バンコクにある2つの国際空港の過ごし方をご紹介!
日本人に大人気の旅行先タイの首都バンコクには2つの国際空港があります。バンコク旅行の始まりや終わりに、別の目的地への乗り継ぎにこれらの空港を利用するという方も多いのではないでしょうか。今回はバンコクの2つの空港それぞれの食事や買い物、ラウンジなどおすすめの過ごし方をまとめてご紹介します。
施設情報や市街地へのアクセスもチェック!
バンコクに行く前にチェックしておきたい国際空港の施設情報や出入国について、バンコク市街地へのアクセス方法など旅のお役立ち情報もいくつかご紹介します。乗り継ぎでスワンナプーム国際空港とドンムアン空港の移動が必要な方は2つの空港間のアクセス方法も是非参考にしてください。
バンコクの国際空港は2つ!
バンコクにはスワンナプーム国際空港とドンムアン空港という2つの国際空港があり、どちらの空港へも日本からの直行便があります。スワンナプーム国際空港は日本航空、全日空、タイ国際航空などフルキャリアの便が多く、ドンムアン空港はエアアジア、タイライオンエアなど格安航空会社(LCC)が多いです。
2つの空港は離れているので、乗り継ぎ便の航空券を別々に予約する際などはバンコクのどちらの空港発着なのかしっかりと確認するようにしましょう。
スワンナプーム国際空港(国際線&国内線)
タイそしてアジアのハブ空港のひとつとしてもよく知られる「スワンナプーム国際空港(BKK)」は、敷地面積が成田空港の約3倍、年間最大4,500万人の輸送が可能という世界有数の規模を持つ空港です。
日本からは羽田・成田・関空・中部・福岡・新千歳の7つの空港から直行便が運航されており、連日多くの日本人旅行客が空港を利用しています。
ドンムアン空港(LCC国際線と国内線)
「ドンムアン空港(DMK)」は1914年にタイ空軍の飛行場として開港し、後に民間航空機の受け入れを開始した歴史ある空港です。2012年にはタイ・エアアジア、エアアジア、インドネシア・エアアジアがスワンナプーム国際空港からドンムアン空港に移転、その後もLCC各社の増便が続きました。
日本からは成田・関空・中部・福岡・新千歳・広島空港からLCCの直行便が運航しています。LCCのひとつピーチは那覇発の直行便がありますが、行き先はスワンナプーム国際空港です。
バンコクの国際空港から入国する際の注意点
スワンナプーム国際空港からでもドンムアン空港からでも入国の際に注意しておかなければならない条件がいくつかあります。渡航時パスポートの残存有効期間は6ヶ月以上あること、30日以上の滞在や観光目的以外での滞在の場合には事前にビザ申請が必要です。
入国審査では、機内で配布された「入国カード」とパスポートを提出し、滞在目的などの簡単な質問に答えます。カメラでの撮影があるのでマスクやサングラスは外しておきましょう。電子タバコや猥褻物、一部の果物・野菜・植物、知的財産侵害物品などの持ち込みは禁止されているのでご注意ください。
バンコクの国際空港「スワンナプーム国際空港」の過ごし方
成田空港の約3倍の敷地面積があるスワンナプーム国際空港には、免税店をはじめ、数多くのレストランやカフェ、ラウンジなど長時間過ごしても飽きないほど施設が充実しています。帰りには普段より早めに空港に向かって空港内でゆっくりショッピングや食事などを楽しむのもおすすめです。
出入国手続き
スワンナプーム国際空港に到着したら、まず入国審査です。居住者と旅行者で審査の列が分かれているので旅行の場合は「FOREIGN PASSPORT」の方に並びます。ビジネスクラス利用者、妊娠中の方、70歳以上の方などは、出入国時どちらも優先レーン「FAST TRACK」の利用が可能です。
スワンナプーム国際空港の出入国審査の列は非常に長くなっていることが多いので、空港利用前後の予定は十分に時間に余裕をもった計画を立ててください。
空港内の施設・設備
スワンナプーム国際空港の建物は地下1階から地上7階まであり、免税店やコンビニなどお土産の買い物が楽しめるお店やフードコート、レストランなど食事ができるところもたくさんあります。
