関東で桜がおすすめの名所や穴場を紹介！お花見やお祭りで楽しもう！

桜の名所は日本全国にあります。ほとんどの名所は有名な観光スポットになっています。お花見の良さは家族や仲間とワイワイ楽しめることです。でも時にはカップルで静かに、また1人で桜の美しさに浸りたいものです。関東にはそんな桜の名所がたくさんあります。有名スポットの見所や穴場的な名所をいくつかご紹介しましょう。

東京の桜の名所はどこも混雑しますが、比較的静かな雰囲気でお花見をできるのが東京大学駒場キャンパスです。京王井の頭線の駒場東大前で下車すれば、目の前が駒場キャンパスです。付近には駒場公園もあるので、散策がてら駒場キャンパスの桜を楽しむことができます。駒場公園も桜の名所ですが混雑しています。

東京大学駒場キャンパスは大学のキャンパスなので、お酒などの持ち込みは禁止されているんです。そのため静かな環境の中でゆっくりとお花見を楽しむことができます。小さなお子様のいる家族連れや、恋人同士で桜の美しさを楽しめる穴場です。また年配者などは学生気分に戻って、桜並木を散歩することができます。

都市農業公園は足立区の荒川沿いにある区立公園です。足立区民にもあまり知られていない公園ですが、春には見事な桜を見ることができます。特に名物なのが八重桜で、見頃は満開の時期です。公園一帯が鮮やかなピンク色に彩られます。地元以外には知られていないので、ゆったりと散策ができる東京の穴場といえます。

交通アクセス的にはちょっと不便ですが、入場料は無料なので家族連れには喜ばれる公園です。桜が見頃の季節にはその他の草花を楽しむことができます。芝桜やチューリップなども咲き誇っているので、お花が好きな人にはおすすめの穴場です。東武スカイツリーラインの西新井駅からバスが出ており、駐車場もあるので車にも便利です。

さがみ湖リゾートプレジャーフォレストは神奈川県の相模湖半にある総合レジャー施設です。緑豊かな自然の中にある遊園地なので、家族連れで楽しめるレジャーランドです。ここではソメイヨシノを中心に2000本の桜が咲き乱れます。関東でも最大といわれる桜の名所ですが、広大な敷地の中にあるのでゆったりとお花見を楽しめます。

お子様連れの家族にとっては遊園地で乗り物を楽しみ、お花見をしながらランチをいただくことができます。夜になると園内にイルミネーションが輝き、他では見ることのできない夜祭りを鑑賞することもできるんです。春の1日をハイキング気分でお花見にいくには、さがみ湖リゾートプレジャーフォレストはおすすめですよ。

箱根は関東だけでなく全国的にも有名な観光地です。意外と桜の穴場があることは知られていません。箱根町宮城野にある早川堤の桜並木は、一見の価値があります。春の見頃には、わざわざこの桜並木を見るために箱根にやってくる観光客がいるほどです。4月上旬には桜祭りが開催されてとても賑わいます。見ておくべき関東の桜の名所です。

ここの桜並木は早川沿いに600メートルも続いており、川のせせらぎを楽しみながら散策できます。夜になると桜祭りのボンボリでライトアップされ、幻想的な美しさを堪能できます。120本のソメイヨシノと100本のシダレザクラが織りなす桜並木は、関東でも特におすすめの穴場といえましょう。箱根観光の折にはぜひ立ち寄りたい名所です。

関東でシダレザクラの名所といえば埼玉県秩父にある清雲寺でしょう。3月下旬から4月にかけての見頃には、境内にある30本のシダレザクラが咲き誇ります。夜祭りにライトアップされたシダレザクラの景観は見事の一言です。評判が評判を呼んで、最近では見頃の時期になるとお花見客が多勢やってきます。

満開になった30本のシダレザクラはまさに壮観ですが、その中でも樹齢600年のシダレザクラはひときわ目を引く美しさです。このお寺にはエドヒガンザクラも見ることができ、見頃の時期がそれぞれ違うため長くお花見を楽しむことができます。夜祭りでライトアップされた桜の美しさは必見です。

