あねがわ温泉は長浜の人気施設！料金・営業時間・口コミをまとめて紹介！

琵琶湖の北東岸にある長浜は秀吉が築城した長浜城跡や黒壁のある街並みで人気の観光地です。そんな長浜の中心部から約9km北東に2010年「あねがわ温泉」がオープンしました。人気の日帰り温泉施設になっています。

天然温泉、天然鉱石風呂、炭酸泉と陶板浴が楽しめます。食事処では珍しい韃靼蕎麦もいただけます。そんな「あねがわ温泉」の魅力と料金・営業時間、口コミについて紹介します。

長浜は滋賀県の琵琶湖の北東岸にあり鉄道であれば東海道本線から北陸本線に入ってすぐのところにあります。もっとも有名なのが羽柴秀吉が浅井長政攻めの功績で織田信長からこの土地を与えられ、大名として初めて築城した長浜城跡でしょう。

江戸時代には宿場町として発展し、その街並みは「黒壁スクエア」として観光地になっています。明治に建てられた銀行の建物は黒壁ガラス館として長浜のシンボルになっています。

あねがわ温泉は外観や内装は落ち着いた和風で統一され、さらに小学生未満が入場できない大人の雰囲気を目指している日帰り温泉です。

温泉は天然温泉、珍しい天然鉱石風呂、炭酸泉という3種類の風呂と珍しい陶板浴があります。そして日帰り温泉施設での楽しみの一つの食事では「韃靼（だったん）蕎麦」という薬膳蕎麦があるのが目玉になっています。他の食事も美味しいと評判です。

あねがわ温泉の3種類のお風呂のうちの1つが天然温泉です。内風呂と露天風呂の両方にあります。露天風呂は岩風呂で回りは和風の庭園になっています。

泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉で硫酸塩泉とともにいわゆる美肌の湯と言われています。炭酸水素塩泉はすべすべ美肌になると言われており、さっぱり感のあるお湯です。

天然鉱石風呂「蘇生の湯」も露天風呂として提供されています。祖母聖光石・ゲルマニウム鉱石・ラジューム鉱石の三大鉱石から出る遠赤外線によって末梢細胞の活性化や毛細血管の拡張により老廃物を体外に排出します。

遠赤外線の作用により血液が浄化されるとも言われています。肩こりや腰痛にも効果があります。妊婦の方はご遠慮ください。

炭酸泉、正式名二酸化炭素泉は日帰り温泉で人気の温泉です。天然の二酸化炭素泉は貴重でなかなかお目にかかれませんので人工で提供している温泉施設が多いです。あねがわ温泉も同様で露天風呂で提供しています。

炭酸泉は肌に泡がつくことでおなじみで、炭酸ガス（二酸化炭素）が体内に入り血管を拡張させますので、血行を促進し、高血圧症にも効果があります。

陶板浴は岩盤浴に似てはいますが、単に温めるだけではないところに違いがあります。人間の老いは酸化が原因と言われ、体内の活性酸素が増えることで病気や、最悪がんになります。酸化を抑えることを抗酸化といいます。

あねがわ温泉の陶板浴では床を抗酸化工法で施工し、床温48℃ぐらいで抗酸化タイルが体を癒します。室温40℃～42℃、湿度20％でサウナや岩盤浴のような暑苦しさを感じさせずに効果を出します。

日帰り温泉施設では食事処も楽しみの一つですが、あねがわ温泉の食事は満足度が高いです。薄味で健康への配慮がうかがえます。そして目玉は「韃靼（だったん）そば」です。薬膳蕎麦と言われ栄養分が普通のそばより多く含まれています。

韃靼そばは漢方薬として、そしてお茶としても利用されるほどで苦みが強いのが特徴です。ポリフェノールが大量に含まれ、ルチンは普通のそばの100倍含まれています。

ポリフェノールは動脈硬化・心筋梗塞・痛風・糖尿病等を防ぎ血液をサラサラにする働きがあります。またルチンは毛細血管を強化し血圧降下作用があります。

そばはパスタやパンなどの食事で一般的な主食に比べてカロリーが低く、糖質量も低いためダイエットをしている人の主食としての食事に人気があります。一度試してみるのがおすすめです。

