トロント・ピアソン空港から市内へのアクセス方法は？免税店やジムも魅力的！

カナダのトロント・ピアソン空港は市内までのアクセスやナイアガラ観光にも便利なカナダの国際空港です。空港内には免税店やフィットネスジムなど色々な施設やお店があり、たっぷりと時間があるときでも十分に楽しむことができます。

カナダに降り立ってまずはトロント・ピアソン空港で異国の雰囲気をたっぷり味わうのも旅の始まりとしては悪くありません。今回はカナダのトロント・ピアソン空港について詳しく紹介していきます。

トロント・ピアソン空港はカナダ・オンタリオ州のトロントとミシサガの境にある空港です。世界で利用客の多いトップ30のうちの29番目に位置していて、航空会社が支払う空港使用料が世界で最も滝空港でもあります。カナダ旅行では利用することも多いトロント・ピアソン空港について詳しくご紹介しましょう。

カナダのトロント・ピアソン空港はカナダ最大規模の国際空港で、カナダの空の玄関口でもあります。

空港内には様々な施設や土産店もあり、飛行機出発までの時間を有意義に過ごすことができます。

世界三大瀑布のナイアガラの滝はカナダで人気の観光スポットです。ナイアガラはエリー湖からオンタリオ湖に流れるナイアガラ川にある滝で、カナダのオンタリオ州とアメリカのニューヨーク州を分ける国境にもなっています。

滝の高さはそれほどでもありませんが、幅は広く、単打奥で流れる滝野水量では北米で最も規模が大きい滝で、トロント・ピアソン空港はそんなナイアガラの滝の観光拠点にもなります。

トロント・ピアソン空港からはナイアガラ・エアバスが運行されていて、そちらを利用するのがおすすめです。また、トロント・ピアソン空港からユニオン駅まで鉄道で移動し、そこからさらに電車やバスで移動する方法もあります。いずれにしてもナイアガラの滝観光をする時には重要なポイント拠点になっているのがトロント・ピアソン空港です。

トロント・ピアソン空港の始まりは1939年、トロント港湾公団が開講したマルトン空港です。当時は農場の建物を改築しただけの小さな空港でしたが、その後、1960年にカナダ交通省が運営を行うトロント国際空港に改称され、1984年に現在のトロント・ピアソン空港という名前になりました。

トロント・ピアソン空港の名前はオンタリオ州出身の首相、レスター・B・ピアソンにちなんでつけられています。

レスター・B・ピアソンはノーベル平和賞を受賞したカナダの第14代目の首相で、カナダを代表する偉大な政治家と評されています。

カナダのトロント・ピアソン空港では現在2つのターミナルが利用されています。かつて使われていたターミナルを壊し、急増する航空需要を受けて1997年と2002年にそれぞれ新滑走路を追加し、現在使われているターミナル1は2004年に供給が開始され2007年に一度拡張工事も行われています。

2020年にはさらに現在使われているターミナル3も取り壊し全て一つのターミナルに統一される予定です。

トロント・ピアソン空港の新ターミナルとして誕生したターミナル1は日本からの直行便が到着するターミナルになっています。

地下1階を含めた3階建ての建物で、2階が出発フロアになっています。現在、エア・カナダ、スターアライアンス系の航空会社、アメリカ便などで利用が可能です。

トロント・ピアソン空港のターミナル3は就航エアライン数が多く、いつも賑わっているターミナルです。地下1階を含めた2階建ての建物で、2階が出発フロアです。

スカイチームtワンワールド系列の航空会社、ウェストジェット航空、エア・トランザットなどで利用が可能で、日本航空もこのターミナルを利用しています。

カナダのトロント・ピアソン国際空港の2つのターミナルはシャトルバスで結ばれていて、約10分間隔でバスが運行しています。それぞれのターミナル間を行き来する時にはこのシャトルバスを利用するのが便利で、片道は約2分程、毎日24時間休むことなく運行しています。

2つのターミナルがあるカナダのトロント・ピアソン空港には空港内に色々な施設があり、出発までの時間を有意義に過ごすことが可能です。利用者も多く、どのフロアにも必ずインフォメーションやATM、両替所、トイレがあり、ターミナル内にはレストランやカフェ、バーなどの飲食店も充実しています。

