スノーピーク「ランドステーション」の魅力や張り方をチェック!
アウトドア用品の専門メーカーである「スノーピーク」から出されている「ランドステーション」は、張り方にさまざまなバリエーションがあり、使い方が自由になると人気です。ランドステーションの魅力やおすすめポイントについて紹介します。
スノーピーク「ランドステーション」の魅力
「ランドステーション」は、スノーピークから出されている「次世代タープ」です。いわゆるボックス型タープと呼ばれるものですが、さまざまな使い方ができるということで評判となっています。
キャンプを趣味にしている方はその時の状況により、ソロキャンプをしたり、グループで出かけたり、またデイキャンプをしたりといろいろな楽しみ方をします。そのたびに違うテントを持っていくのは効率的とは言えません。
そのためその時の状況に合わせていろいろな使い方ができるタイプのテントが近年では人気となっています。その一つが「ランドステーション」です。そのおすすめポイントを紹介していきましょう。
大人数のキャンプでも活躍
ランドステーションのおすすめポイントの一つが、大人数でのキャンプに対応できるという点にあります。「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、ランドステーションはサイズが大きく、大人数でも問題なく使うことができるのです。
最初にランドステーションは次世代タープと述べました。タープというのはテントのリビング部分になりますから、グループでキャンプに行った時の食事などの場所として使われます。
そのため、サイズがたっぷりあるということは、大人数でのキャンプでもみんなが余ることなく入って使えるということになりますから、とても使い勝手がいいということになるわけです。ランドステーションの大きな魅力の一つと言えるでしょう。
いろいろな使い方ができる
スノーピークのランドステーションのもう一つの魅力は、使い方のバリエーションが豊富であるということです。先ほどタープはキャンプの際のリビングと述べましたが、日中はリビングとして、夜は就寝スペースとして使うことができます。
ランドステーションは単純な構造でできているので、ポールの配置を変えることでさまざまな張り方ができます。さまざまなバリエーションでの使い方ができるため使い勝手がいいという点がおすすめです。
スノーピーク「ランドステーション」のラインナップ
スノーピークの「ランドステーション」はいくつかのタイプがあり、好みに合わせて選ぶことができます。グループで使うことが多い場合と、ソロや少人数で使う場合とでは同じサイズというわけにはいきません。
そこでまず、スノーピークのランドステーションのラインナップと、それぞれのタイプの違いについて紹介します。まずはここから、どれがいいのか選んでいくことをおすすめします。
生地の種類
まずはランドステーションに使われている生地についてです。ランドステーションの生地は基本的に、150Dポリエステルオックスに遮光ピグメントPVコーティングをかけています。さらにそれにUVカットと撥水加工を施しています。
このようにすることで、生地の耐水性を高めるとともに、しっかりと影を作り、暑い時期でも安心して使えるようになっています。その分ランドステーションは幅広い天候に対応でき、いつでもキャンプを楽しめるようになっているのです。
スタンダードライン
ランドステーションのスタンダードラインの生地は今紹介した生地であり、ルーフ部の耐水性が3000ミリミニマムとなっています。それでいて、タープの生地は特にごわごわと厚くはなく、ごく標準的なものとなっています。
今述べたように、耐水性が高く、しっかりと日陰もできるようになっていることから、快晴の時から雨の時まで安心して使えるのがこのタイプのランドステーションと言ってよいでしょう。
アイボリーライン
ランドステーションのアイボリーラインは2017年モデルとして発売され、それと同時に大人気となりました。この特徴はテントでありながらアイボリーという白っぽい色をしている点にあります。
ランドステーションのアイボリーラインの生地は先ほどのスタンダードタイプと同じファブリックなのですが、遮光ピグメントPUコーティングではなく、ふつうのPUコーティングが施されているという違いがあります。
遮光がついていないと暑い時は心配に感じる方もいるかもしれませんが、これでも一般的なテントの生地に比べると高機能であり、特に心配なく使うことができます。
Proライン
ランドステーションにはProラインというタイプもあります。こちらのタイプは生地の部分に210Dポリエステルオックスを使っているという違いがあります。
