おすすめのスキーゴーグルを紹介!
ゴーグルは、スキーやスノボを安全に楽しむのに欠かせないアイテムですが、種類が多くどれを選んだらいいか迷ってしまうことがあります。スキー・スノボ用ゴーグルにはレンズの種類が多岐にわたり、デザインも様々なものがあります。
そこでここでは、スキー・スノボ初心者のために、ゴーグルの選び方のポイントや人気ブランド、おすすめのゴーグルをご紹介します。記事を参考にして、自分に合った使いやすいゴーグルを選んでください。
スキーゴーグルの必要性
スキーやスノボを安全に楽しむためには、専用のゴーグルが必要です。スキーやスノボ用のゴーグルはクリアな視界を確保し、目へのダメージを予防するようデザインされています。
紫外線を防ぐのが目的ならサングラスで代用できると考えられそうですが、サングラスは落として失くしてしまったり、転倒した時に割れてしまったりする危険性があります。スキーやスノボ専用のゴーグルを使うようにしましょう。
紫外線から目を守る
雪面は紫外線の反射率が非常に高く、裸眼のままスキーを続けていると目へのダメージが大きくなります。晴れた日の雪面の反射率は80%で、コンクリートの照り返しの5%や水面の照り返し30%と比較しても、反射率は非常に高くなっています。
曇りの日でも、雪面では晴れた日の50%の反射率があると言われていて、天気にかかわらずスキーゴーグルを着用して目を守る必要があります。
雪目になってしまうことも
雪目とは、強い紫外線を長時間浴び続けたことで起きる病気で、正式には雪眼炎(せつがんえん)といいます。紫外線によって角膜が傷つき、涙が止まらなくなったり、ゴロゴロとした痛みが生じたりします。
重症になると、目が充血して赤くなったり、激痛が走ったりします。雪目は数時間後に症状が現れるので、スキー場から帰ってきて雪目の症状が現れたら、眼科に相談するのがおすすめです。
雪・雨の中での視界を良くする
スキーゴーグルは、安全面から考えても着用することがおすすめです。山の天気は変わりやすく、スキーやスノボをしていたら急に雨や雪が降ってくることもあります。
雪や雨が顔に直接あたると、目を開けていられず視界が悪くなります。前方がよく見えないままスキーやスノボをしていると、アクシデントに巻き込まれることがあり非常に危険です。安全を確保するためにも、スキーゴーグルを着用しましょう。
スキーゴーグルの選び方のポイント
スキーゴーグルは進化がめざましく、様々な機能を備えたものが販売されています。レンズの種類も多く、初心者はどんなスキーゴーグルを選んだらいいか迷ってしまうこともあります。そこでここからは、スキーゴーグルの選び方のチェックポイントをご紹介していきましょう。
可視光線透過率が50%前後のものを選ぶ
スキーゴーグルの選び方で、まずチェックしたい点は可視光線透過率です。可視光線透過率とは取り込まれる光の量を数値で表したもので、数値が小さいほど光をカットする割合が高くなります。
スキーやスノボでは可視光線透過率が低すぎると視界が暗くなってしまうので、50%前後がおすすめです。50%前後であれば曇りの日にも対応できます。ナイターの場合は90%の製品がおすすめです。
レンズの形状の種類で選ぶ
スキーゴーグルの選び方で、次にチェックしたい点はレンズの形状です。ゴーグルのレンズには平面と球面の2タイプが主流です。それぞれメリット・デメリットがあるので、自分のスタイルに合わせた選び方をするといいでしょう。
平面レンズ
ゴーグルの選び方でまずチェックしたいポイントは、平面レンズか球面レンズかという点です。平面レンズは視界の歪みが少なく、普段見ているような視界なので違和感があまりありません。
顔にフィットしやすく、初めてのスキーゴーグルとしてもおすすめです。デメリットとしては、平面レンズは柔らかく、傷が付きやすいという点があげられます。
球面レンズ
球面レンズは丸みを帯びたアーチ状のレンズで、視界が歪みやすく最初は慣れが必要です。レンズが湾曲しているため、ゴーグルの中のスペースが大きく、曇りにくいのがメリットです。
また球面レンズは硬度が高く、傷つきにくいという特徴があります。平面レンズに比べて値段が高いのですが、耐久性が高く長く使えるレンズとして人気があります。
曇りを防ぐダブルレンズタイプを選ぶ
ゴーグルの選び方で、次に重視したいポイントはダブルレンズを選ぶという点です。ダブルレンズとは2枚のレンズを重ねたもので、レンズとレンズの間にスペースがあり、レンズの内側が曇りにくいのが最大のメリットです。