さらに免税店、本屋、美術展示や荷物預かり所、郵便サービスなどもありとても便利です。カナダのトロント・ピアソン空港のおすすめスポットをいくつかご紹介して来ましょう。

カナダのトロント・ピアソン空港の中には日本の空港にはない、珍しいフィットネスジム、Good Life FITNESSがあります。実は2012年頃からアメリカやカナダで徐々に増えている空港内のフィットネスジム。現在両国合わせると200近い空港にジムが設置されているのだとか。

トロント・ピアソン空港内のターミナル1にあるGood Life FITNESSもカナダでは人気のフィットネスジムで1時間ほど余裕がある時には利用してみるのもおすすめです。

カナダのトロント・ピアソン空港のGood Life FITNESSは15ドルで利用することができます。タオルや靴も有料で借りることもできます。個室のシャワー室も完備されているので狭い飛行機で長時間じっとする前にさっぱりと汗を流していくのも悪くありません。営業時間は午後4時からです。

カナダのトロント・ピアソン空港には短時間で利用できるネイル＆リラクゼーションのサロンもあります。10 Minute Manicureは名前の通り10分からできるマニキュア、ペディキュア、さらに歯のホワイトニングまでのネイル・スパメニューが揃っています。

いずれも所要時間ごとにメニューが選べるようになっていてとても便利でおすすめです。カナダの旅を楽しむ前にカナダ流のオシャレを楽しんでみてはいかがでしょう。

カナダのトロント・ピアソン空港内のターミナル1とターミナル3の両方に複数件の免税店も入っています。幅広いブランドを取り扱っていて、BurberryやBvlgari、MAC、Coach、Michael Kors、GUCCIなどの専門店の免税店もあるのでとても便利です。

免税店では専門店の他にもお土産にピッタリのカナダ名産のアイスワインやメープルシロップも販売されています。市内のお店に比べると2～3倍ほどの値段がするので決して安く購入できるわけではありませんが、飼い忘れがあったり、慣れない土地であまり動き回りたくない時には便利です。

トロント・ピアソン空港内の免税店は出発口の外にも中にもどちらにもあるので旅のはじめやおわりに立ち寄るにもおすすめです。

カナダのトロント・ピアソン空港内には日本食のお弁当を購入できるお店、Bento Sushiもあります。場所はターミナル1のD22ゲートの近くで毎日5時半から23時まで営業しています。バラエティ豊かなのり巻や天ぷら、丼ものやまぜそばなどをテイクアウトしたり、その場で食べるので日本食が恋しくなった時には利用してみると良いでしょう。

カナダの代表的なお土産と言えば、アイスワインやメープルシロップが有名です。日本でも手に入るカナダのメープルシロップですが、やはり本場のお土産は嬉しいものです。

トロント・ピアソン空港で購入できる人気のお土産をいくつかご紹介しましょう。お土産選びに迷ったら、とりあえず買っておけば間違いない商品ばかりなのでぜひ参考にしてください。

アイスワインはカナダの定番中の定番のお土産です。凍ったブドウを用いて作られる極甘のワインで偶然に生み出された貴族のためのワインとも言われています。デザートのときや食後に楽しむデザートワインの一種で貴腐ワインよりもさっぱりと飲むことができます。

ドイツ、オーストリア、カナダの三か国のみで作られているアイスワイン。カナダの寒さ厳しい気候を利用して作られるアイスワインはトロント・ピアソン空港内からのアクセスも便利なナイアガラが有名な産地となっています。

カナダではアイスワインを含めたお酒類は通常、酒店でしか買うことができないので、空港の免税店で購入するのがおすすめです。

代表的な銘柄はイニスキリン社が造るアイスワイン、「ゴールド オーク・エイジド　ヴィダル アイスワイン」「シルバー・リースリング・アイスワイン」「ヴィダル・アイスワイン」などです。200mlほどで3000～4000円ほどするのでかなり高級なお土産です。

