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郡上八幡城も「天空の城」だった!雲海の撮影場所や散策の仕方を紹介!

郡上八幡城も「天空の城」だった!雲海の撮影場所や散策の仕方を紹介!
投稿日: 2017年3月3日最終更新日: 2020年10月7日

天空の城、日本のマチュピチュと言われ竹田城が脚光を浴びたのは数年前ですが、実は郡上八幡城でも負けず劣らず素晴らしい天空の城を見ることができます。あの司馬遼太郎氏にも「日本一美しい山城」と称された郡上八幡城。雲海の中に浮かぶ姿を一生に一度は見てみたいものです。

「積翠城の夜明け」で一躍有名になった郡上八幡城見出し

みなさん、このきれいなポスターに見覚えはありませんか?第64回日本観光ポスターコンクールにおいてオンライン投票部門で第5位に入ったのがこのポスターです。郡上八幡産業振興公社が郡上八幡のシンボルである郡上八幡城をPRするために作成しました。そして、このポスターで郡上八幡城は一気に天空の城としての知名度を上げたのです

「積翠城(せきすいじょう)」とは郡上八幡城の別称で、積み重なる緑の山々に囲まれた城という意味です。

この記事では、このポスターのようなきれいな光景を一度見てみたい!という人のために、雲海が出やすい季節や時間、郡上八幡城と雲海が見える撮影場所、郡上八幡を散策するときにぜひ立ち寄りたい見どころ、そして郡上八幡のお土産まで全て網羅しました。

郡上八幡城のある郡上八幡ってどんなところ?見出し

郡上八幡は、電車の場合、東京からは名古屋経由で4時間ほど、車の場合は5時間ほどで到着する岐阜県中部の市です。下呂温泉、高山、白川郷などと並んで岐阜県有数の観光地です。

郡上八幡は郡上八幡城でも有名ですが、各家庭や施設でひな人形が飾られ、それを一般に公開する「ひな祭り」が開催されることでも有名です。街を散策しながら色々なひな人形を見てまわることができます。昔ながらのきれいなひな人形から、自撮りをしているユーモア溢れるひな人形まで様々なひな人形が飾られています。

また、「郡上おどり」も人気です。7月から8月にかけての31夜は地域のどこかで盆踊りが催されています。後で紹介しますが、郡上おどりを一年中体験できる博覧館もあります。

郡上八幡城の基本情報見出し

郡上八幡城は、永禄2年(1559年)に砦が築かれ、その後寛文7年(1667年)に幕府から城として認められました。明治4年(1871年)に残念ながら廃藩置県によって廃城になったことにより取り壊されましたが、昭和8年(1933年)に再建されました。これが現在私たちが見ている郡上八幡城です。

城山の中腹にある城山公園には、NHKの大河ドラマで有名になった山内一豊と千代の銅像があり、今でも記念撮影をする人が絶えません。

住所:岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659 電話番号:0575-67-1819

城見学の注意点!駐車場はどうする?見出し

実際に城を見学されるときに気を付けてほしいのが駐車場です。城のすぐそばにある山頂の郡上八幡駐車場ですが、無料なのですが約20台ほどしか駐車することができません。また、そこまでの道も結構狭いですし、歩いて登る人も多いので運転する際には十分注意をしてください。

城すぐの駐車場は時期によってはすぐにいっぱいになることもあるので、体力に自信がある方、自然を楽しみながらゆっくり歩いていきたい方は、ふもとにいくつかある駐車場に止めてのんびり歩いていくのがおすすめです。登り口からだと15分から20分くらいの距離ですので、散策するのにはちょうどいい感じですね。

きれいな雲海が出やすい季節、時間、気候条件見出し

天空の城に欠かせないのが雲海の存在ですよね。雲海の発生を事前に予想することは大変難しいと言われていますが、季節としては秋から冬にかけてがねらい目です。その中でも得に晩秋~冬が可能性が高いとか。

そして、よく晴れた日の早朝(7~8時ごろ)に見られることが多いようです。雲海というのは気象用語でいうと「放射冷却」ということになります。つまり、空気中の湿度が高く、寒暖の差が激しい日は要チェックです!雨の降った翌日の朝、ぐっと気温が下がるとかなり期待が持てそうですね。

条件のいい時期には月に10日ほど雲海が観測されます。気温が上がると消えてしまうので、時間との勝負ですよ。絶好の雲海を求めて何度も足を運ぶ人も少なくないので、どうしても雲海の中に浮かぶ城を見たいならば、滞在日程に余裕を見ておいたほうがいいでしょう。

天空に浮かぶ郡上八幡城の撮影場所はここがおすすめ見出し

郡上八幡城を紹介するときによく使われるアングルがあります。この記事の一番最初に載せたポスター「積翠城の夜明け」も似たような撮影場所から取られていますね。城を結構上空から撮っているように見えるので、ヘリコプターやドローンでの撮影かと思いがちですが、郡上八幡から和良町に抜ける峠道、堀越峠の頂上付近が撮影場所なんです。頂上近くにほんの20メートルほどだけ緩いカーブになっているところがあり、視界も開けています。そこが撮影場所です!

