東京駅周辺のお好み焼きおすすめ店！食べ放題や人気の広島風の店もあり！

東京駅は日本の鉄道の中心、すなわち日本の中心ともいえる場所です。飲食店も多く、特にランチにもディナーにもなるお好み焼きは人気のあるジャンルになります。たくさんの人が行き交うエリアなので、お好み焼きの種類も豊富。食べ放題を楽しみたければすぐ近くの銀座や月島まで行けばたくさんの店があります。意外とこのエリアはお好み焼き激戦区でもあるのです。

お好み焼きが料理として優れているのは、軽食にも主食にもなることです。ソースやマヨネーズといった調味料だけでなく、様々なものをかけることもできますし、ほぼすべての食べものを具材とすることもできます。大まかには大阪風、広島風とはいいますが、日本全国で食べられる、まさに日本の国民的メニューがこのお好み焼きです。

お好み焼きのルーツは諸説ありますが、安土桃山時代には粉ものがすでに日本にあり、昭和初期にイタリアのピザを真似て作られたものが発祥とされています。当時は混ぜ焼きなどとも呼ばれたようですが、これがいわゆる大阪風お好み焼きになります。その後、戦後になって派生した食べもので乗せ焼きが現れ、それが広島風お好み焼きになったそうです。

そのため、お好み焼きというと大阪風と広島風のどちらがルーツかという論争がしばしば見られますが、大阪風の方が先だという見解が今は強いようですね。ですが!そんなこと、どうでもいいじゃありませんか。おいしければそれでいい。

東京駅は日本中からたくさんの人が集まり、食材も集まっています。おいしい。それだけでいいのです。ここでは東京駅周辺で人気の店を紹介します!

八重洲で老舗とされるこの「ふくじゅう」は八重洲地下街の一番奥にあり、すぐにみつかるかと思います。ランチ営業もしていますし、サービスもしっかりしています。注文されてから作り始めるので、テーブルにお好み焼きが来るまでやや待たされるのですが、食べてみればその待たされていた時間がまた至福のときだったことを知ります。

鉄板焼きの店でもあるので、お好み焼き以外にもたくさんのメニューがあります。ですが、人気はやはりお好み焼きの『豚玉』と『モダン焼き』です。豚玉はオーソドックスながら、厚みがあって食べ応えバツグン。モダン焼きは同じ値段でご飯とみそ汁も付けられますし、開店11時から40分間だけの限定で350円引きになるというお得さもウケています。

東京駅駅前辺りではお好み焼き食べ放題はありませんが、ここ「めっせ熊」はコースオーダーで飲み放題が可能です。場所は東京駅そばのパシフィック・センチュリー・プレイス丸の内の地下1階。値段も手ごろですし、ランチもあります。ランチでさえも焼きたてを出してくれるので、昼のお好み焼きならここが決定版でしょう。

「めっせ熊」は本場大阪からやって来た大阪風お好み焼きの店です。関東の人にはなかなか理解しがたいかもしれませんが、人気はお好み焼きと焼きそばのセットです。炭水化物の王様といった感じですね。それから、お好み焼き定食も人気です。豚玉にから揚げ付きなのにリーズナブルなのです。

TOKIA(東京ビルディング)の地下にあるこの「きじ」は大阪から来たお好み焼き店ですので、まさに大阪風のお好み焼きです。立地条件もよく、周辺の会社員に人気のある、本格的でおいしい大阪お好み焼きが楽しめます。『豚玉』などは1000円を切った安さですし、豊富な種類を用意しているので何度通っても飽きることはありません。

この大阪お好み焼きのお店で人気なのは、『モダン焼き』や『スジ焼き』です。スジ焼きは大阪の名物といってもいい料理で、丁寧に煮込んだ牛スジの脂が溶け、うま味としてお好み焼きに加わっています。スジ焼きの上にはたっぷりの青ネギが乗り、後口は案外さっぱり。辛み、甘み、様々な味が口の中で踊ります。

広島県人のソウルフード、広島風お好み焼きが楽しめるのがここ「広島　電光石火」です。本物の広島の味をひっさげてやってきた人気店で、すべての食材にこだわりがあります。例えば、広島お好み焼きで欠かせない麺はちゃんと生麺を使用。店の雰囲気にもこだわり抜き、広島の本店のようなパワフルさが売りです。

「電光石火」の東京店ができたのは実はごく最近。ですので、東京在住の広島県人や、広島風お好み焼きを好む人にはすでに話題のお店です。場所は東京駅八重洲地下中央口改札を出てすぐ、東京駅一番街、にっぽんグルメ街道の中にあります。本物の広島風を食べたければ、正直、東京都内でここ一択です!