スキーやスノボでは視界を確保したいので、できるだけダブルレンズを選ぶのがおすすめです。人気ブランドのゴーグルはほとんどがダブルレンズですが、選び方のポイントとしてチェックするようにしてください。
レンズの機能で選ぶ
人気ブランドのゴーグルには様々な機能が付いています。ゴーグルの選び方のポイントとして、それぞれの機能をチェックするのがおすすめです。ゴーグルの機能には、UVカット、偏光レンズ、調光レンズなどがあります。それぞれの特徴を見てみましょう。
UVカットレンズ
UVカットレンズとは、文字通り紫外線をカットするレンズのことです。雪山では平面よりも紫外線の影響が強いので、しっかり紫外線を遮ることができる100%UVカットのゴーグルがおすすめです。価格は少し高くなりますが、ゴーグルの選び方では重視したいポイントです。
偏光レンズ
偏光とは雪面に反射した光のことで、雪山では偏光が乱反射して雪面が見にくくなってしまいます。偏光レンズには一定方向の光のみを取り入れ、他の光はカットするという機能があります。
偏光レンズは不要な光をカットするためギラつきが少なく、雪面が見やすくなります。また凸凹など雪面の状態がはっきりと分かるので、レンズの選び方のポイントとしてチェックしておくといいでしょう。
調光レンズ
調光レンズとは、紫外線量に反応してレンズの色や濃さが変わるレンズのことです。強い光を浴びると濃い色になり、紫外線の少ない場所では色が薄くなります。
レンズの濃さが自動的に変わるので、時間や天候に合わせてゴーグルを変える必要がなくなり非常に便利です。1日中スキーやスノボを楽しみたい人にもおすすめです。
視界を広くしたいならフレームレスを選ぶ
ゴーグルの選び方で次にチェックしたいポイントは、フレームです。レンズの強度が上がったことから、最近はフレームのないフレームレンズが増えてきました。レンズ交換が簡単なので、天気や時間に合わせてレンズを交換することもできます。
フレームレンズは視野が広いことから、人気を集めています。またデザイン性が高く、おしゃれなスキーゴーグルを探している方にもおすすめです
天候や時間帯に合ったレンズの色を選ぶ
ゴーグルのレンズは時間帯や天候によって見方が変わるため、ゴーグルの選び方ではレンズの色も考慮するのがおすすめです。オレンジやピンクはどんな天候でも比較的見やすい全天候対応の色としておすすめです。
悪天候やナイターにおすすめなのがイエロー系、晴天におすすめなのがブルー系やスモーク系のレンズです。ただしブルー系やスモーク系はナイターでは見づらくなります。
購入時に必ずフィッティングをする
スキーゴーグルの選び方で重要なポイントは、必ずフィッティングをするという点です。フィッティングでは、ゴーグルを装着した時の見え方や視界の広さをチェックしてください。
また顔にぴったりとフィットし、隙間がないかチェックすることも大切です。隙間あると空気が中に入って曇りやすくなります。また帽子やヘルメットなどのギアとの相性もチェックするといいでしょう。
スキーゴーグルとスノボゴーグルの違いは?
基本的にスキーゴーグルとスノボゴーグルの区別はなく、選び方の違いもありません。しかしスキーヤーに人気のブランドと、スノーボーダーに人気のブランドは少し異なります。初めて選ぶ時は、自分の顔にフィットするものや好きなブランドの中から選ぶといいでしょう。
スキーゴーグルの人気ブランド
スキー・スノボ用ゴーグルは様々なブランドから販売されています。選び方に迷った時は、人気ブランドから選ぶのもおすすめです。ここからは、スキー・スノボ用ゴーグルの人気ブランドをご紹介しますので、参考にしてお気に入りのゴーグルを見つけてください。
SWANS(スワンズ)
SWANS(スワンズ)は、創業100年を超える山本光学が手掛けるブランドです。山本光学は1911年に眼鏡用のレンズ加工メーカーとしてスタートし、1972年からスポーツ用のサングラスやゴーグルを製造しています。
日本人の目に適したレンズと顔にフィットしたフレームを製造している国内ブランドで、品質の高さには定評があります。初心者からプロ仕様まで、様々な製品がラインナップされています。
DRAGON(ドラゴン)
DRAGON(ドラゴン)は1993年にカリフォルニアで誕生したブランドで、スポーツサングラスやゴーグルを製造しています。
日本で販売されているドラゴンのゴーグルは、全て日本人向けに開発されたJAPAN FITモデルとなっています。日本人の瞳や顔にフィットした、視認性の高いレンズが人気を集めています。
OAKLEY(オークリー)