あねがわ温泉の人気の要因の一つが、施設を利用したくなるような、わくわくするイベントです。あねがわ温泉では3つのイベントを用意しています。

一つが陶板浴利用を促進する「陶板浴体験デー」、そして施設そのものの利用を促進する「お風呂ビンゴ」と「ジャンボ宝くじ券進呈」です。これらは2018年12月時点のもので今後変化するでしょう。

陶板浴体験デーはなかなか陶板浴に足を向けていただけない方にも、老化防止に効果のある陶板浴を体験いただこうとの目的で設定された割引制度です。

毎週　月曜日、火曜日、金曜日は陶板浴と入浴のセットで通常2115円が995円になります。セットに陶板浴温浴と陶板浴温浴4点セット（浴衣、敷タオル、長タオル、休憩室専用座布団）がついています。

お風呂ビンゴとは毎週水曜日と木曜日の館内受付後に行われているもので、ビンゴカードをもらい抽選機をまわして出てきた玉の色の列にスタンプを押してもらいます。

ビンゴカードは縦に5色あり横に5列の枠があります。同一の色の横5列にスタンプが埋まれば入浴招待券がもらえます。入浴はスタンプ1個、陶板浴はスタンプ2個です。よく考えたものです。何回も来たくなります。

回数券の表紙1枚につき毎年2回（夏と冬）のジャンボ宝くじ券1枚を進呈するという企画です。日程などの詳細は実際に来館しないとわかりません。

お風呂ビンゴもジャンボ宝くじ券進呈も、ついついリピート訪問したくなるような仕掛けで、特にギャンブル好きの大人に向いています。

あねがわ温泉の料金は大きく3つに分かれます。温泉入浴の料金、陶板浴も利用する場合の料金、そして付帯の館内着やタオルの料金です。陶板浴利用のみの料金はありません。

平日、休日の区別はなく大人と子供（小学生以上）、会員と一般の違いだけです。営業時間はシンプルに午前10:30から午後10:00(22:00)までです。休みは12月31日から1月2日のみという実に親切な営業時間になっています。ほとんど無休です。

あねがわ温泉の温泉入浴の料金は大人が785円（会員は100円引きの685円）、子供（小学生以上）が405円（会員は370円）です。回数券は11枚綴りで一般、会員とも6800円とお得です。

前述しましたように落ち着いた大人の雰囲気を維持するために小学生未満の子供の入場はできません。小さい子供用の施設もありませんので注意が必要です。

温泉入浴に加え陶板浴も利用する場合、浴衣と敷きタオルと長タオルと休憩室専用座布団が必要ですのでこの「浴衣4点セット」も含む料金になります。大人子供の区別はなく2115円（会員1955円）で、回数券は7枚綴りで6920円です。

ただし前述しましたように毎週月曜日、火曜日、金曜日の陶板浴体験デーには先程の料金2115円がなんと995円になります。

日帰り温泉に行く場合、忘れてはいけないのがタオル持参です。少しのことですが節約できます。しかしつい忘れたり、バスタオルはかさ張るという方には貸し出しています。
 

あねがわ温泉ではタオルセット（バスタオルと長タオル2本）が255円（会員225円）、営業時間内に館内でくつろいで何回も入浴したい場合などの館内着を含む館内着セットは405円（会員335円）です。

旅館や飲食店の利用者の声や公式ホームページにはないマニア的情報を知るには口コミ情報が便利です。日帰り温泉施設の場合も例外ではありません。

あねがわ温泉がなぜ注目されるかを探るため、各種口コミサイトを参照しました。参照したのはnifty、トリップアドバイザー、デイ温泉ドットコム、4travelの口コミ情報です。

あねがわ温泉の様々な口コミを見ると、人気の秘密がわかります。一言で言えば「真に大人の日帰り温泉好きのニーズを追及」しているということです。

そこにはあねがわ温泉の勇気ある2つの決断があります。1つは小学校未満入場お断りです。もう一つが車いすの方の入場お断りです。批判がでることを承知でこの2つを犠牲にして「大人の落ち着いた日帰り温泉」を作り上げているのです。

あねがわ温泉を最も絶賛している口コミは「清潔であること」と「スタッフの対応が親切」です。清潔とスタッフの対応は人によって感じ方が変わりますが多くの口コミでこの項目が登場します。象徴的なのが男子トイレの小便器の足下を常に拭いていることです。

