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木津呂は隠れた絶景スポット!アクセスやおすすめの観光情報を紹介

木津呂は隠れた絶景スポット!アクセスやおすすめの観光情報を紹介
投稿日: 2017年7月22日最終更新日: 2020年10月7日

三重と和歌山と奈良の県境に、まるで山中に浮かんでいる孤島のような不思議な地形があります。ミステリーサークルのようにも見えますが、これは"木津呂"という、現在でも人が生活しているれっきとした集落なのです。そんな隠れた絶景スポット・木津呂をご案内します。

摩訶不思議?山中に突如現れた謎のサークル見出し

"木津呂"は三重県と和歌山県と奈良県のちょうど県境にある、ユニークな地形が話題の絶景パワースポットです。山中を流れる北山川にぐるりと取り囲まれた木津呂集落は、一度見たら忘れないほど印象的ですね。そんな木津呂へのアクセスやおすすめ観光情報、さらにはベストロケーションから集落を見るための登山コースなども紹介していきます。これを読んでパワースポット・木津呂を訪れてみましょう。

木津呂は絶景パワースポット!風水的にもいい!見出し

蛇行する北山川に丸く突き出した岬のような木津呂集落。風水ではこのような地形のことを"龍穴"(りゅうけつ)と呼んでいます。龍穴とは"大地の気が吹き上がる場所"として、繁栄するとされている土地のことです。たしかに幻想的な木津呂の景色には、何か人智を超えたものを感じますよね。ご利益のある景色を一目見ようと、パワースポット・木津呂にはたくさんの観光客が訪れています。

木津呂へのアクセス方法は?見出し

観光協会のホームページに"とっても交通の便が悪いところです。覚悟してお越しください。"と書いてあるとおり、木津呂へのアクセスは簡単ではありません。名古屋方面からは熊野灘沿いを走るルートが最短です。関西方面からは海沿いに高速道路を走って途中から国道に入るルートと、奈良の山中を超えて直接アクセスするルートの2パターンあります。

近くまで高速道路が伸びていないため、どのルートでアクセスしても時間がかかってしまいますが、木津呂集落は行くだけの価値があるパワースポットです。集落の近くには駐車場があるので、しっかりとプランを組んでアクセスしましょう。本数は少ないですが熊野市駅からもバスが出ています。長時間の運転を避けたい方はバスを使うのもありかもしれません。

かつては"筏流し"で栄えた木津呂集落見出し

木津呂はかつては林業で栄えた地区でした。集落の周りを流れている北山川の上流では林業が盛んで、伐採した木材を筏に乗せて運搬していたそうです。木津呂はその筏流しの中継地点で、多くの筏師たちが住んでいたといわれています。木材運搬がトラックに取って代わられたため筏師は廃れてしまいましたが、集落には往時の景色を思い出させる筏の渡し場の遺構が残されています。

いざパワースポットへ!難所が続く登山道見出し

美しい木津呂集落の全景。その景色を見るには木津呂の集落の向かいにある嶋津地区の山を登らなければなりません。この登山コースは非常に難易度が高く、整備されていない登山道や地図のない道を2時間から3時間かけて進まなければなりません。しかし、苦労して登ったからこそ、見える景色も味わえる爽快感も格別なものになるはずです。しっかりと準備をしてパワースポットを見に行きましょう。

登山初心者や自信のない方は観光協会で実施されている登山ツアーに参加するのがベストです。ツアー期間中は危険な場所にロープが張られているので安全性も高くなります。それに、地元の歴史や地層の違いなど、ツアーガイドから様々な話を聞くことが出来るのも登山ツアーの大きなメリットです。登山ツアーには予約が必須ですので、余裕をもって予約しておきましょう。

"瀞峡めぐり"で船の上から木津呂を楽しもう見出し

"瀞峡"(どろきょう)は奈良県・三重県・和歌山県にまたがる北山川の渓谷で、木津呂集落の上流にあります。奥瀞・上瀞・下瀞に分かれていて、特に"瀞八丁"と呼ばれている下瀞は、荒々しく切り立つ断崖と神秘的な色を持つ川の流れが圧倒的な渓谷美を生み出している、まさに風光明媚という言葉がぴったりの日本を代表する秘境です。

瀞峡はジェット船が運行されていて、乗船中に木津呂集落を見ることができます。ジェット船は志古と小川口から乗ることができます。志古の乗船所のほうが下流にあるので乗船時間は長くなりますが、どちらから乗っても瀞峡までの往復というルートは同じです。ジェット船はかなりスピードが速く、すごい勢いで川をさかのぼっていきます。ぼんやりしていると貴重な景色を見逃してしまうかもしれませんよ。