この210Dポリエステルオックスというのはテントのフロアシートなどにも使う厚みのある生地で、より耐久性が高く、剛性も高いタイプとなります。そのため悪天候などへの対応もできますし、商品としての持ちもよいということになります。
頻繁にキャンプに行くという方であれば、多少値が張ってもこちらのランドステーションにすると、安心してより長く使うことができるでしょう。
サイズ展開
次にランドステーションのサイズ展開についてです。先ほども述べたように、ランドステーションは全体にサイズが大きくできており、その分多人数での使用にもおすすめという点が魅力の一つです。
とはいえ、ソロキャンプが多い方と10人近くでキャンプをすることが多い方とでは、同じテント、タープでいいということにはなりません。
そこで具体的に、ランドステーションのそれぞれのサイズはだいたい何人くらいで使うのがおすすめなのかという点についても紹介します。
Mサイズ
まず、ランドステーションのMサイズです。Mサイズは長辺が740センチ、短辺が460センチが目安となります。つまりMサイズと言っても一般的な大型のレクタタープより一回り大きいのです。
このサイズは、小さな区画サイトやフリーサイトではややサイズ的にぎりぎりという感じです。高規格キャンプ場の区画サイトをよく利用する方なら大丈夫でしょう。
なお、ランドステーションのMサイズの定員は4名から6名ですから、家族でキャンプに行く方におすすめのサイズとなります。今述べたようにサイズ的には大きめですので、余裕をもって使うことができます。
Lサイズ
ランドステーションはLサイズもあり、実はこちらの方が人気となっています。Lサイズは長辺が885センチ、短辺が510センチで、Mサイズよりも一回り大きくなります。
こちらは区画サイトではなく、フリーサイトで大人数で使うというのにおすすめのサイズです。定員は6名から8名となっていますが、宴会場として10人以上で利用しても狭苦しくなく使うことができます。
なお、ランドステーションはこの他にテントやタープを設営する必要がないため、この人数が定員となっています。ですから、いろいろ設置するのに比べれば、実際にはさほど大きいという感じにはならないかもしれません。
スノーピーク「ランドステーション」の口コミ
このように大きなものを購入する際には、やはり使い勝手などを事前にチェックしたいところです。特にランドステーションはサイズが大きいので、実寸サイズだけでは今一つイメージできないところもあるでしょう。
そこで次に、ランドステーションを実際に使った方はどのような感想を持ったのか、その口コミをいくつか紹介します。これらの口コミを参考にしながら、どれを選ぶか考えることをおすすめします。
ランドステーション(スタンダード)の口コミ
まずはランドステーション(スタンダード)の口コミからです。口コミで特に評価されているのは、さまざまなアレンジができるという点です。
暑い時間帯は風を通すようにすると簡単に日陰を作ることができ、涼しく過ごせて、夜はフルクローズにすれば安全に寝ることができます。またグループで宴会をする場合にも使いやすいです。
ただし、ランドステーションの場合、張るスペースはそれなりに必要なので、フリーサイトなどが選べるならそちらの方がおすすめということでした。
男性
女性
アレンジが多様にあり、季節や使う人数などによって幅広い使い方が出来るタープです。2人でいくときは山岳テントを中に入れたカンガルースタイルが定番ですが、グルキャン時の宴会場として登場回数多いです。
ロープも入れると幅は取るので、気兼ねなく建てれるフリーサイトでの使用が多いです。
ランドステーションアイボリーの口コミ
一方、ランドステーションアイボリーは、やはりその色合いが人気のポイントになっていることがわかります。
アイボリーはキャンプ場でも目立ちますし、日中は光が入るので明るく、夜は逆に光が外に逃げていくので映えるという口コミが見られました。
いろいろな形で使えるなどの点は、ランドステーションのスタンダードタイプと同様に評価が高く、人数などに合わせてさまざまな形で使って楽しんでいる様子が口コミからもうかがえます。
女性
様々な形に変形します。
設営も人数に合わせて変えられて考えながら設営するのが楽しいです。
ポールは沢山持ってた方がいいです。
男性
アイボリーということでキャンプ場では目立ちますし、使っていて気持ちいいです。
ランドステーションPro.の口コミ
次にランドステーションProの口コミです。こちらはサイズが大きいこともあって、広いスペースを使う、つまりグループや家族でキャンプに行く機会が多い方に特に人気と言うことがわかります。
特に全開放した時の開放感はかなりの高評価で、しかも影もしっかりでき、風もよく通るため快適に使えるという口コミが見られます。