OAKLEY(オークリー)は1975年にカリフォルニアで誕生したアイウェアブランドです。モトクロス用のハンドグリップからスタートし、1980年からスポーツサングラスやゴーグルを製造しています。
オークリーはレンズ技術の高さで知られていて、多くのプロスキーヤーから愛用されています。オークリーのゴーグルは米軍特殊部隊にも採用されていて、品質の高さがうかがわれます。
SMITH(スミス)
SMITH(スミス)は1965年にアメリカのアイダホ州サンバレーで誕生したアイウェアブランドです。アメリカでは、スミスのスノーゴーグル・スノーヘルメットの全国シェアはトップレベルで、大変人気のあるブランドです。
スミスのゴーグルは、シーンごとにレンズ簡単に交換できる「I/O(アイ・オー)」呼ばれるシステムで知られています。また曇りにくいことでも有名で、常に快適な状態で使用できます。
DICE(ダイス)
DICE(ダイス)は、SWANS同じように山本光学が手掛けているブランドです。どちらかと言うとSWANSはスキーヤーに人気のあるブランドで、DICEはスノーボーダーに人気があるブランドです。
DICEもレンズ技術の高さで知られ、日本人の顔にフィットするフレームが注目されています。機能面でも様々な工夫が凝らされていて、ハイクオリティなゴーグルとしておすすめです。
Anon(アノン)
Anon(アノン)は、1977年に誕生したアメリカの人気スノーボードブランド「バートン(Burton)」が手掛けるゴーグルブランドです。日本ではあまり知られていませんが、世界のトップスノーボーダーに愛用されている人気ブランドです。
スタイリッシュなデザインとレンズのクオリティの高さは定評があり、Anonのヘルメットやフェイスマスクとの相性も抜群です。
おすすめのスキーゴーグル11選
スキー・スノボ用の人気ブランドをご紹介しましたが、ここからはおすすめのゴーグルをご紹介していきます。海外や国内の人気ブランドの中から、スキーヤーやスノーボーダーに人気の高いおすすめのモデルをご紹介しますので、ゴーグルを選ぶ時の参考にしてください。
①OAKLEY フォールライン XM
OAKLEY フォールラインはフレームレスのゴーグルで視界が広く、ヘルメットとの互換性が高いことからスノボ用ゴーグルとしても人気があります。ぴったりと顔にフィットするようMとLサイズがあります。
レンズのバリエーションが豊富で、29色が揃っています。簡単にレンズ交換ができるので複数用意しておくのもおすすめです。オプションでハイスペックのPRIZMレンズを装備するのもいいでしょう。
②DICE スキーゴーグル BANK
DICEのBANKはビッグフレームで視界が広く、ワンタッチで換気ができる「A-BLOW SYSTEM」を備えています。レンズ内部の曇りを最小限に抑えることができ、スノボやスキーの際には大変便利です。
レンズのバリエーションが豊富で、偏光レンズ、ウルトラレンズ、傷が付きにくいMITレンズなどがあります。フレームのカラーも豊富でウェアとのコーデも楽しめます。
③SMITH バイス ゴーグル
SMITHゴーグルは、傷が付きにくく耐久性の高い「CARBONIC-X LENS」というレンズを使っています。レンズ内側には特殊加工が施されていて、曇りにくくスノボやスキーで活躍します。
バイス(VICE)はセミリムレスフレームと呼ばれる、一部分のみフレームが付いているスタイリッシュなデザインのゴーグルです。ストラップは調整しやすく、使いやすいと好評です。
④Anon スキーゴーグル
Anonのスキーゴーグルも種類が豊富で、様々なモデルが揃っています。最新モデルは「M2 ローブリッジフィット ゴーグル」で、球面レンズを採用したフレームレスのゴーグルです。
ハイコントラストのPERCEIVEレンズを採用していて雪面が見やすくスノボ用としても人気があります。レンズ交換も簡単で、スタイリッシュなデザインのゴーグルとしておすすめです。
⑤DRAGON ゴーグル NFX2
DRAGONのNFX2は、最上位モデルX2に比べて安い価格で購入できる中位モデルです。ビッグレンズを使った視界の広いゴーグルで、曇りにくいのが特徴です。
スペアレンズのカラーバリエーションが豊富に揃っています。日本人向けにデザインされたジャパンフィットモデルで顔にフィットしやすく、バックル式ストラップを使っているので着脱も簡単です。
⑥SWANS リッジライン スキーゴーグル
リッジライン スキーゴーグルはSWANSの最新モデルで、従来のモデルよりも視界が20%広いビッグレンズを使っています。ハイブリッドフレームは、ソフトでありながら耐久性が高く、使いやすいと好評です。
