気になる2つの王将!「大阪王将」 VS 「餃子の王将」
美味しい餃子を食べたいと思った時、ふと疑問に思ったことはありませんか?「大阪王将」と「餃子の王将」、この2つの店舗は、どこに違いがあって、味にも違いがあるのだろうかと、疑問に思ったことは1度はあるはずです。
そこで、「大阪王将」と「餃子の王将」の違いについて、比べてみることにしました。名前だけが違うものなのか、あるいは、全てが違うものなのか。味やメニューの違いなど、紐解いていくと意外な話が見えてくることでしょう。
王将の違いを大特集!
まず、2つの王将の違いを見てみることにしましょう。名前も違い、店舗のロゴマークも違います。そして、運営会社も違うようです。そこには過去に歴史を変えるようなことが起こっていたようです。さて、何が起こっていたのでしょうか。
運営会社の違いがある
「大阪王将」と「餃子の王将」は、名前の違いから分かる通り、運営会社に違いがあります。「大阪王将」を運営している会社は、「イートアンド」で、中華料理のチェーン店です。本社は東京にあります。餃子の王将と少し違い、冷凍食品等の食料品の販売も展開しています。
「餃子の王将」を運営している会社は、株式会社王将フードサービスです。「大阪王将」と同じく中華料理のチェーン店ですが、メニューは、主に餃子を中心としています。本社は京都にあります。餃子の王将は、「大阪王将」と区別をするため、時に「京都王将」と呼ばれることもあります。
「大阪王将」と「餃子の王将」に分裂した歴史
「大阪王将」と「餃子の王将」は、王将フードサービスを創業した方の親族が、のれん分けをしたことがきっかけとなって、争いが始まったとのことです。どちらも順調に成長した会社でありましたが、「大阪王将」が「餃子の王将」のお膝元である京都へ出店していったことがきっかけで訴訟、分裂という方向に進んでしまいました。
元は、「餃子の王将」と同じ名前で営業していました。当時は、どちらの店舗も縄張り争いになるほど、チェーン店が増えることなど、想定していなかったようです。
「王将がふたつあることで、お客様からの誤解を招く恐れがある」のが名前を分ける理由でありますが、どうしても折り合いがつかないのです。そこで「餃子の」を使用せず、違う形で「王将」を使用することで和解となった経緯があります。そのため、「大阪王将」「餃子の王将」となったわけです。
「餃子」に注目した大阪王将と餃子の王将の違いとは?
「餃子の王将」からのれん分けをしたことで、「大阪王将」となったのですが、餃子の違いはあるのでしょうか。メニューも少しだけ似ているような感じもしますが、それぞれの餃子の違いを探してみましょう。何が違うのでしょうか?
人気の主力メニュー・餃子の種類が違う
「大阪王将」と「餃子の王将」ともに、人気の主力メニューである餃子なのですが、それぞれの店舗では、皮の食感や、中の餡に違いがあるようです。若干、大きさに違いがあったりもします。「大阪王将」では扱っている餃子メニューが、「餃子の王将」違うのです。
「大阪王将」は、餃子メニューには、様々なバリエーションがあります。もちろん、焼餃子もありますが、「ぷるもち水餃子」があります。こちらは、地域限定となりますが「スープエビ水餃子」や「揚げ餃子」もあります。違うバリエーションの餃子を楽しみたい方には、「大阪王将」がおすすめです。
大阪王将とは反対に、「餃子の王将」の餃子メニューは、焼き餃子は1種類となります。餃子の元祖の味わいを楽しみたい方に、餃子の王将をおすすめします。他にある餃子メニューは「にんにくゼロ餃子」となります。
味の違い・美味しいポイントをレポート
まず、「大阪王将」の餃子です。餃子の皮の特徴は、皮が薄く、焼き目が「パリッ」とした食感を持ちます。モチモチした食感もありますが、皮の焼き目を食べた時の、サクサク感がしっかりとしています。中の餡は肉の食感が感じられてジューシーな味わいです。
そして、「餃子の王将」の餃子です。餃子の皮の特徴は、少し厚めで「モチモチ食感」があり、餃子をしっかり食べてるといった食感が感じられます。中の餡は野菜の割合が多く、シャキシャキとした野菜の味わいを楽しめる餃子となっています。野菜が多いのがお好みの方におすすめです。
気になるニンニクの匂いの違いはある?
