ラガーディア空港から市内へ行くとしたら
ラガーディア空港はニューヨークの空港の1つです。主としてアメリカ、カナダ間や国内線が中心の空港なので、他の都市からの移動でこの空港を使うという方が多いのでは。今回はラガーディア空港からマンハッタンなどニューヨーク市内へのアクセスについて調べてみました。
ニューヨークの3つの空港
坐了12.5個小時飛機終於到了!
— Kevin Leung ケビン リュン (@kevinlsh123) January 25, 2017
Arrived after 12.5 hours flight!#約翰甘迺迪國際機場#NewYorkJFKInternationalAirport#ジョンFケネディ国際空港 pic.twitter.com/hcecu5kA1i
ニューヨークには3つの空港があります。日本からニューヨークに行く場合に到着するのが「ジョン・F・ケネディ国際空港」で、ここには日本だけではなく、50を超える国々からの便が毎日到着しており、まさにニューヨークの空と玄関といえる空港です。ニューヨーク市内へのアクセスもいいですが、多くの便が離発着するため、どうしても混雑しがちです。
また、「ニューアーク・リバティー国際空港」は、他の2つの空港と違い、ハドソン川をはさんだ対岸にあたるニュージャージー州にあります。そのため、ニューヨーク市街地にはこの3つの中では一番近い空港となっています。国際線も多く乗り入れてはいるものの、ジョン・F・ケネディ国際空港に比べると混雑は少なめと言われています。
そして、これからご紹介する「ラガーディア空港」は、クイーンズ区にあります。位置としてはマンハッタンの北東部に当たります。空港名に「国際」とついていないのは、基本的には国内線が中心の空港だから。国際線はアメリカとカナダの間の便が飛んでいます。税関や検疫の設備もなく、基本的には遠距離の飛行機は離発着を行っていません。
1/24 6:00pmに #ハワイ を発ち、1/25 4:30pmに #夕暮れ の #ニューヨーク #ラガーディア 空港に無事到着しました^^ pic.twitter.com/ueMFfqUG47
— KJ_BKEJN (@BKEJN) January 25, 2016
そのため、ラガーディア空港を使うという場合は、アメリカの他都市からマンハッタンやニューヨーク市内に行く場合、もしくは事前に入国審査が行われる空港からの到着便に限られています。
ラガーディア空港はどこにある?
ラガーディア空港は前述したように、ニューヨーク市クイーン区にあります。シェア・スタジアムが徒歩圏内にあり、マンハッタンに地下鉄一本でアクセスできるという位置関係になっています。距離的にはマンハッタンに一番近いのがラガーディア空港です。
ラガーディア空港の歴史
ラガーディア空港は小さく国内線が多いみたいで入国手続きはカナダのトロント空港で乗り継ぎの時にするシステム。全部自動化されてて、入国審査が終わるとボードに名前の略みたいなのが表示される。そうすると出国エリアに入れるシステムだった。 pic.twitter.com/0jQ4fqtWaj
— みゆ (@miu10181) April 29, 2017
さて、そのラガーディア空港ですが、ニューヨーク市立空港として開港したのは1939年のことです。当時はノースビーチ空港と呼ばれ、アメリカ大陸横断路線などの長距離便も就航していました。現在は騒音問題、環境保護の関係で、長距離便が就航しなくなったのです。
第一次大戦終結間近の伊戦線。Caproni Ca.44で戦うため志願した伊移民が主役(ニューヨーク市長を務めたF・ラガーディア含む)。ラガーディア氏はオーストリア=ハンガリーと戦ったのでkuk出番あるか?1918-1933年の物語。 https://t.co/Koe5Ik3gVP pic.twitter.com/dVVJaQtDzm
— Kumicov (@kumicov) June 17, 2017
その後、ノースビーチ空港は飛行家で航空機開発に尽力したグレン・カーチスの名前にちなみ、グレン・H・カーチス空港と名づけられました。現在のラガーディア空港という名称になったのは1953年のことです。ちなみにラガーディアとは1934年から45年までニューヨーク市長だったフィオレロ・ラガーディア氏の名前から付けられています。
ラガーディア空港の乗継便
シカゴとDC行きしかないラガーディアのターミナルA。ついに利用する日が!
