ミュンヘン空港まとめ！免税店やラウンジに市内へのアクセス方法もご紹介！

ミュンヘン空港は、ドイツ南部バイエルン州ミュンヘンから北東へ約28kmのところにあるドイツを代表する国際空港です。ドイツでは2番目、ヨーロッパでは7番目に旅客数の多い空港で、特にレストランやショピングゾーン、ラウンジ、免税店などの充実度には定評があります。ここでは、そのミュンヘン空港の魅力を余すことなく紹介していきます。

ミュンヘン空港は、66ヶ国228都市とミュンヘンをつなぐバイエルン州の玄関口ともいえる空港です。イギリスの調査会社による「ワールドエアポートアワード2016」において、2014年、2015年に続き3年連続で世界第3位、ヨーロッパでは第1位の空港に選ばれています。空港自体が多彩な複合施設になっており、観光施設として充実しています。

ミュンヘン空港には2つのターミナルがあります。ターミナル1には、AからDまで4つの発着ゲートとEの到着専用ゲートがあり、スターアライアンス以外の航空会社68社が利用しています。ターミナル2は、ルフトハンザ航空とスターアライアンス加盟航空会社が利用していて、ルフトハンザ航空と全日空は直行便がありターミナル2に到着します。

ミュンヘン空港ターミナル1は、1992年5月17日にオープンし、スターアライアンス以外の航空会社68社の発着ゲート、銀行、メディカルセンター、ショッピングセンター、お土産、免税店、おすすめのレストラン、ヘアサロン、ラウンジなどが整っていて、免税品を買う旅行者だけでなく、ここでしか買えないお土産やなどを求めて買い物客が訪れます。

ミュンヘン空港ターミナル2は、2003年6月19日にオープンし、ルフトハンザ航空とスターアライアンス加盟会社の発着ゲート、銀行、メディカルセンター、薬局、ショッピングセンター、お土産、免税店、おすすめのレストラン、カフェ、ラウンジ、ヘアサロン、そしてルフトハンザ航空のサービスセンターなど多彩な機能と設備が整っています。

2つのターミナル間にアクセスした場所のセンターエリアは、ミュンヘン空港の巨大なニュートラルゾーンです。37のチェックインカウンターとショッピングモール、ケンピンスキーホテル、多くの航空会社、旅行会社などが入っています。ターミナル2と同時に造られた飛行機の翼をイメージした、テントのような透明の屋根が特徴的で広大な空間です。

このセンターエリアでは、広大な空間を利用した様々なイベントが開催されています。特に毎年冬の期間には、美しいイルミネーションが施され、木造のお土産物の屋台が並ぶウィンターマーケットが開催されます。休暇や出張で飛行機を利用する乗客たちのクリスマスのお土産購入や、地元住民や空港職員にとっても魅力的なイベントとなっています。

ミュンヘン空港Youtube公式チャンネルに2017年1月10日に公開された「LikeHome、OnlyBetter」と題されたミュンヘン空港の魅力をたっぷりと紹介する2分ちょっとの動画です。翻訳すると、家にいるような、それ以上にいいかも、とでも訳したらいいのでしょうか、ここに一日中居たら家で過ごすよりももっと楽しいことがありそうです。

ミュンヘン空港2つのターミナル中央に位置するミュンヘン空港センターには、150以上の店舗が揃う巨大なショッピングモールがあります。またここでは、スーパーやドラッグストアでおすすめのお土産やお気に入りの物を購入することができます。他にもお土産用のデザイン雑貨やファッション、インテリアグッズなど何でもある品揃えが魅力的です。

文房具雑貨のファブリアーノは、安くておしゃれで機能的なコスパ最高のイタリアン文具店です。ここでは、日本では手に入れることのできない、ちょっとサプライズな贈り物やお土産に最適な品々を見つけることができます。色合いやデザインがイタリアらしくシンプルで派手な色が多いですが、個性的なものばかりでお土産にも喜ばれます。

ミュンヘン空港ならではのショップといえば、ミュンヘンの強豪サッカーチーム、FCバイエルンのファンショップがあります。ショップではユニホームやタオル、チームカラーの赤を基調としたマグカップなどの雑貨類を販売しています。またここではFCバイエルンの試合やトレーニングをLEDスクリーンで観戦することができます。

