羽豆岬はSKE48の歌碑が有名な観光スポット！駐車場・アクセス方法は？

愛知県の知多半島の最南端にある羽豆岬。誰もが知っているメジャーな観光地ではありませんが、知る人ぞ知る魅力がたっぷりと詰まった素敵な場所でもあるのです。羽豆岬を世の中に広めたのはアイドルグループSKE48。彼女達が歌う「羽豆岬」という歌が、SKE48ファンならずとも多くの人に知られるきっかけともなりました。

そんな羽豆岬の魅力やアクセス方法、羽豆岬のちょっとした楽しみ方や周辺の足を運びたいスポット、そして羽豆岬を有名にしたアイドルグループSKE48についてなど、羽豆岬に関連する事柄をまとめてご紹介したいと思います。

愛知県にある羽豆岬は、その最南端のエリアに濃縮されるように観光スポットが詰まっています。羽豆岬から見える絶景はもちろんのこと、散策できるスポットや、展望台、釣りを楽しむ穴場まで。思いっきり遊んだあとは地元ならではのご当地グルメで身も心もお腹いっぱいに。愛知県に来たならばぜひ足を運びたい観光地なのです。

自然豊かな知多半島。多くの国定公園に指定されている場所でもあります。羽豆岬は三河湾国定公園、南知多県立自然公園の一部として指定されています。三河湾国定公園は穏やかな入り江が多く、海のリゾートとしても多くの人が思い思いの時間を過ごしにやってきます。温泉開発も盛んで近くには立ち寄りたい温泉スポットも多数存在しています。

国定公園でありながらも、南知多県立自然公園ともなっている羽豆岬。緑豊かでのどかな田園風景が広がり、青い海や白い砂浜とのコントラストがとても美しい風景を作り出している場所でもあります。

羽豆岬にある明神山には羽豆神社があり、羽豆神社の社叢（しゃそう）は天然記念物に指定されているほか、三河湾国定公園の特別保護区ともなっています。

度々紹介にも出てきましたが、羽豆岬は愛知県にある知多半島の最南端に位置しています。名古屋からは車で1時間程度のアクセスです。知多半島の師崎港のすぐ近くにあり、ドライブでの立ち寄りスポットとしても人気のある場所です。岬自体が、三河湾国定公園の一部に指定されているのもあり、自然豊かな場所として楽しむことができます。

愛知県にある羽豆岬に車でアクセスするには、知多半島を縦断する知多半島道路を使うのがわかりやすく王道です。知多半島道路から、南知多道路を通り、終点の豊丘インターを降ります。その後県道7号を走り、師崎に向かう1本道を進んだ先が羽豆岬となっています。知多半島の海沿いを走る247号線も遠回りではありますがドライブとして最適です。

羽豆岬に電車で向かいたい人は、最寄り駅が名古屋鉄道河和線（こうわせん）の河和駅、もしくは名古屋鉄道知多新線の内海駅（うつみえき）で下車をします。その後、師崎漁港行きのバス「海っ子バス」に30分程度乗り、「師崎港」のバス停を下車という方法でアクセスすることが出来ます。

移動は乗り継ぎがいくつかあり大変ですが、知多半島の豊かな自然と、ゆったりとした時の流れを感じながらのんびりぶらり旅をしたい人には、電車でのアクセスもとてもおすすめです。

羽豆岬に車で向かうなら、羽豆岬のある師崎港の駐車場が一番最寄りでアクセスも便利です。師崎港の駐車場は平面駐車場と立体駐車場の2ヶ所あります。平面駐車場、立体駐車場共に5:00～21:00の間で入庫でき、1時間100円、1日最大2,000円となっています。出庫は24時間いつでも可能となっています。

どちらの駐車場も羽豆岬から近いですが、一番先端部にある羽豆岬展望台等へ一番アクセスがよいのは、立体駐車場の「師崎港第二駐車場」の方になります。第一、第二と台数も多く用意されているので駐車場に止められないということはなさそうです。

SKE48ファンの聖地と言われる羽豆岬。その理由は愛知県を拠点に活動するアイドルグループSKE48の歌にあります。SKE48の歌う「羽豆岬」タイトルからも分かる通り羽豆岬をテーマにした曲で、そのPVもこの羽豆岬で撮影されています。一躍その名を世に広めた曲として「羽豆岬」の歌詞が刻まれた歌碑が2013年に建てられました。

