ドイツの時計ブランドおすすめ17選！レディースから人気・安いアイテムも！

腕時計好きの間では、ドイツブランドの時計は非常に人気があります。それは日本製と同様に、機能性が高く、シンプルなデザインながらも、どこか存在感があるブランドが多く揃っているからです。

またドイツの時計ブランドは、比較的安いブランドから、高級感のある価格帯のブランドまでありますので、TPOやファッションに合わせてチョイスできるのも、おしゃれ好きのレディースに人気がある理由のようです。

そこで今記事では、ドイツの人気おすすめ時計ブランドを17個ピックアップしました。日本でも知名度の高いブランドから、ドイツの老舗ブランドまで幅広く揃っていますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。メンズもレディースもあるブランドもありますので、贈答用にもおすすめなブランドばかりです。

ドイツの時計ブランドと聞くと、どんなイメージがあるでしょうか。あまりドイツの時計ブランドは浮かばないという声も少なくないようですが、実は日本でも知名度の高いブランドもドイツ生まれのブランドだったということがよくあるようです。

実際、ドイツは腕時計の歴史と非常に深く関係のある場所で、機械式腕時計はドイツ発祥とも言われています。機械式腕時計は、いくつかの歯車を組み合わせ、その歯車を回したり、リューズを手巻きで巻いていくことで、中のゼンマイを巻き上げるという仕組みになっています。

そしてこの機械式腕時計に欠かせないゼンマイが、ここドイツが発祥と言われているのです。1511年にドイツのニュルンベルグという場所で、時計職人をしていたピーター・ヘンラインが動力ゼンマイを発明したというのが有名な話です。

このピーター・ヘンラインがゼンマイを発明したことにより、小型ものでも動力を生み出せるゼンマイの仕組みを内蔵することが可能になったことで、1600年までに懐中時計が沢山つくられるようになったそうです。

ゼンマイというのは、中心軸に板状の金属をぐるぐると巻きつけていて、それがじっくりと伸びていく際に中心軸に動力を伝えて動いていくという仕組みになっています。そのため、ゼンマイが開発された初めの頃は、錠前にも使われていたそうです。

だからこそ、昔は時計職人が錠前職人も兼ねていたようで、こんなゼンマイの歴史背景も当時の職人たちの仕事に強く背景していました。

ゼンマイの発明者であるピーター・ヘンラインが、1511年にゼンマイを内蔵して作った携帯型時計は、「ニュルンベルクの卵」と呼ばれるようになったそうです。

その後、このゼンマイが登場したことでドイツの時計産業が盛んにはなりますが、宗教革命や、30年もの間続いた戦争の影響もあり、ドイツの時計産業は衰退の意を辿っていきます。その際に、ドイツの多くの時計職人はスイスへ移っていってしまいました。それもあり、時計はスイスと言われるようになった所以とも考えられています。

では、ここからはドイツの人気おすすめ時計ブランド17選をご紹介していきましょう。ハイブランドのものから、安いのに実用的でスタイリッシュなブランドなどもありますので、おしゃれ好きなメンズやレディースの方にもおすすめなドイツの時計ブランドばかりです。

まず始めにご紹介するのは、「Laco」というドイツの時計ブランドです。1925年に創業された時計ブランドで、まさにドイツブランドといった感じで、高品質と高精度を最も大切にして時計を作りを続けている時計ブランドです。ドイツ国内からもとても高い評価を受けている老舗の時計ブランドになります。

Laco（ラコ）は、時計のデザインも奇抜なものはあまりなく、とてもシンプルで時刻を確認するという時計本来の機能性を追求したデザインが多いブランドになっています。値段は安いわけではありませんが、長年愛用しやすいデザインなので、コスパは抜群です。

次にご紹介するのは、「MONTBLANC」というドイツの時計ブランドです。日本でも非常に知名度の高いブランドでもあるMONTBLANCは、高級万年筆のブランドとしても有名なブランドです。

そんなMONTBLANCは、高級万年筆の名品であるモンブランやマイスターシュティックなどで培われたクラフトマンシップ力を最大の武器にして、1997年に時計界へ参入しています。

