ひるがの高原キャンプ場とは?
夏休みになると、家族でキャンプなどを楽しむ方もいるのではないでしょうか。豊かな自然の中で美味しい食事や花火などを楽しみ、夜は満天の星空の中バンガローに泊まるのは、ふだんは体験できない楽しみが多く、ずっと思い出に残ります。そこでいろいろな楽しみがあるひるがの高原キャンプ場を紹介します。
岐阜県郡上八幡にあるキャンプ場
ひるがの高原キャンプ場は、岐阜県郡上市高鷲町にある高原です。高鷲町には「蛭ヶ野高原」のほか「上野高原」「明野高原」を総称し「ひるがの高原」とひらがなで書きます。後で紹介しますが、最寄りICも「ひるがの高原」です。
ひるがの高原キャンプ場はバンガローなどの宿泊施設が充実しているうえ、周辺の観光スポットも多いため、観光を一緒に楽しむことができます。さらに花火も直火も使えるので、人気が高く、あっという間に予約で埋まるキャンプ場の一つなのです。
ひるがの高原キャンプ場の特徴
それではひるがの高原キャンプ場の特徴について紹介します。今述べたように、ひるがの高原キャンプ場は人気が高く、夏休みなどのピークの時期には予約で埋まってしまうことも多いそうです。その人気の秘密はどこにあるのでしょうか。いくつかのポイントから見て行きましょう。
区画がないフリーサイト
一般的なキャンプ場では、当然ながらキャンプができる場所が決まっており、しかもしっかりと区画があるというところが多いです。自分のスペースかきっちり守られるという利点はありますが、キャンプの人数が多い場合など、どうしても狭いと感じることもあるようです。
一方、ひるがの高原キャンプ場はフリーサイトとなっています。もちろんテントサイトなどに分けられてはいますが、そのサイトの中で自由に好きな場所にテントを張ることができるのです。
また、場所だけではなく、スペースも自由なので、人数に合わせてスペースを取ることもできます。もちろん混雑する時期はお互いに譲り合うことは必要ですが、空いている場所に移動もできますので、その点でフリーサイトは人気が高いのです。
キャンプ場内に川が流れて自然豊か
キャンプの楽しみにはいろいろありますが、暑い時期だと川遊びが楽しみという方も多いかもしれません。ひるがの高原キャンプ場はテントサイトの間を縫うようにして戸谷川という浅瀬の川が流れているため、すぐそばで川遊びを楽しむことができるという点も人気の秘密です。
川はキャンプ場の中央を横切るように流れており、テントサイトやバンガロー、中央広場などの近くを通っています。川遊びをメインに楽しみたいというのであれば、近くのテントサイトにテントを張るとよいでしょう。
設備が充実している
自然の中で過ごすのがキャンプの醍醐味だとは言うものの、文明生活をしている現代人にとっては、やはり設備がしっかりしているところはありがたいものです。その点、ひるがの高原キャンプ場は設備がとても充実しているところも人気のポイントです。
トイレはウォッシュレット付き、暖房便座できれいですし、コインランドリーがあるので、川遊びなどで服が汚れても安心です。さらに気になるゴミに関しても、分別して処分できる場所があるため、持ち帰る必要がありません。規定通りに利用しさえすれば、快適なキャンプ生活が待っています。
ペット同伴可能
近年ではペットも家族の一員ということで、旅行などに連れて行く方が増えてきました。家族でキャンプに行く時も一緒に連れて行きたいという方にも、ひるがの高原キャンプ場は人気のキャンプ場です。
ペットを同伴する場合はフンの始末や鳴き声などを気をつけることと、放し飼いはしないことなどのルールがありますが、これはキャンプ場に限らず、日常的に常識的な範囲でのマナーと言えます。お互いに気分よく楽しめるといいでしょう。
花火や直火も許可されている
ひるがの高原キャンプ場では直火や花火が許可されています。そんなの当たり前だろうという方もいるかもしれませんが、実は近年、直火や花火が禁止されているキャンプ場が増えてきているのだそうです。
直火は地面でダイレクトにたき火をすることです。ところが近年、マナーの悪いキャンパーがいて、燃えきらない炭を置きっぱなしにしたり、水をかけて消火しそのままにしていなくなったりする方がいるのだそうです。
このようなことをされると、次にその場で直火をしたい人が片づけなければなりませんし、その時に炭をつかんでヤケドをするなどの危険も出てきます。もちろんテントとの距離によっては火事の危険もあります。そのため、直火を禁止し、たき火台などを利用するよう決めている所も出てきているのです。
また、花火の場合も、火を使いますし危険もあるので禁止される傾向にあるようです。このように、マナーの悪いキャンパーがいることで、直火や花火といったキャンプの醍醐味とも言える部分が禁止に追い込まれつつあるのは確かなようです。
