東京のおすすめ教会17選！ステンドグラスが美しい人気スポットも紹介！

教会といえばキリスト教の信者が礼拝に訪れるところですが、東京にある教会のなかには信者以外も自由に見学ができるところもたくさんあります。

今回は東京でおすすめの教会17選をご紹介します。観光の合間に立ち寄ったり、教会巡りをしたりして、美しい建物やステンドグラス、壁画などをお楽しみください。

東京にある教会のなかには、観光客も自由に見学できるように開放しているところもありますが、教会内は神聖な場所です。ミサ中はもちろん、お祈りをしに訪れている方もいるので携帯の電源を切るかマナーモードにするなどマナーは守りましょう。

教会は基本的に観光施設ではないことを忘れずにご見学ください。教会によっては見学できる時間が限られていたり事前に予約が必要だったりすることもあるので、ホームページで確認してから訪れることをおすすめします。

教会には建物や壁画、祭壇など見どころがたくさんありますが、なかでも人気が高いのが窓にはめ込まれたステンドグラスです。外からの光が射し込むことで絵画が浮き上がっているように見え、カラフルな光が教会内を優しく照らします。

東京でステンドグラスが美しいと評判の教会を4つ厳選してご紹介するので、是非観光計画の参考にしてください。

四ツ谷にあり上智大学に隣接している「カトリック麹町教会」は、「聖イグナチオ教会」という名で親しまれている教会です。ステンドグラスが美しいことで知られており、観光客にも人気のスポットとなっています。

現在の建物は1999年に建てられたもので、キリストの復活を表現する卵の形（楕円形）の主聖堂がメインです。天井を見上げると採光や曲線美が美しく、厳かな空気のなかに明るく優しい雰囲気も感じれらます。

日本聖公会のキリスト教会のひとつである「目白聖公会」は、イングランドのエピファニー修道院から贈られたステンドグラスが見学できる教会です。ステンドグラスは夜間にライトアップされ、目黒の街を優しく照らしています。

聖堂（礼拝堂）は日中開放してあり、自由に出入り可能です。バザーやオープンチャーチなどのイベントも定期的に行われており、観光客も気軽に入りやすい雰囲気があります。

聖路加国際病院内にある「聖ルカ礼拝堂」は、病院を利用する患者さんや病院職員の祈りの場として存在してきた教会です。建物内には多くのステンドグラスやパイプオルガンがあり、信者や見学者の心を癒してくれます。

聖ルカ礼拝堂で行われる礼拝は信者でなくても参加することができ、日曜日には説教や教話などを聴くことも可能です。東京メトロ築地駅から歩いてアクセスできるので、築地観光の際に立ち寄ってはいかがでしょうか。

「カトリック下井草教会」は1949年に創立し、主任司祭であるマンテガッツア師による長年の宣教の功績によって信者が何倍にもなったことで知られています。

教会内にあるステンドグラスはローマのステンドグラス会社から職人2名を呼び寄せ、約10日ほどかけて1996年8月31日に完成したものです。聖堂内は自由に見学できるので、繊細でカラフルなデザインのステンドグラスを中からも外からもじっくりお楽しみください。

東京にある近代建築の教会のなかには人気の観光スポットとしても知られる建物もあります。外観のデザインはもちろん、内部にも見どころが満載です。

ここでは人気の高い3つの近代建築の教会をご紹介していきます。カメラを持って出かけ、様々な角度から建物の撮影や見学をお楽しみください。

東京にある数ある教会のなかでもひときわ目立つのがカトリック東京大司教区の司教座聖堂である「カトリック東京カテドラル」です。

1899年に建設されたゴシック様式の木造建物は第二次世界大戦によって焼失、その後1960年から1964年にかけて現代的な構造の鉄筋コンクリート造りの建物が建設されました。