美味しい餃子を食べる時、気になるのがニンニクの匂いです。夕飯や自宅で食べる時は気にならないことが多いのですが、ランチタイムや人に会う前などは、匂いが気になりませんか?どちらの中の餡にもニンニクが入っています。
「大阪王将」の餃子は、ニンニクの酵素反応を抑える工夫がされています。なんと、ニンニクの匂いを80%もカットされているのだとか。そのため、匂いを気にすることなく美味しい餃子を味わうことができます。人に会ったり、仕事の合間に食べても安心です。
「餃子の王将」には、全くニンニクを使っていない「にんにくゼロ餃子」もあります。あっさりめの味わいですが、しっかりと美味しい餃子を食べることができます。ニンニクが苦手でも餃子を食べたい方に人気でおすすめです。一部店舗には取り扱いがないので、ホームページで確認しておきましょう。
「メニュー」のラインナップから見た大阪王将と餃子の王将の違いとは?
メニューのラインナップは、中華料理ということもあって、扱っているメニューは似ているものもあります。「大阪王将」と「餃子の王将」には、それぞれに特徴や違いもありますので、それぞれチェックしてみましょう。
中華料理を楽しみたいならどちらがおすすめ?
シンプルに中華料理を楽しみたいのであれば、「餃子の王将」がおすすめです。メニューは、王将ラーメン、焼きめし、天津飯、鶏の唐揚げと、中華料理を純粋に楽しめるラインナップとなっています。
シンプルなネーミングは、中華料理の王道感が感じられます。王道の中華料理を食べたい方に人気です。中華料理は、量が多いイメージもあります。そこで、少しだけ食べたい方に「ジャストサイズメニュー」なるものがあります。
量が少なめなので、小食の方にも中華料理を味わえるようになっています。餃子や唐揚げ、天津飯なども小さめメニューがいくつもあります。これらをおつまみにしてアルコールを楽しむのもおすすめです。
人気商品につけるネーミングに対するこだわり
「大阪王将」のメニューは、ラインナップが多く、独特のネーミングがされているのが特徴です。餃子は「元祖焼餃子」、「ぷるもち餃子」など、食欲をそそるようなネーミングがされています。
麺類ですと、「もちもち太麺の炒め焼きそば」、「炎のラーメン」など、ネーミングを耳にするだけで、メニューがイメージされるようです。ご飯もののメニューを見ると、天津飯が「ふわとろ天津飯」、「ふわとろ天津炒飯」と、思わず目を引くネーミングです。
メニューの雰囲気がすぐに分かるようなネーミングで、思わず注文してしまいたくなるようになっています。大阪王将のメニューは、ファミレスを思わせるようなネーミングが多いように感じます。
デザインから見た大阪王将と餃子の王将の違いとは?
中華料理を提供している「大阪王将」と「餃子の王将」ですが、店舗デザインにはそれぞれ特徴がありますので、検証してみましょう。似ているかもしれませんが、特徴を掴むと同じ店舗ではなく、全く別の店舗だと理解できるでしょう。さて、それぞれの違いはどこにあるのでしょうか?
看板の違い
「大阪王将」の看板は、赤地に白抜きで「大阪王将」と書かれているのですが、店舗や年代によってデザインが異なっています。最近の看板のデザインは、白字か赤字で大阪王将と書かれているものが多く、餃子を掲げているロゴマークが使用されているようです。
「餃子の王将」の看板は、赤字で白抜きで「餃子の王将」と書かれており、周りのラインは、緑・オレンジ・黄色が入っているものです。昔ながらの雰囲気を感じさせる、馴染みのある看板です。店舗の場所によっては、看板に「京都王将」と書かれていることもあります。
店舗デザインの違い
店舗デザインに違いがあり、「大阪王将」の店舗は、落ち着いた雰囲気が感じられます。それは、照明が少し薄暗いので、居酒屋のような雰囲気を持っています。カウンター席もあるので、一般的な飲食店と変わらないような雰囲気です。
「大阪王将」の多くの店舗は、スタイリッシュなデザインなので、若い方も入りやすいですし、女性も気軽に入ることができるのが魅力です。どの年齢層の方も問わずに入りやすいですし、1人でも入りやすいデザインの内装となっています。
「餃子の王将」の店舗は、店舗の場所によって違いはあるようですが、昔ながらの中華料理屋と言った雰囲気を持っています。キッチンにカウンターがあるタイプが多く、明るく清潔感のある昭和を感じさせる赤を基調とした店舗が印象的です。昔からあり馴染み深くて入りやすいです。
大嵩王将と餃子の王将の人気メニューの違いは?