ひるがの高原キャンプ場では、直火も花火も許可されているので、安心して楽しむことができます。ただし、直火の場合は木の近くやテントサイトを掘ることは禁止されており、また、かまどをきれいにすることは当然必要です。
また花火の場合は、広い所で21時まで、打ち上げ花火・ロケット花火・爆竹は禁止となっています。今も述べたように、マナーを守らない人が増えれば、直火も花火も禁止になるかもしれません。ルールはしっかり守った上で直火や花火を楽しみましょう。
キャンプ場の周辺観光スポットが豊富
キャンプはもちろん、キャンプそのものが目的であり、楽しみです。でもせっかくお出かけするのだから、キャンプにプラスして人気の観光スポットを楽しみたいという方も多いでしょう。
詳しくは後で述べますが、ひるがの高原キャンプ場は周辺観光スポットが豊富です。そもそもキャンプ場に徒歩でいけるところにロッジがあり、そこでお風呂に入ることができます。キャンプ場にもコインシャワーはありますが、お風呂につかりたい方にはおすすめです。
また、少し足をのばせば、温泉もいくつかありますし、ひるがの高原そのものにジップラインや乗馬体験といった人気のアクティビティを楽しむことができる場所があります。これらをうまく組み合わせることで、さらに楽しくキャンプを過ごすことができるのです。
デイキャンプも可能
キャンプは夜が楽しいとは言うものの、そこまで時間をとるのは難しい、もっと手軽にキャンプを楽しみたいという方は、デイキャンプはいかがでしょうか。友達と休みが合ったなどという場合でも行くことができるため、近年人気となっています。
ひるがの高原キャンプ場では、9時から16時まで、デイキャンプを楽しむことができます。料金の面でもオートキャンプの場合と比べて半額ちょっとの金額で済むので手軽ですし、もちろん直火で焼き肉などを楽しむこともできます。
ひるがの高原キャンプ場「人気のサイト」
このように、ひるがの高原キャンプ場では、キャンプで楽しめるいろいろなことが許可されており、友達同士でも家族連れにもおすすめです。次に宿泊する場合の宿泊場所について紹介します。ひるがの高原キャンプ場にはテントサイトのほか、バンガローやコテージもあり、自由に選ぶことができます。
テントサイト
キャンプといって多くの方が選ぶのがテントサイトです。先ほども紹介したように、ひるがの高原キャンプ場のテントサイトはフリーサイトとなっており、他人の邪魔をしない範囲で自分の好きな場所に好きなようにスペースを取ることができます。
近くに戸谷川が流れるサイトや、場内に炊事場があるサイト、グラウンドに隣接しているサイトなど、バラエティに富んだ立地となっているため、したいことに合わせて選ぶことができます。思いきり川遊びを楽しみたい、花火をしたい、静かな環境でのんびりしたいなど、どんなことをしたいのかを考えて選ぶとよいでしょう。
バンガロー
キャンプ初心者でテントを張った経験がないなどの不安がある方におすすめなのがバンガローです。ひるがの高原キャンプ場にはバンガローがサイズ別に4種類あります。5人程度が泊まれる6帖、6人程度の8帖タイプは家族連れにおすすめです。
10帖タイプのバンガローはロフトがついており、10名が定員となります。このバンガローは宿泊人数が多く、照明、コンセントの他にU字溝のバーベキューコーナーもあります。ですから、グループで利用するのにも便利です。
このように、人数に合わせて選べ、電気も使えるので、初心者でも安心して使うことができます。ただしバンガローは数に限りがあるので、特に混雑するシーズンには早めの予約がおすすめです。
コテージ・山荘
人数が多い、バンガローよりもさらに充実した設備があったほうがいいという方にはコテージ・山荘を利用するという選択肢もあります。コテージは8帖と8帖の二階建てタイプと、1階に8帖と6帖のリビング、2階が8帖のタイプ、山荘には8帖と6帖の和室が2つ、4帖のロフトがあります。
こちらはいずれも定員が10名で、大きなバンガローと同じなのですが、15名まで追加料金を支払うことで利用することができます。加えて部屋にトイレやキッチン、台所用具などがひととおり揃っているのも便利です。
ほぼ日常と変わりないように生活しつつ、自然を堪能できますし、多人数でも一緒に宿泊できるというメリットがあるため、時期によっては学校の宿泊研修などが入ることもあるようです。早めの予約か必要です。
ひるがの高原キャンプ場「料金と予約方法」
次にひるがの高原キャンプ場の料金と予約方法について紹介します。比較的リーズナブルな値段で自然を楽しむことができるのがキャンプの醍醐味であるわけですが、それだけに夏休みなどになると予約でいっぱいということも多いようです。予約方法など早めに確認しておきましょう。
施設利用代金
まず、施設の利用代金からです。ひるがの高原キャンプ場の場合、オートキャンプは車の駐車料金と大人と子どもの料金が、バンガロー、コテージ、山荘の場合はその部屋の料金と車の駐車料金がかかります。