木津呂の上流にあるカフェレストラン"瀞ホテル"見出し

1917年に筏師のための宿として始まった"瀞ホテル"。ホテルなのにカフェ?と一瞬混乱してしまいますが、これは営業を休止していたホテルを2013年にカフェレストランとして復活させたためです。現在は宿泊施設としての営業はしていませんが内装は当時と変わっていないため、落ち着いた雰囲気の中で食事が楽しめます。

クラシカルな雰囲気が魅力の"瀞ホテル"ですが、味にも定評があります。特にハヤシライスは早めに行かないと売り切れてしまうこともある人気メニューです。都会の喧騒から切り離された雰囲気に包まれて、目の前に広がる瀞峡の景色を眺めながらする食事は格別です。観光客にもかなり人気のあるカフェレストランなので、予約は必須です。

木津呂からすぐ!トロッコで行く"湯ノ口温泉"見出し

木津呂の集落から約2キロほど南にある"湯ノ口温泉"は、熊野の秘湯として昔からとして愛されてきました。そんな湯ノ口温泉の最大の魅力はアクセス方法です。高い泉質と豊富な湯量もさることながら、実際に使われていたトロッコに乗って約1キロメートルのトンネルを移動して温泉に向かう、そんな非日常感あふれる経験ができる温泉は全国でもそう多くありません。

湯の口温泉は加水・加温なしの源泉かけ流しの温泉で、毎分1200リットルという圧倒的な湧出量を誇っています。寝湯・立ち湯・半身浴など、豊富な種類の浴槽を備えていて、さらには貸切風呂もあるのでゆっくりと入りたい方にはおすすめです。バンガローやコテージなどの宿泊施設も完備されていてリーズナブルな価格で宿泊することができるので、グループでの観光旅行に最適です。

木津呂周辺観光スポット①:丸山千枚田見出し

三重県熊野市の丸山地区にある"丸山千枚田"。田んぼの数はなんと約1340枚で、その全てを機会を一切使わず手作業で行っているというのだから驚きです。この景観が日本一と称されるのもよくわかりますね。また、丸山千枚田は夕日の名所でもあります。特に田植えシーズンの水の張られた棚田に映り込む夕日は壮観で、その景色を見ようと全国からカメラマンや観光客が訪れています。

丸山千枚田は季節によって様々な顔を見せてくれます。そのひとつに伝統行事として毎年初夏に行われる"虫送り"というライトアップイベントがあります。この行事は、かつて農薬がなかった時代に松明と太鼓を手に千枚田を練り歩き、害虫を追い払おうとしたのが始まりと言われています。現在は松明の代わりにキャンドルが飾られて、幻想的な雰囲気を生み出しています。

木津呂周辺観光スポット②:北山村の筏下り見出し

山でとれた木材を筏に乗せて下流に運ぶ"筏流し"。木津呂ではその文化は途絶えてしまい、現在では渡し場跡が残っているだけでした。しかし木津呂の上流にある北山村では伝統文化である筏流しを後世に残そうと"観光筏下り"をスタートさせました。大自然の激流をシンプルな筏で下っていくハラハラドキドキ感が話題を呼び、今では村の人気イベントになりました。

全長約5.5キロメートルをおよそ1時間かけて進みます。櫂一本で船を巧みに操って激流ポイントや川幅の狭いところを抜けていく筏師の技術はまさに職人芸です。筏下りは5月から9月までの夏季シーズン限定で開催されていて、人気イベントなので予約は必須です。筏下り後はずぶ濡れになるので、風邪をひかないように着替えを持っていきましょう。

木津呂周辺観光スポット③:熊野本宮見出し

熊野本宮大社は全国に3000社以上ある熊野神社の総本山にあたる熊野三山(本宮、新宮、那智)のひとつです。神秘的で荘厳な雰囲気を持つ熊野古道の終着点で、神域には凛とした空気が漂っています。導きの神として篤く信仰されているヤタガラスは日本サッカー協会のシンボルマークになっているので、サッカーファンに馴染みがあるかもしれません。

"大斎原"(おおゆのはら)と呼ばれているこの地には、かつて熊野本宮の本殿がありました。しかし、明治22年の洪水で社殿の一部が流失してしまったため、残りの社殿を高台に移すことになりました。その跡地に建てられたのがこの巨大な鳥居というわけです。田園風景にある日本一高い鳥居(高さ33.9メートル、横42メートル)には絶大なインパクトがありますね。

神秘の集落・木津呂見出し

ここまで木津呂についてアクセスや観光情報を紹介してきましたがいかがでしょうか。かつては市内に住んでいる人たちにさえも、その存在を知られていないような状況でした。しかし現在では知名度が少しずつ上がってきています。アクセスは簡単ではありませんが、だからこそ到達した時の達成感もいっそう大きくなるはずです。大自然が生み出したユニークな地形のパワースポット・木津呂に行ってみましょう。

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投稿日: 2017年7月22日最終更新日: 2020年10月7日

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