つまんでご卵ケーキ工房・販売店にぎやかな春が大人気！絶品メニューを味わおう

福岡市内からは1時間以内でアクセスができるという非常に便利なところにある糸島。豊かな自然を求めて多くの人が訪れる場所で、最近ではおしゃれなレストランやカフェも多いです。そんな糸島で販売されているのが「つまんでご卵」。そのユニークなネーミングの秘密やつまんでご卵を使った人気のロールケーキなどをご紹介します。

ここからは早速注目のつまんでご卵についてどのような卵なのか、そのユニークなネーミングの由来についてなどをご紹介していきましょう。まずはその名前ですが、つまんでご卵は「つまんでごらん」と読みます。その名前の通り、美味しくて安全な卵は指でつまめるという自信の表れです。

福岡などから車を走らせること約40分。県道の567号線沿いを走っているとつまんでご卵の販売店の大きな看板が目に入ってきます。そしてそこにあるのは、親指と人差し指で卵の黄身をはさんでいる写真。

日本に卵の販売店は数多くありますが、このように指でつまんでいる様子は見たことがないでしょう。つまんでご卵を生産しているのは糸島の「緑の農園」という農場です。この農園が始まって2年後ぐらいにテレビの取材が入りました。

卵の新鮮さを表すために、従来は割りばしで黄身をつまんでいたのですが、農園主は「割りばしでつまめるなら、指でもつまめるにちがいない」とふと思いついたのです。そしてテレビのカメラが回っているその前で黄身を指でつまんでみせました。

この様子が放送されたとたんに「緑の農園」には問い合わせが殺到!そこで農園主はつまめるほど安全で新鮮という意味をこめてつまんでご卵と名付けたというのが始まりです。

つまんでご卵は黄身が指でつまめるほど新鮮なことは明確ですが、実は他にも積極的に摂取したい理由があります。まずは「安全」という点です。実は、つまんでご卵からは今までサルモネラ菌やキャンピロバクターが検出されたことがありません。したがって、1年ほど放置しても腐ることはないとされています。

つまんでご卵は、念のために生食期間は冷蔵庫で1か月とされていますが、理論上の日持ち日数は非常に長いのです。そして、つまんでご卵は無洗卵でもあります。市販の卵は一般的には洗われてから出荷されていますが、つまんでご卵は無菌なので洗う必要がないのです。

そして「おいしい」という点では、「緑の農園」ではのびのびとした衛生的な環境で鶏が生育されているので、卵によくある独特のにおいがありません。卵かけご飯にぴったりですし、焼き菓子にするとその甘みが引き立つと評判です。

また「低コレステロール」という点も見逃せません。つまんでご卵は一般的な卵に比べると、コレステロールはなんと約10パーセント、カロリーも約12パーセントも低いのです。理由についてははっきりとは分かっていませんが、自由に運動のできる環境でのびのびと育っているというのが関係しているとされています。

安全でおいしくて、しかもコレステロールやカロリーも低いというまるで夢のようなつまんでご卵。販売されているのは、「緑の農園」のすぐそばにある販売店「にぎやかな春」です。店名の由来は、レイチェルカーソンの「沈黙の春」。沈黙ではなく「にぎやかな春」になってほしいという願いが込められています。

そしてつまんでご卵が生産されている「緑の農園」と販売店「にぎやかな春」のちょうど道路を挟んで反対側にあるのが、ケーキなどのスイーツを作って販売している「つまんでご卵ケーキ工房」です。農園や販売店に少し遅れて始まったこちらの工房。どのような経緯で出来たのでしょうか。

「緑の農園」が始まったのは平成元年でした。それに遅れること20年、平成20年に「つまんでご卵ケーキ工房」がスタートしました。「つまんでご卵ケーキ工房」がスタートしたのは、「にぎやな春」で売られている商品がきっかけでした。

「にぎやかな春」で扱われている商品は、つまんでご卵、小麦粉、砂糖、水あめ、そしてはちみつなど。これらを見ていて何が作れるかと考えた時に思いついたのがケーキだったというわけです。