天候や風向きによりさまざまな使い方ができる点はランドステーションのシリーズを通じたおすすめポイントであり、口コミでもとても評価が高いです。これしか使っていないという口コミもあるほどでした。
男性
キャンプ歴はもう直ぐ10年です。テントは三種、タープもスクリーンタープも持っていますが、これを買ってからはこればっかり使っています。
女性
天気や風向きで開け方を自在にアレンジ出来る楽しい幕です。
スノーピーク「ランドステーション」の張り方&バリエーション
先ほど、スノーピークのランドステーションはいろいろな使い方のバリエーションがあることが魅力の一つと述べました。しかしそのさまざまなバリエーションの使い方が難しければ、結局はバリエーション豊富に使うことはできません。
そこで次に、ランドステーションの基本的な張り方の手順と、それを応用させた使い方のバリエーションについて紹介します。まずは基本的な張り方をマスターし、いろいろな使い方を覚えていくとよいでしょう。
張り方の手順
まずはランドステーションの張り方について紹介します。ランドステーションは張り方のバリエーションが多いということから、難しいのではと考えがちですが、張り方そのものは普通のタープと変わりません。
まず、ランドステーションを地面に広げ、メインポール用にペグを左右に2本仮打ちし、ガイドロープをかけます。つぎにランドステーションの上部にメインポールを差し、立ち上げます。
ランドステーションがうまく立ちあがったら、メインポールのペグをしっかりと打ち込み、安定させます。次に裾を下ろし、フロントとリアのパネルに短かいウイングポールをたてて、ペグダウンして完成となります。
バリエーション①基本形
このように、基本的なランドステーションの張り方は普通のタープと変わりません。この基本的な張り方をもとにして、使い方にあわせてバリエーションをつけられるのがランドステーションの魅力です。
基本形は全体を下ろしたフルクローズとなります。これは夜に寝る時などにおすすめのタイプです。フルクローズと言ってもファスナーで出入り口が複数あるため、開ければ風通しをよくできます。
なお、ランドステーションの場合、生地に遮光加工がされているため、この基本形の形だと中が暗く感じるかもしれません。その場合は付属しているルーフテープを使い、ランタンを下げて明るくすることをおすすめします。
バリエーション②雨を防ぎ出入りしやすく
雨降りの時、フルクローズにしておけば濡れることはないのですが、やはり暗いですし、外にも出にくくなってしまいます。そのような時は屋根のような部分を作り、室内は濡れにくくする張り方がおすすめです。
まずフロントパネルの部分をハーフオープンにし、ポールを立てて屋根を作ります。次にフロントパネルに収納されたパネル部分とサイドウォールの部分をファスナーで閉じて壁を作ります。
こうすれば、開口部が大きくありませんから、素早く中に入ることができますし、サイド部分はしっかり閉じているので、雨が吹き込みにくくなります。通気性もあり、快適に過ごせるでしょう。
バリエーション③フロントパネルをハープオープン
雨が降っておらず、気温もさほど高くないというのであれば、前に述べたフロントパネルをハーフオープンにするのに加えて、先ほど閉じたサイドのファスナーを開けて使うのがいいでしょう。
この場合、フロントパネルの両端はガイドロープを使ってペグダウンさせることで、通気性よく、適度な日陰もできて使いやすくなります。ハーフオープンさせるのは風下側にします。
寝る時はガイドロープを外してサイドのファスナーを閉じ、フロントパネルをおろせばそのままテントとして使えます。このようにいろいろな使い方ができるのがランドステーションの魅力の一つです。
バリエーション④開放的なレクタタープ風
最後に、ランドステーションを使ってパーティーなどをしたい場合におすすめの、レクタタープ風の使い方を紹介します。この張り方はフロントパネルの部分に高さのあるポールを使い、大きくはね上げます。
フロントとリア、両方をはね上げるようにすると、さらに開放感が出ます。通気性もよくなるので、暑い時期に快適に過ごしたい時にもおすすめです。
なお、この時にフロントパネルのポールに伸縮性のあるものを使うと、夕方になり太陽が沈んできた時、西日を避けるように下げて行くこともできます。これも使い方のバリエーションと言っていいでしょう。
人気のランドステーションでキャンプをもっと楽しもう!
スノーピークのランドステーションは、天候や使い道によりさまざまな使い方のバリエーションがある点が魅力であり、さまざまな工夫ができるアイテムです。ぜひランドステーションのその魅力をいかして、有効に使ってください。
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