伊丹空港から大阪駅まで所要時間や料金は？電車やバスなどアクセス方法まとめ！

伊丹空港の名称で親しまれている大阪国際空港は、関西一の空港であり、大阪の空の玄関口でもあります。大阪市の北側に位置する伊丹空港から大阪駅までは、アクセスが良いばかりでなく、種々の行き方があります。

ここではそんな伊丹空港から大阪駅までのアクセス方法について、電車や空港リムジンバス、市バス、モノレール、マイカー、タクシーなどを利用する場合の料金や時間の情報を交えながら紹介します。

大阪の空の玄関口･伊丹空港から大阪駅までアクセスするのに、どんな行き方があるのでしょうか。また、料金や所要時間はどれぐらいかかるのでしょうか。

意外に知られていませんが、伊丹空港から大阪駅までは、種々のアクセス方法があります。空港リムジンバスや市営バス、阪急電車、JR、モノレール、タクシー、マイカーなど、様々なアクセス方法が利用できます。

伊丹空港から大阪駅まで行くのに、少しでも料金の安い方法、少しでも速く行く方法、乗り換え無しで座っていく方法、途中の景色を楽しみたい場合の方法など、目的によって移動方法が変ってきます。そんなアクセス方法や料金、所要時間について、ここでは、詳しく解説していきます。

伊丹空港から大阪駅までのアクセス方法としては、空港のリムジンバスでアクセスする方法、モノレールと電車を利用してアクセスする方法、市営バスと電車を使ってアクセスする方法、タクシーや車を利用してアクセスする方法などがあります。

このように、伊丹空港から大阪駅までのアクセス方法は多岐に渡りますが、所要時間や料金、利便性、カバンの重量、途中で立ち寄りたい場所など、利用者の目的によって最も便利な方法が選択できます。

伊丹空港から大阪駅までアクセスするのに最も便利で快適な方法は、空港リムジンバスを利用する方法です。

空港リムジンバスは、大阪市内方面へは15分置きに運行しており、大阪駅以外にも、｢ザ･リッツ･カールトン大阪｣や｢ハービス大阪｣、｢新阪急ホテル｣、｢大阪丸ビル｣など、大阪駅近郊の主要な場所にアクセスする方法を選択することができます。

また、新大阪駅には20分置きに、大阪駅より更に南の難波方面へは、10分から15分置きに、天王寺方面へは10分置きに出発している他、｢ユニバーサル･スタジオ･ジャパン｣への直行便もあります。伊丹空港から大阪駅までアクセスする場合、空港リムジンバスの利用が最も便利な方法の1つです。

伊丹空港から大阪駅まで、空港リムジンバスでアクセスする場合の所要時間は、混雑状況にもよりますが、約30分程度となります。降車するバス停は、大阪駅に最も近い｢大阪丸ビル｣と｢新阪急ホテル･ハービス大阪｣です。

また、伊丹空港から新大阪駅までの所要時間は約25分、難波駅へも約25分、天王寺の｢あべの​​​ハルカス｣までは30分と、伊丹空港から大阪駅までの所要時間と比べてもあまり変わらないことがわかります。そして｢ユニバーサル･スタジオ･ジャパン｣までは約45分程度でアクセスできます。

伊丹空港から大阪駅まで、空港リムジンバスでアクセスする場合の片道料金は、大人が640円、子供320円となっており、現金以外にも、SuicaやICOCA、PASMOなどの交通系ICカードを利用することができます。

また、伊丹空港から大阪駅まで、空港リムジンバスを利用する頻度の高い人向けに、回数券も発売されています。回数券は11枚綴りで6400円と1回分お得な料金に設定されています。

また、伊丹空港から新大阪駅までの空港リムジンバスの料金は500円、難波駅までは640円、｢あべのハルカス｣までは640円、｢ユニバーサル･スタジオ･ジャパン｣までは930円となります。

伊丹空港から大阪駅までの空港リムジンバスの乗車券を購入したい場合は、バス乗り場周辺の自動券売機で購入します。自動券売機での購入が面倒な人は、交通系ICカードを利用すれば、乗車口の読み取り機にタッチするだけで簡単に料金の精算ができます。

