ポータブルクーラーのおすすめ13選！車中泊やキャンプ用の人気商品も！

全国的に猛威的な暑さが続く近年の夏、どうやって「涼」を確保するかは切実な問題になりつつあります。

オフィスやキャンプ、車中泊などの他、火照った体をピンポイントでクールダウンするのにぴったりのアイテムがポータブルクーラーです。ポータブルエアコンやミニクーラーとも言われる新しい冷房機器を詳しくご紹介します。

ポータブルクーラーは、室外機のない場所でもコンセントやUSBに接続するだけで簡単に使用できる注目の冷房器具です。従来のクーラーと違い、設置場所の制限が少ないため、好きな場所から冷風を送れるのが魅力です。

夏場の車中泊やキャンプで大活躍の冷房器具、ポータブルクーラー、ポータブルエアコンについて詳しくご紹介します。

全国の自治体では都心を中心にアイドリングストップ条例が施行されています。条例では緊急自動車や冷凍車など以外は基本的には駐車時にエンジンを切ることが義務づけられていますが、そういったアイドリング禁止の場所でもポータブルクーラーなら車内の温度を快適に保てます。

本格的なクーラーを設置するためには、大掛かりな室外機の取り付けが必要になり、エアコン代の他に工事費として1～2万円程の費用がかかります。しかし、ポータブルクーラーやポータブルエアコンは室外機の取り付けが不要なので、その分手軽に使うことができます。

ポータブルクーラーは世界的にも市場規模が拡大傾向にある電化製品です。日本でも国内外を問わず多くの商品が展開されていて、初めてポータブルクーラーを購入する場合は、どれを選べば良いのか迷ってしまいます。ポータブルクーラーを選ぶ際の選び方のポイントをご紹介します。

ポータブルクーラーで最も重要なポイントとなるのが冷却能力の高さです。選び方の基準となるのは、kwの単位で表記されている数字です。数値が高いほど冷却能力が高く、低いと冷却能力も低くなります。

冷却能力はポータブルクーラーのサイズに比例する傾向にあり、大型のものほど冷却能力が高く涼しく感じ、0.3kwを下回るクーラーは30度を超えるような高温多湿な環境ではほとんど涼しさを感じることはできません。

ポータブルクーラーには、テーブルに設置することができるコンパクトなものから比較的大型サイズのものまで幅広いサイズの製品があります。

どんな場所に設置し、どんな使い方をするのかによって適切なサイズを選ぶのがおすすめです。キャンプや車中、オフィスなど、どこで使うのかを明確にしてから購入するのがおすすめです。

ポータブルクーラーを色々な場所で使用したい場合は、持ち運びのしやすさも重要になります。小型のものはハンドルがついているもの、大型のものはクーラー本体の両サイドに取っ手があるものがおすすめです。

小型のものは、本体そのものを持っても簡単に運ぶことができますが、アウトドアなどで使用する時にはハンドルがあるととても便利です。

ポータブルクーラーをデスクや寝室で使いたい場合は、静穏性も選ぶ際の大事なポイントになります。小型のポータブルクーラーは比較的静かなタイプが多く、大型モデルは音が大きい傾向にあります。

数値の目安としては、60dBが日常会話、40dBがオフィス内での小声の会話程度の大きさと言われています。

ポータブルクーラーやポータブルエアコンは、電源もポータブルな場合が多く、容量や定格出力をきちんとチェックしておく必要があります。必要な場所できちんと起動するかどうか、また何時間連続使用できるのかの2点をチェックしましょう。

一般的なポータブルクーラーの消費電力は100～350w程度ですが、中には550wほどの電力を消費する商品もあります。冷却能力の高いポータブルクーラーは消費電力が高いのが一般的です。1500wの最高クラスのポータブルクーラーの使用可能時間は4～5時間程度です。

室内機と室外機が別々で室外機によって排熱と排水を行う通常のクーラーと違い、ポータブルクーラーは、その役割を一台で担う必要があります。

そのため、ポータブルクーラーは排熱と排水のためのホース付のホース式と発生した水分を気化するノンドレン式の2種類のタイプで展開されています。

ノンドレン方式のポータブルクーラーは、冷却によって発生した水分を気化して排気と一緒に排出するため、排水ホースや排水のための手間がかからないのがメリットです。小型のポータブルクーラーやポータブルエアコンに多く、ホースを設置できない場所や卓上で使用する場合に便利です。

