養老軒のふるーつ大福は岐阜名物！人気の秘密や話題のメニューを紹介

岐阜県加茂郡に本店がある「養老軒」は、東海地方では知らない人がいないほど有名なスイーツの店舗です。テレビや情報誌などのメディアに紹介されているだけではなく、各地の物産展やショッピングセンターで出張販売していることも多いため、東海地方以外の方もその名をご存じかもしれません。今回は、養老軒の人気メニューを中心に徹底レポートしていきます。

養老軒の看板メニューは、何と言っても「ふるーつ大福」です。大人気を誇るふるーつ大福には、いちご、バナナ、栗、粒あんの他に、ホイップクリームがたっぷり包まれています。最近、フルーツを使った大福が多く登場していますが、養老軒のふるーつ大福は、複数のフルーツとホイップクリームが入っていることで、大福なのにまるでケーキのような感覚でいただけます。

素材や製法にこだわった養老軒のふるーつ大福は、1つ281円と、大福としてはお値段が多少張りますが、行列ができるほどの人気スイーツであることからもその美味しさが本物であることがわかります。養老軒オリジナルのふるーつ大福は、毎年11月から5月までの限定販売。通年販売でないことも、ぜひ食べたいと思わせる一つの要因となっています。

ふるーつ大福には、毎年1月下旬から2月中旬までの間、チョコバージョンの「しょこらふるーつ大福」が登場します。風味豊かなチョコガナッシュを練り込んだ餅生地は、オリジナルのふるーつ大福とはまた違った美味しさで、ホイップクリームとの相性もバツグンです。バレンタインの贈り物にもぴったりで、男性にもおすすめのふるーつ大福です。

養老軒では、さまざまなこだわりを持ってスイーツ作りに取り組んでいます。和菓子の要とも言えるあんこは、北海道十勝産の「雅」という品種の小豆を100％使用しています。仕込みから4日間もかけて自社工場で丁寧に炊き上げる自家製あんは、スイーツの種類に合わせてつぶ餡、こし餡、フルーツ果汁入りの餡など、さまざまな種類を使い分けています。

ふるーつ大福に使われているあんこは、つぶ餡です。養老軒の自家製つぶ餡は、皮がしっかり残っているのに、噛んだ瞬間に滑らかに潰れて、舌に残ることなくさらっとしています。皮が口の中に残るのが嫌でつぶ餡が苦手という方も大丈夫。絶妙な炊き上がりの自家製つぶ餡は、大福の他にもどら焼きなど、さまざまな和菓子に使われています。

養老軒では、ふるーつ大福に入れる果物にもこだわっています。いちごは、その時期に最も旬を迎えている品種を選んでいます。バナナはまだ青い早熟の状態で仕入れて、自社工場で熟成を行います。全ての果物が最も甘くなった段階でふるーつ大福に使用しているのです。旬の最も美味しい果物を味わってもらうために、養老軒のふるーつ大福は季節限定の商品が多いのです。

岐阜県は、中津川市を中心に、栗の栽培が盛んな地域です。養老軒では、岐阜県産の栗を厳選してスイーツに使用しています。また、栗の他、焼き菓子に使用する卵や牛乳も岐阜県産です。岐阜に自社工場と店舗を構える養老軒では、地元である岐阜産の食材を最もおいしい時期に入手することで、より美味しく、親しみのあるスイーツを作り上げています。

ふるーつ大福は、果物の美味しさはもちろん、周りの餅生地のふわふわ具合に驚く方も多いことでしょう。餅生地には、佐賀県産の「佐賀ひよく」という上質な餅粉を100％使用しています。自然乾燥させているため、時間が経っても柔らかく、食感に優れたお餅が出来上がります。ふるーつ大福のマシュマロのようなふわふわな食感は、厳選された餅粉に秘密があるようです。

養老軒のスイーツに使用している岐阜県産の小麦粉は、一般的な薄力粉よりも水分が多く含まれていて、焼き上がりの生地がしっとり仕上がるのが特長です。できあがったスイーツの水分がふたたび生地になじむことで、より口当たりのよい食感が楽しめます。国産の素材を100％使用している養老軒のスイーツは、消費者の立場からしても安心感があります。

