白米千枚田の見所！ライトアップに浮かぶ？駐車場やアクセス情報も！

「白米千枚田」は石川県輪島の大変人気の名所として人気があります。ライトアップもあり、見どころがたっぷりです。白米千枚田へのアクセスや駐車場情報、見どころなどの観光情報を紹介します。

白米千枚田は石川県輪島市にある棚田です。白米千枚田は約4ヘクタールの水田地域の中におよそ1004枚ほどの小さな田が網目状に並んでいて、最も小さい田は0.2平方メートルと大変小さく、機械が入ることができないので、田植えから稲刈りなどすべての作業は昔からの手作業で行われています。変わらない農業の姿を見ることができるところとしてとても大切な場所とされています。

昔から白米千枚田は「田植えしたのが九百九十九枚あとの一枚蓑の下｣、｢越中富山は田どころなれど能登は一枚千枚田」などと民謡などに歌われてきて、地元の人からも愛され、大切にされてきた場所です。今では、日本の昔の雰囲気を感じられる場所としてとても人気の名所として注目されています。

白米千枚田は2011年に世界農業遺産に登録され、能登半島の伝統的な農業の文化や変わらない自然環境、幾重にも重なる田の景観の素晴らしさが認められました。白米千枚田は「日本の原風景」とも言われていて、昔ながらの景色を楽しむことができるところとして名所とされています。

石川県輪島市にある白米千枚田が登録されている「世界農業遺産」とは、伝統的な農業などが今まで育まれ、維持されてきて、その土地の利用と継承を目的として、次世代のために2002年に国連食糧農業機関(FAO)が創設したのものです。世界的に重要な地域を認定することによって持続可能な農業を行っていくことを発信しています。

白米千枚田へアクセスするためには、石川県の金沢駅を経て「七尾駅」または「和倉温泉駅」へ行き、そこから「のと鉄道」で40分ほどの「穴水駅」で北鉄バスに乗り換えます。「輪島ふらっと訪夢」で乗り換え約20分の「白米」で降り、徒歩すぐでアクセスすることができます。その他にも路線バスなどを乗り継いでもアクセスすることができます。白米千枚田へは乗り換えなどが大変多いので時間に余裕を持って行動しましょう。

車で白米千枚田にアクセスするには北陸自動車道の「能登空港IC」で降りて輪島市内を経由すると白米千枚田に行くことができます。駐車場は約49台駐車することができる駐車場があります。イベント時などには混雑するので、すぐ隣にある「道の駅・千枚田ポケットパーク」の駐車場や臨時駐車場、輪島市内などの駐車場を利用し、バスでアクセスするのも良いでしょう。

白米千枚田では毎年大規模なライトアップが行われます。「あぜのきらめき」と題し、棚田のあぜに2100個ほどのソーラーLEDを置き、大変幻想的な夜の棚田の雰囲気を楽しむことができます。日が沈み、辺りが暗くなるにつれてどんどんと表情を変えていく白米千枚田の風景は名所として大変人気があります。

白米千枚田では今年度は平成29年10月8日(日)から平成30年3月11(日)にライトアップされる予定となっていて、長い期間楽しめるイルミネーションとして多くの人で賑わいます。点灯時間は10月は17時30分、11月は17時、12月は16時55分、1月は17時15分、2月は17時50分、3月は18時15分となっていて、ライトアップされる瞬間を見ようとたくさんの人が訪れます。

白米千枚田のライトアップに使われるLEDはピンクから黄色へと色が変わります。30分ごとに切り替わる仕組みとなっていて、通称「ペットボタル」と呼ばれています。日中の太陽の光でエネルギーを充電し、夕方暗くなると発光するものです。

白米千枚田のライトアップ期間中のクリスマスやバレンタインデーなどには特別イベントも開催される予定となっています。ライトアップ点灯時間の前後は駐車場や絶景スポットが込み合うので、時間と気持ちに余裕を持って行動するようにしましょう。

