神戸でおすすめの桜の名所は？隠れた穴場でお花見しよう！ライトアップで夜桜も！

今年はどこで桜を見ますか?多くの人が訪れる桜の名所は勿論、子連れでもゆっくり楽しめる場所や会社帰りに立ち寄りたい場所までをご紹介します。神戸には、街や海を見渡せる桜の名所や川沿いを彩る桜並木、そして近所に隠れた穴場がいっぱいありますよ。それでは、短い桜の季節を満喫できる桜のスポットを巡ってみましょう。

新神戸駅から南へ約5分ほど、三宮から15分程度と近い生田川沿いの公園は、普段は市民の憩いの場としてきれいに整備されています。4月初旬の桜の見ごろになると「生田川さくらまつり」が開催され、多くの方が訪れます。夜にはライトアップされた川面に映る桜が美しく、オフィス街が近いこともあり、夜桜を見に来る方も多い場所です。

縁結びの神様で知られる生田神社には、30本の桜の木があります。八重の桜が社紋の生田神社には、4月1にから中旬にかけて、ソメイヨシノ、八重桜、山桜、しだれ桜、陽光桜、ハナカイドウ等の桜が咲き乱れ、お昼には境内や朱色の社殿をますます鮮やかに彩りますよ。神戸の繁華街のど真ん中で見れる桜としては、まさに隠れた穴場です。

神戸北野天満宮は観光地で有名な異人館の奥の並びにあり、4月の桜の見ごろには鳥居から境内までの急な細い階段は両脇の桜に覆われアーチのようになります。境内に入ると、素晴らしい神戸の街と海を一望出来ますよ。境内の桜は、そこからの景色をますます美しく演出してくれます。ここは撮影スポットとしても素晴らしい穴場なのです。

神戸市営地下鉄の大倉山公園駅近く、大倉山公園の東側に流れる宇治川には美しい桜並木が見られます。再度山から流れる川は美しく、川沿いの1.2キロの桜並木は散歩するのも良い距離です。宇治川公園でお弁当を持って花見もできますし子供達が遊べる場所もありますよ。そしてここは数少ないバーベキューが出来る穴場のポイントなのです。

王子公園駅の目の前にある王子動物園は毎年3月下旬から4月上旬に桜が見ごろになり、閉園後には無料でライトアップされた夜桜の通る抜けが出来ます。ここはソメイヨシノを中心に約700本の桜が咲く名所です。夜桜の通り抜けは毎年かなり混むので、子供連れの場合は動物園の開園時間内(有料)に、お弁当持参でお花見するのがおすすめです。

南北約400メートルの閑静な住宅街を通る「高尾通」には、道の両脇に咲き誇る70本の桜があり「桜のトンネル」として穴場のスポットです。この桜並木の道は車もバスも通る道なのでお子様連れの方は安全に鑑賞して下さいね。結構きつい坂道なので「摩耶ケーブル下」バス停から歩くか神戸市バス18系統に乗って花見をするのもおすすめです。

都賀川公園は「なだ桜まつり」が行われる桜の名所です。阪神大石駅から徒歩7分の場所で、都賀川沿いに整備された公園には散歩道やベンチもあり、満開の時期には多くの方がお花見に訪れます。「なだ桜まつり」は灘区民に親しまれているお祭りで、地元の出店や子供達のダンスパフォーマンス等のイベントが行われ、花見客を盛り上げます。

神戸護国神社は5万人の戦没者をお祀りしている神社です。都賀川公園から15分程の場所にあり、境内にはソメイヨシノの桜が多く見られます。見ごろになるとお弁当を持ってお花見に来ている親子連れもいますよ。のんびりとしたお花見を楽しみたい方の穴場スポットです。夜には、ぼんぼりの薄明りでライトアップされた夜桜を楽しめますよ。

阪急岡本駅から西へ徒歩5分の「桜守公園」は、水上勉の小説「櫻守」のモデルの桜の愛好家である笹部新太郎の邸宅跡です。貴重な新種のササベザクラや荘川桜などの珍しい物から、オオシマザクラ、エドヒガンなど10種類約30本が見られます。ここは桜の愛好家の公園らしく桜に解説がしてありますよ。見ごろには、「観桜会」が開催されます。

「水の科学博物館」には200本もの桜と、兵庫県一美しい「奥平野舞桜」と呼ばれるソメイヨシノが見られる隠れた穴場です。また、兵庫県で一番大きな桜と言われる「樽見の大桜」、日本で一番古い桜と言われる「山高神代桜」の2世も見られますよ。見ごろには「さくらフェア」が催され、入館料が無料になり様々なイベントが行われています。