トロント・ピアソン空港内の免税店で購入することができるカナダの定番お土産としてカナディアン・メープルシロップがあります。空港の免税店だけでなくカナダのいたるところで購入することができますが、それなりに高級なお土産です。

お土産として購入する場合は可愛いボトルや瓶に入ったものがおすすめで、さらに原材料100％メイプルであることを確認すると良いでしょう。値段の安いメープルシロップは他のシロップと混ぜてあるものが多く、お土産としてはあまり向きません。

さらにカナダのメープルシロップには4段階のグレードがあることも覚えておくと良いでしょう。これは色や風味、糖顔料の違いによるもので、決して品質の優劣ではないのですが、値段的に最も高級と祝えるのはゴールデンと言われるグレードです。以下、アンバー、ダーク、、ベリーダークと続きます。

ゴールデンはいわゆるメープルの一番搾りで淡く透き通ったゴールド色、甘さが控えめです。アンバーは2番絞りで、琥珀色で美しく、メープル特有の風味を楽しめます。お土産にするならアンバーがおすすめ！ダークはアンバーよりさらに時期が進んでメープルの独特の風味が濃くなり料理などの味付けに向いています。

トロント・ピアソン空港内の免税店でも沢山の種類のカナディアン・メープルシロップが販売されているのでメープルシロップのお土産選びには困りません。

マック・コスメティックスはトロント八署のコスメブランドで、豊かなカラーバリエーションや質感が特徴です。日本人の女性にも人気があり、お土産としてぜひおすすめです。

リップ、アイシャドウ、チークなどハイクオリティなメイク用品が色味もきれいで使い勝手が良いので喜ばれます。期間限定のリップな度もあり、新作をプレゼントすれば喜ばれること間違いありません。値段は3000円～4000円程度です。

トロント・ピアソン空港内の免税店ではトロントを拠点とする野球やアイスホッケーチームのグッズも人気があります。トロントブルージェイズはトロントを拠点とするカナダ唯一の大リーグ所属野球チームで、ブルーやレッド、ホワイトのインパクトあるTシャツやキャップなどが多数販売されています。

またホッケーはメープルリーフス、マーリーズ、マーリーズなどがトロントをホームタウンとして活躍していて、スポーツ好きの友人へのお土産には最適です。

トロント・ピアソン空港から市内へアクセスする方法にはいくつかあります。旅の目的をどこに置くかで利用する手段は変わってくるでしょう。

トロント・ピアソン空港から市内へのアクセス方法、料金、所要時間や運行間隔について詳しく紹介していきます。

免税店もあるカナダのトロント・ピアソン空港からトロント市内を結ぶUP Expressは2015年6月にできたばかりの新しい鉄道で、空港とユニオン駅を結んでいます。空港から市内までアクセスするには最もスピーディーな交通手段で、運行本数も多く、利便性も高いので目的が決まっていて効率的な移動を最優先する場合にはぜひおすすめです。

トロント・ピアソン空港からUP Expressのチケットはサービスカウンターで購入することができますが、事前にオンラインで購入することもできます。ユニオン駅までの料金はADULTの場合$27.50、ブローア駅までは$22.00、ウェストン駅で降りる場合は$16.50です。

日本のSuicaのようなプリペイドカードPRESTOを利用すると3割ほど安くなります。また大人と子供が一緒に利用するファミリーチケットもあり、そちらもお得でおすすめです。

トロント・ピアソン空港からUP Expressを利用してユニオン駅まで行く場合所要時間は約25分です。運行の間隔は15分おきで、とてもスムーズに市内まで行くことができます。ユニオン駅行の始発は5時27分、最終は24時57分です。途中の停車駅はウェストン駅、ブローア駅、そしてユニオン駅です。

トロント・ピアソン空港のUP Expressの乗り場はターミナル1の3階にあるUP Express専用の乗り場を利用します。

到着ロビーがターミナ3の場合はシャトルバスを利用するかターミナルリンクトレインでターミナル1に移動する必要があります。

トロント・ピアソン空港から市内へ移動する手段として最もリーズナブルに移動できるのが公共交通機関のTTCを利用する方法です。TTCはトロント・ピアソン空港から出ているバスで、途中で地下鉄に乗り換えて市内のダウンタウンに行きます。