ただ、上の動画でもちらっと見えるように道路の脇には車が止められるような駐車場、展望台等はありません。周りの迷惑にならないようお互いに譲り合い、他の車に十分に気を付けて撮影をしてください。

さらに、この国道256線である堀越峠は、結構な傾斜ですし、カーブもかなり急です。特に雲海狙いで行くということになると早朝の薄暗い中を運転することになりますので、運転には十分気を付けてください。当日慌てないためには、前日に下見をしておくのもいいかもしれませんね。

郡上八幡の散策おすすめスポット見出し

郡上八幡は郡上八幡城だけで済ませてしまうにはもったいないほど魅力にあふれたきれいな街です。城以外にもぜひ立ち寄ってほしいスポットをいくつか紹介します。

重要伝統建築物保存地区に選定された街並み

郡上八幡城の城下町は、国から保存地区に指定されたほどの伝統ある街並みです。歴史を感じながら散策するのにちょうどいい大きさのきれいなところですよ。

郡上八幡駅

長良川鉄道の郡上八幡駅は国から登録有形文化財に指定されました。1929年の開業当初の雰囲気を今でも残しているというのが選定の理由です。鉄道好きでなくともぜひ訪れたい場所です。

郡上八幡博覧館

郡上八幡の歴史に加え、面白いのは郡上おどりの実演があるところ。ライターも数年前に実際に訪れたことがありますが、数多くある郡上おどりの音源を聞くことができたり、実際に数種類のおどりの実演を見ることができたりと、大満足でした。外国人も多く訪れるのか、中国語でも案内がされていたのが印象的です。

食品サンプル創作館 さんぷる工房

こちら以外にも食品サンプル工房はいくつかありますが、街中にあり散策途中に立ち寄りやすいのがこちらです。古民家を改造した工房で、本物と見分けがつかないぐらい精巧に作られたサンプルを購入したり、実際に作っているところを見学したり、自分で体験してみることもできます。

郡上八幡の喜ばれるおすすめお土産見出し

やっぱり欠かせないのがお土産ですよね。職場で配ったり友達に上げたりと、お土産選びには結構頭を悩ませます。郡上八幡の定番お土産はこちら!ぜひ参考にしてください。

桜間見屋の「にっき飴」

明治20年創業という歴史をもつ老舗です。添加物なし、ほぼ手作業で作られた肉桂玉(にっきだま)は、ニッキ独特の辛味と香りがたまりません。沖縄の黒砂糖を使用した黒肉桂も人気です。散策しながら食べるのにもいいですね。

明宝特産物加工会社の「明宝ハム」

良質な国産豚のモモ肉だけを使用し、添加物もほぼ使われていない明宝ハム。大切な工程は今でも手作りで行われています。どこか懐かしい味のするハムですよ。

天空の城は郡上八幡城だけじゃない!他にもある日本の天空の城見出し

冒頭でも触れた竹田城をはじめ、日本全国には他にも天空の城と呼ばれる城がいくつかあります。郡上八幡城を皮切りに制覇を目指してみては?

竹田城

日本のマチュピチュと呼ばれ一番初めに脚光を浴びたのは竹田城ですね。その幻想的な風景は、まるで映画のワンシーンのようです。兵庫県朝来市は、実はライターのふるさとからもそう遠くはないので一度行ったことがあるのですが、本当にすばらしいの一言でした。

2012年に公開された高倉健さん主演の『あなたへ』のロケ地になったこともあり、今でも城ファンだけでなく、幅広い人から人気を集めています。

備中松山城

岡山県高梁市にある備中松山城には、日本にたった12棟しかないという天守閣が現存していることでも城マニアから注目を集めています。撮影場所として有名な大松山展望台から眺める雲海と備中松山城は「きれい」という言葉では言い表せないほどの迫力があります。紅葉でも有名なこのエリア。紅葉、雲海、城のコンビネーションは一見の価値ありです。

越前大野城

福井県大野市にある越前大野城にも最近は注目が集まっています。他の天空の城スポットに比べ、格段に雲海の発生率が低いこともあって、プレミア感は抜群!11月が一番可能性が高いので狙い目です。撮影場所として知られているのが、お城からほど近い犬山山頂です。山頂までは結構厳しい山道ですので、装備は万全にしてお出かけください。

何度も訪れたくなる郡上八幡見出し

街の規模としては決して大きくありませんが、天空の城あり、散策できるきれいな街並みあり、伝統を伝えるおどりありと魅力たっぷりの郡上八幡。春は桜、夏は緑、秋は紅葉、そして冬は雪の白と季節によっても見せる顔が違います。ぜひすてきな郡上八幡を何度も訪れてみてください。

投稿日: 2017年3月3日最終更新日: 2020年10月7日

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