ミュンヘン空港センターエリアにあるデシグアルは、スペイン発のファッションブランドで、ファッション、バッグ、アクセサリー、香水など、その幾何学的模様と鮮やかな色使いが特徴的なブランドショップです。店舗内のインテリアも天井が空瓶で埋め尽くされるという大胆なデザインセンスが光ります。日本でも全国に展開しています。

ミュンヘン空港内には便利なスーパーマーケット、EDEKAがあります。ターミナル1、2両方にあり、品揃えが豊富です。ミュンヘンお土産におすすめのドイツのチョコレート、RitterSportやグミお菓子HARIBO、紅茶やお茶、スナック菓子、パン、そしてドイツの白ワインやドイツ最古のWeihenstephanのビールなどもおすすめです。

EDEKAでは、出来立てのパンも販売しています。その場で買ってドリンク類と一緒にセンターエリアの大きなラウンジに座っての食事もおすすめです。特にドイツの黒パンはビールや白ワインと一緒に食べてもマッチしておすすめです。それにサラダやソーセージ、ハムなどを添えると、ちょっとした軽食メニューの出来上がりです。

ミュンヘン空港には、食料品から雑貨、有名ブランドの宝飾品や化粧品、衣裳、バックなど何でも揃う大きな免税店、MyDutyFreeがあります。お土産に最適なGODIVAのチョコやドイツならではのワインなど、お土産を買うならこの免税店でお土産のまとめ買いをしていけば手間要らずです。また、いろんなディスカウントもありお得な免税店です。

腕時計といえば、スイスの高級腕時計メーカー、BREITLINGが有名ですが、ここミュンヘン空港の免税店には豊富な品揃えのBREITLINGが並びます。BREITLINGは、航空業界とのつながりが強く、コクピットウォッチ、ストップウォッチを主力とし、時計ではなく計器であるという理念のもとに作られていて、ミュンヘン空港免税店おすすめの製品です。

ミュンヘン空港の免税店では、日用雑貨も充実していて、特におすすめなのが英国王室御用達のモルトンブラウンでお土産にも最適です。ここミュンヘン空港の免税店では、世界中のエキゾチックな植物成分をベースにしたハンドケア、ボディケア、ヘアケアなどのモルトンブラウンの多彩な商品を手軽に購入することができます。

ミュンヘン空港免税店の大きな特徴のひとつが、世界中の一流の商品を手にできる免税店ということです。メイドインイタリーの職人技によるハイクオリティのシューズブランド、TOD'Sの靴もそのひとつ。レザーシューズやベルト製品など、品質の高さがしっかりと体に馴染むのが分かります。免税店で世界中を旅するように買い物ができます。

ミュンヘン空港ターミナル1の一般エリアには、3階部分にカフェバー、4階部分にはスナックバーのカフェセルヴス、ビストロケーファー、アジア料理のバミー、6階と7階部分には、おすすめの高級イタリア料理レストランイルモンドがあります。また旅客専用エリアにも、カフェバーやスナックバーがあり、早朝5時から最終便出発まで営業しています。

ミュンヘン空港センターエリア3階には、24時間営業のフードコートとラウンジのライジーファーがあり、イタリア料理、バイエルン料理、アジア料理などが楽しめます。また自家製ビールが堪能できるレストランエアブロイ、魚料理と軽食のレストランノルトゼー、マクドナルド、フルーティーバー、イタリアンコーヒーと軽食のリカルドなどがあります。

ミュンヘン空港ターミナル2の3階の一般エリアには、南国料理と軽食のスポーツバーエアディング、バイエルン料理のホーフブロイ、南国料理のオリヴァ、アジア料理寿司バーのレストランマンゴスティン、国際料理のレストランチェントラーレ、サンフランシスココーヒー、スターバックスなどが入っていて、世界中のおすすめ料理が楽しめます。

ミュンヘン空港ターミナル2の4階と5階にある旅客専用エリアでは、シーフードレストラン、ピザとパスタのモナコ、カフェビストロバーのダルマイヤー、ビストロケーファー、レストランエアブロイ、コーヒーとパンのアラン、魚料理のレストランゴッシュジュルト、スナックバーパウラーナーなど多彩な料理、ドリンク類を楽しむことができます。