現在では「にぎやかな春」と負けず劣らず大人気となっている「つまんでご卵ケーキ工房」。扱われているのは、小麦粉を大切にしたどこか昔懐かしいタイプのスイーツばかりです。見た目には決して派手さはないけれど、食べてみるとじんわりと美味しい、素材に自信があるからこそのスイーツが多く販売されています。

農園のそばにある販売店「にぎやかな春」と併せて立ち寄る人が多い「つまんでご卵ケーキ工房」。一見地味なスイーツが並ぶ販売店ですが、食べてみるとその味の優しさに驚くこと間違いなしのスイーツが数多く並んでいます。その中からいくつかおすすめをご紹介しましょう。糸島お土産にもぴったりです。

「つまんでご卵ケーキ工房」を訪れる人のなんと8割がこのロールケーキを買い求めるというベストセラーが「つまんでご卵ロールケーキ」です。つまんでご卵の味わいと、国産石臼挽きの小麦粉のしっかりとした味わいが、この「つまんでご卵ロールケーキ」の独特の味わいを作り上げています。

「つまんでご卵ロールケーキ」の値段は18センチの大が1890円、12センチの小が1470円です。遠方に住んでいて糸島まで来ることができないという人などには嬉しいネット通販もあります。冷蔵もしくは冷凍での発送となります。

「つまんでご卵ケーキ工房」のロールケーキには別のフレーバーもあります。それが「塩麹キャラメルのロールケーキ」です。体にいいことでも人気を博している塩麹を使用しているのが特徴的で、中のクリームにはクルミがたっぷりと入っています。値段は小が1570円、カットされたものは560円です。ネット通販では冷凍で購入が可能です。

卵を使ったスイーツは数多くありますが、その中でも卵本来の味わいがしっかりと強調されるスイーツと言えばプリンではないでしょうか。「つまんでご卵ケーキ工房」でもプリンが販売されており、商品名もそのまま「プリン」です。

つまんでご卵がたっぷりと使われているほか、糸島でとれるノンホモ牛乳である「伊都物語」を使用して作られています。流行りのトロトロ系のプリンではなく、昔懐かしのしっかりタイプのプリン。値段は368円です。ネット通販でも購入が可能です。

年代を問わず多くの人に安定した人気を誇るスイーツの一つがマドレーヌです。「つまんでご卵ケーキ工房」には、九州で採れた小麦粉を使用したマドレーヌがあり、商品名はそのまま「マドレーヌ」として販売されています。

発酵バターが使われているので、パッケージを開けた瞬間に立ち上るバターの香りが特徴的な一品。また、レモンの香りも爽やかなアクセントとなっています。値段は1個189円。個包装になっているので職場へのお土産などにもおすすめです。ネット通販で購入も可能です。

「つまんでご卵ケーキ工房」にはケーキも多数ありますが、その中でも人気なのが「チーズケーキ」です。いたってシンプルな見た目の「つまんでご卵ケーキ工房」の「チーズケーキ」。使われているのはフランス産のクリームチーズでふわふわのスフレタイプのケーキです。値段は390円です。

「つまんでご卵ケーキ工房」のスイーツはつまんでご卵をたっぷり使用しているので日持ちしないものが多いですが、お土産として持ち帰りやすいのがこちらの「クッキー」です。フレーバーは、きび糖、ココア、そして紅茶の3種類。値段は210円です。ネット通販も可能です。

ここからは「緑の農園」が直営している「にぎやかな春」で食べることができる人気のメニューについてご紹介しましょう。「にぎやかな春」のメニューは店内で食べることもできますが、持ち帰りできるメニューもあります。気候のいい時期には持ち帰りにして糸島の自然の中で食べるのもおすすめです。

「にぎやかな春」のおすすめメニューの一つ目は「親子丼」です。つまんでご卵の親鳥である万歩鶏とつまんでご卵が一緒に食べられるお得なメニュー!値段は、味噌汁がついて918円。ちょっと小腹が空いた時に嬉しい小丼は616円になっており、こちらも味噌汁がついてきます。