養老軒本店は、岐阜県加茂郡にあります。豊かな自然に囲まれたのどかな場所ですが、東海北陸自動車道の美濃加茂ICからも近い益田街道沿いにあり、JR高山本線の中川辺駅からも車で5分ほどでアクセスできます。営業時間は9時から19時で、日曜と祝日は18時閉店です。定休日は毎週水曜日です。テレビの取材なども多く、店内にはたくさんの色紙が飾られています。

本店の店舗内のショーケースには、こんなに大きなふるーつ大福が鎮座しています。やはり養老軒本店に来たら、まずはふるーつ大福を購入せずにはいられないでしょう。それほど、養老軒のふるーつ大福は地域の人々はもちろん、遠方からのお客様にも浸透している有名なスイーツなのです。

住所:岐阜県加茂郡川辺町下川辺273-1
電話番号:0574-53-6291

養老軒は、名古屋市中区栄の「丸栄」というデパートのデパ地下にも店舗があります。休日や、平日の夕方などは行列ができるほどの人気ぶりを誇る養老軒丸栄店ですが、残念ながら丸栄が2018年6月末で閉店となるため、名古屋でふるーつ大福を購入できるのは6月末までとなります。名古屋で養老軒のふるーつ大福を買いたいという方はお急ぎください。

住所:愛知県名古屋市中区栄三丁目3番1号 地下1階
電話番号:0574-53-6291(養老軒本店)

2017年9月に、JR岐阜駅直結の「アスティ岐阜」という商業ビルに、養老軒初のカフェスタイルの店舗「あんカフェ養老軒」がオープンしました。「駅でくつろぐ、贅沢なひととき」をコンセプトに、洗練されたインテリアの店舗の中で、こだわりの餡や果物を使ったスイーツメニューを味わうことができます。店頭では、もちろんふるーつ大福を購入することもできます。

あんカフェ養老軒の人気スイーツメニューが、「抹茶フォンデュ」(1300円)です。三色だんごやわらび餅などのお菓子と季節の果物を、愛知県西尾産の抹茶を使用した濃厚な抹茶チョコレートソースにつけていただきます。器もおしゃれで、インスタ映えも狙えます。ホットミルクがサービスで付いてくるので、抹茶ラテとして味わえるのも嬉しいポイントです。

住所:岐阜県岐阜市橋本町1-10-1 JR岐阜駅 アスティ岐阜1階
電話番号:058-262-8808

6月16日から7月10日までの限定販売となる「れもんマンゴー大福」(292円)は、マンゴー果汁を練り込んだ餅生地の中に、宮崎県産のアップルマンゴーと自家製のレモンカード、自家製マンゴー餡が入っています。完熟マンゴーの甘さとレモンのすっきりとした酸味が合わさって、さわやかな美味しさです。マンゴー好きさんにおすすめのふるーつ大福です。

養老軒の季節限定ふるーつ大福のラインナップをご紹介します。7月11日から7月31日までの限定販売となる「完熟メロン大福」(281円)は、メロン果汁を練り込んだふわふわな餅生地の中に、完熟の赤肉メロンと青肉メロン、さらに自家製のメロン餡を包んだ大人気のふるーつ大福です。夏にぴったりのフレッシュなメロンの味わいが楽しめます。

7月と8月以外に販売する「栗きんとん大福」(216円)は、やわらかくコシのある餅生地の中に、岐阜県産の栗と砂糖のみで炊き上げた栗きんとんと自家製のつぶ餡が入っています。シンプルながら、栗の美味しさがダイレクトに味わえるおすすめのスイーツです。やさしい甘さなので、手土産にしても喜ばれそう。あんカフェ養老軒の店舗では販売していないので、ご注意ください。

8月16日から9月16日までの限定販売となる「南国ベリー大福」(292円)は、ブルーベリー果汁を練り込んだふわふわの餅生地の中に、完熟のパイナップルとブルーベリー、ラズベリー、ゴールドキウイと、自家製のベリー餡、ホイップクリームが入っています。南国のフルーツとホイップクリームで、洋菓子感覚で食べられます。特に女性に人気のあるふるーつ大福です。

