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小布施堂の朱雀は期間限定のモンブラン!毎年行列ができるって本当?

小布施堂の朱雀は期間限定のモンブラン!毎年行列ができるって本当?
投稿日: 2017年9月4日最終更新日: 2020年10月7日

長野の秋の味覚の一つである栗を、丸ごと味わうことができる食べ物として知る人ぞ知るのが小布施堂の朱雀。とにかく長蛇の列を覚悟しなくてはならないと言われますが、その魅力は計り知れません。そこで小布施堂の朱雀の魅力に迫ってみました。

小布施堂の朱雀が人気見出し

食欲の秋と言われるように、秋になるとおいしい食べ物がたくさん出てきます。中でも栗は秋の食材の代表的なものの一つで、栗を使ったお菓子は和洋を問わずこの季節の定番となっています。その中にあって、長野の小布施堂というお店に幻とも言われる期間限定のすごいお菓子があるとか。そのお菓子「朱雀」を紹介します。

小布施堂はどこにある?見出し

その栗菓子が食べられる小布施堂というのは、長野県小布施町にある栗菓子の専門店です。電車で行く場合は北陸新幹線などを利用し、JR長野駅まで行き、そこから長野電鉄で小布施まで行きます。この小布施駅が最寄り駅となります。小布施駅からは徒歩で10分程度となります。

車の場合は上信越自動車道の小布施PAが最も近くになります。他には須坂長野IC、信州中野ICなども近く、利用できます。店には無料駐車場があるのですが、朱雀が販売されている時期はあっという間にいっぱいになってしまい、近くの有料駐車場を利用することになります。ですから、もし車で行く予定ならばとにかく早く行くようにすることをおすすめします。

小布施堂は栗で大人気見出し

この小布施堂には、本店のほか、傘風楼、カフェえんとつなどのレストラン、桝一客殿という宿泊施設があります。なんといっても特徴的なのは「栗」の専門店である、ということ。ふつう洋菓子店、和菓子店というように、お菓子のジャンルで分かれることが多いのに対し、この店は栗を使った洋菓子、和菓子、さらに食事までを扱います。

栗鹿ノ子や栗羊羹、栗のアイスクリームなど、栗を使った和洋菓子は、季節による変化はあるものの、年間通じて楽しむことができます。また食事では、9月、10月の栗のシーズンには栗ご飯をはじめとする栗をふんだんに使った料理を食べることができるのです。

長野県、中でも小布施周辺は小布施栗と呼ばれる栗の名産地として知られており、かつては「徳川三大果」の一つにあげられ、将軍家に献上されていたほどだそうです。そのため、栗を使ったスイーツ店は多々ありますが、小布施堂はこの中でも有名なお店なのです。

小布施堂の朱雀とは?見出し

では、小布施堂の朱雀とは、どのような食べ物なのでしょうか。朱雀は栗の点心とされていて、獲れたての新栗を蒸して皮をとり、裏ごししたものを、素麺のように栗あんの上に盛りつけたものです。砂糖などを加えずに作っているので、そのものの新栗の味を楽しむことができるのです。

見た感じは大きめサイズのモンブランのような形をしているのですが、あくまでも「点心」という扱い。後述しますが、「モンブラン朱雀」というお菓子もあり、こちらは洋風の味わいとなっています。

小布施堂の朱雀は期間限定?見出し

朱雀の説明で「新栗」というふうに書きましたが、実はこの朱雀、期間限定の一品です。毎年新栗が出る時期の1か月間しか食べられません。具体的に言うと、2017年の予定は9月15日から10月中旬くらいまでとなっています。

しかも、期間限定の終わりの時期がはっきりしていないのは、新栗の出来によるところが大きいから。つまり、もしも栗があまり獲れなかったりすると、予定よりも早く終了してしまう可能性もあるというのです。だからこそ、朱雀が期間限定で販売される時期は、大行列が発生するほどなのですね。

小布施堂の朱雀を食べるには見出し

小布施堂の朱雀を食べるための「関門」は期間限定、という点だけではありません。1日400個と数量限定でもあります。しかも食べられるのは小布施堂の本店と本宅のみ。テイクアウトもできないのです。というのは朱雀は新栗の繊細な風味を損なわないようにするため、注文が来てから工場に取りにいくから。工場と隣接した店舗でしか食べられないのですね。

そうなると当然のことながら、朱雀が販売される時は大行列が出現します。当日は8時半から(土日祝日は8時から)小布施堂の本店で朱雀の整理券が配布されます。この整理券を手に入れられさえすれば、あとはその指定の時間に指定された店舗に行けば、朱雀をいただくことができるのです。

