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隅田川で桜を見よう!クルーズ情報や見頃にライトアップ時間・アクセス方法を紹介

隅田川で桜を見よう!クルーズ情報や見頃にライトアップ時間・アクセス方法を紹介
投稿日: 2017年8月26日最終更新日: 2020年9月7日

隅田川の桜は江戸時代から有名なお花見スポットとして親しまれてきました。川沿いを散策するのももちろんですが、隅田川を渡る船から桜を楽しむことができるのがこの場所のおすすめポイント。隅田川の桜をいろいろな方面から楽しむ方法を紹介します。

春といったら隅田川の桜見出し

滝廉太郎の有名な歌『花』の中で「春のうららの隅田川」と歌われる隅田川。歌詞の2番では「われにもの言う桜木を」と桜が歌われます。このように隅田川と桜の組み合わせは日本人にとっても原風景と言える情景と言えるでしょう。そこでこの隅田川の桜の魅力的な楽しみ方を調べてみました。

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桜は日本が世界に誇れる文化です。毎年春になると桜の花見を行う国は、世界広しといえども日本だけです。全国に桜の名所はありますが、関東にもおすすめの桜の名所がたくさんあります。1度は訪ねたい関東の名所だけでなく、まだあまり知られていない穴場もありますよ。

隅田川の桜の歴史見出し

さて、滝廉太郎の『花』ですが、最初に作られたのはなんと1900年、明治の頃のことです。歌詞は武島羽衣によりますが、この時代にすでに桜が植えられていたことがわかるのです。では、隅田川の桜はいつごろ植えられたのでしょうか。

実は隅田川の桜は江戸時代から庶民に親しまれたお花見スポットでした。最初に桜が植えられたのは江戸幕府4代将軍徳川家綱のころのことで、常陸国の桜川の桜をここに移植したのだと言われます。

その後、8代将軍徳川吉宗のとき、隅田川へりに堤防保護のために木を植えました。吉宗は1717年に桜を100本、そして1726年には桃、柳、桜を合計150本植えました。江戸時代は1本の桜を眺めるのが一般的だった中、この桜並木は珍しく、江戸っ子の人気を集めます。見頃の時期にはたくさんの江戸っ子たちが訪れていたようです。

以後、隅田川沿岸の桜は隅田堤、墨堤と呼ばれ、上野、飛鳥山、御殿山などと並ぶ桜の名所となっていきます。隅田川の見頃の桜は多くの錦絵の題材となったほか、『東都歳時記』には「是なん江都游賞の第一とぞいうべかりける」と言われるように、江戸第一の桜の名所と言われるようになりました。桜はだんだんと下流に植えられて、桜並木が長くなっていきます。

ところが、明治の中ごろになってくると、これらの桜も少しずつ元気がなくなってきました。そこで、大倉財閥の創業者である大倉喜八郎や成島柳北などが中心となり、新たに桜が植えられて現在に至っています。現在、約1キロの桜の帯が幻想的な雰囲気を漂わせます。

ところで、隅田川べりの桜はもちろんですが、隅田公園の桜も有名ですね。隅田公園は江戸時代には水戸徳川家の下屋敷で、蔵屋敷として利用されていたところなのです。水戸徳川家は明治期以後もここに住み、小梅邸と呼ばれていました。しかし1923年の関東大震災で屋敷は焼失、土地が売却されたことで、公園となったそうです。

隅田川へのアクセス見出し

さて、その隅田川へのアクセスについて紹介します。隅田川と一口に言っても範囲はそれなりに広く、また隅田公園は川をはさんで両岸にあります。実は右岸と左岸で区が違っており、浅草側が台東区、スカイツリー側が墨田区となっているのだそう。桜の数が多いのは浅草側で、こちらが約680本、スカイツリー側が約320本で、合計約1000本の桜が植えられています。

まず、浅草側のアクセスですが、最寄り駅は浅草駅となります。東京メトロ浅草線、東武スカイツリー線、都営地下鉄浅草線の浅草駅はそれぞれそばにあり、徒歩で3分から5分といったところ。どれも地上に出たら隅田川を目指して歩くだけです。つくばエクスプレスの浅草駅もありますが、こちらは徒歩で10分程度かかり、少し距離があります。

一方スカイツリー側は、桜の数は浅草側より少なめですが、イベントが土日だけ開かれます。ゆっくり桜を楽しみたい、という場合はこちらのほうがおすすめかもしれません。こちら側へのアクセスの最寄り駅は東武スカイツリーラインのとうきょうスカイツリー駅となります。ここからは徒歩で10分程度です。また都営地下鉄浅草線の本所吾妻橋駅も徒歩7分と近いです。都営地下鉄浅草駅は一駅手前になります。

このあたりは浅草寺、スカイツリーと世界的に有名な観光地がたくさんあるため、バスなどによるアクセスも可能です。アクセスに関してはあまり心配はいらないのでは。周辺には駐車場があまりないので、公共交通機関を使ってアクセスすることをおすすめします。

隅田川の桜の見頃は?見出し

さて、その隅田川の桜、どうせなら見頃の時期に楽しみたいところです。見頃の時期には桜まつりなども開催されますし、せっかくなら見頃の美しい桜をゆっくりと時間をかけて堪能したいところです。

現在、隅田川周辺に植えられている桜はソメイヨシノとオオシマザクラが中心。年によって違いはありますが、だいたい3月下旬から4月上旬ごろが開花から見頃になることが多いようです。

