西成の治安は悪いのは今も同じ？危険な場所についても徹底解説！

大阪で治安の悪い町と言われている「西成」。西成は昔から犯罪率が高く、過去の歴史に残る事件も発生しているため、全国的に名前が知れています。治安の悪い危険な場所もいくつかあります。

西成は大阪でも美味しいグルメがたくさんあるので、徐々に観光客が増え始めています。今回はそんな大阪でも治安が悪いと有名な西成の治安情報をまとめてご紹介します。

治安の悪いと言われている西成は、治安を改善するためにさまざまな取り組みが実施されています。実際にこの改善対策のおかげで犯罪率が低下しており、徐々にですが住みやすい町へと変わってきています。

改善対策が進む中で、いまだに西成は危険な場所があります。危険だと言われている地区では夜遅くに出歩かないようにし、小さい子供連れの方は周りに充分注意しながら観光を楽しむようにしてください。

西成は大阪市内でも治安の悪い地区として知られ、過去に発生した「西成暴動事件」のイメージが強く全国的にみても治安が悪いと言われています。ガラの悪い人も多く、街中を歩いているだけで危険を感じる場所も。

西成は犯罪の発生率も多く、軽犯罪から重い犯罪まで起こっています。過去の事件と合わせると大阪でもデータ的に多くなっているので、初めて西成へ訪れる方は事前に治安情報をチェックしておきましょう。

大阪の西成は、東京の山谷・横浜の寿町と並ぶ「日本三大ドヤ街」の1つとして知られています。ドヤ街とは日雇い労働者が多く住んでいる町のことを言い、西成は今でも日雇い労働者が暮らしています。

1960年の高度成長期以降、日雇い労働者が多く集まった地区として西成は有名になりました。日雇い労働者が多く集まったことによって起こった事件もあるので、大阪の歴史に欠かせない地区でもあります。

日雇い労働者が多いことで、激安な安宿をはじめ路上生活者も多く暮らしています。現在でも西成にある公園内で生活してる人も多く、昼間からお酒を飲んで騒いでいるとも言われています。

大阪でも治安が悪いと言われる西成は、かつて調査した治安の良さランキングで24区中21位をいう結果を出しています。西成は地元の方からも危険な場所としてのイメージが強く、子供連れの方をあまり見かけません。

現在の西成はさまざまな治安改善が行われていますが、犯罪率も高いことでまだまだ治安の悪いイメージが抜けていないのが現状です。安い宿や美味しいグルメがあるので、徐々に観光客も増え続けています。

大阪市内で治安の悪い西成は、かつて事件が起こったことで日本一治安の悪い町でした。現在は大阪府警や自治体の協力のもと治安改善が行われており、日本一治安の悪い町からは回避されています。

ですが、日本一治安の悪いイメージが強いので、日本最大のスラム街とも呼ばれています。危険な場所はゴミが落ちていたりと街並みも汚く、外で寝ているホームレスがいたりと昼夜問わず怖い印象があります。

2018年の犯罪認知件数でもまだ西成は低い順位にあります。日本一治安の悪い西成からは回避されていますが、地元の方もあまり近寄らない雰囲気なので初めて行く方は注意しましょう。

大阪府警察は毎年、西成の治安に関する情報として犯罪認知件数を発表しています。犯罪統計の確定版のデータは犯罪の発生率が低い順に掲載されており、西成に関してはどの犯罪も発生率が高めになります。

西成は大阪でも放火や路上強盗など命に係わる犯罪も多く、数々の事件が報道されています。また、2019年には包丁片手に西成地区を徘徊していた男性が、パチンコ店で客を数人刺した事件も発生しています。

西成は放火の犯罪も多く、2018年には連続5件の不審火も発覚。グルメや宿の安い西成地区ですが、興味本位で行ってしまうと思わぬ事件に巻き込まれてしまうかもしれません。

西成が一気に治安の悪いイメージがついた有名な事件「西成暴動」。西成区のあいりん地区で起こった暴動事件で、暴動は約60年間、24回繰り返して発生していた驚きの事件でもあります。

