関(岐阜)でうなぎを食べるなら？おすすめのお店ランキング！

関には鎌倉時代に関西から流れてきた刀匠たちが300人ほどで村を作り、スタミナ源としてうなぎを食し、訪れた大阪商人にうなぎを振る舞ったことでうなぎ文化を育てて行きました。旧東海道上にあった浜松・名古屋と違って中山道から外れた関のうなぎは最近までごく一部しか知りませんでした。そんな伝統のある関のうなぎ屋のおすすめ店をご紹介します。

うなぎのさばき方や調理方法は、関東と関西で実は少々異なります。関東は「背割り」でさばき素焼きした後に蒸しますが、関西は「腹割り」で素焼きの後に蒸す工程は入りません。それにより関東はふわっとした仕上がり、関西は外皮がパリっとした仕上がりになります。

一説によると武士文化の関東では「腹を割る」は切腹をさすため縁起が悪いということから、うなぎは背開きとなったようです。逆に関西は商人文化のため「腹をわって話せるように」と腹開きになったと言われています。地方によっていろんなやりかたがあります。

岐阜県関市にあるうなぎを味わえる店の中でも有名なお店です。アクセスも他店と比べどちらかというと不便な場所にありながらこの人気をほこるのは、やはりこの店が提供してくれる味ですね。炭の香り感じられるほどパリっとした外側なのに、中はふっくらしたホワホワの身。この絶妙な焼き方に甘辛のタレでいただくうなぎは絶品です。

店の前で待つ人も多いのですが、40台ほど停められる駐車場もけっこう混雑します。ランチは11時から14時まで、夕食は17時から20時までとなっていますので、まずは開始1時間前に一度並びを入れたほうが無難ですが、営業時間真っ只中でも車さえ停められれば大丈夫です。待機リスト記入時に渡されるベルが鳴るのをゆっくり車の中で待ちましょう。

住所：岐阜県関市山王通1-3-29 TEL：0575-22-9566

しげ吉と同じく関市で高い人気をほこるうなぎ屋です。この店では天然うなぎをおいしくいただけます。入口のすぐ左には厨房と焼き場はあり、創業してから150年受け継がれてきた「切ってから焼く」手法を垣間見ることができるので見学されることをおすすめします。香ばしい香りに誘われるお店です。

しげ吉と比べるとうなぎに若干焼きが入っている感じがするのですが、中はふっくらふわふわの状態。お米でいうとおこげとふわふわゴハンという感じです。タレの味はしっかりしていて申し分ないのですが、しげ吉と比べるとすこしサラっとしています。つゆだくな感じが好きな人にはおすすめです。

駐車場は専有と共用が店の近くにあり、混雑はしていますが、少し待てば車を停めることができます。店内もしげ吉ほどではないですが混雑しますので、電話にて予約を取られることをおすすめします。予約時間には遅れないように早めの到着を目指すのがおすすめです。

住所：岐阜県関市本町5-14 TEL：0575-22-0220

老舗が多い関市の中で最も勢いのある新し目のうなぎ屋さんです。もともとは魚屋の店先で焼いたうなぎを提供していたのですが、そのうなぎがウマい！と評判をよび店舗を構えることになったそうです。老舗の店は長年かけて作った風情のある建物とはいきませんが、新しく小奇麗なところでうなぎを食すのもよいですね。

魚屋が前身ということで庶民的な味と思いきや、岐阜県関市にある老舗よりもすべてが上品です。うなぎ焼き方はやはり強火で外カリ、中フワ。一番の特徴はタレを自分でかける方式なので、好みの量をかけていただけます。ご飯は少し固めで他のうなぎ屋さんよりも若干控えめな量となっています。

住所：岐阜県関市西本郷通7-11-9 TEL：0575-23-0777

岐阜県関市のうなぎ屋でも少し異彩を放っています。炭火を使って一気に焼き上げる独特のスタイルにより、うなぎの色が他店を比べても黒いのです。コゲているのではと思いつつ口に入れると見た目と違い中がふわっとしていて、表面はカリっとしています。タレの味も見た目よりあっさりしており美味しくいただけます。