MONTBLANCの時計は時代を感じさせないとても上品なデザインを得意分野にしていて、シンプルな3針モデルのものもあれば、クロノグラフやパーペチュアルカレンダーといったデザインのものまで、幅広いデザインの時計を製造しています。値段は安くはありませんが、その分、質にとてもこだわっっているため耐久性も抜群でおすすめです。

次にご紹介するのは、「JUNGHANS」というドイツの時計ブランドです。JUNGHANSは、1861年にシュランベルクという地で創業されたドイツの時計ブランドで、ドイツ時計らしく高性能で高品質な時計を安い価格で提供し続けているブランドです。

JUNGHANSは、部品製造から出発しており、1903年には世界最大の時計メーカーにまで成長しました。1980年代には世界に先駆けて電波時計を発表した会社としても有名なドイツの時計ブランドです。

JUNGHANSはその後、「バウハウス最後の巨匠」と称えられているマック・ビルがデザインした腕時計のモデルが世界的に大ヒットしました。このマック・ビルがデザインした腕時計のモデルは、とても機能性がよく、洗練されたフォルム、そして高品質なのに安い価格設定とあって、ドイツのみならず世界中にファンが拡大しているほどです。

JUNGHANSの「アバンギャルド メガ 1000 チタニウム」というデザインは、世界初の電波腕時計である「メガ1」というモデルに、さらに現代的なデザインと最新技術を融合したモデルです。

電波は日本が2局、そして北米と欧州の標準電波を同時受信することが可能な高性能モデルです。チタンブレスのほかにもラバーベルト付きのタイプまでありますので、スタイリッシュなものが好きなレディースにもおすすめです。

次にご紹介するのは、「PORSCHE DESIGN」というドイツの時計ブランドです。あの高級車ブランドとして有名なPORSCHEの時計ブランドです。「PORSCHE DESIGN」は名門自動車メーカーの子会社になり、ポルシェ911をデザインしたデザイナー、フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェが、1972年に創業しました。

バウハウスに通じるような、「機能がデザインを決める」という哲学を大切なコンセプトにしており、PORSCHEの車のように、洗練されたデザインの時計を作り続けている人気ブランドです。

車が好きなレディースにも愛されているPORSCHE DESIGNの時計は、とても無骨ながらもどこか近代的な雰囲気も持ち合わせている魅力的な時計が多くあります。

ドイツの時計ブランドらしいデザインが多く、メンズのみならずかっこいいファッションが好きなレディースにも大変おすすめです。高級車のPORSCHEと同様に、PORSCHE DESIGNの時計は安いものはあまりありませんが、車同様に一生モノの時計と巡り合えることでしょう。

次にご紹介するのは、「MORGEN WERK」というドイツの時計ブランドです。MORGEN WERKは、世界一正確な時計を目指しているブランドです。「MORGEN WERK」という名称はドイツ語で、「MORGEN」つまりは新しい日が来るという意味と、「WERK」つまりは創るという意味が込められた名称になっています。

ドイツのブランドらしく、MORGEN WERKのメインコンセプトは高度な技術、そして最高水準の要素を持っていること、さらにはそんな高性能を持ちつつも、長時間持続可能なことというのを目指しているそうです。

またGPS衛星から発信されている、1番正確な時刻を必要に応じて受信するということを可能にしているMORGEN WERKの時計は、非常に無駄のないエネルギー消費となるよう設計されています。実用性を求めている方におすすめのドイツの時計ブランドです。

次にご紹介するのは、「MORITZ GROSSMANN」というドイツの時計ブランドです。MORITZ GROSSMANNは19世紀半ばに、モリッツ・グロスマンという人がグラスヒュッテという地で創業したブランドです。彼の信念は今も受け継がれており、とても歴史のあるドイツの時計ブランドです。

MORITZ GROSSMANNでは、テンプから針に至るまで、ほとんどの時計の部品を細部にまで人の手で作っているブランドになります。

また、針が1時50分を指す、いわゆる「スマイリング・トゥー」は、MORITZ GROSSMANNの象徴だけではなく、MORITZ GROSSMANNの個性も表しているとか。そんなMORITZ GROSSMANNの時計は、高級感にあふれており、革ベルト時計好きのレディースにもおすすめなデザインばかりです。