「にぎやかな春」で食べるものといえばこちらのメニューというファンも多い「卵かけごはん」です。朝とれたばかりの新鮮なつまんでご卵と本醸造醬油、そしてご飯はもちろん炊きたてです。つまんでご卵をしっかりと味わいたいならこちらが一番おすすめです。値段は230円です。

つまんでご卵の親鳥である万歩鶏。自由に動き回れる環境にあり、一日に一万歩ほど歩いていることから名づけられた万歩鶏は、しっかりとした肉質が特徴的です。その肉を塩麹に漬け込んで唐揚げにしたのが「にぎやかな春」の一品。100グラムは260円、200グラムは500円となっています。

ちょっと小腹が空いた時などに食べ歩くのにもぴったりなのが「にぎやかな春」の「特製万歩鶏コロッケ」です。ラードでカラりと揚げてあるので、がぶっとかぶりついた時のサクサク感が特徴的なコロッケ。もちろん鶏は万歩鶏ですのでしっかりとした鶏の味を楽しむことができます。1個150円です。

ロールケーキやプリンなど、つまんでご卵を使ったスイーツで大人気の「つまんでご卵ケーキ工房」。最後に「つまんでご卵ケーキ工房」の基本情報をご紹介しましょう。この記事でご紹介した「緑の農園」やつまんでご卵の販売店やレストランの「にぎやかな春」は「つまんでご卵ケーキ工房」と道路を挟んで反対側にあります。

「つまんでご卵ケーキ工房」へのアクセスは糸島の中でも便利なところにあります。「つまんでご卵ケーキ工房」があるのは県道の567線沿いです。夫婦岩などで有名な二見ケ浦までは5分ほどでアクセスができますのであわせて訪れるのもおすすめ。福岡市内からだと車で40分ほどでアクセスが可能です。

「つまんでご卵ケーキ工房」の営業時間は平日は午前11時から午後5時まで、土日と祝日は午前10時30分から午後5時までとなっています。定休日は毎週火曜日です。ちなみにつまんでご卵などの販売店である「にぎやかな春」の営業時間は少し異なり、午前9時30分から午後5時までとなっています。定休日はなく、年始のみお休みになります。

「つまんでご卵ケーキ工房」の電話番号は092-327-5850です。つまんでご卵の公式ウェブサイトには、卵の発送に関する問い合わせ用の電話番号、販売店「にぎやかな春」の電話番号、それからメールでの問い合わせフォームがあります。急ぎでない用事などには24時間いつでも問い合わせが可能なメールを利用するのもおすすめです。

福岡市内から日帰りでのお出かけも十分可能な糸島。気軽に大自然を満喫できるとあって注目度は増すばかりです。この記事では、つまんでご卵のご紹介をしましたが、糸島にはグルメスポットも絶景スポットも数多くあります。

絶景スポットとして有名なのは、つまんでご卵の販売店からもほど近い「桜井二見ヶ浦の夫婦岩」です。パワースポットとしても知られています。インスタ映えするスポットとしては、海、砂浜、ヤシの木、そしてブランコが揃った「ヤシの木ブランコ」や「ロンドンバスカフェ」、「天使の羽」などがあります。

グルメスポットとしては、まずは日本国外にも多くの支店を持つ一蘭がオープンしたラーメンテーマパーク「一蘭の森」がおすすめです。ラーメンの製造工程が見られるのはもちろん、できたてのラーメンも楽しむことができます。他にはジュースハウスの「Blue Roof」や「塩プリン」などがおすすめです。

指でつまめるほどの新鮮で安全な卵であるつまんでご卵。糸島や福岡市内だけでなく、日本全国のレストランなどで採用されているほどのお墨付きの卵です。販売店でつまんでご卵を買って帰るもよし、ロールケーキをお土産にするのもよし、糸島に行ったらぜひ立ち寄ってみてください。