ミュンヘンといえばビールでも有名ですが、ミュンヘン国際空港には、世界初となる唯一の空港内のおすすめビール醸造所エアブロイがあります。店内には銅釜が鎮座し低温熟成のタンクが並んでいて、ビールを醸造している様子を間近に見ることができます。ラガービールと白ビールの2種類があり、その他5種類のシーズンビールが用意されています。

そのエアブロイのビアガーデンには、本物の栗の木が植樹されている心地良い空間があります。緑溢れる開放感の中で、週替わりで出て来るおすすめのバイエルン料理などのローカルメニューと出来立てフレッシュな生ビールでドイツバイエルン気分を実感することができます。またエアブロイの姉妹レストラン、ネクストトゥヘブンもおすすめです。

ドイツの定番メニューといえば、ビールとこんがりと焼け目が付いたポークソーセージ、それに独特な形をした焼き菓子プレッツェル。特にプレッツェルは、柔らかく焼き上げたものがドイツの伝統的なもので、ビールには定番のつまみとして有名です。まぶされた岩塩を落として残った塩味を味わうのがドイツ流の食べ方のようです。

ミュンヘン空港には、他にもドイツの白ビールとして有名なErdingerWeissbräuのレストランがあります。ドイツ、バイエルン州ミュンヘンから北東へ30kmアクセスしたところにあるエルディングという町の醸造所で造られています。少し濁りのある金色と、きめが細かくクリーミーな泡が特徴的で、苦みが少なく爽やかな味わいが楽しめます。

ミュンヘン空港ターミナル1にあるファースト又はビジネスクラスのミュンヘン空港のアトランティックラウンジ及びヨーロッパラウンジは、航空会社や旅行会社等の招待客専用です。VISAやMaster、AmericanExpress、EuroCard所有者は、18ユーロで利用できます。他にエールフランス、デルタエアラインズ、エミレーツの専用ラウンジがあります。

ミュンヘン空港ターミナル2の4階と5階には、ルフトハンザ航空の専用ラウンジがあります。一般のカフェラウンジ、ビジネスクラスの専用ラウンジ、ファーストクラスの専用ラウンジに分かれ、それぞれ旅客専用ラウンジから入るようになっています。好みの飲み物を自由に選んで、ゆったりとした時間を過ごすことができるラウンジが整っています。

ミュンヘン空港のターミナル内には、カプセル型ミニホテルNapcabsが設置されています。ベッドやテーブル、インターネット接続などが備わっており、最大12時間まで部屋を借りることができます。ゲートすぐ近くにあり、長時間の乗り継ぎの間に足を伸ばしてじっくり休みたい旅行者や、多忙なビジネスマンたちにとって非常に便利でおすすめです。 

ミュンヘン空港の展望デッキは、ターミナル2のフロア7にあります。展望デッキからは、東側エプロンと出発、着陸滑走路を見渡すことができます。また望遠鏡で見ると、空港の様子をさらに間近に見渡すことができます。フロア5からターミナルを巡るスカイウォークからアクセスし、料金は2ユーロで、6歳以下と車椅子使用者は無料となっています。

ミュンヘン空港には、68ヶ国もの航空会社の飛行機が離発着をしています。この展望デッキからは世界中のいろんな飛行機の様子を眺めることができます。仲間同士で飛行機の国を当てっこしたり、時にはキャンペーン用にボディペインティングをした特別レアな機体を発見することもあり、そういったことも展望デッキでの楽しみのひとつです。

ミュンヘン空港の見学者パークは、大人から子供までミュンヘン空港の魅力を存分に楽しめるエリアです。入場無料の空港展示室、Ju52キャビンや録音付きのロッキードスーパーコンステレーション、ADACの救難ヘリコプターや昔の飛行機が見学できる展望丘、所要時間50分のエアポートツアーなど、その他お土産ショップやレストランなどもあります。

見学者パークの展望台にアクセスすると、ダグラス社製のDC3型やJu52が展示してあり、Ju52には中へ入ることができます。機内は横座りの座席があってアルミ製なのか、見た目よりも軽そうな雰囲気です。展望台からはターミナルが一望でき、機内食の工場やカーゴエリア、離発着をするいろいろな飛行機を見ることができます。