次にご紹介するのは、「ZEPPELIN」というドイツの時計ブランドです。ZEPPELINは、時計好きの間では、丸みを帯びたドーム型のデザインや、クラシカルなデザイン、そして特徴ある色合いが有名なドイツの時計ブランドです。個性的なデザインの時計が好きな方に特におすすめなブランドです。

ZEPPELINは、1987年にミュンヘンで創業された時計ブランドです。ドイツ人のフェルディナント・フォン・ツェッペリン伯爵が20世紀初頭に開発した、「硬式飛行船」をモチーフにした時計が有名で、日本でも時計雑誌で取り上げられたりすることも多々あります。

また、日本では大手時計ショップである「チックタック」での取り扱いがあったりとしますので、日本でも非常に知名度が高いドイツの時計ブランドです。ファッション性も高いのでレディースにも人気があります。

次にご紹介するのは、「STOWA」というドイツの時計ブランドです。このSTOWA（ストーヴァ）は、約80年もの歴史があるブランドで、第二次世界大戦前には旧ドイツ空軍にパイロット用のウォッチを納品していたというとても歴史のあるドイツの老舗時計ブランドです。

1970年代に、残念ながらSTOWAの事業は停滞したようですが、ドイツの同じく時計ブランドである「シャウアー」のオーナーだった、ヨルク・シャウアーが8年もの研究の末に、ついに2004年にSTOWAブランドの時計を販売再開させています。

STOWAはハイブランドの時計の中では比較的安いものが多く、メンズのみならずレディースにもつけやすいモデルも多いため、ハイブランドの時計が初心者の方でも、買いやすいような安い価格帯のデザインがありおすすめです。

次にご紹介するのは、「BRAUN」というドイツの時計ブランドです。日本ではBRAUNは、髭剃りが有名ですが、BRAUNはドイツの小型電気器具メーカーになります。1921年に設立されたBRAUNは、当時からドイツデザイン界で様々な実績を積んでいるデザイナーが多く在籍していました。

そのため、電気機器の品質はもちろんですが、そのスタイリッシュなデザインも評判になっているドイツの時計ブランドです。

BRAUNは、髭剃りと同じぐらい、実は腕時計も人気商品となっており、日本でもアパレルブランドとのコラボだったり、あの蔦屋書店などといった有名雑貨店での商品展開などもあるほどです。また近年日本でもBRAUNの時計は販売本数が着々と増えているとか。

BRAUNの時計は、髭剃り同様に、無駄のない洗練されたデザインとシンプルなクオーツ式というのが特徴的です。さらには、何と言っても安い価格帯のモデルばかりなので、レディースにも人気が高く、安いのでチャレンジしやすいと好評のドイツ時計でもあります。

次にご紹介するのは、「NOMOS GLASHUTTE」というドイツの時計ブランドです。NOMOS GLASHUTTEは、1906年にドイツのグラスヒュッテで創業されたブランドで、当初は時計工房から始まったブランドでもあります。

創業当初は、懐中時計が中心だったそうで、そんなことから手巻きの腕時計にも力を入れているブランドでもあります。現在のNOMOS GLASHUTTEの腕時計は、無駄のないドイツらしいとてもシンプルなデザインが特徴的ですので、メンズのビジネスマンにもおすすめですが、固い職業についているようなレディースにも人気の高い時計です。

また35mmのモデルのものは、レディースでも文字盤が大きすぎることがないため、レディースへの贈答用としてもおすすめの時計です。

次にご紹介するのは、「DUFA」というドイツの時計ブランドです。DUFAは、1920年代に最高峰のブランドとして知名度がぐんとあがったブランドで、1864年にドイツのザクセン州北西部のライプツィヒで創業されました。そのためなんと150年以上もの歴史を誇っている老舗の名門時計ブランドでもあります。

DUFAという名前は、「ドイツ時計工房」を意味している「Deutsche Uhrenfabrik」からきています。その名乗っ取り、DUFAの時計は、バウハウスの巨匠達をオマージュしたモデルを多く作っており、モデルの名称もその巨匠達の名前が付けられています。

