コストコのチョッピーノスープが絶品！作り方＆パエリアなどのアレンジレシピ5選

コストコのデリカに時々登場するチョッピーノスープが、自分で作るスープキットとしてリニューアルしました。以前は大きなバケツ型の容器に魚介がたっぷりと入っていて、温めるだけで簡単に食べることができました。

コスパがいい商品として人気だったチョッピーノスープですが、リニューアルされたスープキットも海鮮がたっぷりと入っています。鍋に材料を入れて自分で作るためひと手間かかりますが、値段が上がった分、内容量が増え、味もより美味しくなりました。

今回はそんなコストコのチョッピーノスープキットの作り方や味、パエリアなどのアレンジレシピをご紹介しましょう。

チョッピーノスープとは海鮮スープのことで、日本ではあまり知られていませんが、アメリカのベイエリアではよく食べられている料理です。チョッピーノスープはフランスのブイヤベースに似ていて、たっぷりの海鮮をトマトベースのスープで煮込んだものです。

もとはサンフランシスコに移住したイタリア人漁師が考案したと伝えられていて、チョッピーノという名前はイタリアの北西部の方言の「刻む」を意味するチュッピン（ciuppin）に由来しているそうです。

漁師がその日に獲れた魚のうち、売れ残った魚介を煮込んだのが始まりで、現在ではサンフランシスコ周辺の伝統料理として親しまれています。コストコのデリではそんなチョッピーノスープを扱っていて、人気を集めています。

それでは、コストコで販売されているチョッピーノスープの味や具材について、詳しく見ていきましょう。

コストコのチョッピーノスープは、以前は大きなバケツ型の容器に入っていましたが、現在はパンが入っているプラスチック容器と同じような入れ物に入っています。

中身は魚介類、野菜、スープの3種類です。スープは容器に入ったチョッピーノソースと小袋に入ったチキンブロスの2つに分かれています。魚介類は、大きな海老が5尾、その他にイカ、真タラ、あさり、ムール貝です。

その他にも野菜が豊富に入っていて、カットした玉ねぎ、セロリ、しめじ、ミニトマト、パセリ、レモンとなっています。

以前のチョッピーノスープは、すでにスープの中に魚介が入っていて、スープに雑味が出てしまったり魚介の鮮度が心配だったりしたのですが、キットになってからはその心配が少なくなりました。

さて味のほうですが、以前のチョッピーノスープよりも美味しくなったという口コミがたくさんあがっています。長時間煮込む必要がなく、すぐにできあがるのですが、スープに魚介の旨味が溶け込んで濃厚な味わいが楽しめます。

トマトの酸味と魚介とのバランスがよく、特に有頭エビが入っているため出汁の味が効いているのが特徴です。真っ赤な色をしていますが辛味はなく、子供でも食べられます。仕上げにレモンを絞ると、爽やかな風味になるのでお試しください。

コストコで販売されていたチョッピーノスープの内容量は1.8kgでした。上下2層になっていて、上の段には野菜や海老、下の段にはタイやイカ、あさり、ムール貝などが入ったスープが入っていました。

現在コストコで販売されているチョッピーノスープのキットの内容量は2.5kgあり、大人4～5人で食べられる量です。具材とスープに分かれていて、スープは小袋に入っています。

以前は容器からスープが漏れてしまう心配がありましたが、小袋入りになってからは、漏れる心配がなくなりました。

以前コストコで販売されていたチョッピーノスープの値段は1498円でしたが、現在販売されているチョッピーノスープキットの値段は2480円です。キットになって値段が1000円近くアップしましたが、具材がたっぷりと入っていて贅沢な味わいとなっています。

それではここからはコストコのチョッピーノスープの作り方について、説明していきます。以前のチョッピーノスープの作り方は簡単で、具材とスープを全て鍋に入れて温めるだけでした。

チョッピーノスープのキットになっても作り方はあまり変わらず、鍋で少し煮込むだけで簡単にできます。作り方のコツやアレンジなどについてもご紹介していきましょう。

チョッピーノスープの作り方はとても簡単です。まず玉ねぎのスライスやセロリのみじん切り、ミニトマトなどの野菜、ムール貝やあさり、タイなどの魚介や海老など、レモンとパセリを除く全ての具材を鍋に入れます。

タラやイカなどは食べやすい大きさにカットされていますし、しめじもバラバラになっていますので包丁を使う必要がなく、そのままの状態で鍋に入れることができるので便利です。海老は煮込むと硬くなってしまうので、最後に上に乗せるようにするといいでしょう。

次にチョッピーノソースと液体状のスープブロスを注ぎ、鍋を火にかけます。蓋をしてコトコトと15分ほど煮込みます。チョッピーノスープにはニンニクやハーブなどのエキスが溶けこんでいて、しばらくするといい香りがしてきます。

蓋を開けて、海老の色が赤くなっていたらできあがりです。海老は煮込むと小さくなってしまうので、最初から入れずにスープが沸騰してから入れると、身が硬くなり過ぎません。

作り方で注意したいことは、レモンのスライスとパセリは煮込まないという点です。レモンは食べる直前にスープに絞るようにし、パセリは盛り付ける時に飾るようにしてください。

コストコのチョッピーノスープのキットは具材がたくさん入っているので、これだけでも4～5人が十分に食べられる量です。しかし、他の魚介を加えてボリュームアップすることも可能です。

チョッピーノスープのアレンジレシピについては、後ほど詳しくご紹介しますので、参考にして美味しいアレンジレシピも楽しんでください。

チョッピーノスープの作り方は簡単ですが、気になるのが鍋の大きさではないでしょうか。チョッピーノスープの内容量は約2.5kgと大容量なので、一度に調理しようとすると大きな鍋が必要になります。