そして「大人の雰囲気」が評価されています。外観から内装まで和風で統一され、照明を控えめにして落ち着いた雰囲気を出しているのが評価されています。

さらに口コミで大きく評価されているのが従来の「スーパー銭湯」に対する不満を分析し対応することによりスーパー銭湯（日帰り温泉）の完成形を作っていることです。

すべてコインレスでロッカーなどに返却も含めコインが不要なこと、ロッカーがゴルフ場並みの縦長で他のお客様と競合しないこと、洗い場の後ろは壁で隣と仕切られシャワーが飛び散らないこと、アメニティがブランド品で使いやすいこと等です。

予想できることですが、あねがわ温泉では小学生未満が入場できないことへの不満は多いです。前もって周知されていればいいのですが、知らずに来た人の不満は想定できます。

そして車いすで来た人を拒否することにたいする批判も多いです。想定内の批判ですが、これも事前にどれだけ周知できていたかが問われます。

あねがわ温泉へのアクセスは電車の場合は北陸本線のJR長浜駅からタクシー約20分になります。温泉近くまでの路線バスや送迎バスがないのは残念ですが、長浜駅から約10kmですので歩いたり、走ったりすることもできます。北隣りの虎姫駅からは5kmです。

あねがわ温泉への車でのアクセスは北陸自動車道長浜インターチェンジから約15分になります。冬は雪の状況によっても所要時間は変わります。充分な大きさの駐車場があります。

あねがわ温泉周辺観光と言えば長浜中心部と余呉湖の観光でしょう。長浜は秀吉ゆかりの長浜城跡と宿場町として栄えた街並みの散策がおすすめです。特に黒壁ガラス館を中心にした黒壁スクエアが人気になっています。黒壁ガラス館の営業時間は10:00～18:00です。

また余呉湖では、湖畔にある「徳山鮓」が有名になっています。全国的にも知られた「鮒ずし」の料理旅館で一度は味わいたいという人が後をたちません。

あねがわ温泉のある長浜は北部の木之本や余呉湖周辺や滋賀県全体の影響を受けていますので滋賀全体のグルメ・お土産と長浜独自のグルメ・お土産が存在します。

ここでは全国的にも有名な滋賀県名物のグルメ（食事処）・お土産と、知る人ぞ知るマニアックな長浜独自のグルメ（食事処）・お土産を紹介します。店での食事もお持ち帰りもできるものがあります。

まず滋賀県全体のグルメ・お土産では近江牛と鮒寿司があげられます。近江牛は滋賀県下や関西全域で販売していますが長浜近辺では彦根の千成亭が有名です。

長浜で食事ができるレストランは「せんなり亭橙」で営業時間はランチが11:00～15:00、デイナーが17:00～22:00です。

鮒寿司も滋賀県下いたるところで、いただいたり購入したりできますが、長浜近辺では余呉湖畔の「徳山鮓」は是非一度訪れる価値があります。著名人も多く訪れます。

「徳山鮓」は京都の一流料理人がこの地で発酵食研究の一人者・小泉武夫氏に出会い、鮒寿司を極めて余呉湖畔に出した店です。料理旅館ですので営業時間情報はありません。

長浜にしかない名物グルメの一つが「焼鯖そうめん」です。焼いた鯖を甘辛いしょうゆ味のだし汁で煮込み、その煮汁で味付けしたそうめんと共に 食べます。

「焼鯖そうめん」でおすすめの店はJR長浜駅から徒歩5分でいける老舗の「翼果楼（よかろう）」です。町家を使った店構えと落ち着いた店内はそれだけで感動します。営業時間は10:30から17:00ですが行列ができていて売り切れ次第終了です。

もう一つの長浜にしかない名物グルメは木之本の「つるやパン」が作る「サラダパン」です。コッペパンの中にマヨネーズであえたたくあんの千切りが入っています。

50年前の創業当時からある歴史あるパンで最初はキャベツでしたが水分が出るためたどり着いたのがたくわんでした。市販のマヨネーズで家庭で作ってもこの味は出ません。JR長浜駅近くにも店があり営業時間は7:00～17:00です。

あねがわ温泉は派手さはないですが、従来のスーパー銭湯に対する不満を解決するにはどうすればよいかを考え抜いた結果が凝縮されています。コインレスやシャワーの飛び散らない洗い場設計、余裕のある脱衣ロッカーなどが例です。ターゲットは落ち着きを求める大人に絞っていますので、そのことを事前に理解して訪れる必要はあります。