湯島のパワースポット「湯島聖堂」をご紹介
湯島のパワースポットである「湯島聖堂」。湯島聖堂とは東京でも有名な歴史スポットになり、お守りやご利益を得ようと多くの人々が訪れています。有名な湯島天神と合わせて観光でき、日本の歴史を辿りながら緑豊かな自然を堪能できます。今回はそんな湯島聖堂の見どころをはじめ、御朱印やお守り、ご利益などまとめてご紹介していきます。
湯島聖堂とは?
東京都の文京区湯島で有名な歴史スポット「湯島聖堂」。受験生が多く訪れることでも知られており、江戸の風景を楽しめるスポットでもあります。お守りやご利益が多いことでも知られており、境内は緑豊かな自然を満喫することができます。
今回はそんな湯島聖堂とはどういった場所なのか、詳しくご紹介していきます。湯島で有名な湯島天神と混ざってしまっている方も多いので、湯島聖堂に初めて訪れる方は事前に目を通しておくのがおすすめです。
湯島聖堂は東京都文京区湯島にある史跡
湯島聖堂は文京区湯島に位置している「史跡」になります。見どころが多いことでも知られており、日本では栃木県の足利学校、佐賀県の多久聖廟、長崎の孔子廟と並ぶほど有名な史跡でもあり、観光名所としても知られています。
湯島聖堂とは神社ではないのが最大の特徴になります。神社だと思って訪れる方も多いですが、湯島聖堂は史跡になります。江戸時代の建物が多く設置されており、一歩境内に足を踏み入れるだけでタイムスリップたかいのような光景が広がっています。
徳川綱吉によって建てられた「孔子廟」
湯島聖堂は1690年に徳川綱吉によって建設された「孔子廟」として有名なスポットです。孔子廟の孔子とは約2500年前、中国で活躍したと言われる儒教という思想・信仰の創始者のことを指しています。孔子廟は日本や朝鮮半島、中国などアジアでよく見られる建設です。
学校や私塾は孔子を師と仰ぎ儒教を重んじるとのことで、孔子を祀った霊廟を建てるスポットが多かったそうです。そのため、受験前の子供が多く訪れることで知られており、受験の神様とも呼ばれています。
湯島聖堂は孔子廟として建設されている名残が今でも感じることができ、かつて多くの人々を輩出したスポットでもあります。祈りを捧げている人は多いですが、決して神社ではないので注意しましょう。
日本の学校教育発祥の地「湯島聖堂」
湯島聖堂は、日本の学校教育発祥の地として今でも多くの人々から注目されています。徳川綱吉は当時、徳川幕府をより強くするために、儒学を広めようと動いていました。ですが、戦争や火災などで湯島聖堂はどんどん廃れていきます。
湯島聖堂は18世紀後半、老中松平定信が学問の統一や改革を行って儒学を動かしていきます。その時に湯島聖堂は「昌平坂学問所」として開設され、幕府直轄の教育機関として当時の身分関係なく学問を受けられることでも知られています。
明治時代には湯島聖堂は明治政府の管轄下に入っていきます。残念ながら1871年には学問との施設として閉鎖されており、湯島聖堂は再び廃れていきます。ですが、閉鎖されてからも湯島聖堂は学問に関するイベントが開催されていきます。
湯島聖堂とは多くの教育機関が誕生したことでも知られており、現在では教育機関が日本の近代教育の礎を築いていったと言われています。今では湯島聖堂は受験の前に訪れるパワースポットとして人気を集めています。
湯島聖堂のご由緒・ご利益
湯島聖堂とは東京都でも歴史の深いスポットになり、多くの人々が訪れているパワースポットでもあります。さまざまなご利益を得られることでも知られており、建物1つ1つに日本の古き良き歴史を感じることができます。
今回はそんな湯島聖堂の由緒はもちろん、ご利益についてまとめてご紹介していきます。湯島聖堂に初めて訪れる方はもちろん、湯島聖堂とはどういった場所なのか知りたい方は、最初に目を通しておくのがおすすめです。
由緒
湯島聖堂の由緒は、もともと儒学者である林羅山の敷地内にあった湯島聖堂を徳川綱吉が今の湯島へと移転させたと言われています。徳川綱吉が建てた建築物はほとんど火災でなくなってしまいますが、その都度復興に努めてきました。
湯島聖堂は1922年には国の史跡に指定されていましたが、その後1923年に日本を襲った関東大震災で湯島聖堂は大きな被害を受けます。そのため、1935年には湯島聖堂を鉄筋コンクリートで再建し、見た目はそのままに丈夫にしたと言われています。