大きな鍋がなく一度に調理することができない場合は、半分に分けて調理するのもおすすめです。その際、液体のチキンブロスは一度小袋を開けてしまうと保存が難しいので、他の容器に入れ替えておくといいでしょう。

それでは、コストコで販売されているチョッピーノスープの賞味期限や保存方法を見ていきましょう。生ものがたくさん入っているチョッピーノスープは賞味期限が短いので注意が必要です。

またコストコの商品は大容量のものが多く、中には冷凍保存ができるものもたくさんありますが、チョッピーノスープも冷凍保存ができるかどうかチェックしてみましょう。

以前販売されていたチョッピーノスープも、現在販売されているチョッピーノスープのキットも賞味期限は短く、3日間となっています。これは生の海老や魚、貝などを扱っているためで、コストコで購入したら早めに調理して食べるのがおすすめです。

チョッピーノスープは購入したら冷蔵庫で保存し、賞味期限内に調理して食べるようにしてください。大容量なので小分けにして冷凍保存したいと考える方もいるかもしれませんが、魚介は生なので冷凍しないほうがいいでしょう。

またスープを小分けするのも難しく、野菜を冷凍保存すると風味が変わってしまう場合もあるので、冷凍保存には不向きです。調理済のチョッピーノスープも、冷凍保存せずに食べ切ってしまうことをおすすめします。

本場アメリカでは、チョッピーノスープの味はお店によって異なり、白ワインを加えて風味よく仕上げたり、レッドチリを加えピリ辛にしたりしたものなどがあります。

また独特の酸味があるサワードウパンと一緒に食べるのが定番で、残ったスープにパンを浸して食べると絶品です。コストコのチョッピーノスープも、残ったらリゾットにしたり、カレー粉を加えてカレースープにしたりとアレンジが可能です。

またチョッピーノスープを使うと、絶品パエリアが簡単に作れます。ここからはコストコのチョッピーノスープを使ったアレンジレシピをご紹介しましょう。

まず最初にご紹介するアレンジレシピは、チョッピーノスープを使ったリゾットです。チョッピーノスープの具材は全て食べてしまったけれど、スープが残ってしまったという時はリゾットにアレンジしましょう。

レシピの作り方は簡単で、残ったチョッピーノスープとご飯を鍋に入れて加熱し、沸騰したらチーズを入れ、塩・コショウで味付けをします。ご飯は冷凍ご飯でも残りご飯でも美味しくできます。

また翌日食べたい時は、コストコの冷凍シーフードミックスを入れてアレンジするのもおすすめです。この時、モッツァレラチーズを追加すると風味がよくなります。

さらにおすすめのアレンジレシピはドリアです。リゾットにチーズを振りかけオーブントースターで焼くだけで簡単にできます。

続いてご紹介するチョッピーノスープのアレンジレシピはパエリアです。パエリアの作り方は複雑そうに見えますが、チョッピーノスープを使うとフライパンで簡単に作れます。

大人向けには白ワインを使うと風味豊かに仕上がるので、ぜひ白ワインを使ったパエリアも試してください。

チョッピーノスープにはニンニクやハーブなどが含まれているので、特別に味を付けなくてもパエリアが美味しく仕上がります。魚介の出汁をたっぷりと吸ったパアエリアはクセになる美味しさで、リゾットはまた違った味わいが楽しめます。

パエリア風炊き込みご飯は、炊飯器で簡単に作れるアレンジレシピです。パエリアはハードルが高いという方は、炊飯器を使ってパエリア風炊き込みご飯を作ってみてはいかがでしょうか。

パエリア風炊き込みご飯は、パエリアとは違った味わいが楽しめます。またスープ自体に味が付いているため味付けが不要で、簡単に美味しく出来上がるのもメリットです。

シーフードカレーはとても簡単なアレンジレシピです。チョッピーノスープが残ってしまったら、翌日、カレー粉を加えてシーフードカレーにしてみてはいかがでしょうか。

スープ自体に味が付いているので、市販のカレールーを使うと味が濃くなり過ぎてしまいますので、アレンジレシピにはカレー粉を加えるのがおすすめです。500～600mlのスープに対し、カレー粉大さじ2くらいが目安です。

カレー粉によって味が異なるので、少しずつ味を見ながら加えてください。具材が少なかったら、冷凍シーフードを加えても美味しくできあがります。

最期にご紹介するチョッピーノスープのアレンジレシピは、スープパスタです。スープパスタもリゾットと同じように簡単に作れるので、チョッピーノスープが残ったらぜひ試してください。

作り方は簡単で、お好みのパスタを茹でたら、チョッピーノスープに加えるだけでできあがりです。パスタは硬めに茹でて、スープと一緒にお好みの硬さになるまで煮るといいでしょう。

仕上げにチーズや牛乳をプラスしても美味しくできあがります。また具材が少ない場合は、冷凍シーフードを加えるのもおすすめです。

コストコで人気のチョッピーノスープのキットについてご紹介しましたが、いかがでしたか。チョッピーノスープのキットにはムール貝や有頭海老、タラなど具材がたっぷりと入っていて、贅沢な味わいが楽しめます。

またコストコのチョッピーノスープはワインにもよく合い、パーティー料理としてもおすすめです。ホームパーティで作ってみてはいかがでしょうか。

チョッピーノスープは鍋で温めるだけで簡単に作れます。本記事では美味しい作り方のポイントや、アレンジレシピなどについてもご紹介しましたので、参考にしてコストコのチョッピーノスープを楽しんでください。