養老軒では、ふるーつ大福以外にもおすすめスイーツがたくさんあります。中でも根強い人気を誇るのが「極-塩まめ大福」(216円)です。淡路産の高級藻塩と竹炭を練り込んだ黒い餅生地には、黒豆がたっぷり入っていて食感が豊かです。藻塩ならではのまろやかで旨味のある塩気と、自家製つぶ餡は相性もバッチリです。

極-塩まめ大福には、食感の良い黒豆がたっぷりと入っています。養老軒がこだわりを持って厳選した黒豆は、藻塩の塩気とマッチすることでさらにその風味が引き立てられています。極-塩まめ大福は通年販売で、冷凍保存も可能なので、手土産はもちろん、ご自宅でのストックにもおすすめです。

「かぷちーの大福」(216円)は、コーヒーを練り込んだふわふわの餅生地に、アーモンドとコーヒーゼリー、トロトロの生クリームが入っています。こちらも洋菓子感覚でいただけるスイーツで、よく冷やして食べるのがおすすめだそうです。通年販売なので、冬場にコーヒーと一緒にいただくのも良さそうです。

かぷちーの大福の中に入っているアーモンドは、細かくクラッシュされ、カリカリにキャラメリゼした上にチョコレートコーティングがされています。チョコとコーヒーの相性はバツグンで、間違いない美味しさです。和菓子店とは思えないほど、手間暇かけて作られている洋菓子寄りのスイーツです。男性にもファンが多いのもうなずける納得の美味しさです。

「まっちゃり」(216円)は、なめらかな生クリームに自家製のつぶ餡をまぜてからホイップして、抹茶を練りこんだ餅生地に包んであります。お餅の表面には抹茶がふんだんにまぶされていて、見た目も鮮やかな緑色です。こちらもよく冷やしていただくのがおすすめだそう。抹茶好きさんにははずせないイチ押しスイーツです。

まっちゃりに使われている抹茶は、香り高い岐阜県揖斐産です。つぶ餡入りホイップクリームの甘さと、贅沢にまぶされた揖斐抹茶の苦みがベストなバランス。甘いものが苦手な方でも美味しくいただけるおすすめスイーツです。こちらも冷凍保存が可能なので、半解凍でアイスのような感覚でいただくのもおすすめです。

「生どらやき」も、おすすめのメニューです。岐阜県産の小麦粉を使用した皮は、ふわふわもちもちの食感です。この食感が生まれたのは、養老軒の生どらやきが「冷やして美味しい」ことをコンセプトに開発されたから。クリームがたっぷり入った生どらやきは、冷蔵庫に入れることを想定して作られているため、時間が経っても固くならず、できたての美味しさを楽しめます。

生どらやきに挟まれている生クリームにも、養老軒のこだわりが詰まっています。画像の「みるく小倉」(260円)は、自家製つぶ餡よりも生クリームの方がたくさん入っているようにも見えます。上品な甘さの生クリームは、たっぷり入っていてもくどくなく、皮や餡の美味しさをより引き立ててくれます。

養老軒の大福が包まれている包装紙の中には、オリジナルキャラクターの「小福ちゃん」が印刷された台紙が入っています。この小福ちゃんがウインクしている台紙が「あたり」となり、店舗でお好きな大福1個と交換してもらえるのです。美味しい大福を味わいながら、あたりが出るワクワク感もあり、1個で2度楽しめる嬉しい仕掛けとなっています。

養老軒にはオンラインショップがあり、通信販売に対応しています。日本国内の全地域に対応していて、配送日や時間の指定も可能です。代金の支払いは、銀行振込または代金引換となります。岐阜の店舗までは遠くて買いに行けないという方は、オンラインショップのご利用が便利です。また、養老軒の公式サイトのトップページでは、出張販売のスケジュールも確認できます。

ふわふわの餅生地と旬の完熟フルーツ、ホイップクリームと自家製つぶ餡が絶妙なハーモニーを奏でる養老軒のふるーつ大福。ボリューム満点で、1個で満足できる美味しさです。普通の大福とは一味違ったフレッシュな大福は、手土産やプレゼントにしても喜ばれそう。期間限定のラインナップも豊富な養老軒のふるーつ大福をぜひ一度味わってみてください。