この店は粉山椒ではなく、山椒の実がうなぎとともに運ばれてきます。これを小さいすり鉢ですっていくことで山椒のフレッシュなにおいが食欲をそそります。自分で作った山椒をちょっとかけて食べられるうなぎも他ではなかなかないですね。

住所：岐阜県関市平和通4-5-1 TEL：0575-22-0639

「老舗」このワードには日本人なら誰でも期待値が高まりますよね。ここは岐阜県関市のうなぎ屋の中でも老舗中の老舗。明治7年の創業以来、現時点で七代目と地元からも愛され続けてきたうなぎ屋です。長年つけたし続けて受け継がれた秘伝のタレは甘味と辛みが混ざり合ったまさに「ザ・うなぎのタレ」おすすめの味です。

明治七年にはうなぎ串の専門店として店がスタートしたせいか、火加減は関市にある他店を比べると少し強火で焼かれます。そのため外側が厚めのクリスピー感が感じられますが、真ん中はホワッとしたやわらかさをキープしています。うなぎのクリスピー感が少し厚めの分、この若干甘めのタレがマッチしています。

住所：岐阜県関市東門前町21 TEL：0575-22-0415

隠れ家的なお店です。自宅を改造した場所に定員が4から6名のお座敷でいただくうなぎは、注文が入ってからご主人がさばいており、天然物と思えるうなぎ本来の弾力を感じられて美味です。タレは少々甘目ですが、はちみつをつかっているため非常にまろやかなお味です。人気の高い「うな丼　上」がおすすめです。

席数が少ないお店なので予約は先にしましょう。予約と同時に注文をすることおすすめします。ご主人一人でされているため、注文が入ってからさばき焼くと一時間ほど待つこともしばしばです。先に注文をしておけば、伺った時間にあわせて温かいうな丼をご主人がもってきてくれます。

住所：岐阜県関市西本郷通6-1-10 TEL：0575-24-9606

だいえいはうなぎ専門店ではなく、日本料理の割烹としてうなぎを提供している人気のお店です。40年以上前の創業時からつぎたしてきた伝統のタレは魚の調理を知り尽くした職人の味です。もちろん焼き方もうなぎの美味しさを十分引き出した高級店ならではのいい塩梅です。

うなぎも美味しいのですが、天ぷらや炊き合わせなど他の旬のお料理もおすすめです。日本料理を極めた職人が丁寧な仕事をしてくれます。特に人数が多いときはいろんな料理を楽しんで岐阜関市の味を堪能してほしいものです。ゆっくりしたランチやディナーに向いたお店と言えます。

住所：岐阜県関市山王通2-2-20 TEL：0575-22-6988

岐阜県の清流板川の伏流水で蓄えたうなぎが食べられる川魚料理のお店です。うなぎは養殖もおいしいのですが、人気なのは脂の層が厚い天然物のうなぎです。天然物のプリプリ感の食感は明らかに養殖とちがって口の中で際立ちます。開店当時からつぎたし続けた変わらないタレの味の深さも人気の秘密です。

うなぎ以外で人気のメニューは徳兵衛定食です。いわなやあまご、鮎など川魚の塩焼きや揚げ物などがメインの定食はボリューム感も満点。副菜の山菜やタケノコなど旬なものもいただけ、味、食べごたえとも満足感を味わえます。山間にある土地でいただく新鮮な魚料理は格別ですよ。

山間にある徳兵衛茶屋は関駅近辺の街中のうなぎ屋と違い、自然を感じられます。板取川という清流のそばにある茶屋から川の流れを眺める優雅な時間。都会の喧騒を忘れてリラックスした状態でいただく料理は一味違うものに感じれることでしょう。

住所：岐阜県関市板取5822-1 TEL：0581-57-2440

岐阜県関市には名古屋のひつまぶしや浜名湖のうなぎ屋よりも安くておいしいコスパの高いうなぎを提供するお店がたくさあんあります。関西風はちょっとと思っている方も一度食べると技術の高い関西風のパリ・フワの味に魅了されますよ。是非うなぎを食べに関市におこしください。