また、大阪市内の金券ショップで、伊丹空港から大阪駅までの空港リムジンバスのチケットを購入する方法もあります。このチケットは回数券をバラ売りしているもので、金券ショップによって差異はありますが、通常の乗車券に比べ、30円から50円程度は安くなります。

伊丹空港から大阪駅までのアクセス方法には、モノレールと電車を利用する方法があります。それは伊丹空港と大阪門間市を結ぶ大阪モノレールに乗車し、千里中央駅または蛍池駅に行き、それらの駅から地下鉄や阪急電車に乗り継いで大阪駅に向かう方法です。

伊丹空港から大阪駅まで、大阪モノレールを利用すれば、日本最大級の大型施設である｢エキスポシティー｣にアクセスすることもできます。ただ、その場合は、伊丹空港から大阪駅までのコースから外れるため、若干回り道になります。

それでは、伊丹空港から大阪駅までアクセスする場合に、まず、大阪モノレールを大阪空港駅(伊丹空港駅)から乗車し、千里中央駅で乗り換える方法を紹介しましょう。大阪空港駅から千里中央駅までは4駅あり、乗車時間は約12分、料金は330円となります。

ただ、大阪モノレールの千里中央駅から地下鉄御堂筋線とつながる北大阪急行電鉄駅までは距離があるため、乗り換えに時間がかかるというデメリットがあります。千里中央駅からは地下鉄御堂筋線で梅田駅(大阪駅)に向かいます。

伊丹空港から大阪駅までアクセスする場合に、大阪空港駅から大阪モノレールに乗車し、千里中央駅で乗り換えるルートを使うと、次のようなデメリットがあります。

モノレールの駅から地下鉄の駅までの距離が長く、徒歩でかなり歩かなければならず、乗り換えの時間を含めた所要時間がトータルで40分以上かかってしまいます。また後述のように料金も割高なため、ルートとしてはあまりおすすめできません。次に紹介する蛍池駅乗り換えの方が便利です。

伊丹空港から大阪駅までアクセスする場合に、大阪空港駅から大阪モノレールに乗車し、千里中央駅で乗り換えるルートを選んだ場合の料金は次のようになります。

大阪空港駅から千里中央駅までのモノレール料金が330円、千里中央駅から梅田駅までの地下鉄料金が380円、通しで710円となります。このルートを使うとかなり高くなるため、あまりおすすめできる方法とは言えません。蛍池駅で乗り換える方法だと、もっと速くて安い価格でアクセスできます。

それでは、伊丹空港から大阪駅までアクセスする場合に、大阪空港駅から大阪モノレールに乗車し、蛍池駅で乗り換えるルートを紹介しましょう。蛍駅からは、阪急宝塚線を利用して梅田駅(大阪駅)にアクセスします。

伊丹空港から大阪駅までアクセスするのに、このルートを使えば、大阪モノレールの大阪空港駅から蛍池駅までは2駅目で、所要時間が2分、料金も200円と、スムーズ且リーズナブルです。

伊丹空港から大阪駅までアクセスするのに、大阪空港駅から大阪モノレールに乗車し、蛍池駅で乗り換えるルートを使う場合の所要時間は、大阪空港駅から蛍池駅までが2分、阪急･蛍池駅から阪急･大阪梅田駅までが15分、そして梅田駅まで徒歩8分などを含め、計30分ほどでアクセスすることができます。

同じモノレールでも、千里中央駅で地下鉄に乗り換える場合の所要時間40分と比べ、かなり短時間で目的地にアクセスできることができます。

伊丹空港から大阪駅まで行くのに、大阪空港駅から大阪モノレールに乗車し、蛍池駅で乗り換えるルートを使う場合の料金は、大阪空港駅から蛍池駅までが200円、蛍池駅から阪急宝塚線を利用して梅田駅まで行く料金が220円、計420円と格安な料金でアクセスできます。

この料金は、同じモノレールを使って千里中央駅で地下鉄に乗り換えて梅田駅に行く場合の料金710円と比べても割安ですし、空港リムジンバスを利用する場合の料金640円よりも安いことが分かります。

