですが、この地獄蒸しプリンは防腐剤を使っていません。通常ナマモノですと、賞味期限を伸ばすために防腐剤を使用したりする場合も多いのですが、この地獄蒸しプリンは防腐剤を使用しなくても賞味期限が保証されています。なぜなら硫黄がたっぷり含まれた温泉の噴気で蒸されているからなのです。

その地獄蒸しプリンは、賞味期限は製造日から約1週間程度です。もちろん賞味期限がまだだから大丈夫、と言わずに先に食べてしまった方が安心ですし、万が一食べ損ねて賞味期限が過ぎてしまっても勿体無いですので、できれば早く食べた方がいいでしょう。しかし、冷蔵保存で保管すれば賞味期限は1週間は大丈夫ということは覚えておいてください。

こういった無添加のプリンは通常賞味期限が製造日の翌日などに設定されています。もちろんスーパーなどで買う普通のプリンの賞味期限は2〜3週間、種類によっては3ヶ月も先に設定されているものもあります。それはもちろん防腐剤などが使用されている場合です。地獄蒸しプリンは無添加にもかかわらず硫黄のパワーで賞味期限が他のものより長いのです。

岡本屋といえば、地獄蒸しプリンが先行してしまいがちですが、岡本屋のメニューはそれだけではありません。地獄釜で蒸された卵を使用した「地獄卵サンド」もおすすめのメニューの一つです。味は昔懐かしい卵サンドを想像していただければいいでしょう。たっぷりと入った卵が優しい味わいで、食パンの甘じょっぱさと相性抜群です。

温泉と言ったらやはり温泉卵は外せません。岡本屋ではプリンと一緒に卵を注文する方がたくさんいるようです。こちらの卵も地獄蒸しされた卵で、地獄蒸し卵サンドの元になっている卵です。ほんのりと硫黄の香りがして自宅で食べるゆで卵とは何かが違います。また温泉地へ訪れた、という感覚を味わえるのでプリンと一緒に温泉卵を頼むのがおすすめです。

岡本屋では、地獄蒸しプリンの他にもたくさんの美味しいメニューが揃っています。もちろん地獄蒸し卵を使用したメニューもたくさんありますし、カレーライスやとり天など、お腹を満たす食事が沢山メニューに書かれています。その中でも、見た目からして魅力的なおにぎりが「地獄のおにぎり」です。とろとろの黄身が食欲をそそる見た目をしています。

小腹を満たすのにおすすめの地獄のおにぎりは、味の付いたご飯に、とろとろの地獄卵の黄身が混じり合って、最高のコラボレーションです。つい余分に買ってしまいたくなります。もしもその時お腹がいっぱいでもついつい手を伸ばしたくなる魔力がこのおにぎりには備わっているようです。写真を見ているだけでもどんどんお腹が空いてしまいます。

岡本屋でおすすめのお土産「地獄蒸しプリン」が丸ごと乗っている「地獄パフェ」というメニューも試してみたいメニューの一つです。岡本屋の地獄蒸しプリンは比較的甘いものが苦手な方でも食べることができるような、苦味の効いたプリンですので、甘いものが大好きな、本格的な甘党の方には少し甘さが物足りないかもしれません。

そんな時は、こちらの地獄パフェがおすすめのメニューになっています。そしてこちらの地獄パフェは、味がカスタード、バナナ、いちご、お芋、コーヒー、キャラメルの6種類から選ぶことができます。いちご味だけは季節限定ですが、その他はいつでも選べるそうです。もし甘いものをとことん堪能したい方は、地獄パフェを食べてみるのもおすすめです。

別府温泉にきて、販売店へ足を運んでお土産に地獄蒸しプリンを購入したら、忘れずに明礬温泉も観光しましょう。何と言っても日本有数の温泉地ですから、観光しないわけにはいきません。地獄蒸しプリンの販売店、岡本屋の関連施設である「明礬地獄」をまずは観光してみてください。こちらは江戸時代に明礬が採取されていたという史跡名所になっています。