「神戸六甲道・ぎゅんた」の東京駅周辺店はここ、丸ノ内南口前のJPタワーのKITTEの5階にあります。東京駅で待ち合わせというとKITTEというのが最近の若い人の定番で、わかりやすい場所にあるので行きやすさも人気の理由です。人気メニューはここでしか味わえない『ぎゅんた焼き』。牛すじイカ焼とご飯のセットになります。

お好み焼き店で案外食べ放題がないのは、そもそもお好み焼き自体がリーズナブルであることと、それほどたくさん食べられないので食べ放題に向いていないというのもあります。また、種類は豊富でも味が似ていて飽きやすいのも理由でしょう。ですが、この店はお好み焼き以外に例えば『焼きカレー』や『ステーキ丼』などほかのメニューも充実。食事を楽しめる場所でもあります。

丸ビル内にある気取らずに入れると、近隣の会社員などから人気のあるお好み焼き店がここ「KATANA」です。人気メニューは分厚いのにやわらかい『豚玉』や、卵と豚肉でできているオムレツのようなお好み焼き風の逸品『とんぺい焼き』です。ボリュームもあり、男性も大満足の量で、しかも高くありません。

この店もやはり食べ放題でお好み焼きをたくさん食べるよりも、いろいろな鉄板焼きのようなメニューを楽しみたいという人に向いています。昨今のお好み焼きの人気店は単にお好み焼きだけを食べさせるのではなく、このように様々な料理も楽しめるようにしているのがいいですね。まさに東京駅周辺はお好み焼きの激戦区。最先端を行っていますね!

「千房Elegance 有楽町ビックカメラ支店」は店名からもわかるように、有楽町のビックカメラ内6階にあります。ですので、正確には東京駅周辺ではありません。ただ、エリアとしては東京駅周辺といっていいかと思います。

ここを紹介した理由は、やはり立地です。場所柄行きやすいですし、ランチもやっているので、例えばお子様連れでも行きやすいというメリットがあります。

ビックカメラという家電量販店の中にあることから、本当にこの店は入りやすいお好み焼き店になっています。お好み焼き各種も人気ですし、『とんぺい焼き』や、たっぷりのシーフードを盛り込んだ『海鮮焼き』もここを訪れた人はみんな注文しているようです。楽しみがいっぱいある店ですので、銀座周辺に行った際にはぜひどうぞ。

大阪玉出で昭和21年に誕生したのがこの「ぼてじゅう」です。古い歴史のある店ですので、大阪風お好み焼きの元祖ともいわれています。大阪風の元祖ということは広島風を含め、お好み焼きすべての発祥。そんなお店の東京支店がここ「ぼてじゅう 東京駅八重洲地下街店」になります。東ゾーン八重洲地下1番通りにあり、ランチからディナーまで通し営業です。

おすすめは北海道ポーク、国産黒毛和牛、紋甲いか、えびを山芋たっぷりの生地で焼いた『プレミアムミックス月見焼』や、お好み焼きの原点である混ぜ焼きの中でも大阪名物といわれる『おおさかモダン』。これはぼてじゅう特製の麺を使うなど、ほかでは味わえない逸品です。

お好み焼きの楽しみ方は人それぞれ。ひとりでも大人数でも、とにかく笑顔で食べる。これがお好み焼きの正しい食べ方です。食べ放題でがっつりと行きたい場合は残念ながら東京駅ではなく、月島などもんじゃで有名なエリアに行くといいでしょう。下町なので食べ放題がたくさんあります。とにかく、ワイワイ食べる。これがお好み焼きの本道です!