第1次西成暴動は昭和36年8月1日。警察による交通死亡事故処理に不満を抱いた日雇い労働者が抗議をはじめ、約5000人もの労働者が参加しました。放火や暴動の中心的な西成署への投石など数多くの事件が一斉に発生。

当時は西成署の周辺に多くの警官がパトロールしていたそうです。現在はこの西成暴動に参加していた労働者のほとんどが高齢化しており、2008年の暴動が最後と言われています。

西成は今でも治安の悪い危険な場所が点在しています。西成暴動の起こったあいりん地区をはじめ、地元の方も近寄らない危険な場所もあるので初めての方は初めに目を通しておきましょう。

治安が改善されている地区もありますが、残念ながらいまだに事件の多い場所もたくさんあります。夜はなるべく出歩かないようにし、危険だと言われている場所は興味本位で近づかないようにしてください。

西成で最も治安の悪い危険な場所「あいりん地区」。西成のあいりん地区は地元の方にも「近づくな」と言われる危険な場所で、あいりん地区のちょうど真ん中の位置に「西成警察署」が設置されています。

西成警察署は西成の暴動の中心地でもあり、今でもたびたび日雇い労働者が警察官に衝突しています。暴動が起こるたびに地区を閉鎖しているとも。西成区は4人に1人が生活保護を受給しているのが現状です。

あいりん地区のメインストリースを進んでいくと「萩之茶屋南公園」があります。萩之茶屋南公園はホームレスが生活している公園で、怪しい薬を販売している危険な場所なので注意してください。

飛田新地は別名「飛田遊郭」とも呼ばれる治安の悪い危険な場所です。大阪でも有名な歓楽街があり、飛田新地料理組合が運営しています。組合があるので、ルールさえ守れば安心して観光を楽しむことができます。

組合が本格的に治安改善に取り組んでいるので、ここ数年は目だった犯罪や事件が起こっていません。ですが、基本的に飛田新地は歓楽街が広がっているので女性の方はあまり歓迎されていません。

女性がくると「冷やかし」と思われてしまう可能性が高いです。また、飛田遊郭には今でも女性が働いており、1人1人のプライバシーを守るために街中での写真撮影は固く禁止されています。

大阪市で治安の悪い西成でも、安全に過ごすためにポイントがあります。まず、西成に移住したい方は、不動産に相談しましょう。とくに子供のいる家族連れの方は、治安の悪いエリアを避けて紹介してくれます。

西成の危険な場所へは、夜の時間帯に行かないようにしてください。とくにあいりん地区はホームレスのたまり場になっており、男性が1人で行くと売春婦に声をかけられたとの声も寄せられています。

西成へは女性1人で行くのはなるべく避けるように。昼間からお酒を飲んで、いつ暴動が起こるかわからないので必ず大人数で移動するようにしましょう。万が一行く場合は大通りなど人の多い場所がおすすめです。

治安改善が進められている西成は、今では住みやすい治安の良い場所もたくさんあります。治安の良い場所は移住したい方に人気が高く、子供連れも多く住んでいるのでファミリーで西成へ行きたい方におすすめです。

西成の治安の良い場所は駅付近に集中しているので、観光客の方にも人気があります。また、おしゃれなホテルやカフェも立ち並んでいるエリアなので、海外からの観光客からも注目されています。

西成でも玉出駅周辺は住宅街が広がっており、治安の良い場所として人気です。24時間営業しており、大阪でも激安なスーパー「スーパー玉出」があり、周辺には学校も点在しているので家族連れにおすすめ。

商用施設や観光地がないため、住んでいる人以外ほとんどいません。そのため、防犯意識の高い人が多くあまり見ない不審者がいた場合はすぐに通報されます。また、頻繁にパトロールを行っています。

玉出駅の西側には工業地帯が広がっているので、トラックも多く行き交っています。ですが、南側は閑静な住宅街でのんびりとした時間が流れているので、西成へ移住を考えている方は必見です。