同じ日本国内にいるはずなのに、硫黄の香りに包まれた不思議な風景の中を散策していると、なんだかどこか異国の地に迷い込んでしまったような感覚に襲われます。マグマが作り出した不思議な色や、吹き出す煙。こういったものを見ていると、地球は本当に生きているんだなという感覚を実感できます。伝統と文化、そして地球の鼓動を感じられる場所です。

温泉地ですから、プリンだけがお土産の定番ではありません。別府の湯の花は、国指定の重要無形民俗文化財に指定されている製法で作られています。明礬地獄の中にある藁葺きの小屋で作られる、江戸時代から伝わる製法で作られている湯の花は、地中から噴出したものが結晶となってできたものです。湯の花はなんの混ざりっ気もない天然100％の入浴剤です。

天然温泉と同じ成分を自宅で味わうことができるので、温泉が好きな方にはおすすめのお土産でしょう。しかし天然成分ということもあり、金属が錆びてしまったり、目地が変色してしまうことがあります。これは了承の上で使用しなければなりません。自宅で湯の花を堪能したい方はお風呂を楽しんだ後、すぐにお風呂を洗うという手間を惜しんではいけません。

こちらは、大分県では昔から人気のあった「ぷりんどら」です。その名の通りどら焼きの生地にプリンが挟まっているのですが、今まではあまり知られてはいませんでした。しかし最近メディアなどで紹介されることがあり、人気が高まってきているお土産の一つです。ふんわり優しい甘さが万人ウケして、お土産にぴったりの大分銘菓となっています。

こちらのぷりんどら販売店ですが、たまにデパートの九州物産展などに出店することもあるようです。もし近くで九州物産展を開催していたら、ちょっと覗いてみるといいかもしれません。そしてどうしてもすぐに食べてみたいという方は、ネット販売を行っているので、パソコンやスマホで「ぷりんどら」と検索してみてください。すぐにサイトが見つかります。

こちらは、インパクト大のお土産です。販売店は血の池地獄のある場所になります。血の池軟膏は、血の池地獄同様、真っ赤な血のような色をしています。この軟膏は、血の池地獄の底に溜まっている粘土を利用した、立派な医薬品でニキビなどにとても効能があると人気の軟膏です。22gで1400円ですので少々高い気もしますが手が届かない金額ではありません。

この血の池軟膏に驚くのはその血のような色だけではありません。血の池地獄の底に溜まっていた粘土を利用していますから、その匂いにも驚くかもしれません。温泉の独特な匂いが鼻をつきますが、顔にできたニキビに塗って一晩寝たら翌朝にはニキビがなくなっていたという愛用者の声を聞くと、少しぐらいの匂いなら我慢しようかな、という気分になります。

別府に行って、地獄蒸しプリンを食べたい方に、岡本屋へのアクセス方法をご紹介いたします。バスや電車でアクセスする場合は、駅やバス停から、タクシーに乗って行かないとアクセスすることが難しいので、もしもレンタカーなどで移動できるならその方が楽なのでおすすめです。車でのアクセスなら大分自動車道別府インターを降りて約5分で到着します。

もしも電車でアクセスする場合はJR別府駅からタクシーを利用して約15分、駅からバスの場合は約30分ほどかかります。また、高速バスを利用する場合は、高速バス鉄輪口バス停から、さらにタクシーを使って約5分ほどかかります。色々乗り換えるのが面倒だなという場合は、レンタカーを借りてアクセスした方が自由度も高くて便利なのが間違いありません。

住所：大分県別府市明礬3組
電話番号：0977-66-3228

もしも大分県の別府温泉に行く機会がある方は、ぜひ地獄蒸しプリンを堪能してみてください。甘いものが苦手な方でも、美味しく食べることができるほどよい甘みと苦味の効いた美味しいプリンです。名前は地獄とついていてインパクトがありますが、味の方は優しく滑らかな舌触りです。別府に行ったら、温泉と一緒に地獄蒸しプリンを楽しみましょう！