つまり、バンガローなどを利用する場合は、定員いっぱいでも一人でも料金は変わらないということになりますので、行く人数に合わせたところを利用するのがおすすめということになります。
また、バンガローの場合は利用日の1週間前から、オートキャンプの場合は当日キャンセルからキャンセル料がかかります。1週間前というと天気などもだいたいわかってきますから、そのあたりもチェックして、キャンセルの場合は早めの連絡をおすすめします。
貸し出しレンタル料
コテージや山荘を使う場合以外、炊事の際に使う道具は持って行く必要があります。そうは言ってもふだんからキャンプをしなれていないと、必要なものがなかったり、忘れてしまったりということがあるかもしれません。
そういう場合には用具などをレンタルすることもできます。毛布やシュラフなどの寝具、鉄板、ヤカン、包丁などの台所用具などは数百円で、また薪や貸自転車などもあります。忘れ物をした場合は落ち着いてこれらを利用するようにしましょう。
予約方法
ではひるがの高原キャンプ場の予約方法です。ひるがの高原キャンプ場の予約は電話予約のみとなっており、4月から6月の分は4月1日より、7月から10月の分は6月1日から予約開始となります。受付時間は8時から20時までです。
特にバンガローやコテージを利用する予定の場合、特に6月1日は夏休みシーズンが入ることもあって電話が混雑することが多いです。それだけ人気があるということなのですが、当然ながら早く連絡しないとあっという間に予約が埋まってしまいます。予定が決まったら早めに確認することをおすすめします。
ひるがの高原キャンプ場「基本情報」
それではひるがの高原キャンプ場の基本情報ということで、所在地とアクセス方法、営業時間などについて紹介します。アクセスで紹介するようにひるがの高原キャンプ場は場所もよく、アクセスもよいので、予約もすぐにいっぱいになりがちです。きちんと確認しておきましょう。
所在地とアクセス
ひるがの高原キャンプ場は最初に述べたように岐阜県郡上市高鷲町にあります。標高は約900メートルで気温が低めであり、夜も快適に過ごせるため、避暑のために来る方も多いのです。
アクセスは基本的には車です。もっとも近いのは東海北陸自動車道の「ひるがの高原スマートIC」です。ここはETC専用出入口なので、ETCを使っている方はここがおすすめです。出てからは8分ほどで到着となります。
ETCがない場合は東海北陸自動車道の「高鷲IC」が最寄りとなります。ここから156号線に入り、15分ほどで到着となります。このほか名神高速道路「一宮IC」、「吹田IC」を利用してのアクセスも可能ですが、時間がかかります。
電話番号・営業期間
ひるがの高原キャンプ場は4月中旬から10月下旬までが営業期間となります。予約制なので、行く場合には予約が必要となります。予約は先ほど紹介したように電話で行います。番号は0575-73-2331となります。
なお、チェックインは13時から20時までで、20時過ぎるとチェックインができません。チェックアウトは12時(建物は11時)となります。周辺の観光などと組み合わせる場合は時間に余裕を持たせましょう。
また、オートキャンプの場合に限り、チェックインを早めたり、チェックアウトを遅らせたりすることもできますが、ハイシーズンはアーリーチェックインは基本的にはできません。なにか問い合わせがある場合は電話をしてみてください。
ひるがの高原キャンプ場の周辺観光
最後にひるがの高原キャンプ場の周辺観光について紹介します。先ほど触れたように、ひるがの高原キャンプ場から徒歩圏内に「ロッジほらひら」があり、お風呂に入ることができます。温泉に入りたい方は車で5分から15分程度のところに複数の温泉があります。
また、食材が足りないといった場合には車で数分のところにあるスーパーマーケットを利用すれば、必要な食材やピクニック用品なども購入することが可能です。いざという時には利用を考えてもよいでしょう。
また、車で5分かからないところに牧場があり、新鮮な牛乳を利用した製品が味わえるほか、マス釣りを楽しむことができる釣り堀、花を楽しむことができる牧場や花畑などもあります。ひるがの高原にはその他にもアクティビティを楽しむことかできる場所も多いので、いろいろ組み合わせてみましょう。
ひるがの高原キャンプ場でアウトドアを楽しもう!
ひるがの高原キャンプ場は、キャンプ場の醍醐味を楽しむことができるのはもちろん、便利な設備なども揃っているため、あまり不自由を感じることなくキャンプ生活ができることから人気のスポットとなっています。初心者の方でも安心して、ぜひキャンプの魅力を存分に楽しんでください。
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