がしかし、平日でもこの販売時間の1時間ほど前にはすでに大行列が発生。当然後ろの方になれば指定の時間は遅くなりますし、運が悪いと売り切れて食べ損ねることもありえます。ですから、朝一番で食べたい、というなら2時間以上前、つまり6時前後から並ぶ覚悟が必要だそう。聞くところによると午前3時から並ぶ人もいるとか。

しかもこの朱雀は、期間限定の特別なお菓子ということで、発売が始まった後でメディアなどで取り上げられることが多いようです。そうすると、テレビなどでそれを見て、食べてみたい、と思って来る人も出てきます。結果として、期間の後ろに行けば行くほど混雑してくると言われます。

そのためこの記事を読んで食べてみたいと思ったなら、早いうちに行くことをおすすめします。そしてとにかく朝は早く並ぶことをお忘れなく。期間限定の朱雀を並んで食べたということが、さらにプレミア感を高めてくれそうですね。

小布施堂の朱雀を食べる方法は他にないの?見出し

実は並ばずに朱雀を食べる方法がないわけではありません。1つは本店のレストランで朱雀特別コースという料理を注文すること。こちらも期間限定、平日限定、要予約となっています。炊き合わせや栗ご飯などのセットメニューの中に朱雀が入ります。しかし2017年に関しては既に予約を打ち切っているとのこと。8月22日から予約を受け付けしたとのことなので、来年はこの時期をねらってみてください。

もう1つは、桝一客殿という宿泊施設のプランを利用する方法。「朱雀」プランというものなのですが、当主の家の本宅特別席で朱雀が食べられるというものがつくのです。朝食付き、朝夕食付き、アーリーチェックアウトプランなど、いくつかのタイプがあるので、確認してみるといいかもしれません。

小布施堂の朱雀はモンブラン?見出し

ところで、先ほど「朱雀はモンブランのような形をしているがあくまでも点心」と書きました。実はこの朱雀、正確にはモンブランではありません。実は上にのった素麺状の部分、甘くないのです。

素麺状の部分は砂糖を入れていないので、栗本来の味わい。箸でつまむとほろほろとくずれる繊細さです。スプーンもついているので、お好みでどうぞ。しかし、中には栗あんが入っていて、これが甘いのです。そのため素麺状の部分のみ食べて、栗の味わいを楽しみ、栗あんを食べて甘さを味わい、両方を一緒に食べて栗の風味を存分にといった食べ方ができます。

モンブランのつもりで最初食べると、あれ? と思う方もいるようですが、栗あんとのコラボはまさに絶品。朝早くから行列を作り、並んで食べるだけの甲斐はあるというものです。そしてまた行列に並んででも食べたくなってしまうのですね。

小布施堂にはモンブラン朱雀もある?見出し

しかし、朱雀が食べられる時期に行列を作って並ぶのは、なかなか大変。またせっかく行列を作っても、残念ながら食べられなかったということもあるかもしれません。朱雀そのものは食べられなくても、実は似たようなものを食べるチャンスはまだあります。

実は通年で食べられる「朱雀」もあります。1つは小布施堂のカフェ「えんとつ」で供される「モンブラン朱雀」。その名の通り、朱雀を洋風にアレンジしたモンブランで、イタリアのアイスクリームにナッツ、その上から栗あんをかけたものです。朱雀は大人の味わいですが、こちらは全体に甘いので、子どもにはこちらがおすすめかもしれませんね。

ただ、朱雀の時期はモンブラン朱雀も整理券配布となります。こちらもやはり8時半から、えんとつでの配布となります。本店の朱雀ほど行列ができない可能性もありますが、今のところは何とも言えないので、こちらを狙う場合も早めに行くことがおすすめです。

もう1つは同じく小布施堂のレストラン「傘風楼」で供される「朱雀パルフェ」。午後の喫茶タイム限定のデザートで、季節のフルーツなどが盛りつけられた上に朱雀の栗あんがたっぷりかけられています。上には栗鹿ノ子がのせられている贅沢な一品です。

モンブラン朱雀と朱雀パルフェは通年で食べることができるので、朱雀の季節に行くことができないという場合でも大丈夫です。長野旅行のついでに足を伸ばすということもできます。もしチャンスがあったら、ぜひ行ってみてくださいね。

小布施堂の朱雀をぜひ味わおう見出し

長野にはいろいろな名産品がありますが、秋の栗はまさにその代表と言えるでしょう。小布施堂の朱雀はその長野の秋の味覚を丸ごと堪能できる点心です。早起きと行列を覚悟する必要はありますが、それだけの価値はある一品と言えそう。ぜひ小布施堂の朱雀、味わってみてくださいね。

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投稿日: 2017年9月4日最終更新日: 2020年10月7日

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