世界的に有名なオーストリアのエナジードリンクRedBullのYoutube公式チャンネルに2016年12月7日に公開され、再生回数5600万回以上という人気動画です。世界ナンバーワンのフリーランニングアーティスト、ドイツのジェイソンポールがミュンヘン空港で最終搭乗のコールに間に合わないと気付き、スーパーマリオの如く縦横無尽に走り抜けます。

ミュンヘン空港からミュンヘン市街地までは約28kmと比較的近い距離にあり、タクシー、バス、電車、レンタカーでそれぞれ移動可能です。ミュンヘン市内がメインの観光であれば、電車、バス、タクシー、その後に他のエリアまで足を伸ばすのであればレンタカーで、と目的に応じて使い分けると快適な旅行を楽しむことができます。

ミュンヘン空港ターミナル1の3階センターエリアには、レンタカーサービスのカウンターがあり、AVIS、Budget、Hertzなど、日本でも馴染みのレンタカー会社が揃っています。無料運転手付きサービスがある会社もあり、初めてミュンヘン市内へアクセスするにはとっても安心で便利です。GPS機能も付いて一般車から超高級車まで幅広く選べます。

ミュンヘン空港からミュンヘン市内へのアクセス及び近郊へのアクセスは、S-Bahnを使って中央駅、ミュンヘン東駅、及びパージングを結び約20分間隔で運行されています。それぞれの駅からは、ドイツ鉄道の在来線及び遠距離網にアクセスできます。万が一、飛行機が遅れた場合には、運行終了後も追加のバスが運行される場合があるので安心です。

ミュンヘン空港から市街地へアクセスするS-Bahnには、1号線と8号線があり、1号線は西廻り、8号線は東廻りでそれぞれミュンヘン市街地へアクセスします。乗車券は、ミュンヘン空港センターの3階にあるチケットカウンター又は券売機で購入し、MACの2階にあるFlughafenターミナル1と2の駅にアクセスしそれぞれ乗車できます。

ミュンヘン中央駅は、ドイツバイエルン州ミュンヘンの代表的駅で、開業は1839年と歴史ある駅舎です。終着駅になっており、ドイツ国鉄、S-Bahn、地下鉄、ミュンヘン高速線、ローゼンハイム線など5つの路線が集結しています。ミュンヘン市内の中心部にあるので、市内観光をする際には、この中央駅で下車するのが便利です。

ミュンヘン空港からミュンヘン市内を経由して南へ約140kmアクセスした、オーストリアとの国境近くにある町ミッテンヴァルトは、美しい町並みと自然が広がる人口8000人の町です。この町で驚くのは、何といってもおとぎ話に出てくるようなその美しい町並みです。中心部通りの両脇には、美しいファサードの艶やかな色合いの建物が立ち並びます。

その家々の壁には、いたるところに美しい壁画が描かれています。物語や歴史の一場面がメルヘンチックに描かれていて、この壁画を石畳の上を歩きながら見ているだけで和やかな気持ちに癒されます。ミッテンヴァルトの町は、多くの人が行き交う大都市ではないため、実にゆったりとした時間がゆるやかに流れる心落ち着く町です。

教会に描かれている壁画も、神々しいというよりは、どちらかといえば親しみやすい色合いを使ったメルヘンチックでおとぎの世界のような色調が親しみを感じさせてくれます。道路も建物も、道行く人も車も、すべての形と色合いが上手くマッチしてミッテンヴァルトの町の中に溶け込んでいる、そんな印象を受ける素敵な町です。

町を外れてちょっと郊外へアクセスすると、オーストリアとの国境を示す雄大な山々と草原が広がります。ミュンヘン空港に降り立ったら、ミュンヘン市内観光と合わせて、ちょっと足を延ばし南部にあるこの素敵な町、ミッテンヴァルトにぜひとも一度訪れて見て、大自然の素晴らしさと美しい町並みを存分に堪能してください。

ミュンヘン空港は、旅行移動の拠点としてだけではなく、ショッピングや食事、様々なイベントやショー、そして世界中の色鮮やかな航空機の発着見学、とたくさんの楽しみが詰まった巨大なアミューズメント施設といっても過言ではありません。ミュンヘンを訪れる機会があれば、ぜひとも素通りせずにここミュンヘン空港を思う存分堪能してください。