ホース式タイプのポータブルクーラーは、冷却時に排出される高温のドレン水を本体に溜めず稼働するので、常に冷却性能が落ちないのがメリットです。長時間の使用やドレン水の排出などの手間を省きたい場合におすすめです。

リモコン付きや風向きをコントロールできるような機能があれば、ポータブルクーラーをより快適に使うことができます。ルーバーが調節できたり、冷風側にもダクトが付けられると、冷却能力が低いものでも体に直接冷気をあてることができ、涼しく感じます。

ホースによって排熱や排水を行う、排水なしで使える便利で人気のポータブルクーラーをご紹介します。機能的で真夏のキャンプや車中泊でも使えるホース式は、快適なキャンプを楽しみたい方にはぜひおすすめです。

リモコンや除湿、加湿、空気清浄など機能が充実しているポータブルエアコンです。サイズも大きすぎず、重量は13kgほどありますが、キャスターがついているので平らな場所での移動も楽に行えます。

ダクトを冷風側に取り付けることで風の向きを調整することができますが、排熱ダクトを別に用意しなければなりません。冷却応力はあまりなく、ルーバーが本体上部にあるので下まで風が届きにくいのも難点です。

本体サイズは幅37.5×奥行28.5×高さ50cmで、重量は13.2kg、消費電力は341wで、タンク容量は2.6Lです。

口コミでは車中泊で使ったというものが目立ちました。日が当たる日中はほとんど効果がないようですが、夜寝る時には重宝しているようです。また、室内で使っている人も多いようで、排熱用の排気処理をすることでしっかり機能するようです。

冷風側にダクトを取り付けてあり、対象にピンポイントで冷風を当てることができるポータブルエアコンです。最大1.5m伸びる排熱ダクトと3mの排水ホースが付属していて、排熱、排水がしやすく、車中泊やキャンプにも向いています。

静音性は強風モードで67dBの許容範囲、取っ手がついているので運びやすいのも魅力です。風向き調節と風量の調節もできます。

本体サイズは幅20.4×奥行26.3×高さ26.3cmで、重量は13kg、消費電力は最大127w、タンク容量は200mlです。

車中泊やキャンプ用ではあるものの、口コミでは空間全体を冷やすことはできない様子が伺えます。そのため、あくまで一人の車中泊やキャンプで、ピンポイントで自分に風を当てるのにおすすめです。

クーラーボックスのような形状で、フロンガスの代わりに氷を入れて使用する省エネのポータブルクーラーです。静音性は高いものの、冷風による温度の低下はほとんど望めません。

排水と排熱の手間がかかりませんが、使用するたびに氷を用意する手間がかかり、連続して使うことができません。また、カビが発生しないように庫内を清掃する必要もあります。本体サイズは幅55×奥行30×高さ31cm、重量は4.5kgです。

口コミからは、キャンピングカーや車中泊で快適に利用している人が多いことがわかります。ただし、満足度は人それぞれで、値段の割に冷えないという感想を持っている人もいるようでした。氷の塊を入れると冷たい風が出るようです。

室内機と室外機が分かれている通常のルームエアコンと同じように使える人気のポータブルエアコンです。空間全体の温度を5℃以上下げることができ、しっかりとした熱交換できるのが魅力です。

吹き出し口からは冷たい空気も出て、ルーバーは下に向けられるので寝ながら直接風を当てることもできます。また、リモコンがついているので操作も楽です。真夏のキャンプや車中泊にぜひおすすめです。

本体サイズは幅40×奥行18.5×高さ39cm、重量は室内機が6kg、室外機は12.8kgです。消費電力は373w、タンク容量は700mlです。

口コミでは、車中泊で大活躍している様子が伺えます。真夏の暑い日でも快適で、アウトドア好きの方にはぜひおすすめです。小型の発電機でもしっかり作動するのも嬉しいポイントです。ただし、設置に多少手間がかかるのが難点です。

乾燥、パワフルな冷風、除湿ができる1台3役のオールシーズン使えるポータブルクーラーです。持ち運びに便利なとってもついて、満水時には運転を停止し、メロディでお知らせします。本体サイズは幅25×奥行38.6×高さ60cm、重量は13.5kg、消費電力は冷風時220wです。