桜の季節には、桜の木の下で青空将棋を楽しむ人が多い湊川公園です。新開地の北にある湊川公園は楠正成の銅像を囲むように桜の花が咲いていて、子供達が走り回れる良い空間があるので子連れで花見を楽しむにはとても良い場所です。近くにはディープな昭和感が楽しい東山商店街があり、そこで食べ物を買って気軽な花見が楽しめます。

神戸市営地下鉄「上沢駅」から北へ坂道を10分程行くと、約1400本の桜が楽しめる「会下山公園」があります。標高80メートル程の公園は、満開の時期になる山全体に桜が咲き「桜の山」と化しますよ。「会下山公園」からは、神戸市街地の夜景が見られるスポットとしても有名ですが、夜は公園自体が暗いので、花見は昼間がおすすめです。

高取山を背にする「観音山公園」は、高速長田駅と西代駅からそれぞれ13分程度の場所にあります。見晴らしが良い傾斜にあり、約300本の桜が点在し、市内を眺めながらゆったりとお花見が楽しめますよ。頂上の広場は市民の健康づくりの場として活用され、休憩所や子供たちが遊べる遊具もあるので子供連れにはおすすめのスポットです。

「須磨浦公園」は、瀬戸内海を望む鉄拐山や鉢伏山を含んだ傾斜地を含む一体に、約3200本の桜が咲き誇る桜の名所です。海と山の間にある風光明媚なこの場所は市内最多の桜の名所で、見ごろには大勢の花見客が押し寄せます。夜は「敦盛桜･花灯」と題したライトアップやプロジェクションマッピング等、毎年様々なイベントが開催されます。

須磨浦公園から須磨浦山頂まではロープウェイで3分。鉢伏山のなだらかな傾斜に咲く桜を上から見ることが出来ます。そこからカーレーターに乗り、鉢伏山上の回転展望閣まで行けば、眼下に広がる桜とその向こうに広がる海には神戸空港と明石海峡大橋から大阪湾までも眺めることが出来ますよ。須磨浦公園まで来たら是非見に行って下さいね。

妙法寺川沿いにある妙法寺公園では、約400本の桜並木を楽しむことが出来ます。東須磨駅から南東へ徒歩約5分の場所では毎年「須磨妙法寺川さくらまつり」と題して地元の人々の模擬店やステージ等、イベントも行われていますよ。夜間には公園ではライトアップ、川沿いにはぼんぼりも灯され幻想的な夜桜も楽しめるスポットとなっています。

市営地下鉄西神中央駅から徒歩約15分、西神ニュータウンの中心に位置する大きな公園「西神中央公園」は、1000本以上の桜の木あり「西神の千本桜」と呼ばれる桜の名所です。見ごろになると｢西神中央公園桜まつり｣が開催されて、様々なイベントや企画展が行われ毎年多くの花見客でにぎわいます。ここは神戸市西区随一の桜の名所なのです。

スポーツ、野外活動、温泉等、広大な敷地にある複合施設「しあわせの村」の｢日本庭園｣では、ベニシダレザクラやソメイヨシノが見られます。昼は多くの人が日本庭園の池のまわりにレジャーシートを敷いて花見をしており、夜にはライトアップされた夜桜を楽しむことが出来ますよ。三宮から車で20分。三宮、神戸駅からバスも出ています。

江戸時代から桜の名所で知られる有馬温泉。ここには有馬温泉で一番古い建造物である1712年に建立された豊臣秀吉の北の政所の別邸跡「念仏寺」の本堂に咲くしだれ桜や、有馬川沿いの桜の並木道が見られます。桜の季節になると、温泉を兼ねてお花見に訪れる多くの観光客で賑わいます。温泉街のレトロな雰囲気を桜が一層引き立てます。

有馬温泉駅から徒歩で5分の「善福寺」は樹齢約250年以上の、「糸桜」と呼ばれる枝垂れ桜の大木が4本もある桜の名所です。この桜は「神戸市民の木」に指定されていて夜間の18時から22時にはライトアップもされ、桜まつりが開催されています。このお寺は住居を兼ねているため、桜まつりの期間以外はお昼間の鑑賞がおすすめです。

いかがでしたか?気になるスポットはありましたか?この他にも神戸の街中には、比較的小さな桜のスポットが点在しています。近所のお寺や神社でも見事な桜を見ることが出来るので、春にはチェックしてみましょう。友達、同僚、家族、一人で、短い桜の季節を満喫してくださいね。