ご利益
湯島聖堂のご利益とは、学業成就、合格祈願と言われています。湯島聖堂のご利益を得るために受験前の子供が多く訪れており、合格祈願の絵馬も多く奉納されています。近代教育発祥の地でもあるので、学問成就のご利益が強いです。
湯島聖堂のご利益は、湯島天神と合わせてお願いすることでよりご利益を得られることでも知られています。湯島聖堂ではお守りなども購入することができるので、より一層強いご利益を得られると言われています。
湯島聖堂のご利益を得るために、友達や家族の分まで祈りを捧げている方も多くいます。お守りや御朱印を持ち帰ることで湯島聖堂のご利益を受け継ぐことができるので、湯島聖堂では受験生の子供を持つ親の姿も多く見ることができます。
湯島聖堂の魅力・見どころ
湯島聖堂には見どころが多く点在していることで人気があり、湯島聖堂には日本の歴史を感じることができます。湯島聖堂は境内を散策しているだけで充実した時間を過ごすことができ、子供から大人まで楽しめる空間が広がっています。
今回はそんな湯島聖堂の見どころについて、詳しくご紹介していきます。どれも湯島の歴史を感じられる見どころになっているので、歴史好きな方にはたまらない空間になっています。訪れる前にぜひ1度確認してみてください。
仰高門
仰高門とは湯島聖堂の入り口に位置する門でもあり、見学者は仰高門から境内に入っていきます。仰高門の「仰高」とは、論語の中にある孔子の徳を仰ぎ見るという意味が込められており、堂々たる風景を楽しむことができます。
仰高門はかつて、徳川綱吉が湯島に湯島聖堂を移転した際に建築させたことでも知られています。門の周辺には独特の雰囲気を楽しめる塀が設置されており、湯島聖堂の入り口としてワクワクできる空間が広がっています。
楷樹
仰高門から境内に入っていくと、楷樹の景色が広がっていきます。楷樹とは、中国に設置されている孔子の墓所にも植えられている樹木になり、緑豊かな自然を作り出しています。枝や葉やどんどん伸びていくのが特徴的な樹木です。
楷樹は中国全土に植えられている樹木でもあるので、中国にきたかのような景色が広がっています。楷樹が日本に来たのは1915年になり、楷樹は昭和40年ころには日本でもよく見る植物として認識されています。
湯島聖堂ではこの楷樹が植えられている空間を自由に散策することができます。緑豊かな自然の中をのんびりと過ごすことができ、大きく空へ向かって伸びていく光景は自然や大地の力強さを感じることができます。
孔子銅像
湯島聖堂で楷樹を散策していると見えてくるのが「孔子銅像」になります。孔子銅像とは湯島聖堂で最大の見どころとして知られており、台座の上に乗っている孔子銅像は迫力ある景色を生み出しています。
湯島聖堂に設置されている孔子銅像は1975年、中華民国台北市で有名なライオンズクラブから寄付された銅像でもあります。孔子銅像は高さ4.5m、重さ1トンと世界最大の大きさを誇り、優しい顔で見下ろしてくれます。
入徳門
幾度となく火災の被害にあった湯島聖堂でも、唯一残っている木造建築が「入徳門」になります。入徳門は1704年に建設された歴史ある建築物でもあり、林家の私塾だったころから同じ場所に設置されています。
入徳門とは「初学者が徳の道に進もうとする時の門」から由来した名前になっています。大学章句序から引用して名付けられたと言われており、湯島聖堂にとって欠かせない門でもあります。ぜひ1度立ち止まって眺めてみてください。
杏壇門
湯島聖堂の絵馬が多く奉納されているスポットが「杏壇門」になります。入母屋造りの門になっており、間口20m、奥行き4mと大きな門になっています。周囲にはアンズの木が植えられており、合格祈願の絵馬が吊るされています。
杏壇門の「杏壇」とは、孔子の遺址になり教授堂跡と伝授されています。この門は常に開かれている状態にあり、中の様子が一目でわかります。巨大なスケールの景色を楽しむことができ、のんびりと過ごすことができます。
大成殿
湯島聖堂で最大の見どころでもある「大成殿」は、怪獣と呼ばれるシャチホコが設置されています。誰でも自由に参拝することができ、怪獣の景色を一望することができます。大成殿を見上げる形で眺めるのがおすすめです。
