蔵王にスキーをしに行こう！ツアーはお得？レンタルや宿泊などおすすめは？

蔵王温泉スキー場は、単独のスキー場としては日本で最大の面積を誇り、日本スキーのメッカでもあります。とても1日では滑りつくせないくらい広大なゲレンデは最低でも1泊はして楽しんでいただきたいものです。今回は蔵王温泉スキー場のツアーや宿泊施設などのおすすめ情報をお届けします。

東北地方の中央を南北に連なる奥羽山脈において、宮城県と山形県の両県南部の県境に位置する連峰を蔵王連峰といいます。その山形県側に蔵王温泉スキー場はあります。1月から2月に最上部で見られる広大な樹氷原が有名で、樹氷原の中を滑ることができます。

東京から山形駅へは、山形新幹線を利用すると最短2時間30分で到着します。仙台から山形駅へは、JR仙山線を利用して約60分で到着します。山形駅からは、路線バスでおよそ40分です。

東北自動車道の「村田JCT」から山形自動車道の「山形蔵王IC」を降ります。そこからは、西蔵王高原ラインで20分ほどで蔵王温泉スキー場へ到着します。もしくは、「山形蔵王IC」から、国道13号を約40分くらいで行くこともできます。雪深いところなので、雪対策は万全で行きましょう。

単独スキー場としては日本最大の面積を誇るビッグゲレンデです。歴史は古く、開場は1925年。初めてリフトが架設されたのは日本がまだ占領下にある1951年でした。その後、設備が次々と増設され日本最大規模のゲレンデに成長しました。

初めての方は多くのコースを回るのを目的にするのではなく、目的を絞って楽しむのがいいですね。山の地形をそのまま生かしたゲレンデ構成なので、広い一面バーンの気持ち良さも味わえれば、林間コースのカーブも楽しく、樹氷原をクローチングして一気に漕ぎ進む楽しさも、いろんな楽しさを感じられるスキー場です。

スキーに行きたいけど交通アクセスや悪かったり、ウエアやスキー板が重かったりと出かけるのに躊躇してしまいますね。そんな時はレンタルやリフト券が付いたツアーがおすすめです。ただし、場合によってはお得にならない時もあるので十分選んで申し込んでくださね。

スキーツアーは数多くの旅行会社で催行していますが、一般的に同じツアーの内容なら大手旅行会社のほうが高いことが多いようです。ただし、使いやすい時間帯の飛行機を使う場合などは、中小旅行会社のほうが価格が高いこともあります。また、大手旅行会社でも格安のバーゲンツアーを設定することもあります。ですから、常に複数の旅行会社のツアーを比較しましょう。

リフト券を現地で購入すると、1日券で4,000円から5,000円くらいすることが多いです。ですから、リフト券付きのツアーがあればそのほうがお得なことが多いです。ただし、リフト券付きツアーでは、悪天候時の場合でもリフト券の払戻しなどはありませんし、疲れたから今日は滑るの止めようと思っても返金されませんので、注意して選びましょう。

レンタルスキーなどがオプションになっているツアーもあります。レンタルスキーは現地で借りると1日3,000円から4,000円しますので、これがオプションで付いていれば一見お得に感じます。

しかし、スキーツアーのオプションのレンタル板は粗悪なものが多いのも事実です。快適なスキーを楽しむには、スキー場直営の公式レンタルショップでよく手入れされた板を借りた方がいいでしょう。もし、レンタルスキーのオプションをつける場合は、どういう場所でのレンタルかを確認しましょう。1日1,000円などの格安レンタルスキーは避けた方がいいでしょう。

リフト券やレンタルは「滞在期間中リフト乗り放題」「滞在期間中レンタル付き」といったものや「1泊に付きリフト1日券付き」などといったものがあります。「滞在期間中」のほうがお得度が高いのはいうまでもありませんが、毎日好天が続くとも限りませんし、滑らない日もあるかもしれないので、自分の予定や晴天率なども考慮して決めましょう。

宿泊付きプランの場合、安いツアーだとどの宿になるかは選べないことが多いです。選べるツアーの場合は、なるべくゲレンデまで徒歩で行ける場所がいいでしょう。宿からゲレンデまで歩けない場合は、宿の送迎がありますが、時間を気にして滑ることになります。ただし、人数が多いグループ旅行の場合は、送迎バスなら確実に集合できるという利点があります。

バスによるツアーの場合、夜発と朝発を選ぶことができます。夜発だと早朝にスキー場に着きますから、朝一番からガッツリ滑ることができます。しかし夜行バスですから、眠れない場合は睡眠不足の状態で滑り始めるということにもなります。一方、朝発の場合は、睡眠はばっちり、体調管理をしっかりできるという利点があります。しかし、朝発の場合はお昼前に到着ですので、滑る時間が短くなります。

蔵王スカイケーブルの「上ノ台駅」の近くにあり、スキー用品はこだわった物を利用したい中上級者向けのレンタルショップです。熟練した技術者が行うチューンナップメニューもありますし、ゴーグルや手袋などの小物類のレンタルもあります。HPにはお店の人に見せると料金が割引されるクーポンもありますのでおすすめです。