「A-BLOW SYSTEM」を搭載していて、ゴーグルの内部を素早く換気し曇りにくくなっています。レンズの種類も豊富で、メガネ対応となっているのもおすすめのポイントです。
⑦GIRO CONTOUR
GIRO(ジロ)は、アメリカ西海岸発のスキー・スノボ用のヘルメット・ゴーグルを扱う人気ブランドです。ZEISS社と共同開発した、最新テクノロジーを使ったVIVIDレンズを搭載していて、コントラストの高いクリアな視界が好評です。
CONTOUR(コンツアー)はフレームレスのスタイリッシュなゴーグルで、素早くレンズ交換ができるクイックチェンジシステムを搭載しています。
⑧OAKLEY フライトデッキ XM
フライトデッキは視界の広いフレームレスデザインのゴーグでで、「3DデュアルPlutoniteレンズ」という曇りにくいレンズを採用しています。またベルトの裏側には滑り止めが付いていて、ニット帽やヘルメットをかぶっていてもずれにくくなっています。
フライトデッキにはLサイスとMサイズがあり、XMは旧モデルとなります。小さめのゴーグルを探している方はMサイズがおすすめです。
⑨SWANS ROVO スキーゴーグル
ROVOはSWANSのハイエンドモデルで、独自に開発したミラーインサートテクノロジー(MIT)レンズを搭載しています。レンズの内側にミラー層を配置しているためミラーが剥がれず、視界に色ムラがないのが特徴です。
また「A-BLOW SYSTEM」を搭載しいるため曇りにくく、常に快適な状態で使用できます。ROVO専用のスペアレンズも種類が豊富です。
⑩OUTDOORMASTER スキーゴーグル YH110
OUTDOORMASTERは、2015年に香港で誕生したアウトドア用品のブランドです。低価格の商品が多く、子供用や初心者用のゴーグルを探している人におすすめです。
スキーゴーグル YH110はフレームレスデザインで、球面のダブルレンズを使っています。曇り止めコーティングが施されているので、クリアな視界が期待できます。交換レンズも豊富に揃っています。
⑪AXE ゴーグル AX888-WMP
AXEは75年以上の歴史を持つスポーツサングラスの国内ブランドです。AX888-WMPは、AXEのゴーグルの中でもハイスペックのモデルで、スリムでキリッとしたデザインが人気です。
曇り止めを施した偏光レンズを採用していてギラつきが少なく、雪面の凸凹がクリアに見えます。ヘルメットや大型メガネにも対応していて、メガネをかけたままでも着用できます。
スキーゴーグルのメンテナンスの仕方
ここからはスキー・スノボ用ゴーグルのお手入れ方法をご紹介します。ゴーグルはもともと耐久性が高いのですが、長く快適に使うためにはメンテナンスが必要です。ゴーグルの洗い方や保管方法についてお知らせしましょう。
使用後は1日乾燥させる
スキーゴーグルに汗や皮脂、化粧品などが付いたままにしておくと、レンズが劣化したり傷ついたりすることがあります。スキー後は流水でレンズ面を指先でなでるように洗ってください。
この時、お湯で洗うとレンズを傷めるので水で洗うようにしてください。汚れが酷い場合、中性洗剤で洗える製品もあります。洗った後は、水分を柔らかい布で拭き取り、よく乾燥させてください。
乾燥剤を入れたハードケースで保管
ゴーグルをよく乾燥させたら、乾燥剤を入れたハードケースで保管するのがおすすめです。ケースに保管していても、圧力がかかると製品が変形する場合があるので、ケースの上に重い物を乗せないようにしましょう。
保管場所は高温多湿の場所を避け、直射日光の当たらない場所がおすすめです。特に調光レンズは、紫外線の当たらない暗い場所に保管するようにしてください。
自分に合ったスキーゴーグルを見つけよう!
スキー・スノボ用のゴーグルの選び方や人気ブランド、おすすめの製品などをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。スキー・スノボ用ゴーグルは様々なタイプがあり、デザインも豊富に揃っています。
ゴーグルを購入するときは機能をチェックし、必要な機能が備わっているか確認してください。またなるべく試着をし、自分の顔にフィットするかチェックするといいでしょう。
本記事では初心者にも使いやすいおすすめのゴーグルをご紹介しましたので、記事を参考にして自分に合ったゴーグルを選んでください。
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