外観のインパクトはもちろん、国内最大のパイプオルガンや中で開催されるコンサートなども有名で、信者以外にも写真家や音楽家、観光客など様々な人が訪れています。

東京都東久留米市の緑地保全地域に佇む「聖グレゴリオの家」は、キリスト教音楽を学んだり、ミサに参加したりできる静かな祈りの家です。

フランシスコ会のゲレオン・ゴルドマン神父によって設立され、他教派と交流して合同礼拝をするなど超教派な活動を行っているのが特徴。建物は「日本建築家教会25年賞」を受賞しており、見応えがります。信者でなくとも見学可能なので、是非お立ち寄りください。

港区元麻布にある「安藤記念教会」は、大谷石による石造りの建物にステンドグラスがはめ込まれた美しく、存在感のある人気の教会です。

創立者の安藤太郎氏はハワイ総領事時代にキリスト教に出会い、帰国後に日本での布教活動のためにこの教会を建てました。ハワイで洗礼を受けたということで、ステンドグラスには「ハワイ初回受洗者」を意味する文字が和英両方で記されています。

東京の教会のなかには信者でなくても結婚式を挙げられるところもあり、結婚式を行う場所として一定の人気があります。

東京観光の機会にこれらの教会に立ち寄って、教会での結婚式の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。結婚式に人気の教会を3つご紹介します。

「聖オルバン教会」は聖公会の東京教区で唯一、礼拝のすべてが英語で行われる教会です。日本に住む英語話者の信者にとって貴重な存在になっています。

現在の礼拝堂はアメリカ人建築家のアントニン・レイモンド氏の設計で1956年に建築されました。木のぬくもりが感じられるアットホームな雰囲気が評判で結婚式場としても人気です。東京タワーのすぐ側にあるので教会見学の前後は観光も楽しめます。

目黒駅から徒歩数分のところにある「カトリック目黒教会」は1947年にベネディクト会によって創立された教会です。現在見られる聖堂は1956年に建築されたもので、コンクリート打放しの折板構造の空間が独特の重厚感を醸し出しています。

建物は、東京都選定歴史的建造物にも選ばれており、東京以外から勉強に訪れる建築学科の学生も多いです。結婚式などの儀式で使われていない限り、毎日8時から21時まで観光客でも自由に見学できます。

「カトリック麻布教会」は1921年に東京6教会で最大の信者数となった有名な教会です。移転などを繰り返し、1952年に現在の聖堂が完成。

装飾はシンプルですが真っ白な天井が印象的な明るい空間で、結婚式場としても選ばれています。すぐ隣には幼稚園があり子どもたちの元気な声が聞こえてきますが、教会内は静かで厳かな雰囲気です。

自由に見学できるようになっているので、外と中の雰囲気の違いをお楽しみください。六本木での観光や買い物の際にも立ち寄りやすい立地です。

東京にある教会のなかには、100年以上の長い歴史をもつ教会もいくつかあります。関東大震災や第二次世界大戦などの被害を受けながらも、海外の姉妹教会や信者からの支援を受けて現在に残っている貴重な教会は是非見ておきたいところです。ここでは3つの教会をご紹介します。

神田川と皇居の間にある「カトリック神田教会」は、1870年代創建の東京で最も歴史があるカトリック教会のひとつとして有名です。現在見られる建物は関東大震災のあと、1928年に再建されたもので当時の面影がそのまま残っています。

教会の壁に埋め込まれたステンドグラスには旧約聖書や新約聖書の一部のシーンが描かれており、どのステンドグラスも息をのむ美しさです。

月曜日を除く10時から16時まで開放されており、誰でも見学可能です。ただし、結婚式等の儀式が行われている場合は見学できないこともあるのでご注意ください。

東京都中央区にある「カトリック築地教会」は、1871年に開かれた「稲荷橋教会」を前身としている歴史ある教会です。震災による焼失などを乗り越えつつ、1927年に再建された聖堂が現在に残っています。

ギリシア神殿調の外観が特徴の貴重な建物は、東京都選定歴史的建造物および東京都中央区の区民文化財です。東京にある他のカトリック教会とは外観が全く違うので少しアクセスし辛くも見ておきたいところ。

隅田川の右岸にの街区に位置している「日本聖公会浅草聖ヨハネ教会」は1876年に、クーパー宣教師らによって講義所として開設された教会で、120年を超える歴史があります。