大成殿の怪獣は見た目は少し恐怖を感じますが、実際には湯島聖堂を守ってくれている怪獣になります。湯島聖堂の内部には孟子・顔子・曽子・子思の4賢人の像が祀られていることでも知られており、時間を気にせず見学することができます。
湯島聖堂の大成殿で設置されている怪獣が「鬼犾頭」、「鬼龍子」の2種類になります。鬼犾頭と呼ばれる怪獣はシャチホコのような見た目をしており、空想上の魚神になるので湯島聖堂を火災から守ってくれることでも知られています。
ヒョウに似た姿をしている怪獣「鬼龍子」は、聖人の徳を感じて現れる怪獣だそうです。聖堂の屋根を守っている怪獣になり、見た目から迫力のある景色を楽しむことができます。ぜひ1度近くまで行き怪獣の姿を確認してみてください。
神農廟
湯島聖堂でも自然に囲まれているエリアが「神農廟」になります。神農廟は、中国の神様で農業を守護してくれることでも知られています。1698年に建設された歴史ある建築物でもあり、徳川家光の命により明石清左衛門が作ったと言われています。
湯島聖堂に設置されている神農廟はいつも閉じられています。ですが、1年に1度、11月23日に開催されている「神農祭」の時だけで開かれています。開帳の時期にあう方は、ぜひ足を運んでみてください。
明神門
湯島聖堂でも旧中山通りに設置されているのが「明神門」になります。残念ながら普段は閉ざされている門になるので、外観でしか楽しむことができません。ですが、1935年に建設された明神門は歴史を感じる作りになっています。
湯島聖堂の門の中でも、鉄筋コンクリートで作られています。明神門は神田明神に通じる門として知られているので、明神門と名付けられたと言われています。湯島聖堂へアクセスする際に足を運んでみるのがおすすめです。
湯島聖堂の年間行事
湯島聖堂では毎年さまざまなイベントが開催されており、年間でも人気のある行事が多くあります。長い歴史受け継がれてきた行事が多くあるので、事前に調べておくのがおすすめです。時期によって変わっていきます。
今回はそんな湯島聖堂で開催されている行事について詳しくご紹介していきます。湯島聖堂の怪獣にちなんだイベントも開催されており、祭りの時期には地元の方や観光客で賑わっています。
孔子祭
湯島聖堂で人気のある行事が「孔子祭」になります。孔子祭は毎年4月、第4日曜日に行われており、孔子の学問を顕彰して行われるお祭りとして知られています。湯島聖堂でも有名なお祭りになり、怪獣のいる「大成殿」で行われています。
湯島聖堂で長年開催されている「孔子祭」は、日本で1920年から受け継がれています。孔子祭は各自行事が行われている中、記念講演など充実しています。湯島聖堂の歴史について詳しく知ることができ、初めて訪れる方にもおすすめです。
神農祭
湯島聖堂の行事の中でも、毎年多くの観光客が訪れる人気のイベントになります。湯島聖堂で毎年11月23日に開催されているイベントになり、神農祭はこの日しか開かれないと言う神農祭で開催されています。
行事の開催されている日のみ、一般の人も中まで入って参拝することができるので、毎年多くの人々が訪れています。この日しか見られない景色を楽しめますので、日程の合う方はぜひ1度足を運んでみてください。
湯島聖堂の御朱印・お守り情報
湯島聖堂にはご利益を得ら得るお守りをはじめ、御朱印も入手することができます。湯島聖堂は神社ではありませんが、怪獣の守り神やお守り、そして御朱印ももらえるので、神社ファンからも注目されている歴史スポットです。
今回はそんな湯島聖堂の御朱印情報をはじめ、お守りについて詳しくご紹介していきます。湯島聖堂の御朱印はとてもシンプルですが、御朱印を集めている方からは人気があります。訪れる前にぜひ1度目を通してみてください。
御朱印情報
湯島聖堂の御朱印は、湯島聖堂に設置されている「斯文会館」で入手することができます。御朱印には「孔子廟」の文字が刻まれていることでも知られており、湯島聖堂で入手できる御朱印の初穂料は300円となっています。
御朱印帳などは販売されていないので、初めて御朱印を入手する方は注意が必要です。御朱印は朝9時から17時まで受け付けており、番号札を渡されるので書き上げるのを待ちましょう。湯島聖堂の御朱印はシンプルですが歴史を感じられます。