ただ、このルートののデメリットを敢えて挙げるとすれば、電車の乗り換えがあるため、重い荷物があると移動時に不便なこと、階段の上り下りに手間がかかることなどが挙げられます。大きな荷物がある場合は、リムジンバスのように乗り換えの無い交通手段が便利かも知れません。

伊丹空港から大阪駅までアクセスするのに、伊丹市営バスと阪急電車を利用する方法があります。それにはまず、伊丹空港から26系統のバスに乗車して阪急伊丹駅に行きます。

その間の所要時間は約16分で、料金は210円となりますが、道路の混み具合によって所要時間が長くなることがあります。阪急伊丹駅からは、阪急電鉄とJRを乗り継いで大阪駅にアクセスします。

伊丹空港から大阪駅までアクセスする際は、まず伊丹市営バスを使って阪急伊丹駅に向かいます。阪急伊丹駅からは、阪急伊丹線で塚口駅まで移動します。

阪急塚口駅からはJR宝塚線に乗り換えて大阪駅にアクセスすることができます。阪急伊丹駅バス停から大阪駅までの所要時間は40分弱、料金は390円となります。

伊丹空港から大阪駅までは、まず伊丹市営バスを使って阪急伊丹駅まで約16分でアクセスします。阪急伊丹駅からは阪急伊丹線で塚口駅まで約6分、塚口駅からはJR宝塚線で大阪駅まで12分ほどでアクセスできます。

このルートでの伊丹空港から大阪駅までの所要時間は、乗り換えも含めると40分から50分程度かかります。

それほど長い時間をかけてもこのルートを利用するメリットを挙げるとすれば、伊丹市営バスを利用すると、その途中の伊丹空港周辺には、飛行機の離発着が間近で見られる｢伊丹スカイパーク｣があり、その人気のスポットに立ち寄ることができるからです。

このルートは、急いで移動したい人には不向きのルートですが、時間に余裕があり、迫力のある飛行機の離発着を見たい人にはおすすめのルートと言えます。

伊丹空港から大阪駅まで行く方法として、伊丹市営バスや電車を使ってアクセスする場合の料金について説明しましょう。まず、伊丹空港から阪急伊丹駅までのバス料金は210円となります。

次に、阪急伊丹駅から阪急電車で塚口駅まで行き、塚口駅でJR宝塚線に乗り換えて大阪駅までの電車料金が240円となり、トータルでは450円と、大変リーズナブルな料金でアクセスできます。

伊丹空港から大阪駅まで行くのに、同じく伊丹市営バスを使ってJR伊丹駅にアクセスする方法もあります。このルートだと、伊丹空港からJR伊丹駅まで約15分から30分、料金210円でアクセスできます。伊丹駅からはJR宝塚線を利用して大阪駅に向かいます。

参考までに、伊丹空港から大阪駅までアクセスする場合に利用する伊丹市営バスでは、現金以外にもPiTaPa、ICOCAなどの交通系ICカードを使用することができます。

伊丹空港から大阪駅まで行く方法として、伊丹市営バスを使ってJR伊丹駅にアクセスする場合の所要時間は、混み具合により、15分から30分程度となります。

伊丹バス停からは、徒歩でJR伊丹駅に進み、JR宝塚線を利用して約14分で大阪駅にアクセスできます。伊丹空港から大阪駅までの通しの時間は、35分から50分程度かかります。

伊丹空港から大阪駅まで行くのに、伊丹市営バスを使ってJR伊丹駅にアクセスする場合の料金について説明しましょう。

まず、伊丹空港からJR伊丹駅までの市営バス料金は210円です。JR伊丹駅から大阪駅までの電車料金が240円となりますので、トータルでは450円と、阪急伊丹駅を経由するルートと同じリーズナブルな料金となります。

この方法で伊丹空港から大阪駅まで行く場合、混み具合にもよりますが、運が良ければ阪急伊丹ルートより5分程度速くアクセスできる場合があります。

伊丹空港から大阪駅までアクセスするのに、タクシーを利用すると、どれぐらいの料金と時間がかかるのでしょうか。その場合におすすめするタクシーは、定額料金制のタクシーです。