口コミでは冷却機能よりも除湿機能が高く評価されていて、エアコン替わりに使うには少々能力不足のようです。本体からの発熱がひどく、冷気と本体の熱でプラスマイナスゼロになってしまうようです。

超音波式でミストを発生させる人気のポータブルクーラーです。風量3段階で、ミスト噴霧モードの切り替えや首振り機能もあります。USB給電、携帯充電器の使用が可能です。本体サイズは幅15.3×奥行16.3×高さ26cm、重量は1.2kgです。

口コミでは、静かで冷却能力も高いことが伺われます。値段の割には機能性も高く高コスパ、ミストの水の補充も簡単にできる点も評価されています。メインではなく、補助的に利用するのもおすすめです。

キャンプや車中泊で高い冷却能力を発揮する人気のポータブルエアコンです。静音モードにしてもなかなかの音がするため、音に敏感な方にはおすすめできません。

3段階の風量調節が可能で、強風はとても強い風ができます。切り替えは操作しやすいタッチパネルで、取っ手ついているので持ち運びも便利です。

給電方式は、壁コンセント、ポータブル電源、発電機、サブバッテリーです。除湿機能やタイマー機能などはなく、シンプルな構造です。本体サイズは幅26×奥行58.3×高さ31.5cmで、重量は10kgです。消費電力は210wです。

キャンピングカー、ハイエースの車中泊では役立ったとの口コミがありました。省エネなのも評価されていますが、音の大きさだけは気になる人が多いようです。軽量で持ち運びしやすい点も高評価です。

卓上コンパクトで軽量な持ち運びできる人気のポータブルエアコンで、モバイルバッテリーで屋外でも使用可能。電源は他にコンセントとUSBにも対応しています。

風量切り替えは4段階あり、特許出願済みのここひえオリジナル冷却技術で風量1のおやすみモードは図書館レベルの静音性です。

また、30°と70°の2段階調節で首振りができます。防カビ抗菌フィルターでカビ・菌を抑制します。本体サイズは、幅19×高20.1×奥行17.5cm、重量1.5kg、消費電力6W、タンク容量600mlです。

水を入れて使用するタイプのポータブルエアコンで、水の代わりに氷を入れたり、保冷剤を入れて使うと涼しさがアップして良いとの口コミがありました。とてもコンパクトなので部分的な使い方をするのに良いようです。

紫外線ライト、銀イオンのダブル除菌機能がついたパーソナルクーラーです。ダブル除菌効果で有害物質を除去し、綺麗な空気を出します。

ミストとファンで快適な冷風を送風し、低電力で長時間稼働するのも魅力です。本体サイズは、幅14.4×奥行16.5×高さ16.1cm、重量0.9kg、消費電力は10w、タンク容量は500mlです。

口コミではデスクで使っているという人が多いようでした。それなりに冷たい風は出ますが、高温多湿の状況ではあまり効果はないようです。ピンポイントで涼むにはぴったりのポータブルクーラーです。

自然で穏やかな涼風が魅力の人気のポータブルクーラーです。本体の水タンクとポケットの両方に保冷剤を入れ、風量は3段階で切り替えが可能、ルーバーを左右にスイングさせることもできます。

本体下部にキャスターがついているので部屋間の移動も楽にできます。冷風と送風の2つの機能があり、リモコンも付属しています。電源はコンセントです。

本体サイズは幅27×奥行31×高さ60cm、本体重量は5.0kgです。タンク容量は5.0L、消費電力は65wで、タイマーは1～12時間まで1時間単位で設定可能です。

口コミではキャスターつきで移動が楽なのが魅力であることがわかります。今回紹介するポータブルエアコンの中では大型ですが、女性でも家の中を軽々移動できるので、家の中のあちこちで使うのにも便利です。

ノンドレイン式は排水の手間がかからないのがメリットですが、除湿の機能のついたものはタンクに溜まった水を定期的に捨てる必要があります。人気のノンドレイン式の人気のポータブルクーラーを3選ご紹介します。

風量を3段階で設定でき、風向きも上下で切り替えができる人気のポータブルクーラーです。冷風、除湿、送風運転が可能で、ドレン水も内部の熱によって蒸発させることができるので手間がかかりません。本体サイズは幅28.6×奥行32×高さ70cm、重量は22kg、消費電力は620wです。

