大和郡山市は大和の歴史を感じられる町！おすすめスポットやグルメを紹介！

奈良県の北部に位置する大和郡山市は、「お城」と「金魚」が有名な城下町です。市のシンボルである郡山城は県下最大級の城郭で、桜の名所として知られています。

江戸時代に郡山へ伝わった金魚は、藩士の副業として養殖が奨励され、やがて郡山の一大産業へと発展しました。人と金魚が長年共存してきた郡山では今なお、町のいたるところで金魚を見ることができます。

大和の歴史を体感できる大和郡山市には、日本の古き良き風景を楽しめる観光スポットが数多く点在しています。大和郡山市内を散策しているだけで、タイムスリップしたかのような景色が広がっています。

大和郡山市のシンボルである、「郡山城跡」。平成29年3月より天守台展望施設が一般公開されました。天守台の石垣には、さかさ地蔵や羅生門の礎石など転用石があります。天気の良い日には奈良・薬師寺・若草山から三輪山まで一望できます。

大正時代に建てられた木造三階の建物です。登録有形文化財に指定されており、大和郡山市の観光名所として注目されており、平成30年1月から一般公開しています。

町家物語館は堅固な構造の下、良好な保存状態で現在に至ります。内部には意匠を凝らした欄間や上質な数寄屋造りの小部屋など特殊な建築技法を各所に取り入れた遊郭建築ならではの造形美を創出しています。

大和の環濠の代表例と言われ、教科書でも紹介されている観光名所です。集落の北東隅には「七曲り」と呼ばれる幾重にも折れ曲がった構造が見られます。環濠と大和棟が同時に見られる場所として、奈良県の景観資産に登録されています。

かつては村の周囲に濠をめぐらして外敵と洪水から守り、利水を目的にした中世の遺構です。環濠自体もほぼ完全な形で残されており、市指定文化財でもあるので、見る価値があります。

染物屋が集まっていた紺屋町。代々染物屋を営んでいた奥野氏が廃業された後、市が箱本館「紺屋」として再生しました。

道筋の中央には水路が通り、独特の雰囲気を体感できます。この水路の水はお城の堀から流れ出ており、染めた布や糸を晒していたと言われています。

館内には金魚コレクションや金魚の水槽、おいしいコーヒーも楽しむことができます。また、染物屋を営んでいた頃の様子を見学することができます。藍染の商品も展示されており、藍染め体験も行っています。市内散策の休憩所として利用可能です。

大和郡山市内には、奈良県でも人気のご当地グルメが充実しています。お土産としておすすめの特産品も多く、観光客から注目を集めています。

赤膚焼とは奈良の五条山(赤膚山)周辺の土を使って焼成される焼き物です。大和の雅陶と呼ばれ、赤みを帯びた乳白色をしています。現在は奈良県の伝統工芸品に指定されており、奈良市や大和郡山市に窯場があります。

場所によって陶器の販売や、手作り体験教室を開いています。陶芸初心者の方でも丁寧に教えてくれるので、安心して取り組むことができます。

郡山城主であった豊臣秀長が、兄の秀吉を茶会でもてなすために作らせたお菓子です。その後、郡山城の入り口に当たる場所で販売していたことから、「お城の口餅」と呼ばれるようになったと言われています。

全国の鶯餅の原型ともいわれ、厳選した大粒の小豆と近江産の餅米、国産青大豆のきな粉を使用しています。一口サイズで、400年続く歴史あるお城の口餅は今でも伝統製法により注文を受けてから手作りで製法しています。

大和郡山市特産のいちじくを原料にしたワインで、さっぱりとした甘味が特徴です。大和郡山市は奈良県内のいちじく生産量の9割を占めています。

歴史の深い大和郡山市は、昔から伝統のある体験施設が充実しています。昔ながらの手法で作られたアイテムは、旅の思い出品としても人気があります。

大和郡山市でおすすめなのが「藍染め体験」です。古くから伝わる藍は色の美しさだけでなく、虫除けなどさまざまな効果があるといわれ、現在でも多くの人々に愛されています。「すくも」を使った天然灰汁発酵建てという昔からの方法で染料を仕込んだ藍で、ハンカチなどの染め体験ができます。

大和の歴史、そして金魚の町として人気のある奈良県の観光名所「大和郡山市」。大和郡山市はタイムスリップしたかのような町並みの中、のんびりとした時間を過ごすことができます。

子供から大人まで貴重な体験ができる施設が充実しており、昔の生活の知恵を目の当たりにすることが可能です。ぜひ、奈良県へ観光の際は「大和郡山市」へ足を運んでみてください。