春の時期は年によって気候の変化が大きいため、桜はその影響を受けやすい傾向にあります。桜まつりが見頃に合わせて行われるので、ネットなどで確認して行くと、見頃の美しい桜を堪能できますね。

隅田川の桜の見どころ見出し

隅田川、隅田公園の桜は「さくらの名所100選」にも選ばれており、都内でも随一の桜の名所とされています。なかでも近年人気なのは、スカイツリーと桜のコラボが楽しめる点だとか。周辺にはスカイツリーの他に浅草寺もあり、たくさんの花見客でにぎわいます。

まず押さえておきたいのは「桜のトンネル」。墨堤の桜並木にあるシダレザクラのトンネルで、大きな桜が両サイドから「しだれ」てくるトンネルは幻想的で美しいです。ぜひトンネルの中を通ってみたいものですね。

また、後述しますが、歩くだけが隅田川の桜の楽しみ方ではありません。ここならでは、と言えるのがクルーズで楽しむという方法です。隅田川には屋形船や水上バスなどが運航されているため、これらに乗って川から桜を見ることができるのです。

隅田川の桜のライトアップと時間見出し

せっかくだから夜桜が見たい、という方には気になるライトアップについて紹介しましょう。先ほどちらっと書きましたが、隅田川の川岸は左右で区が違い、それぞれ別々に桜まつりが行われています。ライトアップはこの時期に行われるのですが、その結果として、ライトアップの時間が左右で違うということになるのです。

浅草側は桜の開花に合わせて「隅田公園桜まつり」を開催します。2017年は3月19日から4月9日まで行われ、この間にライトアップが行われました。時間は日没から22時までとたっぷり。スカイツリー側は「墨堤桜まつり」として3月21日から行われ、ライトアップの時間は18時から21時までとなっていました。

クルーズのところで触れますが、このライトアップの時間、屋形船で夜桜見物をすることもできます。お酒などを飲むこともできるようなので、ゆっくりとクルーズを楽しみつつ夜桜見物をすると、江戸っ子の風流が味わえる気もしてきます。

隅田川の桜をクルーズで楽しむ見出し

さて、隅田川の桜の特別な楽しみ方、クルーズの紹介です。隅田川にはクルーズがあり、水上バスを使って川からお花見を楽しむことができます。水上バスは浜離宮やお台場、浅草などの沿岸観光地を結ぶ船で、運行ルートも多く、年中アクセスに使うことができます。

桜の時期は隅田川ルートにお花見船が出ます。乗船は浅草、浜離宮、日の出桟橋の3か所から。いろいろなルートがあり、途中で降りて観光をすることもできます。墨堤千本桜や、隅田川の新名所である中央大橋付近の桜をゆっくり観光するのがおすすめです。

それぞれ出港時間が決まっており、さらに桜の時期は混雑しがちなので、予約をおすすめします。当日購入もできますが、もしかしたら満員で乗れないということもあります。朝や夕方の便は比較的空くと言われるので、この時間を狙うのもありかもしれません。

また、江戸の大名気分を味わいたいというのであれば、屋形船でのクルーズもできます。複数の船宿でお花見プランを準備しているので、それを利用する形になりますが、乗合のタイプだと2名程度から利用できます。

屋形船の場合、食事やお酒が付いていることが多く、お花見らしい豪華な料理と、花見酒を楽しみながら桜が見られるのが大きなメリット。また、時期的に歓送迎会などがありますが、そういった場合には貸し切りで楽しむこともできます。江戸の豪商や大名の気分が味わえるかもしれませんね。

隅田川の桜のクルーズの料金見出し

となると気になるのが、クルーズの料金ということになります。まず水上バスの場合ですが、これは乗る距離によって違ってきます。例えば浅草から日の出桟橋までならば、所要時間は約40分で780円、浜離宮までなら約35分で980円(いずれも大人料金)となります。だいたい1000円くらいで隅田川からの風景が楽しめるということになります。

一方、屋形船の場合は、食事や飲み物がつくこともあり、水上バスよりも高くなります。だいたい大人で10000円前後といったところ。人ごみを気にせず、おいしい食事を味わいつつ桜が見られる、と考えるとこのくらいになるのでしょうか。いろいろ調べてみるといいですね。

隅田川の桜を楽しんだら見出し

隅田川周辺には浅草寺、スカイツリーと、観光スポットが目白押し。また周辺も江戸情緒にあふれて、江戸の風情を楽しめる場所です。おすすめスポットを紹介しただけで本が何冊もできそうなほどかもしれません。

その中にあって、桜の季節ならではの味が桜餅です。実は桜餅には2種類あるのですが、そのうち「長命寺」と言われる桜餅、もともとは隅田川の桜から落ちる葉を使って作り始めたと言われます。現在は向島の「長命寺 桜もち」というお店で食べることができますが、まさに隅田川の桜から生まれた和菓子。桜を見つつ、ぜひ味わいたいものです。

隅田川の桜を堪能しよう見出し

春のうららの隅田川、と歌われた隅田川。そのうららかな情景は春の訪れを感じさせてくれる、素晴らしいお花見スポットです。江戸っ子の気分で粋にお花見を楽しんでみてはいかがですか。

投稿日: 2017年8月26日最終更新日: 2020年9月7日

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