トランジットホテルもあるので早朝便を利用する方は前泊するのもおすすめです。飛行機を見るのが好きな方は是非7階の展望デッキに上がってみてください。
グルメ・お土産スポット
スワンナプーム国際空港にはタイ料理や各国料理が楽しめるレストランの他、格安で利用できるフードコートもあります。24時間営業のフードコートは1階8番ゲート付近にあり、観光客にはあまり知られていない穴場です。
買い物では、「JIM THOMPSON」や「NaRaYa」など人気の高い定番バンコク土産は何でも揃います。「DEAN&DELUCA」のバンコク限定トートバッグは女性に大人気。ばらまき用のお土産にはファミリーマートのお菓子や「Boots」のプチプラコスメがおすすめです。
免税店
スワンナプーム国際空港4階は免税店が集まっており、世界の有名ブランドの店舗が並んでいます。そのなかで最大の売り場面積をもつのが「King Power」です。化粧品やブランド品の他、お菓子なども販売されており、お土産探しも楽しめます。
「Scents of Thailand」では、「HARNN」や「THANN」などタイで有名なスパブランド製品が取り揃えられおり女性に人気です。
ラウンジ
空港内にはプライオリティパスを使えるラウンジだけでも14カ所もあります。2019年3月にオープンしたばかりの「ターキッシュエアライン・ラウンジ」もプライオリティパスで利用できるので是非チェックしてみてください。
プライオリティパスを持っていない方でも利用できるラウンジが「ミラクル・ラウンジ」です。2時間790バーツ(約2,900円)で利用できます。シャワーのある「ミラクル・ビジネスラウンジ」は2時間1,200バーツ(4,400円)です。
国内線への乗り継ぎ・国際線の乗り換え
スワンナプーム国際空港に到着後、チェンマイやプーケット行きなど国内線に乗り継ぎをする場合はスワンナプーム国際空港で入国審査をします。国際線から国内線の最低乗り継ぎ時間は1時間15分となっていますが、到着口から次の出発口までかなり離れていることもあるのでなるべく乗り継ぎ時間が長い飛行機を選びましょう。
国際線への乗り換えは3階の保安検査場に進み、国際線乗り継ぎ専用カウンターで搭乗手続きをして搭乗口へ向かいます。乗り継ぎ便のチケットを別で購入した場合は一旦入国手続きをして荷物を取り、再度カウンターでチェックインが必要です。
バンコク市街地へのアクセス
スワンナプーム国際空港からバンコク市内まではエアポートリンクと呼ばれる高速鉄道で移動できます。空港から「パヤータイ駅」までを結んでおり、所要時間は27分、早朝から夜中まで10〜15分間隔で運航しています。
複数人の場合や大きな荷物がある場合はタクシーが便利です。空港のタクシースタンドからメータータクシーを利用して、メーター料金+空港使用料+高速利用料を合わせて400〜500バーツほどになります。
バンコクの国際空港「ドンムアン空港」の過ごし方
多くのLCCが乗り入れているバンコクのドンムアン空港はスワンナプーム国際空港に比べて規模が小さく、ラウンジやレストランなどの施設が少ないものの様々な過ごし方ができます。おすすめの食事場所やお土産などをチェックして搭乗までの時間を有意義に過ごし、最後の最後までバンコクを満喫しましょう。
出入国手続き
ドンムアン空港の入国手続きは、機内で配布された「入国カード」を事前に記入しておき、入国カードとパスポートを用意して「FOREIGN PASSPORT」の列に並びます。ここ数年は中国人観光客が激増しており、入国審査が終わるまでに1時間以上かかることも。
出国時は時間によってはチェックインカウンターや保安検査でかなり並ぶこともあるので、早めに空港に到着、チェックインと保安検査を済ませてから中でゆっくりするようにしましょう。
空港内の施設・設備
ドンムアン空港には国内線専用のターミナル1と国際線専用のターミナル2があります。2つのターミナルは連絡通路で繋がっており、それほど離れていないので国際線から国内線への移動も簡単です。空港内の施設についていくつかご紹介していきます。免税店、食事、ラウンジでの時間などを楽しみましょう。
グルメ・お土産スポット