しかし、深夜帯は地下鉄が運行していないので直接ダウンタウンに行くことができるバスもあるのでそちらもおすすめです。

トロント・ピアソン空港からTTCを利用する場合は乗車前に運賃の3ドルを用意する必要があります。TTCでは両替ができず、おつりも出ないので、あらかじめ準備してから乗り込むようにしましょう。3ドルで市内まで行けるので、格安なカナダの旅を計画している人にはぜひおすすめです。

トロント・ピアソン空港からTTCで市内にアクセスする場合、キャプリング駅までTTCを利用した後は地下鉄のブロアーダンフォースラインに乗り換える必要があります。キャプリング駅までの所要時間は約30分、さらにキャプリング駅から市内ダウンタウンまでも約30分の時間がかかります。

トロント・ピアソン空港のTTC乗り場はターミナルに各1カ所あります。TTCのロゴマークがあるので、見つけやすいので安心です。ターミナル1の場合、1階のR出口を出て道路を渡った中州右手R4が乗り場です。また、ターミナル3の場合は到着階のB出口の中州正面B12がTTCの乗り場になります。

トロント・ピアソン空港から北へアクセスする場合には旧距離通勤用の公共路線バスGOバスが便利です。ルート40 Airport Express GO Busではリッチモンドヒルセンターへ、ルート34 Brampton/North York Busではヨーク・ミルズへ、ルート34 Brampton/North York Busではブランプトン駅へアクセスすることができます。

トロント・ピアソン空港から利用するGOバスの料金は目的地によって運賃が変わります。例えばルート40 Airport Express GO Busを利用してリッチモンドヒルセンターまでアクセスした場合のADULT料金は$6.65で、ルート34 Brampton/North York Busを利用してヨーク・ミルズにアクセスした場合のADULT料金は$6です。

さらにルート34 Brampton/North York Busでブランプトン駅にアクセスした時のADULT料金も$6かかります。

トロント・ピアソン空港からルート40 Airport Express GO Busを利用してリッチモンドヒルセンターまでアクセスする場合の所要時間は約35分です。運行間隔は1時間に1本で、毎日運行しています。また、ルート34 Brampton/North York Busでフィンチ駅までアクセスする場合の所要時間は約40分です。

さらに同じくルート34 Brampton/North York Busでブランプトン駅までアクセスする場合の所要時間は約50分です。運行間隔は30分～1時間に1本となっています。

トロント・ピアソン空港のGOトランジットバス乗り場はターミナル1の1階のQ出口を出たところにあります。

到着ロビーがターミナル3の場合は、シャトルバス、もしくはターミナル・リンク・トレインでターミナル1に移動するようにしましょう。

トロント・ピアソン空港から直接目的地に素早くアクセスしたい場合には圧倒的にタクシーやリムジンを利用するのがおすすめです。料金は高くつきますが乗り換えすることなく、目的地に速やかに移動できて安心です。

市内のダウンタウンまではもちろんですが、具体的なお店やホテルなどが決まっている場合はその場所に最も近い場所まで行けるのも嬉しいポイントです。

タクシーやリムジンを使ってトロント・ピアソン空港から市内までアクセスした場合の所要時間は約30分です。料金はタクシーの場合は約＄50～60、リムジンの場合は約＄60～70かかります。さらに運賃の10～20％のチップが必要になるので、忘れずに渡すようにしましょう。

トロント・ピアソン空港のタクシー乗り場は各ターミナルに1か所あります。外に出ると日本のタクシー乗り場のようにタクシーが並んでいるのですぐにわかるでしょう。ターミナル1の場合は2階のAもしくはE出口、ターミナル3の場合は到着階のC出口17、もしくはF出口34が乗り場になります。

いかがでしたでしょうか。カナダの旅行は便利なトロント・ピアソン空港を利用するのがおすすめです。市内へのアクセスはもちろん、免税店でのお土産の買い物やフィットネス、ネイルなども楽しめます。

レストランも多くあるのでカナダならではのごちそうもたっぷりと楽しむことができます。ぜひカナダ旅行の際には便利なトロント・ピアソン空港を利用してみてはいかがでしょう。