大阪の高級住宅街・帝塚山がある治安の良い場所「聖天坂駅」。治安改善のために街頭防犯カメラがたくさん設置されており、近年街並みも整備されているので移住者が増え続けています。

西成でも道がとても広く、夜の時間帯でも街灯が多いので安心して歩くことができます。高級住宅街以外は大阪の下町雰囲気が残る場所なので、不審者があればすぐに通報してくれます。

聖天坂駅付近にはたくさんの公園が設置されています。中にはお年寄りがお昼からお酒を飲んで騒いでいると言われる公園もあるので、子供だけで遊びに行くのは避けるようにしましょう。

西成の区役所や区民センター、消防車があり、頻繁に防犯パトロールが行われている「岸里駅」。玉出駅の近くに位置しており、居酒屋が少ないので夜に出歩いても安心して帰ることができます。

岸里駅は西成でも比較的新しい駅になっているので、かなりきれいに整備されています。また、観光スポットとして人気の「天神ノ森天満宮」があり、あの豊臣秀吉も安産祈願をしたという歴史があります。

大阪でも治安が悪いと言われている西成は、治安改善のためにさまざまな取り組みが開始されています。実際に治安改善の取り組みによって治安が良くなっており、危険な場所も少なくなりました。

西成地区すべてで改善されているわけではありませんが、地域の人々やボランティア団体、警察署の連携によって改善が続けられています。犯罪件数も減ってきているので、住みやすい町へと変わっていきます。

西成地区は大阪府でも防犯カメラが数多く設置されています。とくに治安が悪いと言われる危険な場所には防犯カメラがたくさんあり、犯罪が起きてもすぐに対処できるように工夫が施されています。

監視カメラは事件の早期摘発に繋がっており、最悪の事態になる前に警察が対処することが可能です。防犯カメラは駅付近をはじめ、住宅街や治安の悪い細道にも設置されています。

パトロールと合わせて犯罪を抑制する重要なアイテムなので治安改善に欠かせない方法です。西成で治安が良くなった背景には、この防犯カメラがあります。

西成はもともと交番がいくつか設置されていましたが、治安改善のために交番を移転・拡充しています。交番を移転することでさらに広範囲の犯罪を抑制することができ、治安の悪い場所も良くなっています。

また、拡充させることで麻薬犯罪や暴行に特化した警察官がすぐに出動できるようになしました。事件に合わせてすぐに対処できるように取り組みされているので、徐々に治安改善へと繋がっています。

治安改善として最も重要なのは「パトロール」。西成は以前、パトロールは警察官しか行っていませんでした。単なる人手不足でパトロールしきれない場所もあり、治安の悪さに繋がっていたと言われています。

ですが、最近の西成はこのパトロールを強化。青パトや警察官でのパトロールはもちろん、学校周辺では保護者やボランティア団体によるパトロールも行われています。パトロールが増えたことで、犯罪を抑制できます。

西成をはじめ、大阪市内ではひったくり事件が多発しています。そのため、西成区役所ではひったくりの防止策として「ひったくり防止カバー」を無料配布しており、自転車に簡単に取り付けることができます。

ひったくり防止カバーを設置することでほぼ100%ひったくりを防止することができ、被害が減るのを期待。デザインも数種類用意されており、安心して西成地区内を自転車で散策することが可能です。

ひったくり防止カバーは配布している時期が異なるので、西成区役所の公式HPをチェックしておくのがおすすめ。ママチャリなどどの自転車のカゴでも合わせやすいので、ぜひ利用してみてください。

全国的に治安が悪いと言われている大阪市の「西成」。西成は過去に大きな事件を起こしており、日雇い労働者やホームレスが多いことで町全体が治安の悪いイメージに思われています。

ですが、最近の西成は治安改善に力を入れているので、住みやすい町へと変わってきています。西成は大阪でも美味しいグルメスポットが点在しているので、治安状況を確認しながらぜひ足を運んでみてください。