SKE48が「羽豆岬」を歌ったのは2010年。その後2012年の楽曲ファン投票「リクエストアワーセットリスト50」で第一位に輝き、ファンの一番好きな曲となりました。こういった背景があり、羽豆岬に歌碑が建立され、SKE48ファンの聖地巡礼の場所となったのです。

この「羽豆岬」という曲、実はSKE48の3rdシングル「ごめんね、SUMMER」のカップリング曲として収録されていたものだったのです。それが今やファン投票で1位を獲得するほどの愛される作品となったのですから驚きです。

今や知る人も多いご当地アイドルSKE48。彼女たちはどんな活動をするグループなのかについても触れておきたいと思います。SKE48は愛知県を拠点とする「地域密着・地域貢献」を根底に活動するアイドルグループです。そんな彼女たちを応援するファンは、男性のみならず女性の数も多く老若男女から愛されるアイドルとして活躍しています。

SKE48は2008年に誕生しました。名古屋市栄に専用劇場「SKE48劇場」があり、主に中京圏をメインに活動、劇場では毎日ペースで、3つの正規のチームと研究生が公演を精力的に行っています。多くのヒット曲を歌い、その人気は今や全国区にまで広がっています。

羽豆岬は愛知県知多半島の最南端に位置していますから、そこからの景色も言わずもがな大変美しいものがあります。場所的にも三河湾と駿河湾に挟まれる形で位置しており、羽豆岬から見える景色は風光明美そのものとも言われています。どの方面を見てもまるで映画のように美しく写真に収めようとする人も後を絶ちません。

ここから見る景色に加えて、ゆっくりと夜があけていく中見る朝陽、一日の終わりに情熱的に燃え行く夕陽の風景は、息をのむ美しさ。時間が許す限り、朝陽や夕陽もぜひ堪能したい穴場観光スポットなのです。

羽豆岬には展望台もあり、360度の大パノラマで絶景を堪能することができます。展望台は、羽豆岬からも歩いてアクセスできる範囲にありますので、ぜひ足を延ばしておきたい観光スポットです。

羽豆岬のある同じエリアには縁結びの神様としても知られる「羽豆神社」があります。羽豆岬からも目と鼻の先の場所にあり、ちょっと足を延ばせばすぐにたどり着くことができます。人もさほど多くはなく、静かに散策することが出来るので、ちょっとした癒しスポットとしてもおすすめの場所です。

おみくじや絵馬、お守りなども用意されていて、代金は賽銭箱にいれておく仕組みになっており係りの方などはいません。ハートをモチーフにしたものが多く、恋愛成就を願う人が多く訪れたりしています。

この羽豆神社内には「恋のロマンスロード」というものがあります。羽豆神社を抜けて展望台に向かう小道で、両側に生育しているウバメガシという樹木が、空が見えないほどに生い茂り、ここを通る人が肩を寄せ合わないと通れないような道となっています。海沿いのドライブデートにもぴったりの立ち寄りスポットです。

この狭く細い恋のロマンスロードは、物理的にも肩を寄せ合わないと取れない道幅ですから、二人の距離も縮まり、周りからも見えない2人だけの空間ということで、そのネーミングがつけられたのもうなずけます。

恋人同士や夫婦などで訪れた際には、ぜひ一緒に展望台や恋のロマンスロードを歩いてみて下さい。きっといくつになってもドキドキを感じることができるはずです。

羽豆神社からすぐの場所にある展望台。平成25年の3月に建てられたまだ新しい展望台です。高さは約8mほどで、らせん階段をのぼると360度のパノラマで景色が見渡せる絶景が広がります。羽豆岬に来たのならば、ぜひとも一度はこの展望台からの景色を目にして行ってください。目の前に広がる大パノラマに思わずいっぱいシャッターを切ってしまうはず。

展望台からは三河湾と駿河湾を一度に眺めることができ、ここから見る朝陽や夕陽も格別なもの。展望台は人も少なくゆったりと絶景を堪能することが出来ます。展望台にのぼる階段はやや急とのことで小さなお子様連れや高所恐怖症の方はお気をつけて。