2階建ての礼拝堂と3階建ての談話室を階段室で繋いだデザインの建物は東京都の登録有形文化財です。バザーや野外生活者への給食活動などを行っており、地域にひらかれた教会としても知られています。

建物の一角にあるカフェで見学前後に一休みするのもおすすめです。蔵前〜浅草の観光の際に立ち寄りやすいところにあるので、隅田川沿いの散策とあわせてご見学ください。

ここでは、東京にある教会のなかで見た目がユニークなスポットを2つご紹介します。日本風の建物とロシア風の建物、全く違った見た目ですがどちらも人気を集める理由があります。なかなか他では見ることができない珍しい教会建築をみたいという方は要チェックです。

「日本聖公会東京聖十字教会」はユニークな見た目が目を引き、観光客にも人気のスポットとなっています。柱状合板を使用した合掌造り風の建物は建築雑誌などでもよく紹介されており、遠方から見学に訪れる人も多数。

一見教会に見えませんが、礼拝堂内部に入ると厳粛な雰囲気があり、シンプルなステンドグラスの窓から優しい光が射し込んでいます。外観だけでも見る価値があるので、東京都世田谷エリアにお越しの際は是非立ち寄ってみてください。

「ニコライ堂」の愛称で親しまれている「日本ハリストス正教会教団復活大聖堂」は、日本で唯一の本格的ネオ・ビザンチン様式の建物です。1891年に建造され、1962年には国の重要文化財に指定されています。

重厚感のある壁、小さな窓、中央にはドームと外観から見どころがたくさんで、教会が目的でなかった観光客も足をとめるほどの存在感です。

聖堂内は礼拝の時間以外も見学できますが、入り口で拝観料300円を献金してください。拝観時間は4月〜9月が13時から16時、10月〜3月が13時から15時半までで月曜日と年末年始は開いていません。

東京には壁画やモザイク画などが高く評価されている教会もあります。イタリアから取り寄せた資材を使った装飾や海外から呼び寄せた職人が描く美しい絵画は是非見ておきたいところです。ここでご紹介する教会を訪れ、日本にいながらヨーロッパの教会にいるような気分を味わってみてください。

1954年に「江戸のサンタ・マリア聖堂」としてサレジオ会によって建立された「カトリック碑文谷教会」は、芸術的な価値も非常に高いとされている有名な教会です。

教会内には壁画やモザイク画、イタリアから取り寄せた大理石など見どころがたくさんあり、上を見上げると美しい天井画にも圧倒されます。祭壇には『最後の晩餐』模写もあり、ヨーロッパの有名な教会にいるような気分にも。

松田聖子さんが結婚式を挙げたことでも知られており、東京に数ある教会のなかでも最も知名度が高い教会のひとつです。

近代的でユニークな外観が特徴の教会も魅力的ですが、日本の伝統技術を使った建物の教会もおすすめです。日本の伝統技術と西洋のステンドグラスが絶妙にあわさった美しい空間で、心身ともに癒されてはいかがでしょうか。ここでは日本風の造りのおすすめ教会を1つご紹介します。

西武新宿線鷺宮駅から徒歩8分ほどのところに佇む「日本福音ルーテル むさしの教会」は、日本の木材を使い、日本の伝統技法で造られた趣ある木造礼拝堂が魅力です。

黒の木材や白い壁が正面のステンドグラスの美しさを一層際立たせており、訪れる人々を魅了しています。西洋建築の教会とは違った雰囲気をお楽しみください。

礼拝の他に詩吟サークルやカントリーダンスサークルなど趣味のサークルも盛んで、イースターやクリスマスのコンサート、秋のバザーなどイベントも充実しています。

東京でおすすめの教会をご紹介してきましたが、いかがでしたか？東京には歴史を感じられる建物から斬新なデザインの近代的な建物まで様々な魅力をもつ教会が目白押しです。なかには信者だけでなく多くの観光客が訪れる人気スポットになっているところも。美しいステンドグラスを見たり、静寂で厳かな雰囲気を感じたりして心身を癒しましょう。