ドンムアン空港の4階、ターミナル1とターミナル2の連絡通路の途中にはタイ料理や日本食など様々なお店が並ぶフードコートがあります。価格も比較的リーズナブルで広々としているので利用しやすいと評判です。
お土産を買いたい方は、タイ王室が主導する専門店「Royal Project Shop」のお菓子やタイの雑貨やナチュラルコスメを取り扱う雑貨店などをチェックしてみてください。高品質で見た目も美しい商品がたくさんあります。
免税店
ドンムアン空港では出国審査、保安検査を終えてすぐ左手に「King Power」という24時間営業の大型免税店があります。世界的に有名なブランドの商品や化粧品はもちろん、お菓子やお酒、タイ料理キットなどタイ土産にぴったりのものもたくさん販売されているのでお土産探しにもおすすめです。
ラウンジ
ドンムアン空港には国際線ターミナルに3つ、国内線ターミナルに3つのラウンジがあります。プライオリティパスがない方も入れるラウンジも比較的リーズナブルな料金で利用可能です。搭乗予定の航空会社によって料金が割引になることもあるので事前に確認してお得なラウンジを選ぶことをおすすめします。
国内線への乗り継ぎ・国際線の乗り換え
ドンムアン空港で乗り継ぎの際、次に乗る飛行機の搭乗券を持っている場合は、イミグレーションを通り過ぎて国内線乗り継ぎと国際線乗り換えの案内にしたがって進みます。航空会社ごとの乗り継ぎカウンターがあるので搭乗券を見せてあとは保安検査です。
次の飛行機のチケットを持っていない場合は一度入国審査をして、荷物を受け取り再度チェックインする必要があります。国際線のチェックイン締め切り時間は出発の1時間前なのでチケットを予約する際は乗り継ぎ時間に十分に気をつけてください。
バンコク市街地へのアクセス
ドンムアン空港からバンコク市内まではエアポートバスで移動できます。空港からBTSモーチット駅を経由してモーチットバスターミナルに向かうもの、空港からBTSラーチャダムリ駅を経由してルンピニ公園に向かうものなどがあり、料金は30〜50バーツです。
タクシーでバンコク市内まで行く場合はメーター制で約300バーツと空港使用料や高速料金などを合わせて約400バーツほどになります。トラブルを避けるためにも空港内の配車カウンターで手配しましょう。
バンコクの2つの国際空港間の移動の方法
スワンナプーム国際空港からドンムアン空港までの距離は約45kmです。移動方法は無料シャトルバス、タクシー、エアポートリンクとタクシーがありますがエアポートリンクとタクシーは乗り換えが多いのであまりおすすめしません。ここではシャトルバスとタクシーでの移動についてご紹介します。
バスで移動する
スワンナプーム国際空港とドンムアン空港間は無料のシャトルバスが運行しています。毎日朝5時から24時まで運行しており、大きな荷物も預けられてとても便利です。バスに乗車する際は当日の航空券をチェックされるので準備しておいてください。
移動時間は約50分が目安となっていますが、渋滞にはまると2時間かかることもあります。バンコクでは頻繁に渋滞が発生するので余裕をもった計画が大切です。
タクシーで移動する
ちょうどいい時間にシャトルバスがない場合や2〜3人で移動する場合はタクシーを利用するのもおすすめです。メータータクシーを利用して400〜500バーツで移動できます。
「Grab」というタクシー配車アプリを利用すると約300バーツで移動することも可能です。バスと同じく渋滞することもあるので渋滞を見越して計画を立ててください。
バンコクの2つの国際空港を上手に活用して旅行を楽しもう!
バンコクにある2つの国際空港についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?どちらの空港も日本からの直行便が多く、利用する可能性の高い空港です。アクセスや出入国時の注意などを事前にチェックしておき、スムーズにバンコク滞在や他の目的地への乗り継ぎができるようにしましょう。
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