埼玉県の幸手市にある権現堂桜堤は関東の中央部に位置する桜の名所です。もう穴場とは言えないほど関東各地に知られていますが、ここの桜並木は訪れた人をリピーターにしてしまうほど見事なんです。見頃は3月の下旬から4月の上旬にかけてで、特に夜祭りのライトアップされた景色は見逃せません。

権現堂桜堤の特色は、ピンク色に咲き誇る1000本のソメイヨシノだけではないのです。桜堤の下には一面の菜の花畑が広がっているんです。昼間から夕方にかけては、桜のピンクと菜の花のイエローが見事に調和した風景を見ることができます。このような景色が見られるのが幸手権現堂桜堤ならではです。一度はお花見をしたい名所ですね。

茨城県石岡市にある常陸風土記の丘は、1ヶ月間にわたってお花見が楽しめることで人気があります。桜の見頃は4月上旬から下旬にかけてですが、園内にはソメイヨシノをはじめとしてシダレザクラ、ボタンザクラなど500本の桜があるので次々と満開を楽しむことができるのです。そのため常陸風土記の丘で何回も花見をする人もいます。

常陸風土記の丘では特別な夜祭りは行われませんが、是非とも体験してみたいのがシダレザクラのトンネルです。まるで桜の世界に誘われるようなイメージを体験できます。夜桜の美しさは格別で、ライトアップされた桜のトンネルは幻想的な美しさにあふれます。関東で見逃せない桜の名所の1つでしょう。

群馬県は山地が多いので、お花見となると山桜が多くなります。都会のお花見とは違って、自然の中に咲き乱れる桜に囲まれてのお花見には特別なものがありますよ。妙義山は群馬県でも最も有名な山の1つですが、妙義山さくらの里は県立公園となっています。見頃は4月中旬から5月の上旬にかけてですので、都会の桜を見逃した人も楽しめます。

妙義山さくらの里は約47ヘクタールの敷地があり、その中に5000本を越す桜があります。端から端までハイキング気分で散策すれば、妙義山の懐に抱かれて満開に咲き乱れる桜を全身で楽しむことができます。峻厳な妙義山の男らしさと桜のナイーブな美しさがマッチして、素敵な記念写真が撮影できます。

栃木県といえば世界遺産に指定された日光ですが、日光といえば杉並木が有名です。実は日光には有名な桜並木があるんです。関東でも地元の人しかあまり知られていないのですが、日光街道桜並木は杉並木へとつながる16キロにも及ぶ長い並木道なのです。杉並木しか知らない人は、桜並木の素晴らしさも体験してほしいところです。

日光街道桜並木は栃木県内でたった1つだけ「さくらの名所100選」に選ばれています。行けども行けども尽きない桜並木のトンネルは、他の名所では滅多に体験できない素晴らしさです。特に花盛りを過ぎて桜吹雪が舞い散る日光街道は、それだけで溜め息が出る幻想的な美しさがあります。JR宇都宮駅から車で約25分でいくことができます。

千葉県は関東の中でも桜の名所が意外と少ないエリアですが、その中でも知る人ぞ知るお花見の名所が印西市にある小林牧場です。ここは競馬の競走馬を育成するために作られた牧場で、多くの馬が調教を受けています。この牧場にはシダレザクラ、ソメイヨシノ、八重桜、山桜などが350本以上見ることができます。桜祭りが毎年行われます。

小林牧場の桜のハイライトは、牧場の入口からロータリーまで続いている700メートルに及ぶ桜並木です。並木道には数多くの出店が並ぶので、お子様のいる家族連れには楽しいお花見ができます。特に夜桜の美しさは見るものを圧倒します。千葉県選定の「房総の魅力500選」にも選ばれており、まさに千葉県を代表する桜の名所です。

東京をはじめとして関東六県の桜の名所をそれぞれご紹介しました。すでに知られている有名な名所もあれば、意外と知られていない穴場もあります。どこへ行っても桜の美しさに見惚れてしまう名所ばかりです。関東は南と北では開花時期がずれますので、上手に調整すれば1ヶ月間お花見を楽しむことができますよ。