— Rikako (@lulunchan) June 23, 2017
セキュリティの中は何もないと思ったら、軽食までちゃんとできるし、ゆったり椅子に電源いっぱい。あなどっていたようだ。 pic.twitter.com/hRKc9nNnRs
現在、ラガーディア空港には4つのターミナルビルがあり、それぞれ連絡バスや通路を使って行き来することができるようになっています。前述したとおり、ラガーディア空港には税関や検疫がありませんから、国際線は事前の入国検査ができる15都市からの便のみとなっています。
実際に国際線でラガーディア空港を利用しているのは、カナダのモントリオール、オタワ、トロントなど、そしてバハマのナッソー(季節便)、アルバのオラニエスタッドとなっています。また、国内便としてはシカゴやヒューストンのインターコンチネンタル、ワシントンのダレス、ボストンやデトロイトなどの便が就航しています。
ラガーディア空港からのアクセス①
バスでのアクセス
では、次にラガーディア空港からニューヨーク市内、マンハッタンへのアクセスについて、乗り物ごとにメリットを比較しつつ、紹介していきます。まずはバスでのアクセスです。パスは空港から一本でマンハッタンの中心部に行くことができ、料金が決まっているという点が他と比較してメリットです。
ラガーディア空港からマンハッタンへは鉄道がなく、代わりにバスが走ってます。この蛇腹で連結された長いバス、中国だけじゃなかったんだね…停車リクエストにはこのヒモを引くと書いてあって目を疑いました(ちゃんとボタンもあった)。 #NY旅行 pic.twitter.com/J4mesir4G0
— メガうーたん (@k_karasu) June 5, 2017
バスの場合は2種類あります。1つはニューヨークエアポーターで、ポート・オーソリティー・バスターミナルのほか、グランドセントラル駅、ペンシルベニア駅、ブライアントパークなどを経由します。運行は5時から23時まで30分おきに発車し、所要時間は30分ほどです。
New York, ラガーディア空港からはマンハッタンまでは、シャトルで向かうのがラクチン・リーズナブルー☆ #ラガーディア https://t.co/9P6op9nOQu pic.twitter.com/eoZlZO8U8Q
— Mika yoga instructor (@mikamikayoga) December 18, 2015
もう1つはマンハッタン全域に行くシャトルバスです。こちらは民間の乗り合いのバンで、24時間運行しており、やはり所要時間は約30分。どちらもジョン・F・ケネディ国際空港からラガーディア空港を経由し、マンハッタン及びニューヨーク市内に行くルートになります。
料金は14ドルから18ドル程度で、ニューヨークエアポーターの方が少し安いですが、夜や早朝に着く便の場合はシャトルバスを利用することになるでしょう。特にシャトルバスのほうはスーパーシャトル、エアリンクシャトルの2種類があり、行き先によって料金が異なることがあります。また、時間帯や時期によって渋滞にかかると、時間が予想外にかかる可能性があります。
ラガーディア空港からのアクセス②
地下鉄でのアクセス
次に地下鉄によるアクセスです。マンハッタンに行くのであれば、地下鉄が一番リーズナブルに行くことができるかと思います。また、バスやタクシーと比較して、渋滞などによる影響が少ないのもメリットと言えるでしょう。
地下鉄の場合は、まず空港の各ターミナルにあるMTAバスの停留所から80番のバスに乗ります。そしてアップタウン125thストリートで降ります。ここから地下鉄の駅に移動して乗ることになります。24時間利用でき、時間は1時間程度見ればいいでしょう。
地下鉄の料金はニューヨーク市内まで行ってもバス代と合わせて4.5ドル程度と、他のアクセス方法と比較して安いのが大きなメリットと言えます。また、バスやタクシーと比較すると渋滞の影響が少ないため、観光やビジネスなどで予定が決まっている場合には便利です。
反面、バスと地下鉄を乗り継ぐということになるので、荷物が多かったりするとちょっとしんどいかもしれません。特に初めてニューヨークに来たという場合などは、バスを利用した方が楽に行けるでしょう。
ラガーディア空港からのアクセス③
タクシーでのアクセス
ニューヨーク市内の3つの空港のうち、一番マンハッタンに近いのがラガーディア空港です。したがって、空港から市内までタクシーを利用するならば、ラガーディア空港はメリットがあると言えます。
乗り場は到着ロビーを出たところですし、タクシーですから、荷物を持って移動する必要もないうえ、行きたいところに直接アクセスできるというのは大きなメリットと言えるでしょう。
タクシーの場合は、マンハッタンまで約20分で到着できます。料金は25ドルから37ドル程度、これにチップがかかります。だいたい15パーセントから20パーセントを目安にするといいでしょう。またこの料金のほかに橋とトンネルの通行代がかかるほか、20時から6時までと、ラッシュアワーの時間帯(平日の16時から20時)にはそれぞれ0.5ドル、1ドルの追加料金がかかります。
一見してわかる通り、やはりタクシーはバスや地下鉄などど比較し、料金が高くなります。そのうえ、渋滞の影響を受けやすいという面があります。また、料金のところで説明したように、特に平日の場合は追加料金が広い時間帯でかかります。
それでも、すんなりと市内に入ることを考えるなら、他のアクセスと比較して所要時間が短いこと、荷物を持ち歩くことなく、目的地まで一本で行くことができること、というのは大きなメリットで、タクシー乗り場はいつも混雑しがちです。ちなみに、レンタカーを使うことも可能です。
ラガーディア空港での注意点
それぞれのアクセスには一長一短があるので、海外旅行に慣れているかどうか、どこに行く予定があるのか、などで決めるといいでしょう。ただし、どのアクセスに関しても乗り場の表示があるので、そこを利用するようにします。
【大学生のアメリカ ニューヨーク一人旅ブログ】https://t.co/BnDRVGIXSn #ヨウログ #大学生 #一人旅 #アメリカ #ニューヨーク
— タノ|ヨウログ (@Tomohiro_Tanoue) June 29, 2017
特に気をつけなければならないのがタクシーの場合。前述の通り、タクシーは到着ロビーを出たところに正式なタクシースタンドがあり、きちんとスタッフが待機しています。ところが、空港内にはタクシーの客引きやポーターなどがいて、声をかけてくる場合があります。トラブルの原因になることがあるので、こういったものは利用しないようにしましょう。
ラガーディア空港から楽しい旅を
ラガーディア空港は日本から直接降りることはないのですが、他の都市やカナダなどから入るときに利用する空港です。マンハッタンにも近く、公共交通機関のアクセスも便利なので、上手に利用して、アメリカの旅を楽しんでください。
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