白米千枚田では毎年9月に一般募集として募集を行い、選ばれたカップルによって行われる「結婚式」があります。この結婚式を一目見ようと多くの人が集まり、輪島市内の一大イベントともなっています。能登特有の花嫁行列から始まり、特設ステージでは田んぼの神様に永遠の愛を誓います。そして、初めての共同作業として豊かに実る稲穂の「稲刈り」を行います。

この結婚式は白米千枚田ならではであり、多くの人に見守られ、世界農業遺産で結婚式を挙げたカップルは忘れることのできない思い出となります。これから結婚式を考えている人におすすめのイベントです。また、見学に行くことはできるので、節度をもって新しい夫婦の門出を見守ってみましょう。

白米千枚田は大変狭いスペースに多くの田んぼが集中していて、機械で作業をすることができません。よって、全ての農作業を地元の人やボランティアで行っていました。しかし、高齢化や後継者不足などの問題もあり、平成19年から「オーナー制度」を取り入れて一般の人々と共に田んぼを作っています。

「オーナー制度」は白米千枚田の名所としての景観を守るため、米作りの苦労や喜びを知るため、米一粒の大切さを学ぶためなどのさまざまな目的を持って行われています。また、地元の農家の人との交流をすることを大切なこととしています。普段の田んぼの管理は地元の管理団体が行うので、誰もが気軽に応募することができます。

白米千枚田のオーナー会員の募集は今年度は平成29年1月10日(火)から平成29年5月31日(水)まで行われています。会員期間は平成29年4月1日(土)から平成30年3月31日(土)までの一年間です。年会費2万円で、1枚のマイ田んぼを持つことができます。オーナーになるとマイ田んぼのそばにオーナー名の表札を建てることができます。さらには収穫した米10キログラムと地元山菜などの特典が贈られます。

白米千枚田のオーナー特典の収穫米に限りがあるので、オーナー会員は先着200組限定となっています。オーナーになることを考えている方は早めに応募することをおすすめします。オーナーになると田起こしから田植え、草刈り、稲刈りなどの作業工程に参加することができます。予定が合わないときには地元の管理団体が責任を持って作業を行ってくれるので、安心です。

白米千枚田ではオーナーでなくても田植えなどのプチ体験をすることができます。田植えをしたことがない子どもや海外の人に大変人気となっています。米作りを体験することによって、食育をしたり、食べ物のありがたさを感じることができます。

白米千枚田は海に面していて大変景観の良い名所として知られています。季節によって景色も変わり、大変魅力的な場所です。春には水の張った田んぼに美しい夕日が映え、夏には緑色の稲が風に揺れる様子を見ることができ、秋には金色の稲穂が頭を垂れる様子を眺めることができ、冬には雪化粧をした田んぼが現れます。時間や季節によって変わる名所「白米千枚田」を何度も行くことによってあますことなく楽しみましょう。

名所「白米千枚田」のすぐ隣には「道の駅・千枚田ポケットパーク」があり、ここではランチなどの食事を白米千枚田の絶景を眺めながら楽しむことができ、大変おすすめです。また、白米千枚田の米を使ったポン菓子が入った「お米ソフトクリーム」はご当地グルメとして人気があります。バニラやブルーベリーなどの種類も豊富で「輪島水塩」をかけて食べるとさらに美味しくなると評判です。

「道の駅・千枚田ポケットパーク」では地元の取れたての野菜や塩、海藻、ぬか漬けなどが売っていて、ここでしか買えないものもたくさんあります。職場や友人へのお土産を買ったり、夕食のもう一品に購入したりして帰ると良いでしょう。とてもきれいで利用しやすい道の駅として人気があります。

日本の古き良き時代の雰囲気を感じることができる場所が石川県輪島の「白米千枚田」です。ライトアップをはじめ、さまざまなイベントも行われていて、名所として訪れる人が多い場所です。白米千枚田は季節によって見ることができる風景も変わるので、何度訪れても新しい発見をすることができます。おすすめ観光スポットとして白米千枚田に是非行ってみましょう。