3～4万円台で購入可能なモデルも多いため、安いながらも高性能なドイツの時計を探している方にはぴったりです。

次にご紹介するのは、「SCHAUMBURG WATCH」というドイツの時計ブランドです。SCHAUMBURG WATCHは時計好きの間ではとても評価の高いドイツの時計ブランドで、1998年にドイツのRintelnにFrank Dilbakowskiによって創業されたブランドです。

このフランクは、元々青年実業家として半導体の製造会社を大成功させている人で、熱狂的な時計愛好家でもあるため、彼自身の機械式時計ブランドを立ち上げたという訳です。そのため採算ではなく、品質にこだわっており、年間1800本ほどしか制作していません。

次にご紹介するのは、「Sinn」というドイツの時計ブランドです。Sinnは、1961年にドイツのフランクフルトで創業されたブランドで、警察機関やドイツ軍も制式採用している時計ブランドになります。

正式名称は「ジン特殊時計会社」というもので、幅広いプロフェッショナルたちにとても信頼されるドイツのトップ時計ブランドです。そのためミリタリーアイテム好きの間でも有名な時計ブランドで、プロ用特殊計器の開発も行っているほどです。

次にご紹介するのは、「CHRONOSWISS」というドイツの時計ブランドです。CHRONOSWISSは、1981年に創業したブランドで、ドイツの時計ブランドは老舗ブランドが多い中、比較的新しい時計ブランドでもあります。

しかしながら、1987年に発表された、レギュレーター機能を搭載したモデルにより、世間にインパクトを与え、クロノスイスと言えばレギュレーターというようなイメージを、時計好きの間に定着させています。

次にご紹介するのは、「ELYSEE」というドイツの時計ブランドです。ELYSEEは、高品質でありなおかつ時計職人として一流であることというのをモットーにしている老舗ブランドです。

ELYSEEは、ドイツだけでなく、世界中に知れ渡っている時計ブランドで、約30か国以上もの国で愛されて続けているブランドになります。大人の心をくすぐるようなおしゃれなデザインが人気のブランドで、クラシックタイプだけでなく、スポーツタイプなども人気のブランドです。

次にご紹介するのは、「GLASHUTTE ORIGINAL」というドイツの時計ブランドです。GLASHUTTE ORIGINALは、1845年創業されたブランドで、アドルフ・ランゲの時計工房がそのスタートとなったブランドです。一時は国営化されましたが、1990年に再スタートしています。実用性を兼ね備えながらも美しいデザインが特徴的です。

次にご紹介するのは、「A･LANGE&SOHNE」というドイツの時計ブランドです。ドイツの時計ブランドの中で、唯一「世界5大腕時計ブランド」の中に入っている、超有名正統派時計ブランドです。

1845年にアドルフ・ランゲによって創業されたブランドで、ザクセン国王の融資を受けてドイツのグラスヒュッテに工房を建てたのが、このブランドの始まりでもあります。とても早い時代から、クロノグラフや自動巻きの懐中時計を作り上げてきました。

1994年に発表した「ランゲ1」というモデルで、世界的に復活をアピールするのに成功しています。この「ランゲ1」というモデルは、文字盤の左右要素が真逆の鏡のようなデザインになっており、自動巻きモデルになっています。手巻きモデルは、パワーリザーブだった表示方法が、レトログラード曜日表示になっているスタイリッシュな時計です。

いかがでしたでしょうか。ドイツの時計ブランドは、ドイツの国民性にもマッチしているような、無駄のないシンプルなデザインながらも、機能性が高く実用的な時計が多くありました。また安いながらも存在感抜群の時計ブランドがあったりと、状況に合わせて選びやすいのもおすすめの理由です。

ドイツの時計ブランドは、レディースにもおすすめのデザインも多くありますので、ぜひ一度今記事でご紹介したドイツの時計ブランドをチェックしてみて下さい。きっとお気に入りのレディース時計が見つかることでしょう。

またレディースだけでなく、メンズの方ならドイツブランドの時計は大変ビジネスマンにおすすめなものが多くありますので、ビジネス用の時計をお探しの方もぜひチェックしてみて下さい。