蔵王温泉スキー場、上の台ゲレンデのふもとにあります。 ４階建ての建物で、レストラン、おみやげ、スキーやスノボのレンタル、スクールなどがそろっています。 分かり易い場所なので待ち合わせ場所として利用されています。また、比較的新しい板、複数メーカー取り揃えてあります。 なお、ここにはウェブカメラが設置されており、ネット上で常に現地の状況を知ることが出来ます。

スキー場は横倉ゲレンデや中森ゲレンデ、サンライズゲレンデ、上の台ゲレンデなどに分かれています。それぞれのゲレンデからスキーすぐ楽しめるよう、歩いて近い宿泊施設をご紹介します。

蔵王ロープウェイ山麗線がある「蔵王山麗駅」すぐ近くにあるホテルで、頂上付近の樹氷を見に行くのにとても便利なホテルです。横倉ゲレンデまで徒歩1分と近く、このホテルから橋を渡って行くことが出来ます。客室は和室や洋室、和洋室とあり、掛け流し天然温泉による大浴場や露天風呂、貸切風呂があり、日頃の疲れをしっかりと癒すことができます。

ホテルの目の前に蔵王ロープウェイの乗車所があり、故丹下健三氏がデザインされた、蔵王では異彩なデザインのホテルです。客室はゲレンデ側と朝日連邦側に分かれていて、露天風呂付き和室や和洋室、洋室とスタイルに合わせて選べます。大浴場は24時間利用可能です。バスターミナルまでの送迎バスもあり便利です。

蔵王ロープウェイ山麓駅まで徒歩1分のところにあるペンションです。客室は和室やバストイレ付ツインとなり、食事は山形で旬の食材などによるフレンチフルコースディナーです。旅の一時の思い出に オーナーシェフが腕を振るってくれ、 思わず笑顔がこぼれます。

中央ゲレンデにある宿で自然に囲まれています。場所が分かりにくい所と思いきやロープウェイを降りたら、カナダを思わせる外観ですぐ分かります。内装もステキで、客室は全室洋室で、夕食は選べるようになっています。こちらの宿なら朝一番に誰もいないゲレンデを滑ることも可能です。

橋を渡って約58mで中森ゲレンデへとスキーを履いて行くことができます。客室は全室和室で、強酸性の白濁した泉質の温泉による露天風呂や大浴場、貸切風呂などでゆったりできます。四季の彩りと大自然の風光と一体感のある高原リゾートです。

蔵王中央ロープウェイがある「温泉駅」のすぐ目の前にあるホテルです。客室は和室や和洋室、スーペリアツインなどあり、温泉は源泉掛け流しの露天風呂や内風呂、貸切風呂などがあります。スキー場にも近い事もあってレンタルショップも併設していて、格安でレンタルできますし、温泉街にも近いので、温泉街散策も楽しむことができます。

ゲレンデまで歩いて1分のところにあります。客室は和室や檜製展望風呂付きの特別室などもあり、「故郷に帰ってきたなぁ」とホッと落ち着くようなアットホームな雰囲気が漂う、蔵王温泉に佇む源泉100％掛け流しの温泉宿です。

宿のすぐ裏手にはサンライズゲレンデがあります。蔵王で初の源泉露天風呂で、源泉100％の掛け流し温泉です。ペットも泊まれる宿ですので、わんちゃん、猫ちゃんと一緒に蔵王を満喫できます。客室は蔵王の街並みを一望できるお部屋や日本庭園陽竜庭に面したお部屋など、四季折々の情景を楽しむことができます。

蔵王スカイケーブルがある「上ノ台駅」がすぐ目の前にあるホテルで、ゲレンデまでの距離も近い宿です。お部屋のは和室・洋室・和洋室から選ぶことができ、どの部屋も十分な広さもありますので、家族連れの方でもゆっくりとくつろぐことができます。また、窓からはスキー場の様子も見ることができますので、晴れた日の朝方に見るととても綺麗です。

上の台ゲレンデに徒歩０分で、玄関を出たらすぐにゲレンデというスキー好きにはたまらない立地です。もちろん、ウィンタースポーツをしない方も、お蕎麦屋さんが冬季のみ営業するロッジなので、ゲレンデの白銀を眺めながら手打ちそばをすする…なんていう過ごし方もいいでね。

ゲレンデまで徒歩1分の所に位置するリゾートホテルと温泉旅館のくつろぎをMixしたリゾート旅館です。客室は和室や洋室、和洋室があり、温泉は源泉かけ流しで、岩とひのきの二種類のお風呂があります。みずなら（オーク）の林に囲まれており温泉浴と森林浴がいっしょに楽しめます。

蔵王温泉スキー場は日本最大級のウインターリゾート施設です。初心者から上級者まで、また、スキーをする人もしない人もすべての人が楽しむことができます。是非近くの温泉宿にゆっくり滞在してパウダースノーや樹氷など、蔵王の雄大な自然を満喫してみてはいかがでしょうか。