口コミでは、性能に満足している人が多い印象を受けました。ただし、ダクターを取り付けるのに最適な窓の大きさがあるので、自宅の窓のサイズをしっかり確認する必要があります。静音性はそれほど高くないようです。

換気、除湿機能が搭載されている人気のあるおすすめのポータブルクーラーです。キャスター付きで移動も楽にできるのも嬉しいポイント。

排水の手間がかからないノンドレン方式採用で、リモコンも付属しています。本体サイズは幅31.5×奥行39.5×高さ77cm、重量は380gで、消費電力は490wです。

口コミの評価も高く、特にしっかり冷える点が評価されています。ただし、サイズが大きく、重量もあるため初めの設置に苦労したというひとも多く見受けられました。排水の処理が多少面倒でもあるようです。

冷房、送風、除湿機能のある人気のポータブルエアコンです。室外に排熱を逃がすため、室内でもより快適に使用できます。本体サイズは幅37×奥行34.5×高さ70.5cmで、重量は22kg、消費電力は690wです。

6畳くらいの部屋なら問題なく冷やすことができるようです。静音性に関しては、音が気になるという口コミも多くみられ、気になる方はクーラーの下に防音マットなどを敷いて工夫して使うと良いようです。

ポータブルエアコン、ポータブルクーラーの中でもとりわけコンパクトで持ち歩きに便利な人気のポータブルクーラーをご紹介しましょう。

ちょっとした涼をとるには最適なアイテムで、デザイン性にも優れているため、おしゃれなキャンプシーンやオフィスにおすすめです。人気のポータブルクーラー3選をご紹介です。

携帯性が良く、デザイン性にも優れていますが、冷却能力は高くありません。空間の温度を約1℃下げることができますが、心地よさを感じるほどのパワーはありません。強モードの音は72dBと高めです。本体サイズは幅22×奥行33×高さ41cm、重量は6.5kg、消費電力は128wです。

コンパクトでおしゃれなデザインが魅力のポータブルクーラーです。フルパワーで使用してもテント内の温度は1℃ほどしか下がらないので、真夏のキャンプではあまり役に立ちません。

取っ手がついているので持ち運びは便利です。音は70dBと大きく、就寝時や仕事中にはあまり向きません。本体サイズは幅27×奥行26.6×高さ43.2cm、重量は10kgです。消費電力は170w、タンク容量は1.7Lです。

DCコンプレッサー採用していて、最小で最軽量のポータブルクーラーです。独自の熱交換器と機体設計で室温からマイナス7℃の冷風と除湿、送風の3つのモードが可能です。風量は3段階で設定可能、本体には取っ手がついているのでテレワークスペース、脱衣所など家中どこでも使えます。

排気用ダクトがついていて、1日で4.4リットルの除湿が可能で、環境温度は5～38℃の広い範囲で使うことができます。2、4、6時間の3段階のオフタイマー機能がついています。本体サイズは幅22×奥行22×高さ41.4cm、本体重量6.5kg、消費電力は160wです。

ポータブルクーラーやポータブルエアコンを購入する際や、使用する時にはいくつか注意点があります。抑えておくべきポータブルクーラー使用上の注意点を3つのポイントでご紹介します。ぜひチェックしておいてください。

ポータブルクーラーは、持ち運びできたり、室外機なしで設置することができる便利なクーラーですが、一般的なエアコン並の冷却機能を期待することはできません。冷却能力は通常のエアコンの4分の1～10分の1程度です。

例えば、真夏の車内をキンキンの状態に冷却することはできませんので、あらかじめ了解して購入する必要があります。

ポータブルクーラーを設置するのは排気や排水がしやすい窓の近くがおすすめです。ホースや本体に多少熱を持つ場合もあるため、できるだけ室内の温度を効率良く下げるためにも、窓の近くに置くようにしましょう。

説明書などにも記載されていますが、ポータブルクーラーのドレン水の排水については、各自治体の指示に従って処理する必要があります。どこにでも自由に捨てられるわけではないので注意する必要があります。

いかがでしたでしょうか。ポータブルクーラーは、設置場所が比較的自由な持ち運び可能な便利な人気アイテムです。キャンプや車中泊でも活躍するポータブルクーラーを上手に使って快適なアウトドアを楽しんでみてはいかがでしょう。