「大阪王将」と「餃子の王将」は、どちらも美味しい中華料理を提供しているのですが、人気メニューに違いはあるのでしょうか?「大阪王将」と「餃子の王将」の人気メニューの違いを探してみました。
大阪王将の人気メニュー
「大阪王将」の人気メニューは、やはり「元祖焼餃子」でしょうか。焼餃子に使う材料は、国内産にこだわるという徹底ぶりです。中の餡と餃子の皮は、別々に配送され、お店で手包みしているのも大阪王将のこだわりです。来店者の多くの方が注文するというので、美味しいのが分かります。
大阪王将の人気メニューのひとつの中に「ふわとろ天津飯」があります。たまごがふわっとしているのが大きな特徴を持ちますが、たまごのみで作られているとのことです。とろりとした醤油ベースの餡がたまごとの相性バツグンです。
中華そばも美味しいと人気があります。昔ながらのあっさりとした味わいで、醤油ベースのスープとなっています。トッピングもシンプルで、ネギ・もやし・メンマ・叉焼とシンプルです。餃子や炒飯とセットにして注文される方が多いです。
餃子の王将の人気メニュー
「餃子の王将」の人気メニューは、大阪王将と同じで「餃子」です。材料は全て国内産なのですが、産地にもこだわりがあるようです。小麦は北海道産、にんにくは青森産などです。そして、冷凍保存をしないというこだわりもあります。自社工場で作られているこだわりの餃子は、店舗へ配送されています。
餃子と一緒に注文される方が多いのが、「炒飯」です。ネギ・叉焼・たまご、ご飯がパラパラとしているのに、口に入れた食感は、どこかしっとり感も感じることができる美味しい炒飯です。1人前が多いと感じる方にはジャストサイズの小ぶりなサイズもあります。
「餃子の王将ラーメン」も人気があります。材料のこだわりは、ラーメンの麺にも表れています。使われている小麦は、餃子と同じ北海道産の小麦を100%使用のこだわりの麺です。モチモチとコシのある麺と、こってりとんこつ醤油ベースのスープと相性良しです。
どっちも餃子が人気!
「大阪王将」と「餃子の王将」のどちらにも言えるのですが、人気メニューの中には、必ず餃子が入っています。それぞれの特徴のある餃子は、どちらを食べてもとても美味しいと言えるでしょう。特徴がそれぞれ違いますが、ラーメンも人気の高いメニューでした。
店舗展開から見た大阪王将と餃子の王将の違いとは?
「大阪王将」と「餃子の王将」は、それぞれ独自の店舗展開されており、どちらも成長している企業となっています。流行を取り入れたメニューや女性が入りやすい店舗を目指したりと、様々な工夫がされているようです。「大阪王将」「餃子の王将」の店舗展開をチェックしてみましょう。
大阪王将の店舗展開
「大阪王将」の店舗展開は、居酒屋やバルを意識した内装となっています。餃子バルは24時間営業で渋谷駅前店となっています。そして、餃子のメニューも流行を意識したもので、パクチーを使った餃子やシソを使った餃子を扱っています。女性に人気のメニューを多く扱っています。
期間限定や数量限定メニューもありますので、楽しまれてはいかがでしょうか。ご飯メニューでは、チーズを使った炒飯「麻婆モッツアレラ炒飯」、鍋物では、「養命酒酒造・大阪王将・冬の大阪王将火鍋」があります。中華料理で変化の効いたメニューを味わえます。
外食事業では、「よってこや」や「太陽のトマト麺」「厨花」などを展開しており、他にも冷凍食品などはじめとした食料品の販売事業もしています。「大阪王将」も、関東への店舗の展開を目指しているようです。
餃子の王将の店舗展開
「餃子の王将」は、女性が入りやすい店舗を目指し、内装を女性向けに意識したものとなっています。女性デザイナーが設計した内装なので、女性が落ち着ける内装となっています。
テラス席やスタンディングテーブルなどが用意されて、おしゃれな雰囲気を出しています。ロゴも「GYOZA OHSYO」となっています。女性に人気が出るように工夫されているのは、内装だけではありません。
メニューも、栄養バランスが考えられた一品料理があったり、美味しいデザートがあったりと、女性の心を掴むようなメニューが揃えられています。ドリンクメニューが多く、ワインやカクテルがあり、幅広く扱っているようです。
関西の店舗展開を中心となって広がっていった「餃子の王将」ですが、首都圏を中心とした店舗展開を目指しているようです。おしゃれになった「GYOZA OHSYO」が、関東への店舗展開が広がる可能性もあるかもしれません。
店舗数の違い
「大阪王将」「餃子の王将」のどちらも、チェーン化が進んでおり、関東では見かけないことがないくらいまでに大きくなりました。「大阪王将」は、関東だけではなく、日本全国に360店舗ほど展開されています。「餃子の王将」は、「大阪王将」よりも店舗数はかなり多く、690店舗ほど展開されています。
大阪王将と餃子の王将の人気の違いは?
