タイの物価・バーツは安い？1万円の費用で旅行が楽しめる？

日本から遠すぎず、日本人の旅行者も多いタイ。ディズニー映画のモデルとなった有名なお祭りがあったりと、毎年多くの日本人が海外旅行先にタイを選びます。しかし、タイの通貨「バーツ」について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか？日本と比べて物価は安いのか高いのか、日本円で1万円あればどのくらい旅行を楽しめるのか、詳しく調べてみました。

日本では円、アメリカではドル、というように、タイにもタイ通貨が存在します。それが「バーツ」です。アメリカドルに比べると聞いたことがあるという人は極端に少なくなりますよ。バーツはタイ王国専用の通貨なので、タイへ旅行にいったことがある人以外は、あまり今まで関わる機会がなかったのではないでしょうか。

しかし、今このページを読んでくれているアナタは、少なからずタイの通貨について興味があるはずです。多くの人は、タイへ旅行へ行きたい、もしくはもうすぐ旅行へ出発だけれど、日本円にしていくらくらい費用が必要になるだろう、と考えている方、今まで関わりが無かった「バーツ」とは、日本円のいくらに相当するのかが分かれば、計画も立てやすいですね。

気になるのがタイの物価です！1バーツと聞いても日本円でいくらくらいなのか検討がつきません。その時の為替によって多少変動しますが、2017年9月現在で1バーツは日本円で約3円です。正しくは、3円と5銭ほどです。これだけ聞くと、とても安いイメージですよ。実際にはどのようなものが何バーツで買えるのでしょうか。

例えば、日本でもよくあるフードコート。タイのフードコートで食事を買うと、だいたい50から60バーツです。日本円にすると、なんと150から180円です！とてつもなく安いですよね！屋台だと平均40バーツ、日本円で120円です！安すぎて、計算が合っているか心配になるほどです。でも、この計算であっているんです！よって、タイの物価は日本より安いといえます。

日本でたくさん飲まれている缶ビールも、日本より少し安いです！タイのシンハービールやチャーンビールは120円ちょっとで購入することができます！ただ、容量が330mlなので、量は少し日本に負けています。でも、安さを考えるとやはりタイのビールの方が安いです！旅行の際に飲む場合は費用がおさえられてオススメです！

便利な交通手段である電車については、やはり安いです。地下鉄で1区間乗車しても、15バーツほどで済みます。日本円で約45円と激安ですね！タイでは交通機関は比較的安く、タクシーも激安です。多くの場合、初乗りは35バーツなので100円からスタートです。日本では考えられない安さです。旅行の際には費用節約になり、とてもオススメです。

日本では短い区間を乗ると「なんで？」というような感じで運転手さんに嫌がれる事も多々ありそうですが、タイだと真逆なんです！道路が混んでいる時間帯だと普通に乗車拒否されることもありますし、運転手はできるだけ遠い場所には行きたくない！という考えが基本です。むしろ短い距離が嬉しい！というスタンスなので、タクシー移動はオススメです。

ただ、相手が外国人だとわかると料金交渉してくるドライバーがいるのも事実です。タイに限らず、空港や観光地、ホテル前などでタクシーを捕まえると、そうなりがちですよね。ただし、政治経済的な関係で国が不安的な時期は、メーターではなく直接料金交渉が必要になる場合もあります。それでも元々の費用が安いので、多少上げられても日本より安く済みます。

普段着る洋服については、日本よりタイのほうが比較的どの商品も安いですが、高級品は日本と同様に高いので、あまり変わりはありません。Tシャツなどはほとんど1000円以下で買えるので安いのですが、日本でも買うことができる値段です。衣類全般については、タイのほうが安いですが、日本でも安いお店では同じくらいの値段で買うことが可能です。

日本製品はほとんど日本と同じ値段なので、タイの方が安いということは滅多にないです。カップラーメンは日本より安いですが、ユニクロなどのブランドはタイでも日本と同じか若干高いくらいです。お土産としてもオススメです！しかしメイドインタイは、やはり安いです！タイ国内で作られているものの物価は、基本的に日本より安いと考えて問題ありません。

しかし製品の品質は日本のほうが良いので、単純に値段だけで考えるとタイ製品のほうが安いですが、品質までしっかり考えると日本製品のほうが良かったりもします。このように、全体的にタイの物価は日本よりも安いと思います！数日間の旅行では、費用がかかりすぎず日本よりも安い！という感覚で過ごせると思います。

具体的にはどのくらい安いのか日本と比べてみましょう！タイへ数日間旅行へ行く設定で、1万円の費用でどのくらい充実した旅行になるのか、シミュレーションしてみましょう！往復の航空費用は覗き、現地での日本円およそ1万円生活の始まりです！日本では1万円だとお洒落なレストランで食事すればすぐになくなってしまいます。

タイへ到着したばかりで空腹なので、まずはランチへ！あるお店で、特に内容は指定せず、日本円で1000円分、275バーツ分のランチを頼んでみましょう！すると、トムヤムクン、豚のスライス焼き、パパイヤサラダ、焼き鶏肉、ご飯3杯が出てきます！日本では考えられないような盛り沢山です。大人の男性でも満腹になる量！たっぷり食べられてオススメです。

次は、せっかくのタイなので、タイっぽいTシャツに着替えましょう！こちらもとあるお店で1番安いタイっぽいTシャツをくださいとお願いしました。すると、黒字にトラの顔がこれでもかというくらい大きく書かれたTシャツが、なんと、100バーツ！日本円で350円ちょっとです！安い割にはタイ感MAXのTシャツを手に入れることができました。

海外といえば、水が日本人の身体に合わない、という国が多くあります。実際タイでも水道水をそのまま飲むのは少し心配です。なので、コンビニでペットボトルのお水を買いに行きましょう。見てみると、7バーツ。日本円で25円です。安すぎます！他にも、日本でも打っていそうな手のひらサイズのお菓子が10バーツ、日本円で35円と、とても安くて驚きの連続です。

タイといえばマッサージも人気ですよね！日本のマッサージは結構高いイメージがありますが、タイでも高いのでしょうか？なんと、たっぷり1時間で300バーツ、日本円でおよそ1074円と激安です！日本だと1時間4000円から6000円が相場なので、とてもお得なのが分かります。女性の方だけでなく、男性のかたにもオススメです。

さて、1日の終わりはホテルです。事前に予約しておいた1人1泊615バーツ、日本円にしておよそ2200円の超格安ホテルは、おそらくボロボロのただただ寝るためだけのホテルでしょう。日本だと1泊1万円は普通にあります。しかし、タイの激安ホテルは内装も部屋もとても綺麗なホテルです。シャンデリアが飾り付けられ、なんとプールまで付いています。リッチになった気分です！

結局、日本円で1万円の費用のうち、使用したのは8292円でした！こんなに充実していたのに、まだおつりが出るなんて、タイの物価が恐ろしいほど安いことがわかりましたね！なるべく費用を抑えたい方、限られた費用で海外旅行を楽しみたい方にはとてもオススメな国です！誰でも楽しめそうです。ただ、往復の航空費用は含まれていないので、注意してください。

タイは物価が安いと噂では聞いたことがあっても、まさかここまで安いとは思いませんでした。日本の物価になれてしまっているからこその驚きですよね！その国と日本の物価の違いも海外旅行の醍醐味でもあります。やはり物価が安いと嬉しいですよね！旅行だからといって使いすぎず、でもタイを満喫できるようなプランを計画して、賢く楽しくタイ旅行を楽しみましょう！