羽豆岬の展望台は調べると2カ所出てきてしまうこともあるそうですが、木製のらせん階段の展望台がもっとも新しくできたメインの展望台となっています。

羽豆岬での散策ついでに、海辺で遊ぶこともできます。引き潮であれば磯遊びも出来るとのことで、小さな子供連れのファミリーにも人気の場所。引き潮になると現れる段々になった岩場の陰には海の生き物がいっぱい生息しています！持ち帰るのは禁止されていますが、実際に海の生き物を身近に感じられるので、とてもいい体験になります。

羽豆岬に来たならば、周辺のスポットもぜひ立ち寄りたいところ。羽豆岬から歩いて周れるスポットには、師崎港のフェリーターミナルや、漁港の散策などがあります。ちょっと足を延ばすならフェリーに乗って向かいの日間賀島へ観光にいってみるのもおすすめ。師崎港のフェリーターミナル内には観光案内センターがあり、お土産物や観光情報が手に入ります。

師崎港のフェリーターミナルからフェリーに乗ると、日間賀島をはじめ周辺の篠島や、向かいの伊良湖岬などに足を延ばすことが出来ます。日間賀島までは大人700円、子供は350円で利用することができます。

周辺の島を周れる島めぐり乗船券なども発売されているので、1日のんびり散策したい方や、知多半島の景色をじっくり堪能したい方にはとてもお得でおすすめです。

愛知県の知多半島に来たならば、海の幸も堪能したいところ。羽豆岬周辺は、師崎漁港も近い豊かな漁業場としてもひそかな人気を呼んでいます。海釣りの楽しさは釣った魚を食べれることにもあります。美しく広がる風景を眺めながらのんびりと釣りを楽しむのもまた旅の1つの楽しみ方です。

羽豆岬周辺の釣りでとれる魚は、種類も豊富。カサゴやメバル、アジやアイナメ、ハゼの他、カレイやクロダイ、アオリイカといった魚類を釣ることが出来ます。

羽豆岬周辺で釣りをするのにはいくつかおすすめスポットがあり、また釣り禁止の場所も点在していますので、事前に確認チェックをしておくのがおすすめです。羽豆岬周辺でのおすすめ釣りスポットといえば師崎港新堤のテトラ地帯や、師崎漁港の朝市側というのが釣り好きの方々がよく利用している場所とのことです。

愛知県の知多半島に観光に来たならばぜひ味わいたいのが、この地域ならではのご当地グルメ。愛知ならではのひつまぶし、味噌煮込みうどん、ジャンボエビフライ、味噌カツ、それに愛知でも有名なモーニングセットなどがあげられます。羽豆岬のある師崎は漁港なので新鮮な海の幸も思う存分味わいたいところです。

また、愛知県はフグの好漁場で、特に南知多はフグをとる漁船が150隻以上もあるフグが名物の場所でもあります。高級食材のフグも、大量にとれる知多半島ではお値打ち価格で食べれるとあって多くの方が観光ついでにフグを味わっていきます。

羽豆岬のある師崎漁港周辺では美味しい海の幸、そして地元ならではのご当地グルメが味わえるお店がたくさん。地元の人にも愛される人気の食堂と言えば、「こどぶ喜」「活魚料理丸誠」。特に「ことぶ喜」はリーズナブルな価格なのに、目の前の師崎漁港で採れた新鮮な魚や貝料理が目白押し。いついってもお客さんであふれ満席のことも多い人気食堂です。

「活魚料理丸誠」は、開店と同時に満席になるほどに人気の港の食堂です。新鮮なお刺身や煮物、焼き物、どれを食べても美味しいと評判で、地元の海の幸を味わおうとする人が絶えません。ランチもあるので、羽豆岬に観光に来た際のお昼に立ち寄るのもおすすめです。

また近くには食堂のほかに、散策に疲れたら時に立ち寄りたい喫茶店「ケープタウン」やカフェなども存在しています。

知多半島から望む素晴らしい絶景や海の幸、周辺の散策スポットに釣りと、1つのエリアに存分に楽しめるスポットが終結している羽豆岬。名古屋からも1時間程度とアクセスもよく、自然の美しさを堪能できるドライブにも最適の観光地です。まだ足を運んだことがない方はぜひとも機会を作って羽豆岬の魅力を味わいに訪れてみて下さい。