「大阪王将」も「餃子の王将」も、どちらも人気の中華料理店なのですが、どちらが人気があるのでしょうか?どちらも人気が高いので、甲乙つけがたいです。どちらも中華料理を扱っているので、共通のメニューを食べ比べしてはいかがでしょうか。
餃子では、肉のジューシーさと野菜のシャキシャキ感を比べて、自分の好みの餃子を見つけるのもいいですし、炒飯を食べ比べてみるのも良いでしょう。ラーメンもどちらの店舗にも扱いがあるので、さっぱり味とこってり味を食べ比べて見るのもいいかもしれません。
「大阪王将」も「餃子の王将」のどちらにも言えますが、クオリティに特に問題は無いので、どちらも良いお店なのではないでしょうか。リーズナブルでクオリティが高いのは、来店者にとっていいことです。どちらのお店にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
大阪王将と餃子の王将の通信販売の違いは?
遠方などで店舗へ出かけるのが難しい方に、とても便利なのが通信販売です。「大阪王将」と「餃子の王将」のどちらにも公式サイトがあるようです。さて、どのくらいのラインナップがあるのでしょうか。「大阪王将」と「餃子の王将」の違いをチェックしてみましょう。
大阪王将の餃子(通信販売)
「大阪王将」で提供されている冷凍餃子は、店舗で提供されている餃子よりもやや小ぶりとなっており、23gから17gとなっています。家庭での調理は、鉄板ではなくフライパンで焼くので、店舗のように高温を維持するのが難しいためです。美味しい餃子を家庭で食べるために、パリパリ感を実現できる大きさになっています。
冷凍餃子は、店舗のラインナップにもある「ぷるもち水餃子」も扱っています。モチモチ感がしっかりと感じられる人気の餃子となっています。調理はとても簡単で、鍋に入れてもOK、電子レンジ調理でもOKです。特に女性に人気が高く、リピート率が高いです。
餃子のラインナップは、他にいくつもあります。水や油なし、フタなしで焼ける「羽根つき餃子」があり、年齢問わず人気を集めています。他にも、「チーズ餃子」や「ジャンボにら餃子」、「ひとくち餃子」や「海老と春雨の餃子」なども購入できます。
餃子の王将の餃子(店舗で購入)
「餃子の王将」で提供されている餃子は、通信販売では購入できないようです。工場から店舗まで冷凍保存しないで配送されるためです。一部の店舗で生餃子の購入が可能となっており、1人前(6個入り)から購入が可能となっています。
生餃子は、イベントやキャンペーンなどで、通常価格よりも少しお得に購入できることもあります。店舗によって、価格や売り出しの日時が違うので、餃子の王将ホームページでチェックしてはいかがでしょうか。
生餃子なので購入した当日に調理して食べます。購入してすぐに食べない場合は、冷凍も可能です。「餃子の王将」で通信販売で購入できるのはラーメンパックと調味料セットのみとなっています。
大阪王将と餃子の王将のタレの違いは?
「大阪王将」、「餃子の王将」の餃子には、どちらもタレが付いていますが、少々違いがあるようです。「大阪王将」のタレはには、ラー油が含まれており、甘みと酸味、辛味のバランスが取れているような印象を受けるタレです。
「餃子の王将」のタレには、ラー油が入っておらず、大阪王将と比べて澄んだ感じのタレが付いてきます。辛味がありませんが、酸味が感じられるタレです。酸味が好みでさっぱりと餃子を食べたい方に合うのではないでしょうか。
大阪王将と餃子の王将の違いがわかったけど結論どっちも美味しい!
「大阪王将」と「餃子の王将」の違いをお届けしました。多少の違いはあるものの、美味しい中華料理を提供しています。流行を取り入れたメニューを提供している「大阪王将」も良いですし、昔ながらのなじみ深いメニューの「餃子の王将」もおすすめです。
どちらの店舗も、リーズナブルな価格帯で、美味しい中華料理を提供して頂けることが共通点です。定食メニューやランチメニューも種類が豊富ですし、どの年齢層の方も入りやすいのが魅力です。それぞれの店舗でお気に入りメニューを見つけて、美味しい食事を楽しんで頂ければ幸いです。
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