メーター制のタクシーの場合、混雑が激しいと停車時間中にもメーターがぐんぐん上がってしまいますが、定額料金制タクシーの場合は、メーターを気にせずにアクセスできます。

ただし、定額料金制タクシー利用の場合、前もって予約する必要があり、時間指定をする時は500円の予約代金が発生します。

伊丹空港から大阪駅まで、タクシーを利用してアクセスする場合、メーターを気にしないで済む定額料金制のタクシーがおすすめです。前日までに予約を入れておくと、伊丹空港の北ターミナルでは到着出口付近で、南ターミナルではタクシーレーンの場所で待っていてくれます。

伊丹空港から大阪駅までを予約した定額タクシーは、案内板を掲げているためすぐ探すことができます。ただし、荷物の個数には制限があるので注意が必要です。

伊丹空港から大阪駅まで、定額制のタクシーを利用してアクセスする場合の所要時間は25分程度と、空港リムジンバスより若干速く移動できます。

タクシーは、伊丹空港から大阪駅まで乗り換え無しで運んでくれるので、便利なことは言うまでもありませんが、途中の道路が混雑していればかなり遅れることも予想され、時間の読めない点がデメリットとなります。

伊丹空港から大阪駅まで、定額制のタクシーを利用してアクセスする場合、料金は3400円程度となります。ただし、高速道路を利用する場合は、高速料金が加算されます。

定額制のタクシー利用の場合、リムジンバスや電車を利用して伊丹空港から大阪駅までアクセスする場合と比べて割高となる点は否めません。

ただし、荷物が多い時や、家族連れ等で人数の多い時には、タクシーを利用すると、大阪駅どころか、自宅までそのまま座って行けるため大変便利です。また、3人か4人で割れば1人1000円前後の計算となります。

伊丹空港から大阪駅まで、車を利用してアクセスする場合は、まず伊丹空港から大阪府道10号線を走って大阪空港港出口Aに進みます。

大阪空港港出口Aからは、阪神高速道路11号線･池田線などを走り、東大阪北インターで降りれば大阪駅方面にアクセスすることができます。車利用の場合もタクシー同様、道路の混雑具合によって所要時間が大幅に変わってきます。

伊丹空港から大阪駅まで、車を利用してアクセスする場合、まず伊丹空港から国道176号線を走り、大阪空港港出口Aに入ります。

大阪空港港出口Aから中国豊中出口Bまで阪神高速道路11号線･池田線を進み、中国豊中出口Bから吹田ジャンクションまでは名神高速道路を走ります。吹田ジャンクションから東大阪北インターまでは近畿自動車道を進み、大阪駅方面にアクセスします。

伊丹空港から大阪駅まで、車を利用してアクセスする場合、伊丹空港から中国豊中出口Bまでは約5分、中国豊中出口Bから吹田ジャンクションまでは約8キロほどありますので、伊丹空港から大阪駅までは、道路が混雑していなければ25分程度でアクセスすることができます。

ただし、タクシー利用の場合同様、途中の道路が混雑している場合は、通常の場合よりかなり遅れることを覚悟する必要があります。

伊丹空港から大阪駅まで、車で高速道路を利用してアクセスする場合、ガソリン代と高速代金がかかります。

ETCで高速料金を支払う場合は、大阪空港港出口Aから中国豊中出口Bまでの阪神高速道路11号線･池田線の料金が420円、中国豊中出口Bから吹田ジャンクションまでの名神高速道路の料金が470円、吹田ジャンクションから東大阪北インターまでの近畿自動車道の料金が640円、合計で1530円となります。

ETCを利用せず、一般の高速料金を支払う場合は、2080円とかなり割高になるため、ETCの利用をおすすめします。

伊丹空港から大阪駅までアクセスする方法は幾つもありますが、どの方法を選択するかは、利用者の目的によって変わってきます。料金の安い方法、短時間で行く方法、乗り換えの少ない方法、座っていく方法など、アクセス方法により、それぞれメリット、デメリットがあります。

ここでは、伊丹空港から大阪駅までアクセスする方法について、バスや電車、タクシー、車などによる移動方法の情報を取り入れながら説明してみました。伊丹空港を利用する際は、是非この情報をお役立て下さい。