湯島聖堂の御朱印は混雑している場合、待ち時間が長い可能性があります。ですが、受付の近くにソファが設置されているので、観光の休憩がてら待つことができます。手書きで描かれているので、1つ1つ持ち味が違うことでも人気があります。
お守り情報
湯島聖堂では御朱印だけでなく、お守りも購入することができます。湯島聖堂のお守りは、怪獣の設置されている「大成殿」で入手することができ、3種類販売されています。怪獣の景色を楽しみながら、お守りを購入することができます。
湯島聖堂で購入できるお守りは学問成就お守りの大きなサイズが800円、学問成就お守りの小さいサイズが600円、そして健康お守りが700円になっています。それぞれ得たいご利益でお守りを選んでいくのがおすすめです。
湯島聖堂の基本情報
東京都で人気のあるパワースポット「湯島聖堂」。守り神として設置されている怪獣は独特の景色を生み出しており、湯島聖堂には多くの人々が訪れています。行事が開催されている時期は道が混み合う可能性もあるので注意しましょう。
今回はそんな湯島聖堂での基本情報について詳しくご紹介していきます。湯島聖堂へのアクセス方法はもちろん、駐車場情報もお伝えしていくので、初めて湯島聖堂へアクセスする場合は事前に調べておくのがおすすめです。
湯島聖堂へのアクセス
文京区湯島に設置されている湯島聖堂は、アクセスしやすいことでも知られています。湯島聖堂へは公共交通機関を使用するのはもちろん、マイカーでのアクセスも抜群になり、東京をドライブがてら足を運ぶことができます。
自分の最寄り駅から湯島聖堂へのアクセス方法を事前に調べておきましょう。マイカーでアクセスする場合は、休日に道が混み合う可能性もあるので、時間に余裕を持ってアクセスするのがおすすめです。
(1)公共交通機関を利用して湯島聖堂へ行く場合
湯島聖堂まで公共交通機関を使用してアクセスする場合は、JR「御茶ノ水駅」が最寄り駅となっています。また、東京メトロ千代田線の「新御茶ノ水駅」、東京メトロ丸の内線の「新御茶ノ水駅」からもアクセスすることができます。
それぞれの駅からは徒歩5分以内で湯島聖堂までアクセスすることができます。湯島聖堂までは湯島の街並みを散策しながらアクセスすることができ、バスやタクシーを利用するのもおすすめです。御茶ノ水駅周辺にはタクシーが多く待機しています。
湯島聖堂へは電車やバスを使用してアクセスする方が多くいます。電車の本数も多いので、予め調べておかなくてもスムーズにアクセスすることができます。湯島聖堂周辺には食事スポットも多いので、のんびり過ごすことができます。
(2)マイカーを利用して湯島聖堂へ行く場合
湯島聖堂はマイカーでもアクセスすることができ、湯島の本郷通りに設置されているのでわかりやすいです。ですが、湯島聖堂周辺は道がとても狭いことでも知られており、人通りも多いので運転には注意が必要になります。
近くにはセブンイレブン、ファミリーマートが設置されており、目印となる場所が多いので初めての方でも安心してアクセスすることができます。東京都内をドライブがてらアクセスすることができ、有名な観光スポットなのでナビでも検索できます。
湯島聖堂の駐車場情報
湯島聖堂には小さいながらも駐車場が設置されています。ですが、一般車は停めることができないので、予め駅周辺の駐車場など調べておくのがおすすめです。バスなども駐車場を利用できないので、大人数で利用する際は問い合わせが必要になっていきます。
マイカーで湯島聖堂へアクセスする場合は、地図上で確認できる駐車場を探しておきましょう。ですが、行事が開催されている時期はもちろん、土日祝日はすぐ満車になってしまう可能性があるので何か所が候補を探しておきましょう。
住所 | 東京都文京区湯島1-4-25 |
電話番号 | 03-3251-4606 |
魅力いっぱいの湯島聖堂へ行こう!
湯島で人気のある歴史スポット「湯島聖堂」。湯島聖堂には学問を中心としたご利益を得ることができ、アクセスしやすい歴史スポットとしても人気が高いです。湯島聖堂には年間でさまざまな行事が行われており、飽きずに湯島聖堂の歴史について知ることができます。ぜひ、湯島を観光の際は「湯島聖堂」へ足を運んでみてください。
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